デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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暑っつい……家から出たくねぇ……


DMPとゲヘナ(1)

"という訳で、ゲヘナに行くよ!"

 

──アラァッ!?

 

やぁ、唐突な宣告に椅子から転げ落ちた明楽ユウキだ。(無傷)

この前、空崎ヒナさんが当番になった時に色々あって、ゲヘナに行く事になりました。

 

なんでも、ヒナさんとドギラゴンが先生に提案したらしい。まぁ、それはいいとして……

 

──ドギラゴン???なんでシャーレの前で元の大きさに戻ってるの??しかも、見た目がエヴォルの時だし。

 

『うむ。それは簡単なことだ。ヒナに「大空から現れて欲しい」と頼まれたのだ。』

 

そう説明したドギラゴンは、俺たちが乗りやすいように屈んでくれている。そこに、早足で近づく大人の姿が!!

 

"よーし、私が一番乗りだ〜!"

 

──ダニィ!?どけ!!俺が主だぞ!!

 

俺が先生をつかまえて先に乗ろうとした、ドギラゴンの翼に煽られ、二人ですっ転んでしまった。そして、ドギラゴンは少しダルそうな顔をして

 

『………暴れるなら軽く踏むぞ?』

 

そう言った。俺たちふたりは土下座した。

 

「「すみませんでした。」」

 

その後は、二人で大人しく乗ったよこんちきしょう。まぁ?俺が一番乗りしましたけどね!!はっはー!!

 

『マスター?先に乗れたのが嬉しいのはわかるが、暴れるんじゃないぞ?』

 

──なんでサラッと心を読んでくるんですかねぇ……?

 

『マスターの相棒だからな。長年連れ添ったのだから同然だ。』

 

最近、うちの子達の察し能力がパワーアップしてる件。やめてもろて。

 

 

 

 

某所

 

その日、クロノスクールの生徒は新たなネタを求めて各地を回っていた。

 

その上に、巨大な影が通って行った。

 

「───?」

 

クロノスクールの生徒たちは、その影の正体をすぐさま特定し、映像に収めた……。

 

空に、赤きドラゴンが人を乗せて飛んでいるのだ。ネタにならないはずがない。

 

しかも、乗せているのは"先生"と"今話題のデュエリスト"である。ネタにならないはずがない。(2回目)

 

そして、飛んでいく方向から大体の目的地を割り出したクロノスクールの生徒たちは報道を始める──!

 

 

『緊急速報です!!今、ゲヘナ地区方面に向かって、かつて現れた革命の龍"ドギラゴン"と思われるドラゴンが飛んでいます!!理由は不明!!そして、背中には──"シャーレの先生"と"男子デュエリスト"が居ます!!』

 

 

 

 

生徒たちは見た。その気高きドラゴンの姿を。

その報道によって、ドギラゴンの名は更に広まるだろう。

そして、彼の名も、また広まっていくだろう。何せ、彼は───

 

 

『あのドラゴンが"ドギラゴン"であるならば、先生と共に背に乗る人物なんてただ一人です!!そう………"明楽ユウキ"!!その人が今!!ゲヘナに向かっています!!』

 

 

"シャーレの仕事を手伝う"デュエリストなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

ゲヘナの上空からこんにちは。

 

ドギラゴンに乗って飛んで来たキヴォトスも、ゲヘナも、すんごい眺めが良かったよ。

 

んな事より、なんか放送あったよな??聞き間違えか??いや、絶っ対俺の名前がでてたよな??うーん、後で先生に頼んでやめてもらおうかな……?

 

──んで、先生。何処で降りるんですか?

 

"───うっひょぉー!!たーのしー!!!"

 

──ええ....?ちょ、先生??楽しいのはいいんですけど、何処で降りるんすか!?

 

"──へ?ああ!ゲヘナ学園の中で降りるよ!そろそろ見えると思うから!"

 

──あ、はい。行けるかドギラゴン?

 

『任せよ。………どうやら、ヒナが誘導してくれるようだ。従うぞマスター。』

 

──任せる。

 

 

それから、ヒナさんの誘導の元、ゲヘナ学園の……訓練所?みたいな所に降り立ったドギラゴン。安全運転で飛んでくれて助かったぜ。

 

──よっと……先生、降りれますか〜?

 

"大丈夫!"

 

先生はゆっくりとドギラゴンから降りた。元の体格がクソほどデカイからなぁ……気をつけないと普通に怪我する。頭から落ちないように気をつけなければならない(戒め)

 

すると、見事なまでに整列した風紀委員たちの前を通って、空崎ヒナが歩いてきた。

 

「───ようこそ、ゲヘナ学園へ。来る間に何も無くて良かった。」

 

──どうも、ヒナさん。ドギラゴンで来させたのは……もしかして?

 

「…………ええ。ゲヘナは色々と、やんちゃな子が多いから。」

 

"そうだね。私も、この行き方の方が安全だと思ったよ。"

 

すると、ドギラゴンが俺に顔を近づけて話しかけてきた。………あ、前らへんの子がちょっと驚いてる。

 

『ゲヘナの治安…悪すぎないか?』

──ゲヘナは"自由"とか"混沌"とか言われてるぐらいだしね……仕方ないね。

『………ドラゴンが住めば多少はマシになるか?』

──"ボルシャック"ぐらいの気高いドラゴンでもない限り従わないだろ。

『………気に入るだろうか?』

──連れてこようとすな。

 

超獣世界にいる個体を連れてこようとすな。

ドギラゴンとアホな会話をしていると、こっちの方を見た先生が話しかけてきた。

 

"ユウキ?ドギラゴンと何話してるの?"

 

──いや別に。

『うむ。何も無いぞ。』

 

俺たちは誤魔化した。いや、うん。あんまし悪く言いたくないし。あと超獣世界のことは殆ど話してないけど、勘づかれたら面倒だし。

 

「………ゲヘナの治安は、私たち"風紀委員会"がある程度抑えているから、気楽に過ごして欲しい。」

 

はい聞かれてました〜。

うん。ドギラゴンでかいからね、仕方ないね。(責任転嫁)

『(マスターは後で処す)』

──(コイツ……直接脳内に……!?)

「?」

 

おっと、さっさと返事をしなければ。

 

──わかった。……そういや、ドギラゴンはそのままでいるか?

 

『流石に小さくなるぞ。ここにずっと居るのはあまりに迷惑だろう。』

 

「………大丈夫。今日一日は此処を貸し切っているから。ウチの委員の子たちと戯れたかったらいくらでも遊んであげて。」

 

──どうしよ、強者故の言い方に恐怖を感じた。

"ドギラゴンからすれば、生徒達はそこまで脅威にならないのかな……?"

 

『………いや、マスターについて行こう。マスター、"ボルシャック"の私を呼んでくれ。』

 

──あ、はい。おいでボルドギ!!

 

ドギラゴンに頼まれて、ボルシャック・ドギラゴンを呼び出した。幸い、普通に召喚に応じてくれたようだ。

 

カードから炎を纏って現れる、ピンチを救う革命の龍が、ドギラゴンの横に降り立った。

 

『はぁっ!!』

 

拳には特徴的な形のガントレットが装着され、ドギラゴンよりも更に機械的な見た目をした"ボルシャック"の名を持つ、もう一体のドギラゴン。

 

──………やっぱし、2体のドギラゴンが並んでるのは壮観だなぁ。

 

"か、カッコイイ……!!"

 

ロボット系に目がない先生からすれば、ボルドギの方が見た目が好みのようだ。まぁ、翼が青い炎みたいなので出来てる時点でロボットっぽいのはそうなんだけどね。

 

『………久しいな、ボルシャック。早速で悪いが、お前に頼みたいことがある。』

 

『エヴォル。お前からの頼みはいつでも聞くが……まさかとは言うが、あの子供たちと戦えというのか?』

 

「……私たちって、そんなに弱く見えるのかしら?」

 

──ドラゴンからすれば人間なんて割とちっぽけなものですし。そもそもクリーチャー自体、人間より遥かに強いので。

 

"それはそうだね……"

「それもそうね……」

 

『……マスターよ。流石に、彼女達と戦うのは気が引けるのだが……』

 

──無理して戦わなくていいぞ……。

 

『しかし、今日一日は此処を借りられるのだから、何かしたい思うのだがなぁ……?』

 

『エヴォルよ……ならデュエルをすればいいだろう?』

 

『ああ、その手があるか。ならばボルシャック、お前と私の二人で相手をしてやろうではないか!』

 

『………マスター、よろしいか?』

 

──大丈夫だ!……ミラダンテもやるか?

 

『いや、私はマスターの傍にいよう。お前たち!手加減はするのだぞ!』

 

『『わかっている!』』

 

──と言うことなので、相手してあげてください。

 

「ええ。……イオリ。」

 

「…ん、なんだ委員長。」

 

「今日は、"何もなければ"このままドギラゴン達とデュエルしたり自由にしてもらって構わないわ。けど、警戒は怠らないで。」

 

「了解。……みんな〜!この後は警戒を怠らず、自由時間だ!本番のクリーチャーとのデュエルが出来るんだから!思いっきりやるぞ〜!」

 

イオリって人の言葉に、風紀委員の皆が反応する。そして、歓喜の声が訓練所に響き渡った!

 

『『『『『やったぁぁぁあ!!!』』』』』

「今日はもう終わりだァ!!」「馬鹿野郎!警戒は怠るんじゃあない!!」「黙れぇ!!私は今からドギラゴンさんに挑むんだァ!!」「フザケルナァ!!ソレハワタシノモンダァァ!!」「ダニィ!?」「この…馬鹿野郎!!勝てる訳ないだろ!!」「最初から諦めてんじゃねぇ!!ゆ"る"さ"ん"!!」「修正してやる!!」

 

『いいからかかってこい!!』

『『『『ヤッタラァァァァ!!!』』』』

 

楽しそうだなぁ……。

 

──楽しそうだなぁ……。

 

"ユウキがほのぼのしてる……!?"

『マスターがほのぼのしている……!?』

「あなた達にとってユウキはなんなのよ……?」

 

"デュエマが絡むとIQが減る男子高校生"

『我々のことをとても良くしてくれるマスター』

 

「ならなんでほのぼのしているだけでそんなに驚くのよ………!?」

 

後ろは後ろでなんかカオスになってない……??まぁいいか。

 

──ヒナさん。ゲヘナの案内お願いしてもいいですか?

 

「──!え、ええ。そうね…!行きましょう…!」

 

 

 

 

俺たちはヒナさんの案内の元、ゲヘナの校舎を歩いていた。途中、ゲヘナ風紀委員会の行政官が現れたが……

 

──なんだあのバカみてぇな服!?

 

「なっ!?どこが馬鹿みたいな服ですか!?」

 

"やめろユウキ!!それ以上は行けない!!"

 

「先生まで!?いいです……!!こうなればデュエルで決着をつけてようじゃありませんか!!」

 

──いいぜ?そんな横乳出してるような奴に負けっかよ!!

 

「はぁ〜!?たかが1決闘者に負けるほど弱くありませんがぁ!?完璧なデュエルを見せてあげますよ!!」

 

「「デュエマ!スタート!!」」

 

ユウキ〖ルピアNEX〗

VS

アコ〖赤白黒天門〗

 

「来てください!!聖霊王アルカディアス!!」

 

──悪いが、このデッキには呪文なんてほとんど無いんだよ!!こい、ボルシャック・NEX!!効果でブレイブ・ルピアP'Sを呼び出す!

 

「無駄です。アルカディアスの前には小細工は意味ありませんよ?ヘブンズ・ゲート発動!天海の聖霊シリウスを2体!!アルカディアスでシールドをW・ブレイク!」

 

──S・トリガー、メガ・ブレード・ドラゴン(無慈悲)。ブロッカー全破壊で。

 

「はぁーー!?」

 

──俺のターン!コッコ・ルピア2体で4軽減!よって3マナでボルシャック・NEXを超竜サンバースト・NEX に進化!!更に2マナで究極進化!新羅ライジング・NEX!!

 

「はぁぁーーーーー!!?」

 

──進化クリーチャーなので、そのままGO!!T・ブレイク!!

 

「………トリガー、なしです。」

 

──んじゃ、コッコ・ルピアでトドメ!!

 

「きゃぁぁぁ!?!?」

 

ユウキWIN

 

 

──はい俺の勝ちー!!よって、その服は馬鹿な服という事です。

 

「くっ……負けた以上、反論ができない……好きにしなさい!」

 

──うん。なら隠そう??いくら女の子しかしない場所でもその服はダメだろ。

 

「……くっ、分かりましたよ!!着ればいいんでしょう!?」

 

 

 

 

 

「………圧倒的ね。けど、あのNEXのカードは一体……?」

 

"あぁ……ほら、最近公式から色々と大量のカードが出ているでしょ?"

 

「そうね。確か……「理想の生産体制が整ったから、今まで以上に流通させることが出来る」……って言っていたわね。」

 

"うん。その結果があのデッキなんだよね……公式から出されたリストの中に、あったから早速組んだようだよ?"

 

「………最近は、アストラルリーフを入れなくても回せるようになっているのね……追いつけるかしら?」

 

"そもそも、ユウキの所持しているカードが多すぎるからね……ユウキを基準にしない方がいいよ?"

 

「……そう。」

 

 

──Door!?ボタンが弾け飛んできた!?

 

「こうなるから、ああしていたんですよ!!後、汗で蒸れるので!」

 

──ならもうちょい工夫しろよ!?というか、もう少し緩く着ろよ!?

 

「風紀委員がそんな緩い服を着て示しが着くわけないでしょう!?」

 

「それはそうだね!!?」

 

 

「………止めましょうか。」

 

"そうだね……。"

 

 

 

その後、しばらく言い合った後にアコさんとは別れた。………でもやっぱりあの服はバカだよ。

 

「気にしない方がいいわ、ユウキ。……あれも、ひとつのファッションだと思う、から。」

 

"………そう、だね。"

 

──…………あ、はい。

 

何も反論しなかった俺は偉いと思う。偉いと、思う。でもやっぱ馬鹿だよあの服!!




勢いでも端的にかけるデュエマは……最高やな!

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