デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜 作:ガチャ石は貯めない
デドダムとか追加したけど……結局活躍することなく。まぁ、仕方ないね。デドダムは潤滑油だし。
ユウキ【運命を覆す燃える革命】
VS
ネル【慈悲なきS級と時計仕掛けの禁断機構】
【突然と始まったネルVSユウキのデュエマ!!序盤は互いに、マナを貯めて行く展開になっている。しかし、ネルがカードを使う度に、ユウキの顔には焦りが見えていた……!】
ユウキ
手札:3
マナ:7
シールド:5
バトルゾーン
なし
ネル
手札:4
マナ:5
バトルゾーン
・天災デドダム×2
──(マズイ……マズイぞこりゃ。マナに、墓地に、"S級"が居る……!!おそらく手札にも…!下手に展開させたくないが……恐らく次のターンで基盤が完成して動くはず……そのターンが勝負!!)
5ターン目
ネルのターン
「アタシのターン…!!」
その瞬間、ユウキはかつて七神リンと戦った時のような錯覚に陥った。
「アタシの仕事は殲滅制圧……全ての敵を蹴散らし、あらゆる敵を撃破する。どんなに強い相手でも!!どんなに厄介な罠でも!!
この1枚で、全てを蹴散らしてやる!!!
ドロォォォォオーーー!!!!」
ビルの屋上にいたネルの手元から、カードが散らばっていく。屋上から落ちたネルは、壁を伝って銃を乱射していく。カードを撃ち抜きながら、進んでいき、最後の1枚をその手に掴んだ!
その手に持つのは、"禁断"の力である。
──………来るか、禁断!!
「行くぜ?5マナでD2フィールド、Dの機関オール・フォー・ワンを発動!!」
ネルさんが、それをバトルゾーンに置くと、後ろには機械的な工場が立ち並んだ。
………立ち並んだ…!?
──なっ!?"真"のデュエルでもないのに出現しただと…!?
「当たり前だろ…?"本気"でやるんだからよぉ!!
「「コスト0!?」」
──ナーフ前かよぉ!?(しかもデュエプレ版!!頭イカれてる方じゃねぇか!!P'Sの表記すらついてないし…!?)
「エンドフェイズ時、オール・フォー・ワンの効果。ワルスラ1体を破壊する事で、手札から最大2コスト多いクリーチャーを出せる!!
こい、禁断機関VVー8」
──ふざけんな悪夢みたいな繋げ方しやがって!!ワルスラナーフしろ!!
「そこはVVー8じゃないのかよ。……VVー8の効果!デッキの上から5枚のカードを見て、その中の2枚を手札、残りをこのカードの封印としてVVー8に乗せる。」
禁断機関VVー8は、オール・フォー・ワンから伸びる数多のコードに繋がれ、今は眠りについている様子。
VVー8:禁断の枚数3
「……禁断…?封印…??何よ、それ。知らない効果なんだけど!?」
「あ?あ〜……明楽ユウキ。お前が説明してくれ。」
未知のカードに狼狽えるユウカを見て、ネルはデュエルに集中したいのか、ユウキに説明を丸投げした。
──"封印"。効果はデッキの上からカードを裏向きにして場のクリーチャーの上に載せる事で、そのままクリーチャーを封印する。禁断機関VVー8は、その強すぎる効果故に、最初から3枚の封印をされているのさ。……封印が解かれる条件は、水のコマンドクリーチャーを場に出すこと。……VVー8が動くには、3枚のコマンドクリーチャーを呼び出す必要がある。………ワルスラのG・ゼロの効果がアレなせいでそこまで苦労なく解除されるけどな!!!
「……つまり、封印が解かれる前に倒さないと、ユウキは負ける……!?」
「そういうこった。さて、これで本当にターンエンドだ──見せてくれよ?お前の本気をよぉ!!」
ユウキのターン
──俺のターン……アンタップ。
さて、どうする。ドロドロドローなんざ俺にはない。というか、ここで引かなきゃ行けないカードは一枚のみ。しかも、デッキには一枚しか入れてない。………前世での癖かな。一枚しか入れてないんよ。アイツ殿堂だったし。ボルバルザークは複数枚入れてるのにねぇ……。
…………悩んだって、仕方ない。引くしかない。引かなきゃ負けだ。
── 来てくれ、俺の──!!
──俺達の、団長!!!!ドロォォォォオ!!!
……………………………………………………………………ありがとう、俺達の団長。
──行くぜ!!マナチャージして、
「……あ?それがどうした。なにか関係あんのか?」
──ああ、あるさ。──大いにな!!"龍装"チュリスはSA!!よってシールドに攻撃する時──
俺は、タップした"龍装"チュリスを手札に戻して、さっき引いたカードと入替える。
そう、さっき引いてきた─── 俺たちの団長だ!!
──来いよ!!殿堂の中に刻まれしドラゴン!!革命を起こし続けた俺たちの団長!!蒼き団長ドギラゴン剣!!!
そこに現れたのは、装備を一新し、蒼い装備を身に纏うドギラゴン。口には、デカイ刀の様な物を咥えていた。そのドラゴンが、龍の骨を被った鼠とハイタッチして現れた!
「な、なんだコイツは!?」
──行くぜ団長!!ドギラゴン剣は、革命チェンジ出てきた時、革命を超えた、更なる革命を起こす!!
「更なる革命だと…!?」
──ファイナル革命!!!手札とマナからコストの合計が6以下になるように、バトルゾーンに出す!!これでマナから王道の革命ドギラゴンを出す!!
ユウキのマナ:8→7
「ハァ!?何のデメリットも無しにタダだしだと!?」
"何それ!?私も知らないんだけど!?"
「先生も知らないんですか!?」
"私とやる時、だいたいリースボルシャックかある程度火力落としたデッキばかりだから……あんなの見たことないよ。"
──王道ドギラゴンの効果で、デッキの上から2マナをマナゾーンに置いて、マナゾーンからクリーチャーを一枚回収。そして、ドギラゴン剣でT・ブレイクだ!!
ユウキのマナ:7→9→8
「ワルスラでブロック!!」
──ならワルスラを破壊!!そして、王道ドギラゴンでシールドに攻撃!!革命チェンジ!!
「なんか最終形態みたいなのが出てきた!?」
──登場時効果!!相手のエレメントを一枚マナ送りにする!!オール・フォー・ワンをマナに!!そして、ドギラゴールデンにはデュエル中一度だけ使える必殺技がある!!
ネルのマナ:6→7
「「「またぁ!?」」」
──
ネルのシールド:5→0
「「"うそぉ!?"」」
「ちぃ!!けど、S・バッグにS・トリガーだ!!天真妖精オチャッピィ!改速テンペンチーW!サイバー・I・チョイス!!」
──おいふざけんな!!サイバー・Iチョイスはダメだろ!!
「知るかよ!!オチャッピィの効果で、墓地のカードをマナゾーンに!改速テンペンチーWの効果でドギラゴン剣を手札に!サイバー・I・チョイスの効果で、手札からS・トリガーの効果を持つカードを1枚使用できる!!ガチャンコ・サイン!!手札からコスト7以下の進化でないクリーチャーを出せる!!」
ユウキの手札:0→1
禁断の枚数:3→1
ネルのマナ:7→8
──当ててやろうか?奇天烈シャッフ。
「正解だ!よく分かったな!!?」
禁断の枚数:1→0
──ああ、(シャッフに関しては)めちゃくちゃやられた事があるからな。
「「(怨念、籠ってそうだなぁ……)」」
「そうかよ!奇天烈シャッフの効果!!このカードが出た時、コストを選んで宣言する!相手は、そのコストのカードを使用できなくなる!!」
「……えっと、つまりどういう事?」
──選ばれたコストのクリーチャーの攻撃とブロックが出来ず、呪文も使えなくなる。普通にクソ。裁定も訳分からんし。ただ、召喚は出来るからまだいい方だな。
「そういう事だ!アタシが選ぶのは、8だ!!」
──おk。んで?水のコマンドが3体出たので?
「───そう、VVー8の封印が解かれる……!!禁断!!起動!!!禁断機関VVー8は動き出す!!」
繋がれていたコードは、全て引き抜かれ、胴体にある鍵が回された。
封印されし禁断は、今この瞬間から起動する。あらゆる全てを無視して、この場を制圧するベく。
「禁断機関VVー8の効果発動!!封印が全て剥がれた時、アタシは追加ターンを得る!!」
「「"ええぇ!?"」」
──ちぃ……ヤケクソで殴るんじゃなかったぜ……!!ターンエンド!
「お前のエンドフェイズ時に、侵略ZERO発動!!」
──はぁ!?おま、そんなのまで!?
「こい!ZEROの侵略ブラックアウト!二体だ!!」
ネルのターン
「そんで、アタシの…ターン!!アンタップドロー!!マナチャージして、まずはDの機関オール・フォー・ワンを張り直す!そして、ブラックアウトで攻撃する時、墓地から侵略!!」
"墓地から!?"
「こい!S級不死デッドゾーン!!」
──ブラックアウト入れてまで出すかソイツゥ!?
「デッドゾーンの効果発動!相手のクリーチャー一体を選んで、パワーを-9000!選ぶのは、ドギラゴールデンだ!!」
ドギラゴールデン
パワー14000→5000
「ドギラゴールデンとバトル!初めて自分のコマンドが攻撃する時に、ブラックアウトの効果発動!相手の一番パワーの大きいクリーチャーを破壊する!ドギラゴールデンを破壊!」
──っく!
「これで、ユウキのクリーチャーは全滅……」
「オチャッピィで攻撃!!この時、マナから侵略!!」
「今度はマナから!?」
「こい!S級原子サンマッド!!!」
──二体目の、S級!!
「効果で、攻撃し終えたデッドゾーンをマナに。……これ、強制効果なんだよな……。」
──今出すべきではなかったな!
「うるっせェ!サンマッドは他にクリーチャーが3体いればT・ブレイカーになる!いけぇ!!」
ユウキのシールド:5→2
──………トリガーはなし。
「……フゥ。これでターンエンド。そして、アタシのエンドフェイズ時にオール・フォー・ワンの効果!禁断機関VVー8を破壊して、手札から新たな禁断機関VVー8を召喚!さらに、Dスイッチ発動!このカードは、上下を一度だけ逆さまにすることで、新たな効果を使用できる!」
"なっ!?このタイミングで!?"
「Dスイッチの効果で、アタシはこのVVー8の効果を2度使うことが出来る!効果で上から5枚を見て、2枚を手札に、残りを封印に!これをもう一度!2枚を手札に、既に封印は付いているから墓地に置く。」
──そして、追加ターン…!!
ネルの追加ターン
「そして追加ターン!!アンタップドロー!オール・フォー・ワンをDの悪意ワルスラー研究所に張り替える!」
「フィールドを貼り替えた!?」
"これで、あのカードもDスイッチを使うことが出来る…!!"
「そして、手札の皇帝ワルスラをG・ゼロで2体召喚!召喚したことでワルスラー研究所の効果!手札が5枚以下ならドローできる!4枚なのでドロー!」
禁断の枚数:3→1
──……不味いな、これ。くっそ長くなるぞ……!?
「そして、サイバー・I・チョイスで攻撃する時、手札から侵略!!S級宇宙アダムスキー!!」
──やっぱ居るよなぁ!!3体目のS級侵略!!
"これは、普通の侵略……?"
「どうやら、そのようですね……」
「アダムスキーの攻撃は、相手のデッキに向かう!シールドを一枚ブレイクする代わりに、相手のデッキから2枚を墓地に!アダムスキーはW・ブレイカーだから、4枚のカードを墓地に!」
──おう。
ユウキの残りデッキ枚数:17枚
「さらに、このアダムスキーが出たことで、禁断の封印が全て解かれた!!VVー8!禁断機関は、起動する!!」
"これで、追加ターンがまた発生する……!"、
「そして!アタシの水のコマンドが攻撃する時!アダムスキーはそのコマンドに侵略出来る!!」
「「なっ!?」」
「D2S皇帝ワルスラで攻撃する時、場から侵略!!アダムスキーは無限に移動し続ける!!」
ユウキのデッキ枚数:17→13
「もう一度!!ワルスラで攻撃する時に場から侵略!!」
ユウキのデッキ枚数:13→9
「今度は、奇天烈シャッフで攻撃!効果で宣言するのは7だ!アダムスキーで場から侵略!!」
ユウキのデッキ枚数:9→5
「改速テンペンチーWで攻撃する時も、アダムスキーの侵略は発動する!!」
ユウキのデッキ枚数:5→1
「─────そんな」
"…………勝てない……デュエマでデッキ切れは……"
「………デュエマでのデッキが0の時、そのプレイヤーは敗北する。デュエマのルールは、お前も知っているよな?アタシはまだ、追加ターンがある。それに、攻撃をしてない禁断機構VV-8が居る。これで攻撃を止められても次のターンにアダムスキーでトドメを指す。………何か出来るなら、やってみろよ。」
──………なら、いいか?今のアダムスキーの効果で墓地に落ちた、フォーエバー・プリンセスの効果処理をしたい。
「………?それがなんだよ。いいぜ?しろよ。」
──なら遠慮なく。悠久を統べる者フォーエバー・プリンセスP'Sの効果!このカードがどこからでも墓地に置かれた時、墓地にある全てのカードを山札に加えて、シャッフルする!
「「「──────!?」」」
ユウキのデッキ枚数:1→21
「───けど、まだアタシのターンは続いている!!デッキアウトがダメならそのシールドをぶち壊すまでだ!ブラックアウトで残りのシールドをブレイクだ!!」
ユウキのシールド:2→0
──S・トリガー!!王道の革命ドギラゴン!!効果で、デッキから二枚のカードをマナゾーンに!その後、クリーチャーを一枚回収!
「サンマッドで、ダイレクトアタック!!」
──まだだ!!全部ひっくり返してやる!!革命0トリガー宣言!!
「やっぱりあるかっ!!けど、アタシには追加ターンがある!!この状況でこの逆境を越えられるカードなんてある訳が───」
──1枚目、ミラクル・ミラダンテ!!
「─────っ!?」
"知らない、カードがまた出てきた!?"
「ミラクル・ミラダンテ………光文明の革命0トリガーのカード!?」
──2枚目、3枚目!ボルシャック・ドギラゴン!!
──そんで4枚目!!
「更に知らないカードが出てきやがった──!?」
「4枚の革命0トリガー!これなら!」
"行けるかもしれない……!!頑張れ!!"
──行くぜ、一枚目!!蒼き守護神ドギラゴン閃!!光文明なので成功!!奇跡を起こせ!!ミラクル・ミラダンテ!!
──続けて2枚目!3枚目!!剣舞の3号カツえもん!漢気の2号ボスカツ!!2体とも火文明があるので成功だ!!来いよ、2体のボルシャック・ドギラゴン!!
──そんで最後!!風波の1号ハムカツマン!火文明があるので成功だ!!切れること無き2つの絆!!
「─────マジかよ……!?」
「全部、成功!!」
"す、すごい……!!"
──各登場時効果を処理する!!まずはミラクル・ミラダンテの効果!!出てきた時、相手のコマンドは次の俺のターン開始時まで、攻撃出来ない!!
「なぁ!?」
──ボルシャック・ドギラゴン2体の効果!!アダムスキーとサンマッドを破壊!
──そんでもって、進化元の効果も発動する!!カツえもんの効果!!相手のクリーチャーを選択してタップ!それがブロッカーなら破壊する!!これは2回使えるのでワルスラ2体を破壊!!
「嘘だろ!?アタシのクリーチャーがことごとく破壊されていく!?」
──ボスカツの効果!相手の手札を一枚捨てさせる!
捨てさせたカード:禁断機関VVー8
「っ!?」
──それが水のクリーチャーなので、水文明を含む多色クリーチャーを手札から出せる!!剣舞の3号カツえもんを出すぜ!
──そんでもって、風波の1号ハムカツマンの効果で、デッキの一枚目をマナゾーンに!
──そんで、最後にでてきたカツえもんの効果!カードを1枚ドロー。これは2回使えるのでもう1枚ドロー!
「(王道の革命ドギラゴンは、革命0でパワーが上がってバトルに勝てばアンタップ……打つ手なしだな。ミラクル・ミラダンテの効果でコマンドは攻撃すら出来ねぇし……)チッ…ターン、エンド。」
ネルの追加ターン
「アンタップ、ドロー!………シャッフを召喚!効果で、選ぶのは8だ。ワルスラー研究所の効果で1枚ドロー。………何も出来ねぇからこれでターンエンドだ。」
ユウキのターン
──来たぜ、俺のターーン!!アンタップして、ドロォォォォオーー!!!
──行け!王道の革命ドギラゴンでダイレクトアタック!!!
「ち……ちくしょぉぉぉーー!!」
ユウキWIN
──俺の勝ちだ!!話してもらうぞ、その禁断機関とS級侵略のカードを手に入れた場所を!!
ユウキは血気迫る様子でネルに問い詰めようとする。しかし、そこに声が掛かった。
「───待ってちょうだい。彼女を責めるのは。」
──……?
「り、リオ会長!?」
"というか、いつの間にか、色んな生徒が居る…!?"
俺がネルに詰め寄ろうとした時、突然として黒い服に身にまとった女性が居た。
ユウカは、そいつをリオ会長って呼んだ。
………リオ会長って、確か…?
──………セミナーの会長さん?
「……ええ、その通りよ。……先生と共に、セミナーの部室に来てくれないかしら?ここでは人が多すぎるから。」
……うん。そういう事なら。
──行こうぜ、先生。
"うん。ユウカ、ネルをお願いできる?"
「はい!……ネル先輩、大丈夫ですか?」
「………ああ。けど、まさか負けちまうとはな……。次は負けねぇ。」
──………次は、自分のデッキで来いよ?
「………ハッ!ボコボコにしてやるから首洗って待っとけ!!」
──おう。
こうして、俺は二人と別れ、先生と共にリオ会長の後をついて行った。
セミナーの部室
「……………まず初めに、ごめんなさい。貴方に、勘違いを起こさせてしまった事を。」
──………どういうことだ?
「あの4枚のカード……いえ、ネルが使用したカードはほぼ全てがコピーカードなの。」
──な、なにィ!?一体どうやって!?あのカードたちはまだ世に出回ってすらないのに!?
「………貴方の、監視カメラをハッキングして、デュエル・マスターズのカード情報を抜き取ったの。」
"………リオ、君には後でお説教が必要みたいだね。"
──…………あ、確かに触ってたわ。うん。やりやがったなテメェ!!
「…………ええ。本当にごめんなさい。けど、これは必要な事だったの。」
"……どういう事?"
「私は見極めないと行けなかった。明楽ユウキ……貴方の存在を。このミレニアムに害する存在なのかを。」
リオは話した。ユウキの特異なその力の脅威の能力を。
ユウキが召喚したクリーチャーは、ネルが使用したクリーチャーの何倍もの力を持っている。神秘によって召喚されたクリーチャーよりも、強力であり、その力の使い用によっては、キヴォトスすら破滅に追いやることも可能だと言う。
"………ああ……そういう事なんだね。ネルを使ってユウキの本気を出させることで、その力が危険なものなのかを見極めたかったんだね。"
──あ、なるほど……って何がぁ!?俺がこの世界に悪影響を及ぼす存在って言いてぇのかァ!?
「端的にいえばそうなる可能性を否定できなかったから、こうしたのよ。」
──ええ....(困惑)
いきなり過ぎない??流石にネルさんからあの4枚のカードを見せられた時の俺の絶望は計り知れないんだが──???いやホント!!
──禁断そのものを作らなくて良かったよ……ホントに!!
「………最初はそうしようと思ったの。けれど、得体の知れない力を感じて……やめたの。」
──………はぁ……賢明だよ。頼むからアレは絶対に触れるなよ?この世界だと、本当にその名を冠する通りになる。なんせ、"神秘"なんて言うオカルトがあるんだ。あまり余計なことはしない方がいい。
「………ええ、わかったわ。あのコピーカードたちはどうすればいいかしら?」
──………俺が責任をもって消滅させる。コピーカードに罪はないが、存在するには早すぎる代物ばかりだ。他にあるなら、それも回収する。
「………わかったわ。」
その後、コピーされたカードを全て回収した。リオは、特に危険視されているクリーチャーばかりをコピーカードにしており、間違いなくやばい事になる可能性が極めて高くなっていた。
──………ディスペクターに、フェニックス……ゼニスに禁断関連に無月の門……アビスやバロムまで……色々やり過ぎだ。簡単に使っていい代物じゃねぇよ、この世界だと崩壊まっしぐらだよ!………これで、最後だよな??
「ええ。間違いないわ。」
──………先生、お願いします。
"うん。見つけ次第すぐさま回収してユウキの元に届けるね。"
こうして、ミレニアムでの騒動は幕を閉じた。リオ会長からは、お詫びとして無期限のミレニアムの施設の利用を許可された。
要は、"好きなだけ通ってくれて構わない"という事だろう。……何かあれば、色々と使わせてもらおう。
──後な??あの"召喚"は俺の能力じゃねぇよ。クリーチャー側からこっちに来てもらってるだけなの。普通にデュエルしてても召喚するこたァないの!!たまにひょっこり来るけどな!!
「そ、そうなの………?」
──あと、言っとくけど俺以外もこれは出来るからな??先生とか、多分呼んだら出てくるぞ、レッドゾーン。
"え"!?"
──あれは、いわば"クリーチャーとの繋がり"が深ければ深いほど清く答えてくれるってだけ。ただそれだけの事だ。命令を聞いてくれるのも、要は信頼されてるからだ。彼らの意志を縛ってる訳じゃないのさ。
「……それを聞いて、安心したわ……」
「……なら、私のツヴァイ・ランサーも来てくれるのかしら……?」
──ま、その時が来たら来てくれるだろ。楽しみに待ってなさいな。
「そうするわ!」
こうして、俺のミレニアム訪問は終わった。
そして、数日が経ったシャーレでは……
山盛りになったミレニアム内で見つかったカード達がどっさりとユウキの前に置かれていた。
どうやら、リオ会長に便乗して某ハッカー集団こと、ヴェリタスが色々作りまくったようだ。うん。先生からの雷がめちゃくちゃ落ちてました。ユウカさんもブチ切れてたよ。
…………さてと、適切な処理をしないとなぁ……(憂鬱)
──………あー、ドギラゴン。対応するクリーチャー達を呼んできてくれ。
『うむ。ひとつにするのだな。』
──それしかないだろうな……。はぁ……嫌だァ………。
何をするのかって?"同じカード同士をひとつにする。"
その効果は、カードが持つ効果も変わらないかわりに、真のデュエルとかに使ったらまぁやばい事になる。
端的に言えば、"デュエマのアニメレベルの破壊力"になる。なんというか、カードから出てくる時の制限が無くなっていくのだ。
アレだよ、凸性能が解放される的なノリで門が緩っゆるになる。
その結果、ガチモンが呼ばれる可能性が高くなる。禁断とか使おうものなら間違いなく死人が出ますね。
…………まぁ、ドギラゴン曰く
〖あいつら、マスターに影響されて結構大人しいぞ。最近は力の制御も覚えてきた。ドルマゲドンXすらそうなってる〗との事。
………まぁ、クリーチャーとの繋がりを強くなる関係上、その使い手に似てくるそうなんだよね。
ただ、クリーチャーがカードから出てくることは滅多にない。何処ぞの"カレーパン大好き主人公"みたいにクリーチャーと昔から関わりのある存在でもない限りは。
なので、基本は問題ない。うん。ないったら無い。
『ドギラゴンよ、マスターの膝で寝るのは気持ちがいいな。』
『なっ!?ミラダンテ!!そこは私の特等席だ!!』
──………うん。知ってた。
知ってたよ。ミラクル・ミラダンテとか使ってたし。デュエプレとかだと光文明あるなら適当に突っ込んでたし。
繋がりは、まぁ割と強いよなーと思ってたよ。けどまさか、ミラダンテがそのまま来るんかい!!ボルメテウスとかボルシャックとかより来るのはえぇよ!!
あ、俺の膝を巡って争い始めようとしてる。止めなきゃ……。
──………大人しくしてないと、膝に乗せてやらねぇぞ。
『『ごめんなさい。』』
──よろしい。それじゃ、カードを持ってきてくれ。
『ああ!了解した!!』
『任せろマスター!!』
──……元気いいなぁ……。
この後、めちゃくちゃ時間が掛かりながら何とかコピーカードの処理を終わらせたのであった。
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