デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

26 / 47
次回からちょいと重い話というか、ちょいシリアスになり始めると思う。


先生と大会後

「おはようございます!先生!」

 

"いらっしゃいユウカ!今日もよろしくね!"

 

「はい。お任せ下さい!」

 

こんにちは、早瀬ユウカです。

ココ最近は、シャーレで先生の業務を手伝っています。

 

シャーレには、私の他にも生徒がいて、それぞれの分野で先生のサポートをしています。

 

………と、言うのも大会が終わった後のことなのですが………先生が体調不良を起こして倒れてしまったんです。

 

本来なら、彼──明楽ユウキくんが代わりにやれる分の業務をこなせば良いのですが……彼は、大会の後から"行方不明"になっています。

 

先生としては、心配だけど頼られるまでは手伝う気はないようですが……心配なのが隠せておらず、私も心配……じゃなくて!!私も!含む!多くの生徒達に心配されています。

 

そのせいで体調不良になっているようではいけないのに……先生は案外、心配性なのかもしれませんね。

 

 

 

そして、それに伴い連邦生徒会が各校に緊急招集をかけました。その召集には、我らミレニアムの他にも……ゲヘナや、トリニティ。山海経にレッドウィンターまでもが参加する事に。

 

議題に挙げられたのは「明楽ユウキの行方」と「先生の看病と代わりの業務について」でした。

 

先生の看病については当番の生徒が担当し、業務については連邦生徒会が全部やるってことになったのですが……彼の行方については何処も目撃情報がありませんでした。

 

その為、各校の動ける生徒を中心に各校の自治区を捜索する事になりました。………そしてそれから数日、未だに彼の情報は見つかりませんでした……。

 

「………はぁ………ユウキくん、どこに居るんでしょうね。」

 

"そうだねぇ………けど、何かあれば頼ってくれるだろうし、大丈夫だとは思うけど……。"

 

先生も、そうは言ってもそわそわしてはいる。顔も、ココ最近はかなり暗くなっている。

多分、不安が拭いきれてないのだろう…私も、その気持ちは分かる。

 

彼は、その……デュエマについては詳しい。私たちよりもずっと。未知のカードを使いこなすその姿に、皆が憧れを抱くのも無理はない程に。

 

けれど、それ以外はまったくと言っていいほどにダメダメ!(おそらく)同い年なハズなのに、そういう所は少し、先生に似ていたりする。

 

……そう思いつつも、無情にも時間は進んでいく。手を止めている暇は無い。

 

「……さぁ、続きをしましょうか。先生!」

 

"だね。帰ってきた時に、ユウキが疲れてないなんてありえないし。少しでも休めるようにしておかないとね!"

 

「はい!では、今日の業務を開始しましょう!」

 

 

 

こうして、今日も平和にシャーレの業務は始まったのだった……。

 

 

 

 

やぁ、先生だよ。

 

最近、何処かに行ったユウキの行方を探しているんだけど中々見つからないんだよね。

 

私としては、必要以上に固執する理由はないんだけど……ユウキはいつの間にか色々と抱え込んでいる気がするんだよね……。

 

ユウキの力は、この世界でもかなり異質で強大。黒服とかとも関わりがあるようだし……本当に心配だよ。

 

彼が頼ってこないということは、今の所は大丈夫なんだろうけど………心配なのは間違いなかった。

 

ユウカとかが手伝ってくれているから、日々の仕事は何とか回せているんだけど……今になって、ユウキの有難みを噛み締めているよ……。

 

いつも隣で仕事をして、意識がハッキリしてない時にアホなことを喋り合える存在が、これ程までに私に影響してくるなんて……ホント、いい子だよあの子は。

 

「先生!そろそろお昼なのでご飯を食べましょう?」

 

"そうだね……所で、なんでフウカがここに?"

 

「先生の料理を作りに来ました!」

 

"カミィ!?"

 

「先生…何処から出したんですか今の声。」

 

"わかんない。なんか出た。"

 

「あはは……さてと、作って来ますね!何か、食べたいものはありますか?」

 

"うーん……ユウカ、何にしよう?"

 

「そうですね……オムライスとかどうでしょう?」

 

"いいね、ふわとろオムライスをお願いしようかな!"

 

「分かりました♪少し待っててくださいね!」

 

"お願いねフウカー!……さてと、ご飯ができるまで仕事を進めてよっか!"

 

「はい!」

 

……最近は、こうやって色んな生徒と関わるようになったからか、前よりずっとなついてくれている気がする。

嬉しいし、ありがたいんだけど……やっぱり心配事もある。

 

"………ユウキ、君は今、何をしているんだい?"

 

 

私のこのつぶやきは、誰の耳にも届くことなく、部屋の中で消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、ユウキはと言うと……。

 

 

──黒服ぶっ殺す!!

 

「ククッ!?理由しかない暴力を振るわないでください!!」

 

──うるせぇ無駄なインフレさせやがって!!!お陰でこっちがテメェの後始末をさせられてんだよ!!殴らせろオラァ!!

 

絶賛黒服に理由のある暴力で襲いかかっていた。




ある意味、1章終わりなんだろうか。そんな気がするよ。

感想お待ちしております!
誤字脱字があれば、ご報告お願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。