デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

13 / 47

正直、最後のやつやりたいが為に書いたぜ!


DMPとゲヘナ(2)

「ユウキ、ここが風紀委員の部室よ。」

 

──おお……!!綺麗だな〜!

 

「当然です!風紀委員の部屋が汚いと、示しがつきませんから!」

 

──あ、ゲヘナヨコチチハミデヤン。

 

「誰がヨコチチハミデヤンですか!!!」

 

──おめぇの事だよ!!!

 

"またやってる……。"

 

「……あの二人、実は仲が良いのかしら……?」

 

おっす!オラ明楽ユウキ!

今はゲヘナってとこでヒナさんに案内してもらってるぜ!いや〜治安悪いそうだけど、まぁまぁ平和な時間が続いてるぜ!

 

ドンガラガッシャーンッ!!!

 

………【悲報】平和な時間、死す【なんでさ】

 

「アコ、何が起こったの?」

 

「───どうやら、美食研究会がまた人攫いをしたようです……。」

 

「そう──ごめん、2人とも。すぐに終わらせてくるから。」

 

そう言って、ヒナさんはすぐさま部屋を飛び出して行った……。

 

──流石に、俺じゃ役には立てないし……しばらくここで休憩してて良いですかね?

 

「そうしてください。お2人はヒナ委員長の、ゲヘナの客人です。退屈かもしれませんが、しばらくお待ちください。終わり次第、ここに戻りますので。」

 

──了解。ガンバ〜!

 

俺と先生は足早に去っていくヒナさんとアコさんを見送ったあと、部屋にあった椅子に腰かけた。

 

──……にしても、まさかNEXまで行くとはなぁ……。流石にインフレが激しすぎるッピ!

 

"いきなりだもんねぇ……。"

 

前世とか、デュエプレを覚えている限りだと……NEXの前にはクロスギアが出てくるはず。だってのに、いきなりNEXだからなぁ……こりゃ荒れるぞ〜?

 

そう思いつつ、俺は暇つぶしに、公式の収録カードを見る事にした。

カード欄を見て〜……うん???

 

──………??

 

あれ!?クロスギアの項目がある!?何故!?……あ、竜装ザンゲキ・マッハアーマーがある。って事は……そういう事!?

 

──(クロス・NEXはまだ出てない……今回のパックは、クロスギアとNEXの同時収録!?詳しく見てなかったけど、これはクロスギア用のデッキを作る方がいいのか……!?)

 

"ユウキ、どうしたの?顔が四面楚歌になってるよ?"

 

──………いえ、少し考え事をしてただけです!大丈夫です。

 

俺はそう、先生に笑顔で答えた。

 

………さて、それはそうとクロスギアのデッキはどうする?ある以上作りたいのがDMPであり、デュエリストの性だ。

 

しかし、紫電ボルメテウス・武者・ドラゴンはもちろん使えない。かと言って、ボルメテウス・武者・ドラゴンくらいしか、マトモなアタッカーは入ってないし……うん!今回は諦めよう!!

 

正直、この時期のサムライとかは俺は触れねぇ!!せめて、紫電ボルメテウスとヒメギャ・ルピアと天装タイショウ・アームズが来ないと無理。回し方わからんしマトモなデッキ作るのに時間が掛かりすぎる。

 

にしても、暇だなぁ……

 

──………先生、デュエマしません?

 

 

 

そう言って、顔を上げると……先生は居なかった。

 

 

 

──…………アレ?先生…!?ちょ、居ねぇぞ…!?どこ行ったんだぁ!?

 

ユウキはすぐさま部屋の外に出る。すると、2人の風紀委員が行く手を阻んだ。

 

「!どうしましたお客人!」

 

──!先生は!?

 

「お客人。済まないが騒ぎが収まるまで部屋に居てください。」

 

──わかってる!けど先生が居ないんだよ!どこ行ったか知ってるか!?

 

「───なんですって??」

「先生が、居ないのですか!?」

 

──ああ、考え事してたらいつの間にか……2人は見てねぇんか!?

 

「……見てません。私たちは、風紀委員長がここを発つ直前に、ここを守るよう命令を受けてここに居ました。しかし、外出をした者は……」

 

「私も───!『────』通信…!」

 

『───。─────!────!!』

 

「───了解。お客人、先生の現在地が分かりました。」

 

──!ホントか!

 

「はい。どうやらアコ行政官を手伝いに行ったようです。現場に出ている風紀委員達の指揮を執っています。」

 

──………そうか。なら、部屋で待っとく───

 

ユウキが先生の居場所を知り、安堵した後部屋に戻ろうとすると、そこに巨大な影が落ちた。

風紀委員2人は、即座に自分の銃をその影に向けて構えた。

 

「「っ!!」」

 

『───マスター。』

 

──!?…ボルドギ!?なんかあったのか!?

 

その影の正体は、ユウキの《ボルシャック・ドギラゴン》であった。

ボルドギは、できる限り屈んで、ユウキの姿を見ようとしていたようだ。

 

ユウキは、風紀委員2人と共にボルドギの近くに向かった。

 

 

──ボルドギー!なんかあったかー!

 

『マスター。エヴォルが風紀委員を手伝いに行ってしまった。』

 

──ダニィ!?マジか!?2人とも、そりゃホントか!?

 

「ま、待ってくださいね!?確認しますから───こちら、風紀委員会部室の護衛を任されたAです。アコ行政官、応答を願います。」

 

『───。───?』

 

「今、そちらにエヴォル・ドギラゴンは居ますか?どうやら、加勢に向かったとボルシャック・ドギラゴンから報告が……」

 

『─、─────── はぁッ!?ホントに来てるじゃないですか!?

 

俺にすら聞こえる声で驚いているアコ行政官……いや、マジかぁ……。

 

──……ボルドギ、俺たちも行くぞ。これは止めてなかった俺の責任だ。

 

「ですが………『ユウキさん!!聞こえてますね!?貴方のクリーチャーなのですから、貴方が止めてくださいね!!その後、美食研究会の制圧に参加してもらいますから!!』………だ、そうだ。本当にごめん。」

 

──いや、いい。謝らないでくれ。これは俺の責任だからな。………それに、スピードなら負けねぇからよ。ボルシャック・ドギラゴン!!

 

『任せよ!!乗れ、マスター!!』

 

ボルドギに声を掛けて、ユウキはボルドギの手に乗る。ボルドギはそのまま首元付近に乗せた。

 

そのまま、ボルドギの背中にある巨大なジェットエンジンの回転が最大まで高まる。

 

──それじゃ、行ってくる!!

 

ユウキを乗せたボルドギは、そのまま勢いよく飛び上がり、エヴォル・ドギラゴンの元に飛んでいくのだった。

 

 

 

 

凄まじい風圧。息すら出来ないほどのスピード。油断したら振り落とされるだろうそのスピードのまま、ボルシャック・ドギラゴンはノンストップで突き進んでいく。

 

そのスピードのまま、エヴォル・ドギラゴンの元まで追いつく。

 

『マスター、追いついたぞ』

 

──────ッッハァ!!!はぁッ──はぁッ……よし!スゥ………

 

ユウキは、ボルドギのスピードが息ができる程度にまで落ちたことで、ようやくマトモな息をした。そして、思いっきり息を吸い込み…!

 

──ドギラゴンっ!!!ステイッ!!!!

『ッ!?!?』

 

その場の全員に聞こえるほどの声量で、ドギラゴンに静止を呼びかけた。

その声に驚き、そしてその声に逆らえないドギラゴンは、すぐさま着地して動かなくなる。

 

その前に、風紀委員会の車両は通り過ぎたようだ。

 

ドギラゴンは、申し訳なさそうにボルドギの方を見た。そして、みるみる顔を悪くしていく。

 

そこには、ボルドギの手でガチギレしたユウキが居たからだ。

 

─────1ヶ月間、おやつとデュエル禁止。

 

『そんな!?』

───返事は?

『………はい。』

 

ドギラゴンの楽しみが、二つ減った瞬間であった。

 

その後、ユウキはドギラゴンをカードに戻すとボルドギに指示を出して、逃げている車両の前に行く。

 

 

 

一方、ヒナ達は一連の流れを見ていた。即ドギラゴンを静止させ、お仕置までしたユウキの手腕を、風紀委員達は高く評価していた。その反面、気になった事でもあったのか、ヒナがポツリと呟いた。

 

「………クリーチャーって、おやつ食べるのね。」

【そこですか委員長!?】

 

「いや、気になるけど……」

 

【"ちなみに、シャーレだとユウキが作ったお菓子を食べてたね。見た目はクッキーみたいだったよ。"】

【食べたんですか!?】

「あいつお菓子とか作れるのかよ!?」

 

「………納得。彼、先生のお世話してたりするから……。フウカが少し羨ましがっていたわね。」

 

【"悪いことしたなぁ……でも、料理の腕はフウカの方が上なんだよね。"】

 

「……そうなの?」

 

【知りませんよ。それより、そろそろ追い詰めれるハズ……!?委員長!!美食研究会が乗る車両の前に、人影が!!】

 

「「【"!?"】」」

 

 

 

美食研究会は、給食部のフウカを攫い、給食部の車を略奪して逃走していた。途中、ドギラゴンと風紀委員達による妨害を受けたが、何とか避けて無傷であった。

 

そして、ハルナは確認していた。ドギラゴンがいつの間にか何処かに行ってしまったのを。

 

「───これなら、逃げきれますね。」

 

そう、確信したように言うハルナ。他2人もそれに賛同するよう頷いていた。

 

「むぅぅ!!!むぅーー!!!」

 

「どうやら、フウカさんも楽しみなようですね。」

 

「ですね〜☆」

 

「む"ぅ"ーー!!!」

 

「あ〜!もうお腹ペコペコだよぉ……早く食べたいな〜!!この"黄金牛"!」

 

どうやら、彼女達は既に"黄金牛"を何処からか強奪していたようだ。抜かりないなコイツら。

 

 

しかし、その行く手にはひとつの影が見えた。

 

巨大な、赤き龍と一人の人間が、そこに居た。

 

その人間は、カードを空に掲げていた。まるで、クリーチャーを召喚する様に(・・・・・・・・・・・・・)

 

そして、黒い矢印がJの文字を囲みながら、軽快な音と共に一人のガンマンが現れた!

 

J・okers!

 

ジョーカーズ!!

 

──全てを撃ち抜け!ジョリー・ザ・ジョニー!!

 

口笛とともに、愛馬に乗って現れた荒野を駆けるガンマン。

その名は、ジョリー・ザ・ジョニー!!

 

──お前の決めゼリフ、借りるぜ。切札(ジョー)行くぞ、ジョニー!!

 

『──任せな!』

 

ジョニーは己のリボルバーを構え、ユウキは指鉄砲を構える。そして、掛け声とともに弾丸は放たれる!

 

『引き金は』

 

──2度引かねぇ!

 

『「一発が全てだ!!」』

 

──マスター・W・ブレイク!!

 

バキュゥゥゥーーン!!

 

「「「!?」」」

 

ジョニーの弾丸は、美食研究会が乗る車の車輪を全て撃ち抜き、パンクさせた!

 

突然の事に対応できなかったアカリは、回避することができなかった。その為、パンクした車の制御ができずに、車体が思いっきり空中でひっくり返った。

 

──!!

 

『任せろ!』

 

そう言うと、ジョニーは空中でひっくり返った車目掛けて駆け出す!

それに合わせてユウキは、機械仕掛けの馬でありジョニーの相棒である《バレット・ザ・シルバー》に乗って駆け出した!

 

そこに、ジョニーの援護が入り、弾丸でフウカを縛っていた縄を解くことに成功。バレット・ザ・シルバーはそのままタイミングよく下に走り込こんだことで、ユウキはフウカをキャッチ。牛は、ジョニーがキャッチした。

 

そして、車はボルドギがサラッとキャッチしていた。美食研究会?全員コンクリートに叩きつけられてたよ。

 

そこに、風紀委員会の車が到着した。

 

──ふぅ……何とかなったな!

 

『全く……いきなり過ぎだぞマスター。』

 

──良いだろ?ジョーカーズのガンマンがミスる訳ないし〜!

 

『……調子いいヤツめ。』

 

「………ユウキ、ありがとう。イオリ、数人で伸びてる美食研究会を捕らえておいて。独房にぶち込むから。」

 

「了解!行くぞ!」

 

ヒナの指示で、イオリさんと複数の人達は美食研究会を縛り上げていく。……手際いいなぁ……。

 

「あと、フウカを身柄を渡して欲しい。こちらで保護する。」

 

──了解。………なんか、気絶してね?

 

ユウキは、そういいながらさっきから反応がないフウカの方を見た。

────突然の事に、何が起こったのか理解できず固まったフウカがそこに居た。

 

──……はい。

 

「え、ええ……。」

 

ユウキは面倒になってヒナに全部丸投げする事にした。その後、バレット・ザ・シルバーを撫でながらお礼を言い、カードに戻した。

 

──ジョニー、ありがとな!

 

『ああ。何かあれば、また頼ってくれ。』

 

そう言って、カードに戻って行ったジョニー。ユウキは、そのカードたちをデッキケースに戻した。

 

「……ユウキ、さっきのカードは…?」

 

──………うーん…ナイショ!




ジョリー・ザ・ジョニー(にわか)解説

デュエマにおける、新種族"ジョーカーズ"であり、初代KGMカードの1枚。アニメだと切札勝の絵によって生まれたクリーチャーの1枚である。
無色クリーチャーであり、割と比較的にやりやすいEXWINの効果を持ちながら、サポートカードも豊富で環境でも使用されていた。
ジョーカーズ自体、シンプルに色々なカードを使う為、愛馬である《バレット・ザ・シルバー》とのコンボで出すことも可能。なお、新レアリティのカードな為、構築済みデッキ出身のカードの方が使われていることもしばしば。しかし、その実力はまさに"切り札"である。
デュエプレでは、普通に強い。しかし、どちらかと言うと元になったカードの方が使われている。全体除去+簡単EXWINで暴れ散らかしているのだった。

感想お待ちしております!
誤字脱字があれば、ご報告お願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。