デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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デドダムとか追加したけど……結局活躍することなく。まぁ、仕方ないね。デドダムは潤滑油だし。


ネルVSDMP 時計仕掛けの禁断機構

ユウキ【運命を覆す燃える革命】

VS

ネル【慈悲なきS級と時計仕掛けの禁断機構】

 

 

【突然と始まったネルVSユウキのデュエマ!!序盤は互いに、マナを貯めて行く展開になっている。しかし、ネルがカードを使う度に、ユウキの顔には焦りが見えていた……!】

 

ユウキ

手札:3

マナ:7

シールド:5

バトルゾーン

なし

 

ネル

手札:4

マナ:5

バトルゾーン

・天災デドダム×2

 

 

──(マズイ……マズイぞこりゃ。マナに、墓地に、"S級"が居る……!!おそらく手札にも…!下手に展開させたくないが……恐らく次のターンで基盤が完成して動くはず……そのターンが勝負!!)

 

5ターン目

 

ネルのターン

 

「アタシのターン…!!」

 

その瞬間、ユウキはかつて七神リンと戦った時のような錯覚に陥った。

 

「アタシの仕事は殲滅制圧……全ての敵を蹴散らし、あらゆる敵を撃破する。どんなに強い相手でも!!どんなに厄介な罠でも!!

 

この1枚で、全てを蹴散らしてやる!!!

 

ドロォォォォオーーー!!!!」

 

ビルの屋上にいたネルの手元から、カードが散らばっていく。屋上から落ちたネルは、壁を伝って銃を乱射していく。カードを撃ち抜きながら、進んでいき、最後の1枚をその手に掴んだ!

 

 

その手に持つのは、"禁断"の力である。

 

──………来るか、禁断!!

 

「行くぜ?5マナでD2フィールド、Dの機関オール・フォー・ワンを発動!!」

 

ネルさんが、それをバトルゾーンに置くと、後ろには機械的な工場が立ち並んだ。

………立ち並んだ…!?

 

──なっ!?"真"のデュエルでもないのに出現しただと…!?

 

「当たり前だろ…?"本気"でやるんだからよぉ!!G・ゼロ(グラビティ・ゼロ)により、D2S皇帝ワルスラをコスト0で2体召喚!!」

 

「「コスト0!?」」

 

──ナーフ前かよぉ!?(しかもデュエプレ版!!頭イカれてる方じゃねぇか!!P'Sの表記すらついてないし…!?)

 

「エンドフェイズ時、オール・フォー・ワンの効果。ワルスラ1体を破壊する事で、手札から最大2コスト多いクリーチャーを出せる!!

 

こい、禁断機関VVー8

 

──ふざけんな悪夢みたいな繋げ方しやがって!!ワルスラナーフしろ!!

 

「そこはVVー8じゃないのかよ。……VVー8の効果!デッキの上から5枚のカードを見て、その中の2枚を手札、残りをこのカードの封印としてVVー8に乗せる。」

 

禁断機関VVー8は、オール・フォー・ワンから伸びる数多のコードに繋がれ、今は眠りについている様子。

 

VVー8:禁断の枚数3

 

「……禁断…?封印…??何よ、それ。知らない効果なんだけど!?」

 

「あ?あ〜……明楽ユウキ。お前が説明してくれ。」

 

未知のカードに狼狽えるユウカを見て、ネルはデュエルに集中したいのか、ユウキに説明を丸投げした。

 

──"封印"。効果はデッキの上からカードを裏向きにして場のクリーチャーの上に載せる事で、そのままクリーチャーを封印する。禁断機関VVー8は、その強すぎる効果故に、最初から3枚の封印をされているのさ。……封印が解かれる条件は、水のコマンドクリーチャーを場に出すこと。……VVー8が動くには、3枚のコマンドクリーチャーを呼び出す必要がある。………ワルスラのG・ゼロの効果がアレなせいでそこまで苦労なく解除されるけどな!!!

 

「……つまり、封印が解かれる前に倒さないと、ユウキは負ける……!?」

 

「そういうこった。さて、これで本当にターンエンドだ──見せてくれよ?お前の本気をよぉ!!」

 

ユウキのターン

 

──俺のターン……アンタップ。

 

さて、どうする。ドロドロドローなんざ俺にはない。というか、ここで引かなきゃ行けないカードは一枚のみ。しかも、デッキには一枚しか入れてない。………前世での癖かな。一枚しか入れてないんよ。アイツ殿堂だったし。ボルバルザークは複数枚入れてるのにねぇ……。

 

…………悩んだって、仕方ない。引くしかない。引かなきゃ負けだ。

 

── 来てくれ、俺の──!!

 

──俺達の、団長!!!!ドロォォォォオ!!!

 

……………………………………………………………………ありがとう、俺達の団長。

 

──行くぜ!!マナチャージして、B・A・D(バッドアクションダイナマイト)発動!!コストを2軽減して、3マナで"龍装(ドルガン)"チュリスを召喚!!コイツは、5コスのドラゴンだ。

 

「……あ?それがどうした。なにか関係あんのか?」

 

──ああ、あるさ。──大いにな!!"龍装"チュリスはSA!!よってシールドに攻撃する時──

革命チェンジ(・・・・・・)!!!

 

俺は、タップした"龍装"チュリスを手札に戻して、さっき引いたカードと入替える。

 

そう、さっき引いてきた─── 俺たちの団長だ!!

 

──来いよ!!殿堂の中に刻まれしドラゴン!!革命を起こし続けた俺たちの団長!!蒼き団長ドギラゴン剣!!!

 

そこに現れたのは、装備を一新し、蒼い装備を身に纏うドギラゴン。口には、デカイ刀の様な物を咥えていた。そのドラゴンが、龍の骨を被った鼠とハイタッチして現れた!

 

「な、なんだコイツは!?」

 

──行くぜ団長!!ドギラゴン剣は、革命チェンジ出てきた時、革命を超えた、更なる革命を起こす!!

 

「更なる革命だと…!?」

 

──ファイナル革命!!!手札とマナからコストの合計が6以下になるように、バトルゾーンに出す!!これでマナから王道の革命ドギラゴンを出す!!

 

ユウキのマナ:8→7

 

「ハァ!?何のデメリットも無しにタダだしだと!?」

"何それ!?私も知らないんだけど!?"

 

「先生も知らないんですか!?」

"私とやる時、だいたいリースボルシャックかある程度火力落としたデッキばかりだから……あんなの見たことないよ。"

 

──王道ドギラゴンの効果で、デッキの上から2マナをマナゾーンに置いて、マナゾーンからクリーチャーを一枚回収。そして、ドギラゴン剣でT・ブレイクだ!!

 

ユウキのマナ:7→9→8

 

「ワルスラでブロック!!」

 

──ならワルスラを破壊!!そして、王道ドギラゴンでシールドに攻撃!!革命チェンジ!!極限(ファイナル)ドギラゴールデンP’S!!

 

「なんか最終形態みたいなのが出てきた!?」

 

──登場時効果!!相手のエレメントを一枚マナ送りにする!!オール・フォー・ワンをマナに!!そして、ドギラゴールデンにはデュエル中一度だけ使える必殺技がある!!

 

ネルのマナ:6→7

 

「「「またぁ!?」」」

 

──極限(ファイナル)ファイナル革命P’S!!!俺の手札にある種族ハムカツ団のカードをマナに置くことで、置いた枚数分このクリーチャーのブレイク数を増やす!!二枚置くことで5枚ブレイクだ!!

 

ネルのシールド:5→0

 

「「"うそぉ!?"」」

 

「ちぃ!!けど、S・バッグにS・トリガーだ!!天真妖精オチャッピィ!改速テンペンチーW!サイバー・I・チョイス!!」

 

──おいふざけんな!!サイバー・Iチョイスはダメだろ!!

 

「知るかよ!!オチャッピィの効果で、墓地のカードをマナゾーンに!改速テンペンチーWの効果でドギラゴン剣を手札に!サイバー・I・チョイスの効果で、手札からS・トリガーの効果を持つカードを1枚使用できる!!ガチャンコ・サイン!!手札からコスト7以下の進化でないクリーチャーを出せる!!」

 

ユウキの手札:0→1

禁断の枚数:3→1

ネルのマナ:7→8

 

──当ててやろうか?奇天烈シャッフ。

 

「正解だ!よく分かったな!!?」

 

禁断の枚数:1→0

 

──ああ、(シャッフに関しては)めちゃくちゃやられた事があるからな。

 

「「(怨念、籠ってそうだなぁ……)」」

 

「そうかよ!奇天烈シャッフの効果!!このカードが出た時、コストを選んで宣言する!相手は、そのコストのカードを使用できなくなる!!」

 

「……えっと、つまりどういう事?」

 

──選ばれたコストのクリーチャーの攻撃とブロックが出来ず、呪文も使えなくなる。普通にクソ。裁定も訳分からんし。ただ、召喚は出来るからまだいい方だな。

 

「そういう事だ!アタシが選ぶのは、8だ!!」

 

──おk。んで?水のコマンドが3体出たので?

 

「───そう、VVー8の封印が解かれる……!!禁断!!起動!!!禁断機関VVー8は動き出す!!」

 

繋がれていたコードは、全て引き抜かれ、胴体にある鍵が回された。

 

封印されし禁断は、今この瞬間から起動する。あらゆる全てを無視して、この場を制圧するベく。

 

「禁断機関VVー8の効果発動!!封印が全て剥がれた時、アタシは追加ターンを得る!!」

 

「「"ええぇ!?"」」

 

──ちぃ……ヤケクソで殴るんじゃなかったぜ……!!ターンエンド!

 

「お前のエンドフェイズ時に、侵略ZERO発動!!」

 

──はぁ!?おま、そんなのまで!?

 

「こい!ZEROの侵略ブラックアウト!二体だ!!」

 

ネルのターン

 

「そんで、アタシの…ターン!!アンタップドロー!!マナチャージして、まずはDの機関オール・フォー・ワンを張り直す!そして、ブラックアウトで攻撃する時、墓地から侵略!!

 

"墓地から!?"

 

「こい!S級不死デッドゾーン!!

 

──ブラックアウト入れてまで出すかソイツゥ!?

 

「デッドゾーンの効果発動!相手のクリーチャー一体を選んで、パワーを-9000!選ぶのは、ドギラゴールデンだ!!」

 

ドギラゴールデン

パワー14000→5000

 

「ドギラゴールデンとバトル!初めて自分のコマンドが攻撃する時に、ブラックアウトの効果発動!相手の一番パワーの大きいクリーチャーを破壊する!ドギラゴールデンを破壊!」

 

──っく!

 

「これで、ユウキのクリーチャーは全滅……」

 

「オチャッピィで攻撃!!この時、マナから侵略!!

 

「今度はマナから!?」

 

「こい!S級原子サンマッド!!!」

 

──二体目の、S級!!

 

「効果で、攻撃し終えたデッドゾーンをマナに。……これ、強制効果なんだよな……。」

 

──今出すべきではなかったな!

 

「うるっせェ!サンマッドは他にクリーチャーが3体いればT・ブレイカーになる!いけぇ!!」

 

ユウキのシールド:5→2

 

──………トリガーはなし。

 

「……フゥ。これでターンエンド。そして、アタシのエンドフェイズ時にオール・フォー・ワンの効果!禁断機関VVー8を破壊して、手札から新たな禁断機関VVー8を召喚!さらに、Dスイッチ発動!このカードは、上下を一度だけ逆さまにすることで、新たな効果を使用できる!」

 

"なっ!?このタイミングで!?"

 

「Dスイッチの効果で、アタシはこのVVー8の効果を2度使うことが出来る!効果で上から5枚を見て、2枚を手札に、残りを封印に!これをもう一度!2枚を手札に、既に封印は付いているから墓地に置く。」

 

──そして、追加ターン…!!

 

ネルの追加ターン

 

「そして追加ターン!!アンタップドロー!オール・フォー・ワンをDの悪意ワルスラー研究所に張り替える!」

 

「フィールドを貼り替えた!?」

 

"これで、あのカードもDスイッチを使うことが出来る…!!"

 

「そして、手札の皇帝ワルスラをG・ゼロで2体召喚!召喚したことでワルスラー研究所の効果!手札が5枚以下ならドローできる!4枚なのでドロー!」

 

禁断の枚数:3→1

 

──……不味いな、これ。くっそ長くなるぞ……!?

 

「そして、サイバー・I・チョイスで攻撃する時、手札から侵略!!S級宇宙アダムスキー!!

 

──やっぱ居るよなぁ!!3体目のS級侵略!!

 

"これは、普通の侵略……?"

「どうやら、そのようですね……」

 

「アダムスキーの攻撃は、相手のデッキに向かう!シールドを一枚ブレイクする代わりに、相手のデッキから2枚を墓地に!アダムスキーはW・ブレイカーだから、4枚のカードを墓地に!」

 

──おう。

 

ユウキの残りデッキ枚数:17枚

 

「さらに、このアダムスキーが出たことで、禁断の封印が全て解かれた!!VVー8!禁断機関は、起動する!!」

 

"これで、追加ターンがまた発生する……!"、

 

「そして!アタシの水のコマンドが攻撃する時!アダムスキーはそのコマンドに侵略出来る!!」

 

「「なっ!?」」

 

「D2S皇帝ワルスラで攻撃する時、場から侵略!!アダムスキーは無限に移動し続ける!!

 

ユウキのデッキ枚数:17→13

 

「もう一度!!ワルスラで攻撃する時に場から侵略!!」

 

ユウキのデッキ枚数:13→9

 

「今度は、奇天烈シャッフで攻撃!効果で宣言するのは7だ!アダムスキーで場から侵略!!」

 

ユウキのデッキ枚数:9→5

 

「改速テンペンチーWで攻撃する時も、アダムスキーの侵略は発動する!!」

 

ユウキのデッキ枚数:5→1

 

「─────そんな」

 

"…………勝てない……デュエマでデッキ切れは……"

 

「………デュエマでのデッキが0の時、そのプレイヤーは敗北する。デュエマのルールは、お前も知っているよな?アタシはまだ、追加ターンがある。それに、攻撃をしてない禁断機構VV-8が居る。これで攻撃を止められても次のターンにアダムスキーでトドメを指す。………何か出来るなら、やってみろよ。」

 

──………なら、いいか?今のアダムスキーの効果で墓地に落ちた、フォーエバー・プリンセスの効果処理をしたい。

 

「………?それがなんだよ。いいぜ?しろよ。」

 

──なら遠慮なく。悠久を統べる者フォーエバー・プリンセスP'Sの効果!このカードがどこからでも墓地に置かれた時、墓地にある全てのカードを山札に加えて、シャッフルする!

 

「「「──────!?」」」

 

ユウキのデッキ枚数:1→21

「───けど、まだアタシのターンは続いている!!デッキアウトがダメならそのシールドをぶち壊すまでだ!ブラックアウトで残りのシールドをブレイクだ!!」

 

ユウキのシールド:2→0

 

──S・トリガー!!王道の革命ドギラゴン!!効果で、デッキから二枚のカードをマナゾーンに!その後、クリーチャーを一枚回収!

 

「サンマッドで、ダイレクトアタック!!」

 

──まだだ!!全部ひっくり返してやる!!革命0トリガー宣言!!

 

「やっぱりあるかっ!!けど、アタシには追加ターンがある!!この状況でこの逆境を越えられるカードなんてある訳が───」

 

 

──1枚目、ミラクル・ミラダンテ!!

 

 

「─────っ!?」

 

"知らない、カードがまた出てきた!?"

「ミラクル・ミラダンテ………光文明の革命0トリガーのカード!?」

 

──2枚目、3枚目!ボルシャック・ドギラゴン!!

 

──そんで4枚目!!革命の絆(マスター・オブ・レボリューション)!!

 

「更に知らないカードが出てきやがった──!?」

 

「4枚の革命0トリガー!これなら!」

"行けるかもしれない……!!頑張れ!!"

 

 

──行くぜ、一枚目!!蒼き守護神ドギラゴン閃!!光文明なので成功!!奇跡を起こせ!!ミラクル・ミラダンテ!!

 

──続けて2枚目!3枚目!!剣舞の3号カツえもん!漢気の2号ボスカツ!!2体とも火文明があるので成功だ!!来いよ、2体のボルシャック・ドギラゴン!!

 

──そんで最後!!風波の1号ハムカツマン!火文明があるので成功だ!!切れること無き2つの絆!!革命の絆(マスター・オブ・レボリューション)!!

 

「─────マジかよ……!?」

 

「全部、成功!!」

"す、すごい……!!"

 

──各登場時効果を処理する!!まずはミラクル・ミラダンテの効果!!出てきた時、相手のコマンドは次の俺のターン開始時まで、攻撃出来ない!!

 

「なぁ!?」

 

──ボルシャック・ドギラゴン2体の効果!!アダムスキーとサンマッドを破壊!

 

──そんでもって、進化元の効果も発動する!!カツえもんの効果!!相手のクリーチャーを選択してタップ!それがブロッカーなら破壊する!!これは2回使えるのでワルスラ2体を破壊!!

 

「嘘だろ!?アタシのクリーチャーがことごとく破壊されていく!?」

 

──ボスカツの効果!相手の手札を一枚捨てさせる!

 

捨てさせたカード:禁断機関VVー8

 

「っ!?」

 

──それが水のクリーチャーなので、水文明を含む多色クリーチャーを手札から出せる!!剣舞の3号カツえもんを出すぜ!

 

──そんでもって、風波の1号ハムカツマンの効果で、デッキの一枚目をマナゾーンに!

 

──そんで、最後にでてきたカツえもんの効果!カードを1枚ドロー。これは2回使えるのでもう1枚ドロー!

 

「(王道の革命ドギラゴンは、革命0でパワーが上がってバトルに勝てばアンタップ……打つ手なしだな。ミラクル・ミラダンテの効果でコマンドは攻撃すら出来ねぇし……)チッ…ターン、エンド。」

 

ネルの追加ターン

 

「アンタップ、ドロー!………シャッフを召喚!効果で、選ぶのは8だ。ワルスラー研究所の効果で1枚ドロー。………何も出来ねぇからこれでターンエンドだ。」

 

ユウキのターン

 

──来たぜ、俺のターーン!!アンタップして、ドロォォォォオーー!!!

 

──行け!王道の革命ドギラゴンでダイレクトアタック!!!

 

「ち……ちくしょぉぉぉーー!!」

 

ユウキWIN

 

 

 

 

──俺の勝ちだ!!話してもらうぞ、その禁断機関とS級侵略のカードを手に入れた場所を!!

 

ユウキは血気迫る様子でネルに問い詰めようとする。しかし、そこに声が掛かった。

 

「───待ってちょうだい。彼女を責めるのは。」

 

──……?

 

「り、リオ会長!?」

 

"というか、いつの間にか、色んな生徒が居る…!?"

 

俺がネルに詰め寄ろうとした時、突然として黒い服に身にまとった女性が居た。

ユウカは、そいつをリオ会長って呼んだ。

 

………リオ会長って、確か…?

 

──………セミナーの会長さん?

 

「……ええ、その通りよ。……先生と共に、セミナーの部室に来てくれないかしら?ここでは人が多すぎるから。」

 

……うん。そういう事なら。

 

──行こうぜ、先生。

 

"うん。ユウカ、ネルをお願いできる?"

 

「はい!……ネル先輩、大丈夫ですか?」

「………ああ。けど、まさか負けちまうとはな……。次は負けねぇ。」

 

──………次は、自分のデッキで来いよ?

 

「………ハッ!ボコボコにしてやるから首洗って待っとけ!!」

 

──おう。

 

こうして、俺は二人と別れ、先生と共にリオ会長の後をついて行った。

 

 

セミナーの部室

 

 

「……………まず初めに、ごめんなさい。貴方に、勘違いを起こさせてしまった事を。」

 

──………どういうことだ?

 

「あの4枚のカード……いえ、ネルが使用したカードはほぼ全てがコピーカードなの。」

 

──な、なにィ!?一体どうやって!?あのカードたちはまだ世に出回ってすらないのに!?

 

「………貴方の、監視カメラをハッキングして、デュエル・マスターズのカード情報を抜き取ったの。」

 

"………リオ、君には後でお説教が必要みたいだね。"

 

──…………あ、確かに触ってたわ。うん。やりやがったなテメェ!!

 

「…………ええ。本当にごめんなさい。けど、これは必要な事だったの。」

 

"……どういう事?"

 

「私は見極めないと行けなかった。明楽ユウキ……貴方の存在を。このミレニアムに害する存在なのかを。」

 

リオは話した。ユウキの特異なその力の脅威の能力を。

ユウキが召喚したクリーチャーは、ネルが使用したクリーチャーの何倍もの力を持っている。神秘によって召喚されたクリーチャーよりも、強力であり、その力の使い用によっては、キヴォトスすら破滅に追いやることも可能だと言う。

 

"………ああ……そういう事なんだね。ネルを使ってユウキの本気を出させることで、その力が危険なものなのかを見極めたかったんだね。"

 

──あ、なるほど……って何がぁ!?俺がこの世界に悪影響を及ぼす存在って言いてぇのかァ!?

 

「端的にいえばそうなる可能性を否定できなかったから、こうしたのよ。」

 

──ええ....(困惑)

 

いきなり過ぎない??流石にネルさんからあの4枚のカードを見せられた時の俺の絶望は計り知れないんだが──???いやホント!!

 

──禁断そのものを作らなくて良かったよ……ホントに!!

 

「………最初はそうしようと思ったの。けれど、得体の知れない力を感じて……やめたの。」

 

──………はぁ……賢明だよ。頼むからアレは絶対に触れるなよ?この世界だと、本当にその名を冠する通りになる。なんせ、"神秘"なんて言うオカルトがあるんだ。あまり余計なことはしない方がいい。

 

「………ええ、わかったわ。あのコピーカードたちはどうすればいいかしら?」

 

──………俺が責任をもって消滅させる。コピーカードに罪はないが、存在するには早すぎる代物ばかりだ。他にあるなら、それも回収する。

 

「………わかったわ。」

 

その後、コピーされたカードを全て回収した。リオは、特に危険視されているクリーチャーばかりをコピーカードにしており、間違いなくやばい事になる可能性が極めて高くなっていた。

 

──………ディスペクターに、フェニックス……ゼニスに禁断関連に無月の門……アビスやバロムまで……色々やり過ぎだ。簡単に使っていい代物じゃねぇよ、この世界だと崩壊まっしぐらだよ!………これで、最後だよな??

 

「ええ。間違いないわ。」

 

──………先生、お願いします。

 

"うん。見つけ次第すぐさま回収してユウキの元に届けるね。"

 

こうして、ミレニアムでの騒動は幕を閉じた。リオ会長からは、お詫びとして無期限のミレニアムの施設の利用を許可された。

 

要は、"好きなだけ通ってくれて構わない"という事だろう。……何かあれば、色々と使わせてもらおう。

 

──後な??あの"召喚"は俺の能力じゃねぇよ。クリーチャー側からこっちに来てもらってるだけなの。普通にデュエルしてても召喚するこたァないの!!たまにひょっこり来るけどな!!

 

「そ、そうなの………?」

 

──あと、言っとくけど俺以外もこれは出来るからな??先生とか、多分呼んだら出てくるぞ、レッドゾーン。

 

"え"!?"

 

──あれは、いわば"クリーチャーとの繋がり"が深ければ深いほど清く答えてくれるってだけ。ただそれだけの事だ。命令を聞いてくれるのも、要は信頼されてるからだ。彼らの意志を縛ってる訳じゃないのさ。

 

「……それを聞いて、安心したわ……」

 

「……なら、私のツヴァイ・ランサーも来てくれるのかしら……?」

 

──ま、その時が来たら来てくれるだろ。楽しみに待ってなさいな。

 

「そうするわ!」

 

こうして、俺のミレニアム訪問は終わった。

そして、数日が経ったシャーレでは……

 

山盛りになったミレニアム内で見つかったカード達がどっさりとユウキの前に置かれていた。

 

どうやら、リオ会長に便乗して某ハッカー集団こと、ヴェリタスが色々作りまくったようだ。うん。先生からの雷がめちゃくちゃ落ちてました。ユウカさんもブチ切れてたよ。

 

…………さてと、適切な処理をしないとなぁ……(憂鬱)

 

──………あー、ドギラゴン。対応するクリーチャー達を呼んできてくれ。

 

『うむ。ひとつにするのだな。』

 

──それしかないだろうな……。はぁ……嫌だァ………。

 

何をするのかって?"同じカード同士をひとつにする。"

その効果は、カードが持つ効果も変わらないかわりに、真のデュエルとかに使ったらまぁやばい事になる。

 

端的に言えば、"デュエマのアニメレベルの破壊力"になる。なんというか、カードから出てくる時の制限が無くなっていくのだ。

アレだよ、凸性能が解放される的なノリで門が緩っゆるになる。

 

その結果、ガチモンが呼ばれる可能性が高くなる。禁断とか使おうものなら間違いなく死人が出ますね。

 

…………まぁ、ドギラゴン曰く

〖あいつら、マスターに影響されて結構大人しいぞ。最近は力の制御も覚えてきた。ドルマゲドンXすらそうなってる〗との事。

 

………まぁ、クリーチャーとの繋がりを強くなる関係上、その使い手に似てくるそうなんだよね。

ただ、クリーチャーがカードから出てくることは滅多にない。何処ぞの"カレーパン大好き主人公"みたいにクリーチャーと昔から関わりのある存在でもない限りは。

 

なので、基本は問題ない。うん。ないったら無い。

 

『ドギラゴンよ、マスターの膝で寝るのは気持ちがいいな。』

 

『なっ!?ミラダンテ!!そこは私の特等席だ!!』

 

──………うん。知ってた。

 

知ってたよ。ミラクル・ミラダンテとか使ってたし。デュエプレとかだと光文明あるなら適当に突っ込んでたし。

 

繋がりは、まぁ割と強いよなーと思ってたよ。けどまさか、ミラダンテがそのまま来るんかい!!ボルメテウスとかボルシャックとかより来るのはえぇよ!!

 

あ、俺の膝を巡って争い始めようとしてる。止めなきゃ……。

 

──………大人しくしてないと、膝に乗せてやらねぇぞ。

 

『『ごめんなさい。』』

 

──よろしい。それじゃ、カードを持ってきてくれ。

 

『ああ!了解した!!』

『任せろマスター!!』

 

──……元気いいなぁ……。

 

この後、めちゃくちゃ時間が掛かりながら何とかコピーカードの処理を終わらせたのであった。





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