龍可「まだ私のバトルフェイズは終わってないわ。エンシェントフェアリードラゴンで、ダイレクトアタック!」
『エターナルサンシャイン!』
エンシェントフェアリードラゴンの放つまばゆい光がもう一人の龍可を包む
龍可闇 LP3200→1100
光がはれても、もう一人の龍可は余裕の笑みを浮かべていた
レフィキュルは破ったのにあの余裕…
龍可「私はカードを1枚伏せてターンエンド。」
龍可 手札3枚 伏せ1枚
龍可闇「レフィキュルを破ったくらいで形成逆転のつもりかしら?私のターン。手札からマジックプランター、発動。ダークキュアを墓地へ送りカードを2枚引く。」
龍可「バーン戦術はおしまい?何を仕掛けてくるつもり?」
龍可闇「本当の闘いはこれから。私もこのカードを使わせて貰うわ。マジックカード予想GUYを発動。」
龍可「あなたも!?」
龍可闇「言ったはずよ。私はあなただって。この効果により、デッキからデュナミスヴァルキリアを特殊召喚!」
デュナミスヴァルキリア ATK1800 ☆4
龍可闇「さらにエンジェルトランペッターを通常召喚。」
エンジェルトランペッター ATK1900 ☆4
龍可「使うモンスター達まで…」
龍可闇「当たり前でしょ?私も龍可なのだから。」
龍可「でも、私はレベル8のシンクロモンスターなんて…」
龍可闇「そうね。これから使うのはあなたの知らないモンスター…」
龍可闇(さっきのエンシェントフェアリーの攻撃の影響かしら?元々光に強く影響されたこの子達は闇に染まった私を拒絶して使えなくなったみたいね。まあ、他の子達を使えばいい話。)
龍可闇の手元にある二枚のカードは弱々しながらも輝きを放ち、抵抗を見せているようだった
龍可闇「レベル4、デュナミスヴァルキリアに、レベル4、エンジェルトランペッターをチューニング!」
『漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ。万物を睥睨し、その猛威を振るえ!シンクロ召喚。琰魔竜レッドデーモン!』
琰魔竜レッドデーモン ATK3000 ☆8
龍可「これは、れ、レッドデーモンズドラゴン!?」
龍可闇「姿形はほぼレッドデーモンズドラゴンね。でも、この子はあなたの知ってるレッドデーモンズドラゴンとは違う。」
龍可「そうか。まさかこのカードがこの世界を…」
龍可闇「そう。遊星の父。不動博士が生み出した、異世界の決闘竜と呼ばれる存在。それがこの世界を作り、私という存在をも生み出してくれた。」
龍可「決闘竜…これが制御装置に封印された精霊…異世界って、どういうこと?」
龍可闇「決闘竜は元々、別の世界、所謂パラレルワールドで生み出されたドラゴンの事。でも、どういう訳かこの世界での不動博士は、この決闘竜を生み出してしまったみたいね。まあ、危険と判断して制御塔と共に封印したみたいだけど。」
龍可「やっぱり、この世界は元々私がいた世界とは微妙に…」
龍可闇「さて、おしゃべりはこれまで。」
もう一人の龍可はディスクを構えなおす
龍可闇「琰魔竜レッドデーモン、効果発動。このカード以外の攻撃表示モンスターを全て破壊する!」
龍可「全てを!?」
『深紅の地獄炎(クリムゾンヘルバーン)』
強大な炎がフィールド毎エンシェントフェアリードラゴンを包む
龍可「永続トラップ、ディメンジョンガーディアン。攻撃表示のエンシェントフェアリーを対象にすることで、そのモンスターの戦闘、効果による破壊を防ぐ!」
エンシェントフェアリードラゴンはバリアで守られるがその余波は後ろの龍可を襲う
龍可「くっ…」
なんて衝撃なの。これが、決闘竜の力…
龍可の眼前には、共に闘った仲間の竜。しかしその姿は真っ黒な闇のオーラに包まれていた
龍可闇「破壊は避けたか。でも、レッドデーモンの攻撃がまだ残ってるわ。」
龍可「モンスターを全て破壊したうえで、まだ攻撃が出来るの!?」
龍可闇「レッドデーモンで、エンシェントフェアリードラゴンを攻撃。」
『極極の絶対独断(アブソリュートヘルドグマ)』
龍可「耐えて、エンシェントフェアリードラゴン…!」
レッドデーモンの拳を、エンシェントフェアリードラゴンは必死に耐える。しかしその衝撃はダメージとして龍可を襲う
龍可 LP1550→650
凄い力…耐えて、エンシェントフェアリードラゴン…!
龍可闇「カードを1枚セット。ターンエンドよ。」
龍可闇 手札3枚 伏せ1枚
龍可「どんなに強力なドラゴンでも、負けるわけにはいかない。私のターン!装備魔法、シールドアタックをエンシェントフェアリードラゴンに装備。その攻撃力と守備力を入れかえる。」
エンシェントフェアリードラゴン
ATK2100→3000 DEF3000→2100
龍可「エンシェントフェアリードラゴンで、琰魔竜レッドデーモンを攻撃!」
龍可闇「迎え撃ちなさい。」
『エターナルサンシャイン』
『極極の裁き(アブソリュートヘルジャッジ)』
エンシェントフェアリーの放つ光とレッドデーモンのブレスが激突する
龍可闇「攻撃力は互角…でも。」
龍可「そう。ディメンジョンガーディアンの効果で私のエンシェントフェアリーは破壊されない。破壊されるのはあなたのドラゴンだけよ!」
徐々にエンシェントフェアリードラゴンの光がブレスを押し返し、レッドデーモンを飲み込み消滅させた
龍可「ターンエンドよ。」
龍可 手札4枚
龍可闇「私のターン。流石私ね。1ターンでレッドデーモンを倒すなんて。でも、決闘竜
は、レッドデーモンだけじゃないわ。」
龍可「まさか、他のシグナーのドラゴン達も…!?」
龍可闇「トラップカードオープン。シンクロスピリッツ。墓地のレッドデーモンをゲームから除外することで、そのシンクロ素材となったモンスターを、私のフィールドに特殊召喚する。」
シンクロスピリッツ(アニメオリジナル)
通常罠
自分の墓地のシンクロモンスター1体をゲームから除外して発動する。
この効果でゲームから除外したシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスター一組を、自分の墓地からフィールド上に特殊召喚する。
エンジェルトランペッター ATK1900 ☆4
デュナミスヴァルキリア ATK1800 ☆4
龍可「また、レベル8のシンクロ召喚を。」
龍可闇「レベル4のデュナミスヴァルキリアに、レベル4のエンジェルトランペッターをチューニング。」
『漆黒の風を纏い末世から飛翔せよ。シンクロ召喚。玄翼竜ブラックフェザー!』
玄翼竜ブラックフェザー ATK2800 ☆8
龍可「今度はブラックフェザードラゴンが…でも攻撃力はこっちの方が高いわ。」
龍可闇「じゃあ、その装備魔法を破壊してみようかな?速攻魔法、サイコロン。」
龍可「サイコロン?」
龍可闇「これからサイコロを一回振るわ。出た目の数によって効果が変わる。 2,3,4の目が出たらあなたのマジック、トラップを1枚破壊。 5が出たら2枚。そして1か6が出たら、私は1000のダメージを受けるわ。」
わざわざ自分にダメージを与えるリスクをおかしてまでそんなカードを…?
龍可闇「いくわ、ダイスロール。」
ソリッドビジョンで現れたサイコロが回り始める
これで私のシールドアタックが破壊されてしまったら、攻撃力が元に戻ってそのまま私は負けてしまう…お願い、外れて。
サイコロがぴたりと止まる
サイコロの目…6
龍可闇「残念、6ね。私は1000ポイントのダメージを受けるわ。」
龍可闇 LP1100→100
助かった…でも、どうしてわざわざ自分にダメージを与えるような真似をしてまで…
龍可闇「不思議そうな顔してるわね?どうしてこんなリスクのあるカードを?とでも思ってる?」
龍可「!?」
龍可闇「その答えはこれよ。玄翼竜ブラックフェザーの効果発動。自分がダメージを受けた時、自分のデッキのカードを上から5枚、墓地へ送る。そしてこの中にモンスターカードがあれば、攻撃力を400ポイントアップさせる。」
闇人格の龍可は自らのデッキのカードを墓地へ送る
龍可闇「モンスターカードが存在していたため、ブラックフェザーの攻撃力が増加するわ。」
玄翼竜ブラックフェザー ATK2800→3200
龍可闇「玄翼竜ブラックフェザーで、エンシェントフェアリードラゴンに攻撃。」
『黒怒尖闘撃(ブラックレイジエントリー)』
ブラックフェザーの波動がエンシェントフェアリードラゴン毎龍可へと襲いかかる
龍可「うわああああ!」
龍可 LP650→450
龍可闇「エンシェントフェアリードラゴンは破壊できなくともダメージは与えられる。このまま、二人まとめて苦しめてあげる。ターン終了。」
龍可闇 手札3枚
龍可「私のターン。ドロー!」
よし!これなら!
龍可「装備魔法、魔道師の力をエンシェントフェアリードラゴンに装備。私の場の魔法・罠カード1枚につき、攻撃力、守備力を500ポイントアップさせる。私の場の魔法・罠は3枚。よって1500ポイントのアップ!」
エンシェントフェアリードラゴン ATK3000→4500 DEF2100→3600
龍可「あなたの場に伏せカードはないわ。これで私の勝ちよ。エンシェントフェアリードラゴンで玄翼竜ブラックフェザーへ攻撃。」
『エターナルサンシャイン!』
龍可闇「甘いわね。墓地のタスケルトンの効果を発動。相手モンスターの攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外することでその攻撃を無効にする。」
闇の龍可の墓地からタスケルトンが現れ、玄翼竜の前に立ちふさがり攻撃を受け止め消滅する。
龍可「!?そうか、さっきのブラックフェザーの効果で…」
龍可闇「残念だったわね?私を倒すチャンスを逃したわよ?」
龍可「くっ。」
今の私の手札に、起死回生の手はない…
手札の交換が出来るのは、このマジックプランターだけ…でもこれを使ってしまうとエンシェントフェアリーを守ってくれてるディメンジョンガーディアンを墓地へ送らなければならない…
龍可闇「あら?もう打つ手なしかしら?」
あの余裕…もしまだ他の決闘竜がいたら…ここは賭けに出るしかない…!
龍可「私はディメンションガーディアンを墓地へ送り、マジックプランターを発動!カードを2枚ドロー!」
龍可闇「守りの要を捨ててしまうなんて、よっぽど困っているのね。」
龍可「…カードを1枚セットして、ターン終了。」
龍可 手札4枚 伏せ1枚
龍可闇「苦し紛れのドローで何を引いたのかしら?私のターン。」
龍可闇(これでレベル7のシンクロモンスターが呼べる…ブラックローズを呼べたら勝ちだったけど、悪運が強いわね…)
もう一人の龍可の手には残りの決闘竜のカードが握られていた。その内2枚のカードの絵は白く輝き、闇の龍可を拒んでいるようだった
龍可闇「なら、別の力を使うまでね。手札からトレジャーパンダーを召喚。」
トレジャーパンダー ATK1100 ☆4
龍可闇「トレジャーパンダーのモンスター効果発動。墓地の魔法・罠カードを3枚まで裏側表示で除外することで、除外した枚数と同じレベルの通常モンスターをデッキから特殊召喚する。私は3枚を除外し、プチテンシを特殊召喚。」
プチテンシ ATK600 ☆3
モンスターを並べた。だけどチューナーモンスターではない…
龍可闇「チューナーではないからシンクロ召喚はない。そう思ってるわね?」
龍可「!?」
龍可闇「墓地よりブーテンの効果を発動。このカードも、ブラックフェザーで墓地へ送られたカードよ。ブーテンを除外することで、プチテンシをチューナーとして扱う。」
龍可「これでレベル7のシンクロ召喚が…」
龍可闇「レベル4のトレジャーパンダーに、レベル3のブーテンをチューニング。」
『鋼の逆鱗に触れたい人はご自由に。シンクロ召喚。機械竜パワーツール。』
機械竜パワーツール ATK2300 ☆7
龍可「そんなっ!?パワーツールドラゴンも決闘竜になってるの?」
龍可闇「ふふっ。パワーツールドラゴンであなたを倒す。こんなに面白いことあるかしらね?」
パワーツールの咆哮が二人しかいない空間にけたたましく鳴り響いた・・・
~続く~