デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜   作:ガチャ石は貯めない

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ミレニアムだけ過剰すぎるだろ……と、思ったそこの読者!
俺もそう思う。


あ、デュエプレ要素ガッツリ&ネタバレありなので、気にする方は未読推奨です。


ミレニアムVS電融&縫合&竜王

シロコ達がトリニティに向かう一方……

 

ミレニアムでは、ネルが一人でディスペクターの王と戦っていた。

 

「───っ!!」

 

一度でも受けてしまえば気絶するのは目に見えているその攻撃を、ネルは何とか回避する。

 

既に、C&Cの他の生徒は既に倒されてしまった。

 

トキはアビ・エシェフすら使い、クリーチャーと共に戦うも、あと少しのところで負けてしまった。

アスナは直感で攻撃を回避していくも、クリーチャーを呼び出せなかった為に、有効打がなくジリジリと追い詰められ、撤退した。

カリンは、クリーチャーの力を借りて狙撃していくも、銃身が持たなかったために撤退。

アカネも、クリーチャーと共に戦っていたが、一瞬の隙を疲れてクリーチャー共々吹き飛ばされ、撤退を余儀なくされた。

 

しかし、それでも邪帝縫合王ザ=デッドルナの撃破には成功していた。さすがC&Cのメンバーである。

 

だが、残りのディスペクターの"王"は三体。

 

勝災電融王ギュカウツ・マグル

 

終末縫合王ザ=キラー・キーナリー

 

禁断竜王Vol-Val-8

 

この三体を打破しなければ、ミレニアムに未来は訪れないだろう。

 

「クソっ……がぁ!!!」

 

ネルは、クリーチャーを呼び出しては三体の"王"に戦い続ける。

不屈の心で。

ごうごうと燃あがる魂を持って。

───しかし、それでも届かない。

 

ギュカウツ・マグルによるディスペクターの戦力強化。

キラー・キーナリーによる幾つもの妨害。

そして、Vol-Val-8による圧倒的な制圧。

 

この三体だけでも、十二分に厄介であった。倒しても倒しても湧いてくるディスタスに、"王"とは別のディスペクター。

 

一体一体なら対処は可能でも、増殖されて行けば話は別だ。

しかも、その原因を叩こうとしても、戦力が大幅に削られ、無茶な攻撃をしても倒し切ることはできない。

────ネルは、"詰み"の盤面を敷かれていた。

 

しかし、ユウキのクリーチャーはディスペクターに襲われている場所に赴いていた!

 

しかし、流石にミレニアムで一体から二体のクリーチャーを送り込んでも、焼け石に水では?と考えた。

 

そこで、既にミレニアムに加勢しに来た、ユウキのクリーチャーであるアカシック兄弟はとある縁を辿る事にしたのだった!

 

「───何を、する気なの?」

 

リオの言葉に、アカシック・タレスは一言こう言った。

 

『───マスターの、過去の縁を持って、新たなクリーチャーを呼び寄せる。』

 

その素っ頓狂な提案に、リオは面食らうのだった。

 

 

 

 

 

ここは、所謂「時空の狭間」

そこを通る、四体のクリーチャーが通っていた。

 

『───ミステリー。デュエマシティの"彼"と"全く同じ反応"を見つけた。』

 

『……ん?どういう事だ?アイツらは元の世界に居るんだろ?』

 

『そらそうだろうよ。けどまぁ、そんな世界線なんていくらでも……いや待て、それって"同じ世界"からじゃねぇのか?』

 

『違う。我々の知る"彼"は、ちゃんと本来の世界に居る。つまり──』

 

『────別世界の"彼"って事だね。』

 

『『『!』』』

 

そこに居たクリーチャー達は、"S級の侵略者"

そして、数多の激戦を超えて多くの経験を経た"禁断機関"であった。

 

『きっと、別世界の彼が……違うね、彼のクリーチャーが助けて欲しいって信号を出しているんだと思う。』

 

『けどよ"ヴィヴィ"。俺らにそんな暇はねェだろ?いくら"アイツ"の反応があると言っても──』

 

闇のS級侵略者の言葉に、VV-8は言葉を詰まらせる。しかし、そこに水のS級侵略者

 

『───更なるミステリー……その世界から、微増だけど"ギュウジン丸"の反応もある。』

 

『『『!?』』』

 

『けど、アイツのカードの可能性が─!』

 

『違う。彼はそもそも"ギュウジン丸"のカードを持ってない。』

 

『───はっはっはっ!!ならば、行くしかないな!!だろう?"デッドゾーン"!"アダムスキー"!』

 

『……だな。』

『面倒……けれど、行かなければならない。』

 

『だね。……行くよ、皆!!』

 

『コンタクト──開始。この反応を元に、この世界に侵入する。ヴィヴィ、タイミングは任せる。』

 

『──了解、行くよ。』

 

VV-8によって、開かれた時空の門。

そこから、四体のクリーチャーが同時に入っていく。

 

───これは、ほんの少しだけの寄り道。その寄り道が、途方もないこの旅の終着に辿り着く為の一歩になることを、クリーチャー達は知らない。

 

 

 

 

 

ネルはその頃、新たに助けに来たクリーチャーと共にディスペクターと戦っていた。

 

『───フゥン!!』

 

そのクリーチャーの一撃で、ザ=キラー・キーナリーを吹き飛ばす。

 

「す、すげぇ……っと!!」

 

その事に関心するネルだが、すぐに後ろから来る攻撃を躱す。

ギュカウツ・マグルによる攻撃だった。

 

───天災の科学者とアウトレイジの電融により生まれたディスペクターは、もはや元にあった"将器"も"才気"もない。もはや、己の"我欲"に支配された化け物だった。

 

ネルは、合体元のクリーチャーの事は知らなかった。しかし、戦っている途中に情報をリオから貰っていた。

 

〖【ギュカウツ・マグル……伝説の存在ギュウジン丸と武闘将軍カツキングが組み合わさったクリーチャーよ。……本来ならば、Vol-Val-8が現れた時点で弱体化しているはずなのだけれど……そんな様子はないようね。ギュウジン丸はかつて、天災と呼ばれた科学者と呼ばれた存在よ。その知能は凄まじいものである事は間違いないわ。】〗

 

〖【そして、カツキング。火文明の"アウトレイジ"の代表になるほどの実力者よ。かつては"オラクル"と呼ばれた団体と戦ったそうよ。その実力は、ユウキくんが使う"カツキング"のカードから見ても分かるわ。その2体が合体している……かなり厄介な存在よ。下手に野放しにしない方がいいわ。】〗

 

ネルは、ギュカウツ・マグルの前で警戒しつつ、味方のクリーチャーと背中合わせに立っていた。

 

『『『───!!!』』』

 

ネルの周りに、三体のクリーチャー"天災デドダム"が囲み、ネルのサポートをするべく身構えていた。

 

彼らをディスペクターの"王"が囲むように位置を取る。

 

ネルの前には"禁断竜王"と"勝災電融王"が、

もう一体のクリーチャーには"終末縫合王"が。

 

それぞれが構えて、今まさにぶつかり合う──その瞬間

 

 

時空の門が開かれる(・・・・・・・・・)

 

 

バリーーンッ!!バシュゥッバシュゥッバシュゥッバシュゥッ!!!

 

その門から、4つの球体が飛来する。うち3つは、ネルの傍に居た三体の天災デドダムを包む。もう一体はVol-Val-8の前に降り立った。

 

 

『───ふぅ……さーてとッ!』

 

一体の黒い影が、ギュカウツ・マグルを蹴り飛ばす。そのスピードは速すぎるの一言であった。

 

『───無重力空間、限定展開。』

 

その言葉と共に、吹き飛んだギュカウツ・マグルの動きは"強制的"に止まる。

ギュカウツ・マグルは、動くことが叶わないのかもがき苦しんでいた。

 

ネルの隣には、フワフワと飛んでいる人の少女が居た。

 

『───さぁ!!蹂躙だァ!!!』

 

そして、ネルの後ろからどデカい影がギュカウツ・マグルに向かって飛んでいく。

そして、その巨体に似合う棍棒でギュカウツ・マグルを殴打しまくる。

その時、無重力空間が解かれたのか、吹き飛んでいくギュカウツ・マグル。

 

何とか受身をとったギュカウツ・マグル。その顔には、少しばかり焦りが見える。

 

ネルの前には、三体のクリーチャーが立っていた。

 

『───第一村人、発見。状況整理。………貴方、名前は?』

 

「……美甘ネル。そういうアンタらは一体……?」

 

ネルの疑問に、クリーチャー達は少しバチが悪そうにした。そして、その一体が答えた。

 

『オレたちは、……"とある奴"を追ってるもんだ。』

 

『まさか、"奴"が他のクリーチャーと繋がってるとはなぁ!!まぁ、繋がってるクリーチャーが、中々のもんだ。』

 

巨漢の男が、笑いながらそう軽快そうに言った。しかし、ネルには少しばかり嘲笑うような言い方をしている気がした。

 

『──まぁ、そんな所。それより、あの敵は一体なに?』

 

ネルの隣にいた少女が、ネルに質問を振る。ネルは、少し考えつつも答えた。

 

「………ディスペクター。クリーチャー同士を無理矢理くっつけて、強いクリーチャーにした存在らしい。いきなり現れては、暴れ始めたもんで、色々と策を練りながら戦ってたんだ。」

 

『……情報収集、完了。提供、感謝する。……なら、私たちが手伝うに値する。』

 

「……なんでだ?なんで、そんだけで?」

 

その疑問は当然だ。

ネルからすれば、突然現れたクリーチャーであり、情報収集が終わったのならこの場にいる理由はないだろう。ギュカウツ・マグルを他のところに連れていくことなど、軽くできそうな程に強い彼らの行動に、疑問を抱いた。

 

『……あのクリーチャーに繋がっているのは、私たちが追ってきたクリーチャー。倒すことが出来れば、分離するかもしれない。』

 

『あれ、ギュウジン丸だろ?なら、オレらが追ってるクリーチャーなんだよ。』

 

『その通りだ。もし分離しなくても、ある程度の情報は得られるだろう。戦い得って奴だな!』

 

『そんな言葉は、ない。……そういえば、自己紹介をしていなかった。』

 

ギュカウツ・マグルが2体のクリーチャーに襲いかかるが、すぐさま吹き飛ばす。まるで、赤子を捻るように。

そして、クリーチャーの一体がネルの方を向いた。

 

『私は"アダムスキー"。"S級宇宙アダムスキー"。』

 

『"S級原始サンマッド"だ!よろしくなぁ!!』

 

『オレは"S級不死デッドゾーン"だ!ハッ!!遅せぇなぁ!!』

 

───それは、彼女がかつて使用したクリーチャーと同じ名前であった。

 

その事を知ったネルは、すぐさまもう一人の少女の方を見た。そして、その様を見て驚いた。

 

そこには、禁断竜王Vol-Val-8相手に全く動揺せず、気楽そうに制圧する"禁断機関VV-8"が居た。

 

「───VV-8……でいいんだよな?アイツは。」

 

『……何故知っている?』

 

「……前に一度、デュエマで使ったんだよ。お前らもな。……にしても、あの強そうなやつをボコボコにしてやがるな、アイツ。」

 

 

『あははははは!!!こんな程度で、私に勝てるわけないでしょう!!融合された、別の私には申し訳ないけど、ここでスクラップにしてあげる!!!せめてもの、弔いとして!!!』

 

 

「……怖。」

『わかる。』

『アイツ切れたらほんとに怖いんだよな……』

『………デンジャラス』

 

めちゃくちゃVol-Val-8をボッコボコにしているVV-8を見て、ドン引きしている1人と三体のクリーチャーだった……。

 

ギュカウツ・マグルも、ちょっと恐怖で引いてた。

 

『───まぁ、そうだな。あんなふうに無理矢理融合した奴を、アイツは許さねぇだろうな。』

 

気を取り直したデッドゾーンは、もはや抵抗すら許さないスピードでギュカウツ・マグルをボコボコにしていた。

 

『───ガァァァ!!!』

 

その包囲を無理に突破し、VV-8を攻撃しようとするギュカウツ・マグル。

 

『邪魔をするんじゃない!お前の相手は俺たちだろ!!』

『我らの力を、存分に食らうといい!!』

『『『───貴方は、もうここから逃げられない。』』』

 

デッドゾーン、サンマッド、増えたアダムスキーによって捕らえられたギュカウツ・マグル。

 

───これにより、ギュカウツ・マグルは二度と逃れることすら叶わない牢獄に閉じ込められた。

 

その電融が解かれるまで。

 

ここに、勝災電融王ギュカウツ*マグルは消滅した。

 

 

───そして、Vol-Val-8はVV-8によって、スクラップ同然の状態にまでボコボコにされ、最後の一撃を与えられた。

 

『……あなたはもう、お終い。』

 

その一撃により禁断竜王Vol-Val-8は倒され、2体の"殿堂"クリーチャーに別れた。

 

TCGとDCG、両方から使用禁止の"プレミアム殿堂"を与えられた伝説の「殿堂王」と、

"時間すらも組み替える力"を持った禁断機関である「禁断王」。

 

その2体の電融のディスペクターの"王"は倒された。

 

ここに、禁断竜王Vol-Val-8は消滅した。

 

 

───ミレニアムに残る"王"は、残り一体となった。




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