デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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さすがに反省してる別枠に置くことした。
あっちは更新するかどうかも分からんし、しばらくはこっちをメインにするゾ。満足したらあったに帰るけどな!!

という訳で、よろしくお願いします。因みに、ガバガバ裁定でお送りするので、間違ってたら指摘してくださると嬉しいです!!


始まり
DMPは巻き込まれる


青年は、一人歩道を歩いていた。

 

彼の名は"明楽ユウキ"。どこにでも居る普通の人間であり、生まれも育ちも日本であり、ただの日本人だ。

 

そんな彼は、たまの休日にカードショップを巡っては、欲しいカードを買い漁り、やっとこさデッキが完成した帰り道である。

 

──いや〜…やっと「リース軸ボルボル」のパーツが買えたぜ〜!………その世代じゃあないけど、ボルシャックとボルメテウスと言えば切札勝舞だしな!早速家で構築して回すぞ〜!

 

彼の言っていることがさっぱりな人に簡単に説明しよう!

 

彼の買ったカードの名は「デュエル・マスターズ」!!

激しく熱かりしカードゲームである!!

 

そして、今の彼は「一緒にやる友達も居ないのに」カードを買い、「一人で遊ぶ為だけにデッキを組んで」一人でキャッキャする事しか考えていなかった!

 

─────そう、今の彼は周りを見ていなかった。

 

別に赤信号が目に入らず道路に飛び出したとかそんなテンプレなものでは無い。

 

彼が自分が持っている袋の中身を見てニヤニヤしていた時──── 風が吹いた。

 

──うわっぶ!?

 

ユウキは驚いて目を瞑った!

 

少ししてから風が止み、目を開けると………

 

 

──………え。は??

 

青年は、彼は─── 見知らぬ場所にいた(・・・・・・・・・)

 

 

 

 

 

彼は、混乱していた。

 

周りを見ても、全く知らない場所だということしか分からなかった。

 

前を見ても、後ろを見ても左右を見ても、知らない(・・・・)だった。

 

─────否、知らないと思いたかった(・・・・・・・・・・・)

 

 

──ははっ………うそ、だろ?

 

 

彼の脳は理解を拒んだ。けれど、目に映る情報から逃げる術は無い。

 

彼は見た。見てしまった。

 

 

頭の上にある謎の浮遊物(・・・・・・・・・・・)

 

人間以外に居るロボットや獣人(・・・・・・・・・・・・・・)

 

少女たちが普通に持っている銃(・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

それが何を意味するのかを──彼は、理解してしまった。

 

酷く冷静に、そして絶望しながら……

 

 

── ブルー…アーカイブ(・・・ ・・・・・)……かよ。せめてデュエマ世界にしてくれよ……。

 

 

そう、諦めたように呟くのであった……。

 

 

 

 

 

ユウキはとりあえず、来てしまったのは仕方ないので行動することにした。

 

路地裏とかには行かず、自分のスマホからマップを開き、機能するか確かめた。

 

──………使える。キヴォトス仕様だな。とりあえず公園に行こう。

 

ユウキは、ひとまず落ち着ける場所に行くことにした。

 

 

青年移動中……

 

 

ユウキは、何とか人に出くわすことなく公園に着いた。椅子に座って一息つくと、とりあえず今の持ち物を確認した。

 

──リュックの中身は……紛失なし。財布もある……あ、見た目変わってる……(て事は、ここで使えるように変わったんだな。ありがたい。)

 

次に、スマホの中身を確認した。

 

──……ソシャゲが全部消えてる……あ、デュエマ関連は謎に残ってるな?………モモトークにモモッター……SNSと連絡アプリか。まぁ、ここは原作通りって感じか。後は……普通だな。

 

ユウキは、スマホをズボンのポケットに仕舞い、リュックを抱えながら空を見る。

 

──………青い空に浮かぶ、でっけ〜円。はぁ………死にたくねぇなぁ……。

 

黄昏れるように、そう呟いたユウキ。すると、前を誰かが通っていくのをチラ見した。

 

顔を下げて、その後ろ姿を見た。彼は、その姿を見たことがあった。しかし、声を上げることなくその背中を見送ったあと……その名を呟いた。

 

──………蒼森、ミネ。つまり、ここはトリニティの近く……?

 

ユウキは、目の前を通って行った救護騎士団団長である蒼森ミネをみて、今の現在地がキヴォトスでは"まだ""比較的""表面的には温厚な"トリニティの近くであると推測した。

 

そして、とりあえず移動することにした。

 

──………こういう時は、シャーレに頼るしかない……よな。手がかりを掴むには頼るしかないし。

 

 

こうして彼は、気は乗らないがシャーレに向かうことにしたのであった。

 

 

 

 

 

青年移動中……

 

 

 

 

 

堂々と歩いていたので、怪しまれずに電車を乗り継ぎ、シャーレがあるD.U.地区にまで来たユウキ。

 

しかし、どうやらシャーレの近くには行けないようであった。

 

──(通行止め……モモッターには、シャーレの近くで事件があったとか何とか……もしや、時系列は原作開始直後か??)

 

そう考えながら、ユウキはひとまずコンビニに寄った。

 

──(エンジェルズ24………普通に弾置いてるの、笑えねぇんだよなぁ……俺の感覚だと。とりあえず、飲みもん飲みもん〜)

 

「い、いらっしゃいませ。」

 

──お願いします。

 

「はい、………お会計は500円です。袋はどうしますか?」

 

──お願いします。あ、現金行けますか?

 

「だ、大丈夫です。」

 

──わかりました。じゃあこれで。

 

「500円丁度ですね。レシート入りますか?」

 

──結構です。ありがとうございました。

 

「ありがとうございました〜…」

 

 

──(とりあえず、飲みもんは確保。シャーレの近くに泊まれるホテルとか宿泊施設ねぇかな〜?)

 

そう考えながら、マップを片手にフラフラ歩くユウキ。すると、数メートル先で爆発が起こった。

 

──っ!?

 

ユウキの判断は早かった。すぐさま引き返し、逃げることを選択した。その判断に、体は一瞬動けなかったが、何とか逃げ出すことに成功した。

 

逃げた場所は、シャーレ近くの公園。

 

ユウキは、たどたどしい歩き方で椅子に近づき座ると、息を荒々しくしながら、身体が小刻みに震え始めた。

 

 

──はぁ………!!はぁ………!!

 

 

ユウキは、目の前で起こった事を理解出来なかった。いや、理解はしていた。

 

しかし、彼の中でしていた"理解"と現実で起こったことに対する"理解"は、また違うものである。

 

"キヴォトスでは当たり前"であると理解していても、"目の前で起こった現実を受け入れる"事ができる訳では無いのだ。

 

彼はその"事実"に、自分がこれから過ごすであろう場所に"恐怖"したのだ。

 

──………すぅ…ふぅ。(落ち着け。落ち着け。まだ、まだ大丈夫だ。まだ死んでない。まだ、生きてる。まだ……生きてる。この心臓は動いてる。)

 

何度も深呼吸をしながら、彼は落ち着きを取り戻すまでその公園でじっとしていた……。

 

 

 

数分後、彼は再び歩き始めた。

 

とりあえずの宿泊施設を求めながら………さっき買ったジュースを飲み干しつつ。

 

 

 

それから、さらに数分後。

 

ユウキは、シャーレの前に来ていた。正確に言うならば、シャーレが見える所に来ていた。

宿泊施設を探していたが、見つからず途方に暮れていたところ、いつの間にか来てしまっていたようだ。

 

 

──………なんだ?あれ。

 

ユウキは訝しむようにシャーレの前を見ていた。

 

シャーレの周りには、人だかりが出来ていた。ユウキは少し離れた後、モモッターや検索アプリで何が起こっていのかを調べた。

 

──………"豹変する先生?""生徒を騙した悪い大人"?

 

ユウキは更に混乱した。

自分の知る先生は"変態な一面もあるが、生徒がめちゃくちゃ大好きなお人好し"だったと記憶しているからだ。

 

故に、ユウキは混乱したのだ。

 

──(もう少し、調べよう。)

 

ユウキは、そう言われ始めた理由を探った。すると、記事にはこう書かれていた。

 

『シャーレの先生は、ある日突然本性を出したかのように生徒たちを手当り次第追いかけ回した。被害者曰く、その時の先生は、まるで性犯罪者のような顔をしていたと言う。』

 

確かに、掲載されている先生の顔は、かなり変態がしてそうな顔をしていた。………しかし、エデン条約や赤い空云々の記事もあるので、少なくても世界は救っているようだ。

 

──………もう少し、近くで聞き耳立ててみるか。

 

ユウキは、直接聞いて見ることにした。

 

 

建物に隠れつつ、聞き耳を立てながら動かないでいた。

 

『先生なんて辞めろー!』

『この変態がー!!』

『私たちを裏切りやがってー!!』

『なんでこんな事したか説明しろーー!!』

 

──(本格的なデモ活動じゃん。いや、本物見た事ないけど。え、なに?先生解任させられそうになってるの?………あ、先生出てきた。)

 

「"全くうるさい生徒たちだな。……これは、"指導"が必要みたいだね。"」

 

──(………なんか、声が重なって(・・・・)聞こえる??誰かが、先生の中に入り込んでるのか??)

 

「なに!?」

「何をするつもりだ!!」

「先生、アンタは今包囲されているんだぞ!?」

「そうだそうだ!下手なことをしてみろ!いくら先生と言えど撃つ!!」

 

「"やだな〜、変なことはしないさ。───ただ"」

 

そう言う先生は、懐から一枚のカード(・・・・・・)を取り出すと、空に掲げた。

 

カードは光り輝き、その姿を現した。

 

「"薙ぎ払うだけだよ。

 

───侵略宣言。"轟く侵略 レッドゾーン"!!"」

 

 

そう叫ぶと、シャーレの窓ガラスをぶち破って現れたバイクが変形し、ひとつのクリーチャーとして先生とデモを行っていた生徒たちの間に現れた。

 

そして、紅き閃光が生徒たちを吹き飛ばした。

 

 

「「「「「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」

 

──"レッドゾーン"!?なんで実体化して……いやそもそもなんで召喚できるんだ(・・・・・・・)……!?

 

 

抵抗すら許さなされないその圧倒的な力は、あらゆるものを引き潰す。───が、そこにトリニティの盾が立ち塞がる事で、一度停止せざる負えなくなった。。

 

──(あれは蒼森ミネ!?……て事は、救護騎士団が居るのか…!?って……よく見たら、キヴォトス中の生徒たちが集結してないか!?そもそも、なんで先生と対立してるんだ……!?)

 

止められたレッドゾーンは、一度下がると、再び突撃を開始する。今度は、蒼森ミネと小鳥遊ホシノの2人で食い止めた。

 

「「っ!!」」

 

その様子に、ユウキはすぐさまその場から離れようとした。明らかな異常事態に力を持たない自分は離れるしかないと判断したのだ。

 

すると、抱えていたリュックの中に入れていたデッキから光が漏れていることに気がついた。

 

──………え?

 

ユウキは、恐る恐るデッキケースを開けて、光っていたカードを取り出すと、光がカードから飛び出し、小さな状態で現れた。

 

「──聞こえるか、ユウキ!」

 

──!!?〜〜〜ー!!!!ふぅ………あ、ああ。

 

ユウキは、叫ばないようすぐさま口を塞ぎ、とりあえず返事をした。

 

目の前に現れたのは、ユウキが愛用しているクリーチャーの一体である。

 

「私の名は"ドギラゴン"。ユウキ、私に力を貸してくれ。」

 

──……簡単に、説明してくれ。

 

ユウキは、状況が理解できないがとりあえず話を聞くことにした。

 

「ああ。今、レッドゾーンを出した人間は操られている。レッドゾーンの……侵略の力が強く、軽い催眠状態になっているんだ。」

 

──暴走してるってことか?

 

「その認識で構わない。ユウキ、私と君で彼を止めよう。対人戦はあまり経験がないのは分かるが、そうしないと彼は侵略の力にその身体を侵され、最悪……死に至る。」

 

ユウキは理解した。このままではキヴォトスがヤバいという事を。そして……それはこの地の禁忌と呼べる行為を、生徒たちがしなければ行けなくなるということを。

 

──……わかった。デュエマで対戦したら、止まるんだな?真のデュエルとか命を賭ける戦いじゃないんだな??俺も、先生(あの人)も。

 

「ああ。私の名において誓おう。」

 

──…………分かった。なら、まずはあのレッドゾーンを止めないと。ドギラゴン、力を貸してくれ。

 

「ああ!!」

 

 

そしてユウキは、何とか決意を固めて走り出した。そして、ドギラゴンのカードをレッドゾーンに向けて掲げる。

 

──頼むぞ、生徒たちを守ってくれ!!燃える革命 ドギラゴン!!!

 

すると、横にいたドギラゴンは巨大化し、蒼森ミネと小鳥遊ホシノによって食い止められていたレッドゾーンを横から薙ぎ倒した。

 

「ウラァァァアア!!!!!」

 

「ぐわぁあ!?」

 

吹き飛ばされたレッドゾーンは、体勢を立て直してドギラゴンの方を見る。

 

「"──!?レッドゾーン!!"」

 

──待て!

 

「"!?───なるほど、あれは君のドラゴンか。"」

 

──おい、デュエマで勝負しろよ。

 

「"……ええ、いいでしょう。私のレッドゾーンの前に引き潰してあげよう!!"」

 

 

そして、ユウキは勇気を振り絞り先生にデュエマで勝負を仕掛けた!

 

「「"デュエマ!スタート!"」」

 

 

ユウキ〖三色連ドラ〗

 

先生(洗脳)〖轟く侵略速攻〗

 

 

〖ブルアカssなのに何故か先生VSユウキのデュエマが始まった!!先行は先生で、コスト軽減能力を持つ"一撃奪取トップギア"を召喚。対してユウキは二ターン目に"メンデルスゾーン"によりマナを伸ばして次に備えた。〗

 

【ここからは、豊見コトリが解説します!まずは、デュエルマスターズ。通称"デュエマ"の簡単な進行を説明しますね!】

 

〖進行は作者が担当させていただきます!〗

 

三ターン目先行

 

「"私のターン!マナをアンタップしてドロー!"」

 

【説明しましょう!先行の最初のターンは"ドロー"はできません!しかし、今は"三"ターン目なので先行でもドローできます!ちなみに、最初のターンの初期手札は"5枚"です!

そして、ターンの開始に、"マナ"と呼ばれるゾーンにあるカードとタップしているクリーチャーを"アンタップ"…使用可能状態に戻してからドローします!】

〖最初は忘れがちなので注意が必要です。友達とやるなら、ドローの後でも問題はないと思いますよ。〗

 

「"私は、轟速ザ・Res:ドをマナチャージ。"」

 

【そして、カードを使用する前に"手札"(手元に持っているカードのこと)からマナゾーンにカードをマナチャージ!この行動は1ターンに1回しか出来ません!呪文やクリーチャーの効果でマナにブーストを掛ければ、更にマナを伸ばすことは可能です!

デュエマでは、この"マナ"を使用してクリーチャーを召喚したり、呪文カードを使用します!使えるカードは基本マナと同じ数しか使用できませんので注意しましょう!】

〖マナ加速系のカード……前のターンにユウキが使用した"メンデルスゾーン"などが該当します。コストの大きいクリーチャーを出すなら、マナ加速させていくことが肝心です。〗

 

「"そしてマナゾーンにある火と闇のカードをアンタップ!トップギアはターンの最初に出すクリーチャーのコストを"1"減らすことができる。よって2マナで影速ザ・トリッパーを召喚!このカードはスピードアタッカーなのは知ってるよね?"」

 

──っ。

 

【説明しましょう!デュエマは基本、"召喚"する時は召喚する"クリーチャー"や"呪文"と同じ色を使用しなければ使用できません!複数の色を持つカードはその色分のカードを使用して召喚します!

そして、マナやクリーチャーの様に「場に置くカード」は基本アンタップ状態(カードを縦)にして起きます!この時、マナゾーンに置くカードの色が複数ある場合は"タップ"(カードを横に)して置きます!クリーチャーで攻撃する時や、マナを使用する時もカードをタップします!

更に、召喚したターンは攻撃出来ない"召喚酔い"というものがあります!しかし中には"スピードアタッカー"のような"攻撃"を可能とする効果を持つカードがあるのです!】

〖速攻デッキといえばの能力です。ある人が言ってました、"速攻デッキはあらゆるデッキに一定の割合で勝てる"と。速攻デッキは、相手が準備段階の時から殴り続けられるので、下手するとそのまま負けるんですよね。恐ろしや。〗

 

 

「"影速ザ・トリッパーで攻撃する時、侵略宣言!!手札から熱き侵略レッドゾーンZと覇帝なき侵略レッドゾーンFをザ・トリッパーに侵略!!"」

 

──来たか、侵略速攻!!

 

【再び説明しましょう!今先生が行ったのは"侵略"という能力による進化です!侵略の能力を持つカードが手札にある場合、侵略するための条件が揃っているクリーチャーによる攻撃に合わせる形でカードの上に置くことで進化!圧倒的破壊力を生み出せる凄まじい能力です!】

〖"侵略"……速攻デッキが更にパワーアップした要因です。これにより最速三ターンキルがある程度安定したとかしてないとか。ちなみに、"侵略"したレッドゾーン達の侵略条件は"火のコマンド"。カードにある種族の所にコマンドがある火のカードならなんでも"侵略"を発動できるんですよね。ドラゴンにも付いてる種族なのでかなり強く、奇襲能力もある強能力です。〗

 

「"侵略したレッドゾーンZの効果発動!"進化クリーチャー"じゃないカードの上に置いた時、相手のシールドを一枚墓地に送る!真ん中を墓地に!!"」

 

シールド5→4

──ちぃ!

 

「"そして、レッドゾーンFは攻撃する時G・ストライクは発動できない!!Wブレイク!!"」

 

──うぐぅ!!

ユウキのシールド4→2

 

 

侵略に成功したレッドゾーンFは、その圧倒的スピードでユウキのシールドを二枚破壊した。

しかし、そのシールドには"罠"が潜んでいた!

 

──シールドチェック……来たぜ、S・トリガー!!王道の革命ドギラゴン!!

 

【またまた説明しましょう!デュエマでは、勝利するには相手のシールドと呼ばれる盾を全て破壊し、相手にダイレクトアタックを決めることで勝利できます!この時、シールドを破壊しなければなりませんが、そこで活躍するのが"シールド・トリガー"と"ガード・ストライク"!両方に共通するのは、シールドから手札に加える時に発動するという事!"S・トリガー"は発動すれば、クリーチャーの召喚や呪文をタダで使えます!"G・ストライク"は、まだ攻撃してない相手クリーチャーをそのターンのみ攻撃不可にします!簡単に言えば、G・ストライクに選ばれたカードは追加の攻撃が出来ないのです!】

〖SトリガーやGストライクを多く採用するデッキもあります。カウンターとかを得意とするデッキにはかなりの量を入れるので下手するとシールドが全てトリガーになったりするんですよね………他にも、相手の攻撃を代わりに受ける"ブロッカー"を持つカード中心のデッキとかにもSトリガーやGストライクが結構入ってたりするぞ。〗

 

「"なっ、S・トリガー効果を持つドギラゴン!?"」

 

──更に、このカードが場に出た時、デッキの上から二枚をマナゾーンに、その後マナにあるカードから一枚を手札に加える。

 

ユウキ:手札4→5

 

「"ならば、レッドゾーンFの効果!レッドゾーンFをアンタップして上のカードのみを破壊する!これによりレッドゾーンFは居なくなり、レッドゾーンZになる!"」

 

レッドゾーンF→レッドゾーンZに退化

 

「"そして、そのままレッドゾーンZでシールドに攻撃!!手札から轟く侵略レッドゾーンを侵略ゥ!!"」

 

──んな!?手札に持ってたのかよ!?

 

「"効果は知ってるよなぁ!!レッドゾーンが出た時、相手のパワーが一番大きいクリーチャーを全て破壊する!!"」

 

王道ドギラゴン:破壊

 

──ドギラゴン……!!

 

〖轟く侵略レッドゾーンは、火のコマンドに"侵略"する事でT(トリプル)ブレイカーの相手クリーチャー除去を持つバケモンになります。下手をすると攻め切られて負けるなんてザラですよ。〗

 

 

「"邪魔なクリーチャーは居なくなった!このまま残りのシールドを破壊だァ!!"」

 

ユウキのシールド2→0

 

──うっぐぅ…!!トリガーチェック!!

 

シールドトリガー:0

 

──いいっ!?トリガーなしかよ!?

 

「"どうやら、運にも見放されちまったようだな!!トップギアのダイレクトアタックで終わりだァ!!"」

 

守ってくれる盾は消滅し、丸裸になったユウキにトップギアが放つ矢が迫る。

 

しかし、ユウキは手札から3枚のカードを掲げた!

 

──革命0トリガー!!ボルシャック・ドギラゴン!!3枚!!

 

「"なっ!?3枚の革命0トリガーだと!?"」

 

〖"革命0"……シールドが0枚の時に使える強力な効果です。〗

【今回は革命0"トリガー"ですが……これは一体?】

〖え?コトリさんが説明しないんですか?〗

【侵略の説明をしたので!】

〖あっはい。……おほん。では代わりに。革命0"トリガー"は手札にあるこの能力を持ったカードを手札に持ちつつ、相手からダイレクトアタックされる時に宣言する事で、発動可能な能力です。逆転する為のカードとも言えます。〗

【絶対に使えるんですか?】

〖効果によっては、不発になって負けますね。例えば今ユウキが使用した"ボルシャック・ドギラゴン"は、デッキの上に呪文や他文明のカード、進化クリーチャーがあると不発になります。〗

【逆転するには、運も必要ってことですね!】

〖運を引き寄せてこその真のデュエリスト……なんでしょうね。〗

 

──ボルドギは、デッキの1番上を見て、そのカードが火の進化じゃないクリーチャーならタダで呼び出せる!!

 

そう言い、ユウキはデッキの一枚上を見る。

 

──1枚目!!ボルシャック・ドリーム・ドラゴン!!そのまま出して、その上にボルシャック・ドギラゴンを進化!!

 

──2枚目!!ボルシャック・栄光・ルピア!!出してボルシャック・ドギラゴンに進化!!

 

──3枚目!!ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンGS!!出してボルシャック・ドギラゴンに進化!!

 

「"3枚とも、成功しただと!?"」

 

三体の革命のドラゴンが場に現れ、トップギアの矢をその一体がその身で受け止め砕く。

 

『『『ウラァァァアア!!』』』

 

そして、気高き咆哮を吠えた。

 

「"ば、馬鹿な……これじゃあ!?"」

 

──まずは、進化元になった栄光ルピアの効果!デッキの上から一枚をマナゾーンに、よっし!ネオ・ボルシャックはドラゴン!!ドラゴンがマナに行ったので〜!さらにデッキの上から一枚をマナゾーンに!!

 

──そして、ボルシャック・ドギラゴンの効果!!このカードが出た時、相手のクリーチャーとバトル!!

 

ボルドギ→トップギア:破壊

 

ボルドギ→レッドゾーン:相打ち

 

「"わ、私のクリーチャーが!?おのれ……ターンエンド!"」

 

──行くぞ、俺のターン!!アンタップしてドロー!

 

──マナチャージして、ドラゴンがマナに4枚以上居るので4マナでボルシャック・ドリーム・ドラゴンを召喚!!

 

〖あ。(察し)〗

【どうしたんですか?】

〖………ナンデモナイヨ。〗

 

──そして!ボルシャック・ドリームで攻撃する時──── "革命チェンジ"!!!

 

気高きボルシャックの竜皇よ!!神の力を解き放ち竜達を導け!!!

 

竜皇神 ボルシャック・バクテラス!!!

 

 

ボルシャックの名を関するドラゴンと、竜皇神の名を持つボルシャックが、互いの手でハイタッチする。

すると、ボルシャックの名を持つドラゴンはカードとしてユウキの手札に戻り、竜皇神が地に降り立つ。

 

バクテラスが戦場に降り立つと、身体中から光を発する。

 

──バクテラスの効果!!コイツが出た時、デッキの上から竜皇神ボルシャック・バクテラス以外の"アーマード"を全て場に出せる!!けどその前に〜〜!

 

バクテラスが光り輝いているが、場から離れた筈(・・・・・・・)のボルシャック・ドリームが居た。

 

「"ボルシャック・ドリーム!?場から離れた筈じゃ!?"」

 

──バクテラスの前にボルシャック・ドリームの効果を発動!コイツは攻撃する時、デッキの一番上を確認して、そいつがドラゴンならタダで出せる!一枚上のカードを確認!!

 

一番上:竜皇神ボルシャック・バクテラス

 

──爆アドォ!!ボルシャック・バクテラスのオカワリだオラァ!!

 

ユウキが二体目のボルシャック・バクテラスを出したことで、更に地 獄(過剰戦力)が加速する。

 

──革命チェンジで出したバクテラスの効果を先に処理!デッキの上から4枚を確認!

 

上から

ボルシャック・ヴォルジャアク

ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー

ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚

ボルシャック・NEX/スーバー・スパーク

 

──全て"アーマード"!!よって全部踏み倒しィ!!そして、ボルシャック・ドリームで出したバクテラスの効果処理!

 

上から

超龍キング・ボルシャック

切札勝舞&ボルメテウスー決闘の物語

ボルシャック・栄光・ルピア

ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン

 

──オラァ!!本日2回目の爆アドォ!!キング・ボルシャックは栄光ルピアに進化させる!!

 

「"ど、ドラゴンが更にドラゴンを呼んで……なんだこれは……なんなんだこれはぁ!?"」

 

 

〖普通にやり過ぎなんだよなぁ……〗

【ちなみに、こういうのって実際起こる事なんですか?】

〖起きる時は起きる。そもそも、ユウキの使うデッキの中身はほぼ"アーマード"なんだよね。王道ドギラゴンとメンデルくらいだと思うよ?ハズレ。〗

 

──バクテラスの効果処理完了!そして、これから出たクリーチャーの効果を上から順に処理!ボルシャック・ヴォルジャアクの効果で盾を一枚増やす!

 

ユウキのシールド:0→1

 

──ボルシャック・NEXは出た時にデッキからルピアを呼べる!栄光ルピアを呼び出す!

 

──バクテラスの効果で出た栄光ルピアの効果!一枚確認!メンデルなのでタップしてマナゾーンに。

 

──そして、ドリーム・ボルメテウスの効果!相手の手札を一枚を墓地に、俺は一枚ドロー!

 

「"私の手札がないことをいい事に……!"」

 

──効果処理終了。そして、T(トリプル)・ブレイク!

 

先生のシールド:5→2

 

「"シールドチェック……トリガーは……ない"」

 

──ならチェックメイトだ。ドリーム・ボルメテウスでシールドに攻撃!!ボルメテウスは、相手のシールドを直接墓地に置く。

 

先生のシールド:2→0

 

──バクテラスでダイレクトアタック!!

 

「"うっぐぁぁあ!!!?"」

 

勝者:明楽ユウキ

 

 

バクテラスの一撃で吹き飛んだ先生は、背中から倒れた。

 

すると、先生の体の中から黒いモヤのようなエネルギーのようなものが、溢れ出してレッドゾーンの形を成す。

 

『レッド──ゾォォォォォォォォォン!!』

 

黒いモヤによって生まれたレッドゾーンは、ユウキに襲いかかった。

しかし、ユウキの前に5枚の盾が現れる。

ユウキは、盾がレッドゾーンに割られる前にドギラゴンの方を見た。

 

──頼む!ドギラゴン!!

 

「任せろ!!はぁぁぁぁぁ!!!」

 

そして、近くで静かに見守っていたドギラゴンが、ユウキがカードを再び掲げる事ででかくなり、レッドゾーンに対抗する。

 

しかし、レッドゾーンを完全に止めることはできないのかジリジリと押され始める。

 

「ぐぅっ……ユウキ!このままでは……!」

 

──…なら、呪文!逆転のオーロラ!俺のシールドを全てマナに!!これで、ドギラゴンは真の力を解放できる!?

 

「十分だ……!!

うぉぉおおお!!!

 

『何っ……!?ぐ、おおあああ!?!?』

 

「これが…!"革命の力"だ!!」

 

そう言うドギラゴンは、そのままレッドゾーンを押し潰し、鋭利な爪で倒れたレッドゾーンを引き裂いた。

 

レッドゾーンは、言葉もなく消滅してしまった……。そこには、黒いモヤが消えたレッドゾーンのカードが落ちていた。

 

ユウキはそれを拾い、ドギラゴンにみせた。

 

──………どう?なにか感じる?

 

「……どうやら、眠ったようだ。侵略の力がこの世界の"不思議な力"に当てられて、暴走したようだな。」

 

──………そっか、ならもう先生のデッキに入れてても問題ないよな。

 

「恐らくは、だな。」

 

ユウキは、手に持っていたレッドゾーンを先生のデッキの上に起き、その場を去ろうとした。

 

しかし、ユウキの後頭部に銃が向けられた。

 

「…………動かないで。」

 

──………。

 

ユウキは、両手を上げて降参の意志を示す。

銃を向けてきたのは、砂狼シロコであった。

 

 

「………あなた、何者?なんなの?あの化け物...。」

 

──…………悪いが、俺も何が何だか分からない。ただ、ヤバそうだから割って入っただけだ。

 

「………ん、答えにはなってない。けど、先生を助けてくれてありがとう。」

 

「それはそれとして、あなたには色々と聞きたいことがある。あのデカイのは何?」

 

そこに、小鳥遊ホシノも参戦し、ユウキに質問をしてきた。しかし、ユウキはただのプレイヤーでしかない。クリーチャーの存在に対する明確な答えはなかった。

 

──………"デュエル・マスターズ"ってカードゲームのカードが、実体化したのが今そこにいるドラゴンだ。あのバイクっぽいのもその一体。

 

「……なんで、あんなのが現れたの?」

 

──ドラゴンによると、この世界の不思議な力と干渉しあって、実体化したみたいだ。詳細は俺もわからん。

 

「………あなたも、出来ていたよね?外の世界の人はこんな事がどれでもできるの?」

 

──無理だ。そもそもここより技術力の高い場所なんて俺は知らん。……それに、お前たちでも手こずった奴らを、ただの人間が使役出来ると思うか?

 

「………確かに、ヘイローもないしね。シロコちゃん。銃は下ろしてもいいと思うよ。」

 

「………ん、わかった。……ねぇ、先生は大丈夫なの?」

 

シロコは、ユウキから銃を離すと先生の方を見ながらユウキに聞いた。

 

先生の周りには、医療に精通する生徒たちが先生を救護していた。先生の様態はあまり悪くは無いが、疲弊しているようにも見えた。

 

──ドラゴンによると、あのバイクっぽいヤツに当てられて半分くらい操られてたようなもんらしい。………暫くは療養するしかないとは思うけど。

 

「………死なないんだね?」

 

ホシノが、心配そうにユウキに確認した。ユウキには、先生の様態なんて分からない。けれど、感覚的にも、ドギラゴンの顔的にも……。

 

──ギリギリ間に合った。とだけしかわかんねぇ。保証もなんもねぇけど……。

 

「………そっか。ならこれ以上君に構う理由はないよ。行こうシロコちゃん。」

 

「………ん。」

 

そう言い、2人も先生の元に歩いて行った。

 

ユウキは、立ち上がってその場を離れた。ドギラゴンはいつの間にか、小さくなってユウキの方に乗っかっていた。

 

──………とりあえず、先生は何とかできた。後は……どうやって帰ったら──?

 

そう呟くユウキだったが、突然意識がなくなってしまった。

 

 

 

 

それから数分後、目が覚めた。

 

そこは、自宅の布団の上だった。服はそのままだったが、荷物も含めて全て残っていた。

ドギラゴンも、いつの間にかカードに戻っていた。

スマホの中身も、何もかもが元通りのままであった。

 

──………夢、だったんか?まぁ、いいか。

 

その一言で、ユウキの中で摩訶不思議な出来事は片付けられた。そして、その記憶は彼が大人になり、天命をまっとうしていく最中に完全に消えて無くなるだろう。

 

 

けれど、彼は体験したものは全て本当の出来事である。

 

彼がキヴォトスの地で、先生を助けるために動いたことも。

 

彼がキヴォトスで経験した全ても。

 

その事に、気がつくのは……彼がこのキヴォトスに再びやってくる時であった。

 

 

 

 

 

「クックックッ………ようこそ、明楽ユウキさん。このキヴォトスに、"デュエマ革命"を起こした"救世主"よ。」

 

──………ええ....??(困惑)





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