デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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うわぁーーん!!水着セイアと水着ハスミに石を吸い尽くされて後半2人を取れませんでしたァ!!普通に運なくて泣いた。石もなかったからね、仕方ないね(絶望)


DMPとトリニティ(1)

俺の目の前に、くっそ高そうなカップに、これまたくっそ高そうな紅茶が注がれたものが、ここのお偉いさんによって置かれた。

 

「どうぞ」

 

──アリガトウ、ゴザイマス。

(ものすんごい高そうな飲み物出されたんだが……??というか、カップも高そう……飲めねぇよ!!壊しそうで触れたくもないよ!!おのれ先生……こんな所に置いていきやがってぇ…!!)

 

「………さて、明楽ユウキさん。貴方は、何のためにここに来たのか……説明をして頂けますか?」

 

──……………。

 

(どうしろってんだよォぉぉぉぉ!!!

今更「先生に連れてこられました。」とか馬鹿正直に言えるかぁ!!

なにか……なにかないか……こう、相手も何とか納得できそうな理由は……あ、そうだ!!)

 

──………あー、その。ここに来てから結構経つけど、トリニティに行ったことないなぁ……と思っていたところに、先生からの提案で……と言っても、学園にまで来ようとは考えていませんでしたが……。

 

(ど、どうだ……!!)

 

「ふむ……確かに。先生なら言いそうだ。では、君はただ観光に行こうと考えていただけだね?」

 

──(セーフ!!)は、はい。

 

いやそもそもこんな貴族街に来る理由なんかそれしかねぇよ!!

トリニティがどれだけデュエマが流行ってるかなんて調べてもないんだぞ!?

しかも(因縁タラタラな)ゲヘナに行ってから一週間!!まだ一週間しか経ってないのに!!!

 

次行こうとか考えてなかったよ!!あと二週間ぐらいくれよ先生!!

 

 

 

はい、私の名は明楽ユウキ。

現在地はトリニティ総合学園

そこの生徒会に位置するティーパーティーのお茶会に居ます。

理由?ハハ!先生に置いてかれました。

ゆ"る"さ"ん"!!!

 

今めっちゃ汗ダラッダラ流れてるよ!!怖いよ!!下手に発言しただけで死にそう。死ぬかも。ウ"ッ"…おなか痛くなってきた……。

 

 

「んもう!2人とも硬すぎ!!彼も萎縮しちゃってるじゃん!」

 

「しかしだね、ミカ。彼が我々と共にひと時を過ごすことを許せる人物かを見極めなければならないんだぞ?」

 

「先生が連れてきた人だよ?それに、私は彼と既に面識あるもん!☆」

 

「───本当ですか?」

 

──シャーレで一時期居候してましたし、今もほぼ毎日仕事を手伝っていますから……。

 

ちな本当。ミカさんはめちゃくちゃ優秀な人です。そらこんな所出身ならそうだよね!!しかも先生曰く"元"ティーパーティー……今は、代わりが居ないからここに居るんだとか。

詳しくは知らん。

 

「2人は最近来てなかったけど、彼のおかげで先生の不衛生な生活が改善されているんだよ?ユウキ君も、もう少し緩くても大丈夫だよ!」

 

無理だよ??格式高いところとか慣れてないし!!そもそも、力では全く叶わないんだよなぁ……。

というか、普通に俺銃とか持ち歩いてないし。カードは常日頃持ち歩いてるけど銃は無理!!

 

「………しかし……彼は"クリーチャーを呼び出せる力"を持ってるそうではありませんか。もし、我々にその力を向けてくる可能性が排除できた訳では──」

 

「あは☆何言ってるのナギちゃん?既にクリーチャーが居るってのに、今更だよ!☆」

 

お、そうだな。目の前にめちゃくちゃ居るな。クソほどお茶菓子を頬張って、威厳の欠けらも無いミラダンテがそこに。

お前さぁ……トリニティが光文明使ってると先生に聞いたから連れてきたけどよ、もうちょい威厳保とう?

最近イブキとか幼い子と遊ぶ機会が多かったからって、そんなに威厳無くなることある??

あったわ。(目の前を見ながら)

 

「「──へ?」」

 

『…ん?』

 

あ、気づいてなかった感じ……??めちゃくちゃ優雅に頬張ってたもんね。こんな所で謎のテク使わなくていいから。それとも時の法皇の力使いました??

 

「────あの、この小さいのは……??」

 

─────ウチの、ミラダンテです。ここに来てから即勝手にお茶菓子食べてました………。

 

「───マジか?」

 

──マジです………。

 

俺の返答に固まっちゃったよ二人とも。どうすんのコレ?

 

「「───────」」

 

「2人とも固まっちゃった!面白ーい!」

 

──ええ....(困惑)

 

もうダメだ………お終いだァ………俺、不敬罪で殺されるとかないよね……頼む、出禁でいいから!!それぐらいで勘弁してくれ〜!!

 

「………ハッ!……私としたことが……そうだ、ミラダンテは何時から出していたんだい?」

 

──トリニティに来る前から既に………。

 

「自然過ぎて気がつかなかった……!!」

 

絶句から復活した百合園セイアさんは、そのまま頭を抱えていた。なお、桐藤ナギサさんは未だに復活してない模様。見たことあるな〜……主に便利屋のあの人が有名だったけど。

 

「……それにしても、こうやってクリーチャーが目の前に居るのって、不思議だね〜?……あ!ねぇねぇ!クリーチャーってそんなにぽんぽん出せるの?!」

 

──………うーん、ミラダンテ。

 

俺はミラダンテに投げた。だってわかんないんだもん。分からないものを答えることは出来ない。というか、説明が面倒!

 

『うむ。ぽんぽんとは出せぬが……クリーチャーとの絆が強ければ強いほど、その呼び掛けに応えてくれるはずだ。私やドギラゴンは勝手に来たのだがな。』

 

「そうなんだ……って、クリーチャーは勝手にこっちに来れるの!?」

 

『全てがそうでは無い。条件はある。

1つ目は、私たちのように強い力を持つ者。

2つ目は、歴史に名や伝説を残した者。

3つ目は、別世界に渡れる者。

このどれかに該当するものがやって来れるのだ。』

 

はぇ〜条件あるんや〜(初知り)

というか、上位存在とかモモキングとかが復活に来れるのバグでは??ナーフしろ。

 

「………つまり、強いクリーチャーなら何とか来れる可能性もあるって事?」

 

『ああ。条件に当て嵌れば自ずとやって来るだろう。………しかし、除外される者もいる。』

 

え、プレ殿?(すっとぼけ)

 

「除外?それってどういう事?」

 

『言ってしまえば、歴史の中でも"悪しき存在"は、そう簡単にはこちらに来ることも、観測することすら出来ない。"一部"を除いてな。』

 

サファイア一族さんは来ないでもろて。あとミロク姉妹にアカシック兄弟も。お前ら来たら面倒しか起こらんのよ!観測だけにしてもろて。

 

「一部は除かれるんだ……それって、凄くヤバイ存在んじゃ……?」

 

『"悪しき存在"と言えど、超越者……別世界に渡れる存在ならば、こちら側にやって来ることは出来るだろう。力は、大きく削がれるだろうがな。』

 

え、来る可能性あるんですか!?嫌だ〜!!!対応したくねぇぇぇ!!

 

「………つまり、当分は問題ないって事?」

 

『その認識で構わない。一部は既にこちらに来てはいるだろうが、力を削がれ、何も出来ないか、そもそも干渉することすらしない者も居るだろう。アレらはあまりに絶大な力や能力を持つ。故に、今のこの世界では力を使えないのだろうな。』

 

あ、ナーフされてるん?フッ、雑魚が!

 

「……ふーん?☆つまり、あんまり気にしないでデュエマでもして遊べばいいんだね!♪」

 

『そういう事だ。』

 

………どうしよ、ジャオウガって普通に超越者の部類なんだけど……ヒナさん、大丈夫かなぁ?

 

 

 

 

 

「クシュン!………風邪かしら?」

 

「大丈夫ですか?委員長」

 

『風邪になっては体が鈍る。今日は早めに上がり、休息を取るべきだ。』

 

「私は大丈夫よ。(……あなた、鬼よね?)」

 

「そうですか……?体調が悪くなれば、いつでも言ってください!」

 

『鬼ではあるが、王でもある。家臣の体調を気にしない王が居るはずないだろう。』

 

「ええ、頼りにしているわ、アコ。………ふふ。(……律儀ね。)」

 

「………ヒナ委員長が笑っている………尊い……」バタッ

 

「アコちゃんが倒れた!」

「またですか…!?」

 

 

 

 

 

その後、復活したナギサさんと、再びお茶会となった。俺?逃げ出そうとしたけどミカさんに捕まりました。助けて。

 

「………どうですか?お茶のお味は。」

 

──………美味しいです。(わっかんねぇ!!美味いけど??美味いけど!!違いとか知らねぇからなんて言えばいいから分かんねぇよぉ!!)

 

「………ふむ、先生も残れば良いものを。生徒に呼ばれたからと飛び出して行ってしまった……。それがあの人のいい所ではあるが……。」

 

「仕方ないよセイアちゃん。彼が手伝ってくれても、生徒のお悩み相談とかになると先生に任せるしかないんだし。」

 

あの人そんなんだから、生徒にモテるんだよ。もっとモテてもろて。そんで貰い手を作るんだよォ!!そうすりゃあの徹夜癖とか諸々治せるやろ(適当)

後で、救護騎士団に連絡しとかないと…(使命感)

 

「……そうですね。普段も、ああやって居るんですか?」

 

──…………お悩み相談とかは、そうなりますね。(嘘です。割と俺にも相談され始めました。歳近いからって理由で。軽く流して先生に投げ渡してるけどな!!………先生、頼られないとちょっと寂しそうな顔するもんだから……。)

 

「………ふむ、なら君は普段何を……?」

 

──当番と、何ら変わりない事を。ただ、当番の人よりかは重要な書類を任されても問題ない立場にはなっているようで……。

 

「あ〜……外部からの生徒よりかはそうだよねぇ〜……でも、そう言うのでも手はつけてないよね?なんで?」

 

──普通に分かんないんで。私の判断で色々とおかしな事にならないように、無闇矢鱈に手はつけないようにしてます。

 

うーん、面接受けてる気分。ヴォエッ!(ストレスMAX)

 

「………ご自身の立場を弁えて居るのですね…。」

 

「ならば、後はこれを確かめるしかないな。」

 

そう言いながら、出されたのはデッキケース。

百合の花が彩られたとても綺麗なケースだった。

 

「───私とデュエルだ、明楽ユウキ。君がどの程度の実力か、教えてもらおう。」

 

──………マジか。

 

最近はいきなり訪問が定番になってたから一応用意はしてたけど……来る時忘れてきたんだよな……ルピアNEX。

今あるのは……ハイランダードラゴン(キヴォトス環境)か天門(青白)か赤単"轟轟轟"(ゴゴゴ)(殿堂0)かモルトNEXT(フルパワー)しかないんだが……??え、どうしよ。………よし!(ひらめき)

 

──………すみません、失礼を承知なのですが……いきなり来たもんで用意がないんです……ので、取りに行ってきます!!

 

「「「え。」」」

 

ん?なんか目を点にして驚いてる。でも知らん!!行くぞお!!!

そう!!俺が閃いたのは、デッキを取りに帰るフリをしてそのまま逃げる事だァ!!トリニティから逃げれば俺の勝ちです。

 

勝ったな、ガハハ!!

 

──では!!また後で!!!

 

にーげるんだよぉ!!ミーカー!!どけ〜!護衛共〜!!俺は帰るんだァァー!!

 

 

 

数分後……

 

 

──ただいま戻りました〜!!

 

「「「ちゃんと帰ってきた!」」」

 

オラァ!!ちゃんと逃げずに帰ってきてやったよコノヤロウ!!まぁ、本当はミラダンテのせいで帰ってくる羽目になったんですけどね!!おのれミラダンテ!!

 

『(逃げるなマスター。責任から逃げるな。)』

──(おまえは何を言っているんだ…!?俺は責任から逃げてるんじゃない、彼女たちから逃げてるんだ…!!)

 

しかし、そんな脳内会話をしつつも、やらなければならない以上、やるしかない。

 

──では、やりましょうか。

 

「ああ。言っておくが、トリニティにおけるデッキは"ヘブンズ・ゲート"。そして、ティーパーティーにおける私のデッキもまた、"ヘブンズ・ゲート"だ。………半端な攻撃は効かないと思いたまえ。」

 

──それは、楽しみだ……!!

 

「「デュエマ!スタート!!」」

 

ユウキ〖時を駆ける奇跡の革命〗

VS

セイア〖白き天空の門〗

 

 

三ターン目

 

──タイム3シドXIIで攻撃する時、革命チェンジ!時の法皇ミラダンテXII(トゥエルブ)!!

 

「これが、ミレニアムで使ったと聴いた……!」

「連続革命チェンジか…!!」

「わ〜!革命チェンジだ〜!てことは、ファイナル革命でクリーチャーを出すのかなー?」

 

──その前に、出た時に効果発動!手札からコスト5以下の光文明の呪文を唱える!呪文!ジャッジメント・タイム!相手のクリーチャーは攻撃もブロックもアンタップも出来なくなる!そして、この後に光文明の4以下の呪文をタダで発動する!!

 

「なっ!?攻撃とブロック封じをしながら、連続で呪文を!?」

 

──呪文!ファイナル・ストップ!!相手は次のターンまで呪文を唱えられない!!んで、1枚ドロー!

 

「なんだと!?ヘブンズ・ゲートを封じたのか!?」

 

── ここで、ファイナル革命発動!!ミラダンテXIIのファイナル革命により、相手はコスト7以下のクリーチャーの召喚を封じる!

 

「「なっ……!?」」

 

「てことは〜、セイアちゃんは次のターンは呪文もブロックもアンタップも召喚も出来ないね〜……え、何コレ。」

 

──T・ブレイク!!そんでもって、タイム3シドでもブレイク!!

 

「………何も無い。」

 

──ターンエンドだ。

 

セイアのターン

 

「私のターン、ドロー。………ターンエンド。」

 

ユウキのターン

 

──俺のターン!アンタップドロー!ミラダンテXIIでダイレクトアタック!!

 

「───私の負けだ。」

 

ユウキWIN

 

 

 

 

「やりすぎ。」

 

──すみませんでした。

 

めちゃくちゃ土下座してます。ユルシテ....ユルシテ...。

 

「呪文によるロックによるとは言え、あそこまで酷いことになるとは……。」

 

「………なんなんだ、このカードは……。召喚封じに呪文タダ撃ちするに飽き足らず、あの即効性……あまりにも強すぎる。」

 

──ユルシテ....ユルシテ...…基本使ってないから……なんならミラダンテが暴れたいから使えって言われたんだよォ……

 

「暴れ過ぎだよねぇ!?実質3ターンでセイアちゃん吹き飛んだよ!?」

 

──チェンジ速攻はそんなもんです。(開き直り)バスターで20コスト踏み倒しながら蹂躙するよりはマシなんです。

 

「すんごい開き直り方してる!?やっぱりイカれてるよドギラゴン剣!!」

「というか、我々の知る赤単よりもスピードが上なのに、それより早くて強いのが………!?」

「こんなカード何枚も使っていい訳ない……!!なんで4枚まで入れれるんだ!!」

 

──残念ですけど、このデッキには1枚しか入ってないです。なんならここまで速攻できるとは思ってなかったです。

 

いやホントに。

本来なら青白ビートだもん。クソほど運が良くないと速攻3、4ターンで倒せないし。

じゃなきゃ、時の革命ミラダンテ(紙とデュエプレのいい所取り)とかミラクル・ミラダンテ(革命0トリガー)とか音響ラフルル(デュエプレ版)とか入れてないし。

 

「……こんなに可愛い顔してるのに、カードとしての効果は恐ろしいね……。」

──ブーメラン刺さってますよ。

 

「は?ぶっ飛ばすよ?」

 

──ヒェッ……

 

「ともかくだ、それはトリニティでは使わないでくれ。使うのなら、せめてミラダンテXIIで色々とやらないでくれ。普通に心が折れる可能性がある。」

 

──あ、ハイ。

 

「セイアちゃんがマジだ……。」

「セイアさんを本気にさせる程のデッキ……恐ろしいですね。」

 

 

数分後……

 

 

 

「……ふぅ、済まない。取り乱してしまったよ。」

 

──………ホッ(*´∀`)-3…落ち着いてくれて助かった……。

 

「すんごい暴れてたもんねぇ……ちなみに、普通にヘブンズ・ゲートとの相性はどうなの?」

 

──最悪です。呪文引けてなかったらワンドローしか出来ないので。普通にヘブンズ・ゲートがあればブロッカー立てられて貫けずに負けです。

 

「ありゃ、流石にそうだよねー……」

 

「……なるほど、そもそもトリガーを多く仕込み、出される前に処せば……。」

 

「……ならば2人も受けるかい?あの理不尽の塊のような攻撃を。」

 

「「絶対イヤ(です)!!」」

 

すまんミラダンテ。もしかしたら、めちゃくちゃ嫌われてしまったよ。ほんとにすまん。

まぁ、出されたらミラダンテで処すだけやし。ええやろ。

 

 

 

その後、ユウキはミカともデュエルをする事になり、パワーを落とさず青白革命軍を使ったのだが……

 

 

──行くぜ、S・トリガー!!アポカリプス・デイ!!!

 

「───ぇえええーーー!?!?」

 

「アポカリプス・デイ!?クリーチャーが6体以上いれば、クリーチャーを全て破壊する"光"文明の呪文……!?」

「ミカが馬鹿みたいに増やしたクリーチャー達を一掃するにはうってつけだ!」

 

──ふぅ……最後の最後で、来るなんてなぁ!……まぁ、パーフェクト・ギャラクシーは破壊できないけどね!!

 

「その通り!!パーフェクト・ギャラクシーはパワーが0にならない限り場に残る!これで、ダイレクトアターーック!」

 

──負けたァ〜……!

 

ミカWIN

 

 

ユウキは普通に負けた。敗因?時の革命の方のミラダンテを出せなかった。出せたら勝ってた。

 

「いえーい!私の勝ち〜!どう!?セイアちゃんの仇を取ったよ〜!!」

 

「よくやったよミカ。……にしても、華々しく散ったね、彼は。」

 

「そうですね……パーフェクトギャラクシーが居なければ、逆にミカさんが負けていたかもしれません。」

 

3人が笑いながら先程のデュエルの感想を言っていると、ユウキは顎に指をかけながら考え始めた。

 

── くそぅ………やっぱしDNAスパークをもうちょい入れとくべきか……?けどな……枠が……いやしかし……ブツブツブツブツ……

 

 

ブツブツブツブツ言いながらああでもないこうでもないと唸っているユウキを見て、ミカたちは少し引いた。

 

「なんか、ブツブツ言ってる……?」

「……言っているな。」

「どうしたのでしょう……?」

 

若干引いたミカ達に、ミラダンテは優しい声色で話しかけた。

 

『気にしなくていい。マスターはかなりの負けず嫌いになってな。前まではそうでもなかったのだが……ココ最近は、歩いていただけでデュエルに挑まれ続けたのでな……。』

 

「……この道中にもとなると、相当してきたのでは……?」

 

「………彼も、もう立派な有名人だからな。アビドス、ミレニアム、ゲヘナの3校を巡りながら色々なデュエリストと戦ってきたのだろう?」

 

『………マスターとしては、穏便に回る程度が望ましいようだがな。』

 

ミラダンテがそう言っている傍ら、ユウキはある決断を下した。財布を取り出しながら。

 

──ようし!この際トリガー増やすか〜!でもそうなるとスパーク系統入れるしかないよな……でも、足回りは必要だし……どうしようかね〜?

 

ミカ達をほおっておいて一人で盛り上がっているユウキの様子を見て呆れるミラダンテ。3人の方を向いて頭を下げた。

 

『…………はぁ。済まないな3人とも。ああなってはマスターは止まらん。』

 

「あの情熱は、もはや才能だな……。」

 

「あはは☆呆れちゃ可哀想だよセイアちゃん。あ、私達は大丈夫だよ。それよりも、彼はどうしてああも私たちの知らないカードを持ってるの?」

 

「そうですね……それは私も気になります。彼は実に多くのカードを持っています。それも、この世界に存在していないカードを。何故ですか?ミラダンテさん。」

 

『………それは、話すことは出来ない。マスターとしては、平和に過ごしたいのだろうし……それに。』

 

「それに?」

 

 

──………よし!帰ったらクソ強化してやらァ!相手は……先生でいいか!

 

ユウキはウンウン唸りながら考え事に夢中で、ミカたちの話を聞いていなかった。

 

『………マスターは、あなた達を巻き込みたくないだろうからな。』

 

「……?何に?」

 

『……さぁ、何だろうな。』

 

その後、ミカ達の質問には何も答えることはなかったミラダンテ。

律儀にマスターの秘密を守っているクリーチャーの傍ら、ユウキは未だに箱か単品かで迷っていた。

 

──………う"ーん……どうすっかなぁ……。

 

『マスター、とりあえずそれは後にして、トリニティを回らないか?』

 

──………それもそうだな!よし、紅茶ありがとな!美味かったぞ!

「……ええ。では、案内係を……」

 

──いや、いい。一人で色々見て回るさ。それじゃ、またな!

 

そう言って、ドアノブを捻ろうとしてあることを思い出した。

 

──………あ、ミカさん!

 

「ん?どうかしたの?」

 

──またいつか、リベンジさせてくれよ!次は絶てぇ勝つからよ!

 

「──!ふふ、何時でもいいよ〜!またね〜!」

 

「また会おう。それと、次は私が勝つ。」

 

「時間があれば、また寄ってください。」

 

──ああ!それじゃ今度こそまたな!

 

こうして、ユウキはティーパーティーの部屋を出て学内を歩き回り始めた。

 

 

 

 

「大人しそうで、決めたことには一直線に走っていく………まるで、風のような人でしたね。」

 

「そうだろうか?彼は風と言うより、炎だろう……。ミカとのデュエルでは、負けを悟っていたのだろうが、それでも逆転するのを諦めていなかったようにも見えた。」

 

「うーん……そうかな?ものすごく"穏やか"だったよ?」

 

「………穏やか?彼がかい?」

 

「うん。何だろう……彼からは、ちょっと"おじいちゃん味"を感じるんだけどなぁ……なんでだかは分からないけど☆」

 

「………ふむ、ミカは我々より彼と接しているのだから、意見が別れるのも仕方ないか。」

 

「2人も彼ともっと関われば私と同じになるよ〜?だって、最近色々と料理ができるようになったのも彼のおかげだし!」

 

「「────なに?(なんですって?)」」

 

 

────淑女たちのお茶会は、仕切り直された形で再び始まる。来客が帰ろうと、3人が集まればそれはもうお茶会に変わるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

────一方その頃、ユウキはと言うと。

 

 

「─────あなたも、オラクルの力を受けてみませんか?」

 

──行くぞミラダンテ、カツキング。流石にこれはやばい。

 

『いや待て、待つんだマスター!?』

『そうやで!オラクルやからわかるけど、実害があるかは見極めんと!!』

 

「行きますよ……ゴッドリンクの力を見せてあげましょう!!」

 

『うし、本気でやるわ。頼むでマスター!!』

 

──行くぞオラァ!!久しぶりに"ヤンチャ"の時間や!!

 

『マスター……!?そんな言葉使いできる人なんですかマスター……!?』

 

なんやかんやで色々やってた。




ユウキの持ってるクリーチャー達の解説
全体での話。
基本、ユウキが持つカードの"殆ど"は普通に意志を持ってます。
意志を持っていながら、ユウキのことを認めて、ユウキに従ってます。
特に繋がりが多いのはドラゴンです。理由?ユウキがドラゴン好きでよく使うから。ドギラゴンとかが最たる例ですね。
なぜ殆どのカードがそうなっているのかは、ユウキの過去に関わります。前世は普通の人間ではあるけれど、某運命の主人公みたいな運命力持ってたから……悲しいけれど、主人公は何処でだろうと困難に立ち向かわなければならないのだった。

余談だけど、ユウキは基本的にカードはカードとして見ているので、手入れとかは普通にしますし、使わないカードとかは大切に保管してます。
そして、布教用や交換用で(力を持たない)普通のカードを分けて保管してます。デュエマ初心者の生徒に対して貸し出したり、そのままあげたりしてます。"殆ど"と付いていた理由はコレです。

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