デュエマ・アーカイブ〜転生者と革命龍〜 作:ガチャ石は貯めない
タイトルだけで見れば、ただの過剰戦力である。なお、それでも終末縫合王なのでこの戦力差でもまぁまぁ面倒な対面な模様。
残り一体の"王"
終末縫合王ザ=キラー・キーナリー
「邪悪王」と呼ばれし"驕り高き真の邪悪"ザ=デッドマンと、"次元を撃ち抜く銃の射手"「暗黒王」グレイテスト・シーザーの2体が縫合されたディスペクターの"王"。
しかし、その存在は本来なら"別の世界線"……"鬼の歴史"に現れた縫合王である。
立場としては、終末縫合王ミカドレオと同じ立ち位置なのだろう。本来ならば元のカードが持っていない水文明を持っている。
────本来ならば、二体目の縫合王は現れない。しかし、この世界は"ジャオウガ"が先にゲヘナに出現した。
この終末縫合王は、それの跳ね返りが来ているのだろう。本来ならば、"龍の世界"になる筈なのに、"鬼の世界"とも誤認されたのだ。
そう!つまり───
あの
こwれwはwひwどwいw
『ふむ、これは………力で押さえつけれはするが、完全破壊は無理か。』
そのクリーチャーは、ネル達が二体の"王"の討伐に成功している中、一人で縫合王を押さえ込んでいた。
しかし、その様子からしてすぐにでも倒せそうな雰囲気を漂わせている。そんな状況なので、ネルは名前を聞いてみることにした。
「……そういや、アンタは一体?」
『───自己紹介は、まだしていなかったか。』
ネルが話しかけたクリーチャーは、力で押さえつけ続けるのは無理と判断し、ザ=キラー・キーナリーを蹴り飛ばすと、ネルの方を向き、名乗った。
『私の名は、
その名に、分離したギュウジン丸を縛り上げていた三体のS級は信じられないものを見る目でデッドダムドの方を向いた。
『───は?』
『───なんだと?』
『───理解不能』
「………SSS級……?というか、見た目がこいつらにソックリな気が…?」
ネルの勘は冴え渡っているようだ。デッドダムドは、ネルの言葉に即答する。
『当たり前だ。私はそこの三体が合体した存在……"禁断"を抑え込む為に私を作ろうとしていたのだ。大体の世界ではその前に亡き者にされているがな。』
『……マジかよ』
デッドゾーンは理解した。しかし、サンマッドには無理だった。
『………つまり、どういう事だアダムスキー。』
よく分からなかったサンマッドはアダムスキーに聞くことにした。
『情報整理……恐らく、ギュウジン丸が計画していた"天災計画"……その結果生まれたのが、アレ。』
それでもサンマッドは分からなかった。
『───その通りだ。しかし、今はその事について細かく話している場合では無い。』
デッドダムドがそう言うと、吹き飛んで行ったザ=キラー・キーナリーが飛んで帰ってきた。
『─────!!!!』
怒っているのか、凄まじい程に地団駄を踏み荒らし、声にならないほどの咆哮をする。
普通にしていなくても、精神が削られそうになるほどの呻き声だ。もはや、生物が出していい声ではなかった。
しかし、デッドダムドは平然と立っていた。
『──つまりは、どういう事だ?』
『理解不能……なぜこれで分からないの……?』
『んな事たぁ後でいい!!サンマッド!アレはオレら3人が合体した奴だ!そんで、今からあの敵をぶん殴る!!』
『なるほど……?よし、こういう時は気にするだけ無駄だな!とりあえずあのディスペクターと戦えばいいのだろう!俺はいいぞ!!』
『………今まで時間は一体……はぁ…疲れる……』
「………なんか、色々と苦労してるんだな。うん。……よし、行くぜ!!」
そう気合を入れるネルの後ろから、可愛らしい声がした。
『うん、任せて!』
「うお!?びっくりした!?ってVV-8かよ!?」
『わ、ごめんね!えーと……私は"禁断機関VV-8"っていうの。長いと思うから、ヴィヴィって呼んでね!』
「おう!んじゃ行くぜヴィヴィ!!」
『うん!!!』
『────来るぞ!!』
全員が構え終えた後、終末縫合王は今までよりも早く動き始めた。
ザ=キラー・キーナリーはその手に持つ槍でデッドダムドを穿とうと迫る。
しかし、デッドダムドは華麗に避けつつ、ザ=キラー・キーナリーを無重力空間に閉じ込めた。
『──!?!?』
「止まった!!今なら叩ける!!」
しかし、ザ=キラー・キーナリーのパワーは強大であり、その場にいるクリーチャーでは対処できなかった。
ディスペクターは2回倒さなければならない以上、彼女達はどうにかして2回破壊しなければならない。
(ここでする事は……!)
「ヴィヴィ!デッドダムド!アダムスキー!全力でアイツをその場に留めてくれ!!」
ネルの言葉に、クリーチャー達が即座に動きつつネルの行動し始める。
『何か策があるのか!!』
『なら、それに賭ける!行くよアダムスキーさん!!』
『美甘ネルを仮のマスターと定義──完了。指示を受理──命令を執行。デッドゾーン、貴方は彼女の近くに。サンマッドは私たちと共に押さえつけて。』
『おう!!』
デッドダムド、アダムスキー、ヴィヴィとついでにサンマッドがザ=キラー・キーナリーを抑え込み始める。
デッドゾーンはネルの近くに待機しつつ、4体の様子を観察していた。
そしてネルは、リオに通信をして誰かに何かを頼んでいた。
『──んで、何んだ?』
「あのキラー・キーナリーってカードの効果を、リオに探してもらってる。そんで、効きそうなカードを片っ端からぶつけるしかねぇ。」
『………まぁ、それしかねぇか。なら、俺がアイツのパワーを減らしてやろうか?』
【それは無理よ、デッドゾーン。】
『あ?』
すると、何処からかドローン型のAMASが飛んできた。そこから、調月リオの声が否定的な聞こえて来た。デッドゾーンは軽く悪態を着いた。
「リオ!!キラー・キーナリーの効果は!?」
【彼がデッキを構築していたから、解析して観させてもらったわ。キラー・キーナリーは"出た時効果"を封じる効果を持っているわ。デッドゾーンの効果は"出た時効果"よ。これではどうにも出来ないわ。】
「なら……パワーは!!」
【15000。一番近いのは、そこのデッドゾーンよ。13000だから、あと2000上げるか、キラー・キーナリーのパワーを下げるか……けれど、容易ではないわね。】
「…………なら、何か……っ!!」
ネルが自分が持つデッキの中から答えを探し始めた。何回も、何回も……。
しかし、その中には答えがなかった。
………そこに1枚のカードが落ちてきた。
「ネル先輩っ!!!」
そのカードを落としてきたのは、一人の生徒であった。ミレニアムの割れたガラス張りの窓から、一人の見習い勇者が投げてきたのだ。
「リオから聞きました!!パワーを上げるなら、そのカードを使って下さい!!アリスのカードです!!」
彼女もまた、他の場所でクリーチャーと戦っていたのだ。
ネルは、アリスが落としてきたカードを拾い上げてそのカードを見る。
"至宝オール・イエス"
コスト2
文明:光・闇/クロスギア
効果:クロス(光・闇2マナ)
・これをクロスしたクリーチャーはパワー+4000され、「ブロッカー」を得る。
・これをクロスしたクリーチャーが攻撃した時、相手の手札を1枚墓地に送る。
「───!これなら……ありがとな、アリス!!」
「はい!!」
アリスはネルにカードを届けたのち、再び駆け出した。
ネルは、そのカードをデッドゾーンに掲げる。
「クロスギア"至宝オール・イエス"をジェネレート!!デッドゾーンにクロス!!」
ネルの言葉に、カードが応える!
光り輝いたカードはデッドゾーンを包み込み、その手にオール・イエスを装備した。
『───こりゃあいい……行くぜぇ!!』
「いけぇ!!S級不死デッドゾーンで、終末縫合王ザ=キラー・キーナリーに攻撃だぁ!!」
『邪魔だお前ら!!どけぇ!!』
『『『『!』』』』
デッドゾーンの言葉に押さえつけていた4体は飛び退く。
デッドゾーンがザ=キラー・キーナリーに向けて薙刀を突き出す。
突然解かれた束縛に、反応が遅れたザ=キラー・キーナリーにデッドゾーンの持つ薙刀が突き刺さる!
しかし、それでは終わらない。
『───UGAAAaaaaa!!!』
動けるようになった終末縫合王はその咆哮により、有象無象を吹き飛ばす。
『チィッ!!』
『残り1回だ!!』
「もう一度、あと一回叩き込めば…!!」
ネルとデッドダムドがそう言う。
しかし、終末縫合王は無情にも動き始める。目の前に居る敵に終末を迎えさせるべく…!!
『───貴方の時間は、もう来ないよ。』
しかし、終末は訪れない。
ここに居る時間を操る"禁断機関"の前には。
『──今だよ!!』
『ああ!!』
終末縫合王ザ=キラー・キーナリーは動けない。"禁断機関VV-8"というクリーチャーの前には、自由に時間を使うことは許されない。満足に時間を掛け、動くことすら叶わない。
デッドゾーンは、動くことすら出来なくなったザ=キラー・キーナリーに最後の一撃を与えるべく音速で懐に潜り込む!
『うぅらぁぁぁぁぁ!!!』
デッドゾーンによる音速の薙ぎ払いは、終末縫合王を真っ二つに切り裂いた。
ここに、終末縫合王ザ=キラー・キーナリーは消滅した。
終末縫合王は、横に真っ二つにされた際に、奇しくも縫合されていた所を切られたのか、《龍覇ザ=デッドマン》と《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の2枚となった。
終末縫合王は、完全に消滅したのだ。
『………終わったな。』
「ああ……っかれたぁ!!」
ネルはそう言いながら倒れてしまった。流石長時間の死闘を繰り広げたネルの体力ももうほぼないだろう。
『お疲れ様…だね。……もう、行かなきゃ行けないかな。』
『ミッションコンプリート。我々は早急に撤退するべき。』
『うむ…祝杯を上げたいが、ここに留まることは出来んからな。仕方あるまい。』
助けに来た別世界のクリーチャー達は、早々に帰り支度を始める。
ネルは、何とか立ち上がり、手を差し出した。
「ありがとな!助けてくれて。おかげで、アイツらを倒せた。」
『いいさ。こっちも、目的は果たせた。コイツは貰ってくぜ?』
差し出された手を握り返したクリーチャー達。その後、デッドゾーンはとあるクリーチャーをかつぎあげた。
デッドゾーンが担ぎあげたのは、カツキングと接続されていたギュウジン丸であった。よく見ると、倒されたディスペクターの"王"は、カードとなり分離されていた。
ギュウジン丸は、無理矢理実体化しているのだろう。
『それと、コイツは貰っとけ!』
そう言われ、デッドゾーンから渡されたのは4枚のカード。
それは、彼女達の絵が描かれたカードであった。
『俺たちはもう行く。けど、そのカードを使えば影武者みたいなのが戦力にはなるだろ。』
『イグザクトリー……デッドゾーンにしては気が利く。』
『うるせ!』
『ぶははは!!まぁなんだ。これも旅で得た縁って奴だろう。もしかしたら、儂らを召喚する事も可能かもしれんしな!』
『だね……私たちのカード、大切にしてね。』
「ああ。大切にする……またな!」
『ああ。』
『うん!』
『ではな!』
『──またね。』
4体のクリーチャーは、ギュウジン丸を連れて時空の穴から姿を消した。
ネルは、貰ったカードをデッキケースにしまい、デッドダムドの方を向いた。
「アンタも、ありがとな。」
『構わない。それより、繋がっていたカードたちを回収した。君が持っておくといい。なにかに役立つかもしれん。私のも追加で渡しておこう。』
「ええ....(困惑)……んまぁ、わかったよ。大切にする。」
『うむ。では私はD.U.に向かう。君はどうする?』
「………まずは、ミレニアムに残ってるディスペクターなりを片っ端から倒していく事にする。」
『そうか。ではな!』
そういい、デッドダムドは飛んで行った。ネルは、リオとの通信をし始める。ちなみに、戦っている時もネルの横を飛んでいたドローン型のAMASが居るが、通信を始めた。
「こっちは何とかなった。残りのディスペクターは?」
【反応は少なくなっているわ。ゲーム開発部や他のC&Cが復帰して、皆が頑張ってくれたからよ。】
ネルはミレニアムの校内に入りながら、リオの状況説明を聞いた。
「そうか……って、なんでこっちに来ねぇんだよ!!」
【対抗できるのは、あなたしか居なかったからよ。なら、他に回す方が合理的でしょう?】
「アタシが倒れたらどうする気だよ……」
【負ける訳ないでしょう?貴方は、我が校が誇るC&Cのダブルオー。私たちにとって貴方は、"約束された勝利の象徴"よ?】
「………はぁ……んじゃ、ディスペクターの居場所を教えろ。」
【了解よ。】
「───最後の最後まで、暴れてやるかぁ!!」
そう吠えて、勝利の象徴は走り出す
その瞳に、希望を宿しながら……。
一方、シロコ達は……
「行って、モモキングRX!!」
『承知!!スター進化!!ボルシャック・モモキングNEX!!』
ズガガガガガガッッ!!!
「デス・フェニックス!モモキングの援護を!!」
『グァッ!!』
ボッッ!!ズドドドドドドッッ!!!
モモキングによる無数の乱打と斬撃
デス・フェニックスによる不死の炎と暗黒の結晶による空中爆撃により、シロコとホシノはノンストップで走り抜ける!
「もうすぐ、トリニティ!!」
「早く行って、援護しないとね…!!」
そこら辺で拾った自転車を漕ぎながら、2人は戦場を走り抜けていくのだった。
あっさり死んでないかって?ほぼ効果無効と言ってもいい制圧力持ってる奴を倒すにはこうするしかないだろ。ちな、アリスが来なくても何とかなったが………ミレニアムの校舎がかなりボロボロになります(これでも被害は少ない方)。この世界線の被害総額で例えるなら、エリドゥを建設した時の額と同等になるってよ。
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