龍可「二度目の今日をどう生きるのも自由だから」   作:ルカP

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前後編表記を変えましたので話数が一気に増えてますが、過去のお話に変更はありません。


第10話 決勝戦 遊星VS十六夜アキ

~スタジアム・デュエルフィールド~

 

MC「みなさまお待たせいたしました!!いよいよ決勝戦の時間となりました!!」

 

MCの煽りに会場は今日一番の歓声に沸く

 

MC「まずは、先ほど華麗なワンターンキルを魅せてくれた、サテライトのシューティングスター!不動遊星!!」

 

龍亞「遊星頑張れー!!」

 

天兵「龍亞、龍可はいいの?」

 

龍亞「龍可が一人にさせてくれってさ。体の方はもう大丈夫みたいだし、遊星の応援をしてきてくれって。」

 

天兵「そっか。」

 

矢薙「おーワクワクするねぇ。」

 

氷室「遊星、気を付けろよ…」

 

MC「そしてこちらは今回の女性対決を見事に制した、黒薔薇の魔女。十六夜アキーー!!」

 

アキの登場は盛り上がる観客を刺激し、非難や罵声も混じるようになる

 

MC「このデュエルの勝者はキングオブキング、ジャックアトラスへの挑戦権を得る。果たしてどちらが切符を手にするのか!」

 

遊星(十六夜アキ。お前はこのデュエル、何を語る。)

 

MC「すべての時は今ここに交わる!デュエルオブフォーチュンカップ決勝戦!スタートー!」

 

遊星&アキ『決闘!!』

 

遊星 LP4000

アキ LP4000

 

遊星「俺の先行!マジックカード希望の転生を発動。手札のモンスター2枚を墓地へ送ることで、2ターン後の俺のスタンバイフェイズ。モンスターカード1枚をデッキから手札に加える。」

 

希望の転生 アニメオリジナル

通常魔法

自分の手札を2枚捨てて発動する。

発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に

デッキからモンスターカードを1枚選択して手札に加える。

 

遊星「さらに調律を発動。ジャンクシンクロンを手札に加える。その後デッキの一番上のカードを墓地へ。そしてジャンクシンクロン召喚!」

 

ジャンクシンクロン ATK1300 ☆3

 

遊星「このカードの召喚に成功したとき、墓地のレベル2以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する。来い!チューニングサポーター!」

 

チューニングサポーター DEF100 ☆1

 

遊星「さらに墓地のボルトヘッジホッグはフィールドにチューナーがいるとき、特殊召喚できる!」

 

ボルトヘッジホッグ DEF800 ☆2

 

遊星「レベル1のチューニングサポーターとレベル2のボルトヘッジホッグに、レベル3のジャンクシンクロンをチューニング!」

 

『疾風の使者に鋼の願いが集う時、その願いは鉄壁の盾となる。光さす道となれ!シンクロ召喚。現れよ、ジャンクガードナー!!』

 

ジャンクガードナー DEF2600 ☆6

 

MC「不動遊星、ここで得意の速攻シンクロ召喚!」

 

遊星「チューニングサポーターの効果で、カードを1枚ドロー。ターンエンドだ。」

 

遊星 手札3枚

 

アキ「私のターン。ドロー。手札より紅蓮薔薇の魔女を召喚。」

 

紅蓮薔薇の魔女 ATK800 ☆1

 

アキ「紅蓮薔薇の魔女の効果を発動。このカードをリリースすることでデッキから黒薔薇の魔女を手札に加え、レベル3以下の植物族モンスターをデッキの一番上に置くことが出来る。私は薔薇の妖精をデッキの一番上に置く。」

 

龍亞「あれ?折角モンスターを召喚したのに墓地に送っちゃったよ?」

 

アキ「紅蓮薔薇の魔女の効果により手札に加えた黒薔薇の魔女を通常召喚する。」

 

黒薔薇の魔女 ATK1700 ☆4

 

アキ「このカードが召喚に成功したとき、デッキからカードを1枚ドローする。それが魔法、罠カードだった場合、このカードと共に墓地へ送る。」

 

龍亞「それじゃギャンブルって事じゃん!」

 

氷室「いや、今の奴のデッキの一番上のカードは…!」

 

アキ「私の一番上のカードはさっき置いた薔薇の妖精。このカードがカード効果で手札に加わったとき特殊召喚出来る。」

 

薔薇の妖精 ATK600 ☆3

 

天兵「そうか。さっきの紅蓮薔薇の魔女の効果で一番上に置いたのはこうやって繋げるために。」

 

龍亞「これで魔女のお姉ちゃんのモンスターのレベルの合計が…」

 

矢薙「7になったね。これはヤバイんじゃないか?」

 

アキ「レベル3の薔薇の妖精にレベル4の黒薔薇の魔女をチューニング!」

 

『冷たい炎が、世界の全てを包み込む。漆黒の花よ開け。シンクロ召喚!現れよ、ブラックローズドラゴン!』

 

ブラックローズドラゴン ATK2400 ☆7

 

遊星「現れたか。ブラックローズドラゴン…」

 

氷室「だが、遊星の場には守備力2600のジャンクガードナーがいる。攻撃力2400のブラックローズじゃ突破は出来ねえ。いきなり全てのカードを破壊してくるか?」

 

アキ「ブラックローズドラゴンの効果を発動。墓地の植物族モンスター、薔薇の妖精をゲームから除外することで相手の守備表示モンスターを攻撃表示に変更し、エンドフェイズまでその攻撃力を0にする。」

 

『ローズリストリクション!』

 

ブラックローズの蔦がジャンクガードナーを絡めとる

 

ジャンクガードナー DEF→ATK0

 

矢薙「まずいよ。あんちゃんのモンスターの攻撃力がなくなっちゃったよ!」

 

アキ「ブラックローズドラゴンでジャンクガードナーへ攻撃!」

 

『ブラックローズフレア!』

 

遊星「ジャンクガードナーの効果発動!1ターンに1度、相手モンスターが攻撃してきたとき、そのモンスターを守備表示にする!」

 

ブラックローズドラゴン ATK→DEF1800

 

龍亞「ふぅ、危ない。なんとかかわしたよ。」

 

アキ「カードを3枚伏せ、ターンエンド。」

 

アキ 手札2枚 伏せ3枚

 

ジャンクガードナー ATK0→1400

 

遊星「俺のターン!」

 

遊星(今の俺の手札ではブラックローズドラゴンの対処は出来ない。ジャンクガードナーでブラックローズドラゴンの攻撃をしのぎ、体制を整える。)

 

遊星「俺はシールドウォリアーを守備表示で召喚!」

 

シールドウォリアー DEF1600 ☆3

 

遊星「ターンエンd「このエンドフェイズにトラップ発動!」

 

遊星「何!?」

 

アキ「シンクロバック。ブラックローズドラゴンをエクストラデッキに戻す。」

 

龍亞「どうして折角シンクロ召喚したブラックローズドラゴンを?」

 

氷室「何か狙いがあるに違いねえが…」

 

遊星「…ターンエンドだ。」

 

遊星 手札3枚

 

アキ「私のターン。このスタンバイフェイズシンクロバックの更なる効果を発動!エクストラデッキに戻したブラックローズドラゴンをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!」

 

シンクロバック アニメオリジナル

通常罠

自分フィールド上のシンクロモンスター1体をエクストラデッキに戻す。

この効果でエクストラデッキに戻ったシンクロモンスター1体を、

次の自分ターンのスタンバイフェイズ時にシンクロ召喚扱いとして特殊召喚する

 

ブラックローズドラゴン ATK2400 ☆7

 

遊星「シンクロ召喚扱い…ということは。」

 

アキ「気付いたようね。ブラックローズドラゴンの効果を発動!シンクロ召喚したときフィールド上の全てのカードを破壊する!」

 

『ブラックローズガイル!』

 

遊星「くっ…!」

 

アキ「そして私の破壊された伏せカードは薫り貴き薔薇の芽吹き。このカードが破壊された時、墓地のブラックローズドラゴンを特殊召喚する。復活せよ、ブラックローズドラゴン!」

 

ブラックローズドラゴン ATK2400

 

遊星「これは、龍可とのデュエルでも見せたコンボ…」

 

アキ「あなたにもあの子と同じ痛みを与えて上げる。ブラックローズドラゴンでダイレクトアタック!」

 

『ブラックローズフレア!』

 

遊星「うわああああああああああ!!」

 

遊星 LP4000→1600

 

龍可龍亞氷室矢薙天兵「遊星!!!」

 

遊星はブラックローズの攻撃のなかアキの顔を見た。その顔は悦びと哀しみに揺れている。そんな表情をしていた。

 

遊星(…十六夜アキ。この女は破壊を…)

 

遊星「うっ…」

 

攻撃の衝撃で遊星は膝をついてしまう

 

アキ「私はターンを終了。」

 

アキ 手札3枚

 

遊星「お前は破壊を、その力に愉悦を感じている。」

 

アキ「私が…破壊を楽しんでる…」

 

遊星「十六夜。お前は人に痛みを与えることを悦んでいる。」

 

アキ「やめろ。何を言っている!」

 

遊星「俺のターン。希望の転生発動後、2ターン目のスタンバイフェイズだ。デッキからモンスターを手札に加える。俺はブライシンクロンを手札に加える。」

 

アキ「チューナーを加えたか。それがお前の希望なの?」

 

遊星「相手フィールドにのみモンスターが存在するとき、このカードはレベル4モンスターとして特殊召喚出来る。レベルウォリアーを特殊召喚!」

 

レベルウォリアー ATK300 ☆3→4

 

遊星「ブライシンクロンを召喚!」

 

ブライシンクロン ATK1500 ☆4

 

遊星(力を貸してくれ…!スターダストよ。)

 

遊星「レベル4のレベルウォリアーにレベル4のブライシンクロンをチューニング!」

 

『集いし願いが、新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚。飛翔せよ、スターダストドラゴン!』

 

スターダストドラゴン ATK2500 ☆8

 

MC「なんだこのドラゴンは!?初めて見るぞぉ!?なんという気高い姿ぁ!!」

 

矢薙「あぁあれがあんちゃんのシグナーのドラゴン!?」

 

スターダストがフィールドに出現すると二体のドラゴンが共鳴するように威嚇しあっていた

 

アキ「忌むべき印…」

 

遊星「…?」

 

アキ「私は、この印を憎む。この力がなければ…私は…」

 

遊星「力に、悦びを感じることもなかった。人の痛みに快楽を得ることも。」

 

アキ「そう。この痣はそんな人を越えてしまった怪物に刻印された忌むべき印。だから私は私自身を憎む。抑えきれない破壊への想いに、私は生きていてはいけないとさえ思った。でも、想いが募れば募るほどそれは破壊の衝動に転嫁されていった。そして私は私であることをやめた…もう一人の自分を作り上げた。

仮面の私は私じゃない破壊を楽しんでも、痛みを笑っても構わない。そんなときディヴァインが教えてくれた。仮面など必要ない。そのままの私でいいんだと。その言葉に、私は救われた。ただ生きているだけでいい。もう考えない。ただ感じるだけ。」

 

遊星「逃げるな、十六夜。」

 

アキ「どうしようもない。私にはどうすることも出来ない。」

 

遊星「出来る!その悦びを否定するお前がいる!その想いが有る限り、やり直せる!お前自身を救い出すことが出来る!」

 

遊星(届かせてみせる…このデュエルで、彼女の心に。)

 

遊星「スターダストドラゴンで、ブラックローズドラゴンへ攻撃!」

 

龍可(!?痣が…疼く。遊星…アキさん…)

 

『響け、シューティングソニック!』

 

アキ「手札からガードヘッジを墓地へ送り効果発動!モンスターがバトルする時、エンドフェイズまで攻撃力を半分にすることでこのターン、戦闘破壊を無効にする。」

 

ブラックローズドラゴン ATK2400→1200

 

遊星「だが、ダメージは発生する!」

 

アキ LP4000→2100

 

遊星「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ。ブライシンクロンにより上がっていた攻撃力は元に戻り、効果も復活する。」

 

スターダストドラゴン ATK3100→2500

 

遊星 手札2枚 伏せ1枚

 

龍可「お願い遊星…無事でいて…」

 

龍可の祈りは届くのであろうか…

 

~続く~

 

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