デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜 作:ガチャ石は貯めない
ドリーム英雄譚デッキ、ボルシャックの書とアルカディアスの書が発売されたね。
俺はボルシャックの方を買ったよ。メンデルスゾーンを雑に入れてたボルシャックデッキに新規突っ込んだらLO(デッキ切れ)が頻繁に起こり得る事になったよ。一人回しでの毎回お祈りゲーミングガチャが楽しいぜ!!
相手?HAHA!布教が上手くないから居ないよ。
やぁ、明楽ユウキだ!
今はテレビの前で先生と談笑してるぜ!
なんでも、生放送だし俺にも知って欲しい内容らしい。………そういや、先生がここのところ連邦生徒会に赴くことが多かった。各校の生徒会の生徒とかも引っ張ってきてるらしい。何が起ころうとしてるのやら……?
〖どうも!クロノスクール1年報道部の川流シノンです!!どうやら、今日連邦生徒会から重大発表があるそうです!!一体、どのような発表があるのでしょうか!今からドキドキしてきますね!!───!丁度今、裏から七神リン首席行政官及び複数の生徒が来ました!!〗
〖───キヴォトスにお住まいの皆様。連邦生徒会所属 連邦生徒会代理 首席行政官の七神リンです。今回、このような会見にてとある重大発表があります。〗
〖───このキヴォトスには、現在多くの"デュエリスト"が居ることは皆さんもご存知かと思います。この会見を見ている人には、ご自身がデュエリストである人も多いでしょう。その為、我々連邦生徒会はとある"もようしもの"を提案させて頂きます。〗
──………もようしもの??
〖───皆様は、このキヴォトスにおける"最強"は誰か、ご存知でしょうか?そう、誰もが言える存在は居るのでしょうか?〗
〖────そう、居ないのです。"絶対的王者"が。我々の目指すべき"頂"が!故に───〗
〖───決めようじゃありませんか。たった一つの"頂"を!!誰もが、その権利を持ち得ているのだから!!!だからこそ!!!!ここに、開催を表明します!!!!〗
〖全キヴォトス中の最強デュエリストを決める大会……
七神リン首席行政官の開催宣告。それは、キヴォトス中のデュエリストを震撼させた。
その生放送はSNSでも大量のリプを獲得し、多くの支持者を得る事になった。
各校のデュエリストも、同様にお祭り状態となり、皆が皆己のデッキを強化すべくショップに向かうだろう。あるいは、パックを買いまくるだろう。
そんな中、ユウキはと言うと……
──…………はぇ〜(興味なさげ)
"あれぇぇ!??!?!?"
とてつもないほどに興味なさげな顔で聞いていた。お前さぁ……??
"な、何で!?ユウキなら即参加を決めると思ってたよ!?"
──ん〜……まぁ、そうなんですけどね〜…。
─────これは、明楽ユウキという人間の性というものだ。
そもそも、彼は"一人でカードを集めて一人で遊ぶ"程度で満足できる程度にはカードにそこまで夢中にはならなかった時期がある程、興味関心という物が色々と変わりやすい性格をしていた。
そんな中で、彼自身があまり"お金稼ぎ"をわざわざする程熱中するものがなかった。
─────そう、キヴォトスに行くまでまでは。一人で満足してしまう人間だったのだ。
所謂"ぼっち"に似た感じかもしれない。
そうでなくても外に出る用事でもなければ出たくないと思う程度には"インドア派"。
そんな、ユウキからすれば大会はかなりハードルの高いものなのだ。
今現在の、生前"寿命尽きるまで生きた"彼でさえ。
──まぁ、アレです。俺は「フリー対戦」は好きですけど「大会」は苦手なんです。元はインドア派なんでね。
"────なる、ほど?"
どうやら、先生はまだ分からないようだ。
──………大会はすごく、出てみたいと思いますけど。けど、別に興味は無いというか……対戦出来れば、それでいいんですよ。俺は。
そう。形式とか気にせず戦う。
ただただ、純粋なデュエルで満足できるのだ。それ以上もそれ以下もないのだ。
「………それなら、大会で戦っても問題はありませんよね?」
──……それは、その通りだな。
そう俺に言ってきたのは、今日の当番である生塩ノアであった。
どうやら、俺と先生の会話を聞いていたようだ。
「……それに"デュエリスト"なら、最強になりたいとは思わないんですか?」
──俺は"デュエマプレイヤー"だ。……まぁ、そら気になるよ。誰が運も実力も持ち合わせたデュエリストなのかは。
「それに、自分がなると思うことは?」
──気になるが、思わない。自分がわざわざなる気が無いんだ。
「なるほど……では、こう考えてみては?」
「『
──はぁ??何言ってんだお前。公式が最強と認めたならそらそいつが最強だろ。
意味わからん持論を持ち出したら面倒になるが、公式大会になるかは知らないけどその大会で勝てばそらそいつが最強だろ。
「そうですね。
──!?
ファッ!?シロコやヒナのカードの情報を持ってる!?なんで!?
"の、ノア??どうしたの急に。"
「別に。ですが、彼以上に最強を名乗れる生徒は現状居ないでしょう。だと言うのに、それを決める大会に出ようとしていないなんて─── 一人の
しかし、ノアの行動はテレビに映っているリンさんの一言で全て無意味になった。
未だに説明を続けているリンさんは、一呼吸置いて話し始めた。
〖───なお、この大会における参加禁止者が居ます。その名は"明楽ユウキ"。彼を、この大会の参加禁止者として指名する事に決定しました。〗
〖───なっ!?ま、待ってください!!なぜ彼が!?〗
〖そうだ!!彼が何かしたというのか!?彼は日々治安維持に貢献してるじゃないか!!〗
〖我々のような者にすら普通に接してくれるんだぞ!?我々が何言われようが別にいいが彼が大会を出禁になるのはおかしいだろう!?〗
と言った具合に、会場にいる記者たちが怒号を浴びせ始めた。
「───どう、いう!?」
"ちょ、リン!?何を言って!?"
先生たちも動揺している中、リンさんはまた話し始めた。
〖───我々も、そう考えています。ですが、彼には致命的な欠点があります。〗
〖──みなさんも知っているであろうでしょう。彼の使うカード、それは我々にとってとても対抗する事すら許されない程の"差"がある事が。そして、それを巧みに扱う彼の実力が。端的に言えば、彼は
〖更に言うならば、彼はここキヴォトスに来たばかり。もう慣れたでしょうけれど、彼が来てからまだ数ヶ月。だと言うのに日々の治安維持から先生のサポート全般をになっているのです。言うなれば、彼は大会に参加する暇がないのです。〗
〖それと、もう1つ。我々は既に彼に声を掛けました。しかし、"参加しない"と、既に回答を受け取っているのです。この出禁も、彼から直々に頼まれたのです。"意思が変わる前に"と。〗
SNSは大炎上した。一部を抜粋すると……
"はぁ!?キヴォトスのデュエマを築いた生き証人を大会に出さないのかよ!?"
"本人出たくない言うのは分からないけどまだ理解できる。それを了承すなー!!"
"ちょ、なら何らかの形で参加させろよ!?"
"なんで強制参加させようとすらしないんだ……俺、あいつがめちゃくちゃ強いの知ってるんやぞ!!"
"↑当たり前なんだよなぁ…"
"ガチで無能やんけ。"
"無能すぎて草"
"嘘……彼が出ないなんて……"
"出禁かよォ、つまんな。大会出るき失せたわ。"
とまぁ、かなり炎上していた。
明楽ユウキという人物が、どれ程キヴォトスに影響を与えたのかを表していた。
なお、当の本人ことユウキは(別に俺が出禁になってもあれへんやろ。特になんもしてないし。黒服がデュエマの概念持ってきた言ってたけど、普通にこの程度くらいやん。俺は出る気ないし、いいや!)程度の認識であった。
しかし、そうは問屋が卸さない。
「───ユウキさん?」
"ユウキ?"
──そ、そういう訳だから。俺は出ないぜ。
そういうユウキに、目が据わった2人がおもむろにユウキに手を伸ばす。
ユウキはそれを察して逃げようとしたが、ノアの手から逃げられなかった!
「このっ、にげないでください!!何1人だけカッコつけてるんですか!!さっきの私の言葉を返してくださいー!」
"そうだよユウキ!!私はユウキが楽しめるイベントを作ろうと提案したのに!なんで勝手に出禁になってるのさ!!こら!逃げるな!!こしょばしの刑だこのやろう!!"
──HA☆NA☆SE!!俺は大会なんぞ出る気は無い!!ちょ!?ノアさん!?何おもむろに俺の服脱がそうとしてるんで、ちょ!?先生まで!?な、なんですか手をワキワキ動かしながら来ないでください──来ないでぇぇ!?!?!
その後、ユウキは体力が尽きるまで2人にこしょばされたのだった。
〖それと、もう1つ。この大会には開催式の後に、エキシビションマッチをご用意しています。〗
〖───エキシビションマッチ!?〗
〖なんだと!?〗〖一体誰が……〗
〖エキシビションマッチか……一体誰と誰が戦うんですかー!!〗
〖はい。今回のエキシビションマッチの対戦カードは───〗
〖"明楽ユウキVSシャーレの先生"です。〗
〖この2人は、この大会に参加しない者同士であり、このキヴォトスにおける「最初」のデュエルを行った2人。キヴォトスの最強を決める大会の「初陣」としてこれほどの人選はないでしょう───。〗
これを聞いた記者及び、視聴者のテンションは爆増。SNSでも批判から賞賛の声に早変わりした。
──先生も出ないんじゃねぇか!!!
"グワーッ!?予想外なところから打たれた〜!?"
「なんでシャーレ所属の人が誰も出ないんですか!?ユウキさんが出ないのはまだ…何とか譲歩しますけど!!先生が出ないのは本当になんでなんですか!?七神首席行政官さっきどちらも参加しないと言ってましたよ!?」
ノアの叫びを聞いていた"ヴェリタスの盗聴魔"や"救護騎士団の付き人"、そして"厄災の狐"は、分かりみ過ぎると言った具合に頷くのだった。
先生は驚異的な直感で、そのことに気がつき、すぐさま逃げようと後ろに後退し始めた。
そして、苦笑いを浮かべながら逃げ出した。
"あはは………逃げろ!!!"
──卑怯者ぉーーー!!逃げるなぁ!!俺を置いて逃げるなぁーーー!!!
なお、キヴォトス人の身体能力には叶わなかった模様。
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