デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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DMPはシャーレの一員として努力する
DMPは再びキヴォトスに降り立つ


──……………………………………マジか。

 

「クックックッ………驚きましたか?」

 

──…………っぁ、ああ。すんげぇ…驚いてる。

 

 

ユウキの目の前に広がるのは、かつて彼がやってきた"学園都市キヴォトス"そのもの。

しかし、変わっているものもあった。

 

── 看板が(・・・)デュエマの広告ばっかりだ……(・・・・・・・・・・・・)

 

そう、至る所にデュエマの広告が並んでいた。しかしそれだけならば、ここまで動揺はしないだろう。

 

ユウキの目に映る光景には、もうひとつ驚くべきものが映っていた。

 

 

多くの人たちが、デュエル・マスターズで遊んでいたのだ。

子供から大人まで……色々な人達がデュエマを楽しんでいた。

それに、一部の生徒は小さくなったクリーチャーと共に居たりしていた。

 

「クックックッ…………これは、貴方がここに来たことで生まれた新たな"テクスト"です。」

 

──"テクスト"?……なんだそれ?

 

「簡単に言えば、テクスチャーと言えばいいでしょうか……?ともかく、貴方がこのキヴォトスに"デュエル・マスターズ"の概念を生み出したことで、所謂"ブーム"が来ているのです。」

 

──………でも、最初に出したのは先生じゃ?

 

そう。前回彼が来る頃には、既に先生は『轟く侵略レッドゾーン』を手に入れていた。

この黒ずくめの男が言う事には矛盾が生じる。

 

「いえ、正確には……デュエマを持ち込んだ(・・・・・・・・・・)のが、貴方ということです。」

 

──………????

 

ユウキの頭には、『?』が浮かび上がる。そんな様子を他所に、黒ずくめの男は語り続ける。

 

「そういえば、自己紹介がまだでしたね。私は"黒服"……そう呼んで頂いて構いません。」

 

黒ずくめの男……彼は、自分を『黒服』と名乗った。

そして、簡単な説明をユウキにしてくれたのだ。

 

「ククッ……順を追って説明しましょう。まず、先生な取り憑いて居たのは、この世界のどの部類にも属さないもの……言うなれば、「悪霊」のようなものです。それを、貴方は持ってきた"デュエル・マスターズ"のカードを依代にする事で現れたのが、あの"轟く侵略レッドゾーン"なのです。」

 

──………つまり、"デュエマ"っていう概念を持ってきたから、先生に取り憑いていた「何か」がレッドゾーンとして具現化した……でいいんか?

 

「ええ……その認識で問題ないでしょう……クックックッ…」

 

──………ふーん。

 

ユウキは何となく納得し、もう一度キヴォトスの方を見た。

色々な人達がデュエマをしている光景に、ユウキは自然と笑顔になっていた。

 

──………(……先生のは、レッドゾーンの"侵略"の能力が具現化したから……だったよな?て事は、黒服の言ってる事に間違いは無い……かな?………ここがあの日から何日経ったのかは分かんねぇけど、ゲームの内容を見るに……俺の知るデュエマの歴史より古いな。)

 

「クックックッ………なにか気になることでも?」

 

──………とりあえず、先生に会いたい。あの人がどうなってんのか知りてぇ。

 

「………それなら、もうすぐ叶うでしょう。ククッ…クックックッ……」

 

──??

 

そう言う黒服の言葉に、頭を傾げていると……先生がユウキの元に訪れてきた。

 

 

ちなみに、彼らがいる所はビルの屋上である。

 

 

"………黒服。彼はもしかして…?"

 

「ククッ……ええ。あなたの命の恩人ですよ。」

 

黒服は先生の問いに、短く答えた。そして、先生はユウキの方を見て、頭を下げた。

 

──!?

 

"ありがとう!私を助けてくれ!生徒達を守ってくれてありがとう!"

 

──いいっ!?ちょちょ!頭上げてくれ!俺は別にそんな大層な事してねぇよ!

 

"いいや!そんなことは無い!力が暴走して止まらなくなった私を止めてくれたのは君だ!!是非ともお礼をさせてくれ!"

 

先生はそう言いながら、深々と頭を下げる。ユウキはすぐさま顔を上げさせ、何とか先生を止めた。

 

──………肝が冷えた。

 

「ククッ……それほど偉大なことをしているのですよ?」

 

──してねぇよ。俺は、ただのデュエマプレイヤーだ。先生を助けられたのだってドギラゴンのおかげで………そういや、ドギラゴンは居ねぇのか?

「いるが?」

──いたわ。

 

ユウキが当たりを見渡すと、すぐ横で丸まっていたドギラゴンがユウキの顔の前に現れた。

ユウキは、少しの安心と安堵をした。

 

どうやら、いつの間にかか近くに現れてスタンバってたみたいである。

 

──久しぶりだな、ドギラゴン。

 

「……?何を言っているユウキ。私は、いつも君のそばに居たぞ?」

 

──………そういや、高騰する前に数枚買い込んだ内の一枚をスマホケースの中に忍ばせたや。………アレお前だったの!?

 

「ああ。意識としては、同じカードなら共有ぐらいならば……と言うところだ。あちらでは現世に出てくることは出来ないからな。……しかし!コチラでは羽を気兼ねなく伸ばすことができる!」

 

"嬉しそうだね。"

「……クックックッ……どうやら、彼らは長い年月を元の世界で過ごしたようですね。」

 

「という訳だユウキ!私を使ってデュエマをしようではないか!」

 

──………いや、まずはキヴォトスの事が知りたい。デュエマはまた今度な。

 

「む……確かに、情報は大事だな。では次戦う時は私を使ってくれよ?」

 

──おう!………ってことで、案内お願いできますか?先生。

 

"問題ないよ!………黒服。言っておくけど、彼に手を出したらダメだからね?"

 

そう言って、隣にいた黒服に釘を刺す先生。黒服は肩をすくめながら答えた。

 

「ククッ……ええ。ですが、観察程度なら許してくださいね?」

 

"…………私が許可するものではないから。"

 

「クックックッ……確かにその通りですね。明楽ユウキさん。あなたの事を観察してもよろしいでしょうか?」

 

ユウキの方を向き、そう聞く黒服。ユウキはキョトンとした顔を向けた。

そして、少しの間があった後

 

──………プライベートな時はやめろよ?

 

「…………いいでしょう。確かに、それは大事ですからね。」

 

"ユウキ、もし見てるなってきがしたら問答無用でしばいていいからね。"

 

──はい。超次元呪文で引きずり出して殴ります!

 

「ククッ!?」

 

 

 

 

 

 

青年&先生移動中……

 

 

 

 

その後、黒服と別れたユウキが最初に先生に連れられたのは、なんと〖シャーレ〗だった!

 

──ここがシャーレかぁ〜……でっけぇなぁ〜!

 

"そうだね。……さて、ユウキは今日からキヴォトスで暮らす事になるけど、家はあるの?"

 

──そんなもの、ウチニハナイヨ。

 

"ええ....(困惑)"

 

断言するユウキに呆れた先生。仕方ないな〜と言わんばかりに、どこかへと連絡する。

 

その間、ユウキは適当に持っているカードを確認した。

 

──………〖リースボルシャック〗に〖5cドギラゴン(事故多発)〗、〖ドラゴン娘〗と……〖赤緑モルネク〗と〖ハムカツ団バスター(デュエプレ)〗に〖5cライゾウ灼(ウエディングイノセンス入り)〗………やっべ。ここで使えるデッキがひとっつもない。

 

悲しいかな、どうやら上から確認した感じ、キヴォトスのデュエマの環境は、覚えている限りほぼ初期の環境なのである。つまり……

 

──………アストラルリーフがアホほど強い環境なんだよなぁ……値段も調べてみるか……定価1億円……!?傷あり2000万……!?バカげてるぜ!何処ぞのファラオの方のTCGでもないのに!?

 

そして、ユウキはさらに他のカードも価格も調べていく……!

 

──………ボルメテウスが5000万、ボルシャックは3000万……バジュラは……え?100万??ランデスなのに!?……あ、アルカディアスは9800万……高い。いやどれも高いわ!!何だこれ!?

 

そう言いながら頭を抱えるユウキ。

 

──(高すぎるだろ!?しかも大体のSRの価格がパッと見100万から150万が相場!バジュラに関してはパックがではじめた頃みたいだからまだ評価されてないからこの価格……とはいえ、パックのSR率がカスな可能性あるぞコレ!!調べるしかない!!)

 

そしてユウキは、先生が電話をしている間にめちゃくちゃ調べた。SRの封入率を徹底的に。あらゆる開封動画を見て参考にまでした。パックは時間が無いので買えなかった。

 

結果、ユウキの中の結論としては……

 

──(品薄!!!単純に品薄で出回ってねぇだけだわコレ!!!運営も大変そうだし……もうちょい、待つしかないかねぇ…?)

 

"ユウキ?何してるの?"

 

──あ、……その、封入率とか調べてました。

 

"………封入率…??とりあえず、今から連邦生徒会に行くよ。"

 

──へ?

 

先生の発言に、一瞬脳が固まるユウキ。そんなことはお構い無しにユウキの手を引いて歩く先生。

 

──えちょ?!なんで!?

 

"今から戸籍作らないといけないからね!ユウキは戸籍がないでしょ?黒服からさっきメールで来てたよ。"

 

──………あ〜…そっすね。

 

"ちょっっっっっっっと癪だけどね。ほら、行くよ!"

 

 

こうして、ユウキは先生に連れられて連邦生徒会に行く羽目になったのであった。

 

 

 

先生に引きづられながら移動中……

 

 

 

 

──そういえば先生、なんで連邦生徒会に?いや、色々管理してるのは知ってるけどよ。戸籍とかは普通にそういう機関に行くんじゃねぇの?

 

"まぁ、そうなんだけど。……まぁ、所謂"裏ルート"ってやつだね。リンちゃんに相談したら、「引き受けてもいい」って言ってくれてね。こういうのは、さっさとやっておくに限るから。"

 

──た、確かに……?(いいんか、それ……?)

 

一応ではあるが、納得したユウキは先生の後を素直に着いていく。……そして、ユウキが案内された場所に、彼女は居た。

 

連邦生徒会、生徒会長代理の七神リンである。

 

「───初めまして、明楽ユウキさん。私の名前は七神リンです。どうぞ、お好きな様にお呼びください。」

 

──……よろしくお願いします。リンさん。

 

"やっほ〜リンちゃん。戸籍とか諸々についてなんだけど……。"

 

「誰かリンちゃんですか。………それなら、既に準備は整っております。説明致しますので、こちらに。」

 

その後、戸籍やらなんやらの話を聞いて、色々書いた。

 

「───これで、必要書類の記入は終わりました。では、次は───」

 

そう言うと、懐からデュエマのデッキを出したリン。そのデッキをユウキに向ける。

 

「───デュエマの腕前を、確かめさせて頂きます。」

 

──え。

 

 

なんと!!突然七神リンからデュエマを挑まれてしまった!!ユウキは挑まれた以上、受けるしかない!!(デュエマ世界観)〗

 

──………わ、わかった。その前に理由を聞いても?

 

「ええ。ここ、キヴォトスは元々"銃社会"でした。しかし、今は"デュエルマスターズ"でも対こ……おほん。"対話"が出来るようになって行っています。明楽ユウキさん。貴方は銃の扱いは我々に劣るでしょうが、デュエマに関しては"本気"の先生と戦えるレベルでしょう?簡単に言えば、生きていけるかの試練のようなものと、捉えてくれれば幸いです。」

 

──………はえー……とりあえず、強かったら何とかなるだろうから、デュエマの腕前を見せてみろってことでいいんだよな?

 

「その通りです。」

 

──よし!ならやるか!

 

「では。」

 

「デュエマ、スタート。」

──デュエマ!スタート!!

 

 

ユウキ〖即興で作ったドラゴンデッキ〗

VS

七神リン〖守護する意識〗





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