転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

裁判に掛けられる

王、カイジンに勧誘をかける

カイジン、これを拒否、リムル達についていく意を表明

国外追放になる

ゴブタを忘れていく←イマココ

ついにカイジンたちが仲間に加わりました、ちなみに、あらすじはリムルかセンヤの視点でわかる範囲だけです。


見よ、マシになった生活水準を!

………ん?この足跡は…、

 

「!?センヤ様、何処に行かれるのですか!!」

 

「多分リムル達が帰ってきたから、迎えに行ってくる!!」

 

「わ、わかりました!皆を集めてきます!」

 

ダダダダダダ……!

 

お、やっぱり帰ってきた。

 

「おーい!リムルー!」

 

「あ、センヤー!」 

 

無事に帰ってこれたようで安心した。どうやら、新しい仲間も連れてきたらしい。誰ひとり欠けること無く………?

 

「……ゴブタは?」

 

「「…………あっ」」

 

全員忘れてたわ、可哀想に。

 

その後、ゴブタが追って帰ってくるまでしばし待ち、そこから村に歩いていった。歩きながら、新しい仲間を紹介された。

 

「センヤ、紹介するよ。こちら、職人のカイジン、ドルド、ミルド、ガルムだ」

 

「おお、あんたらがうちに来てくれた職人さんか!俺の名前はセンヤ=テンペストだ、よろしく頼む」

 

「カイジンだ、テンペストっつーと…リムルの旦那のご兄弟で?」

 

「ああ、まあ、気にしないでいいよ、気安く行こう」

 

(いや、むりじゃないかな…)

 

いけるいける、そいつらが仕えてるのリムルでしょ?俺ただの親友だもん、仲良くしよーぜ。

 

「センヤ、あんまり困らすなよ」

 

「わーってるよ…、あっリムル、報告したいことが」

 

「なんだ…はぁ!?」

 

俺は、村に移住したい旨を伝えにきたゴブリンの数をリムルを教えた。その数五百人。流石にリムルも気を失いかけたようだ。

 

「名前はこっちの方でもう決めたから、名付けるだけでいいんだけど、問題は居住地の方なんだよね」

 

「あ、ああ、ありがとう。…そうだな、どうせならあの洞窟の近くにでも引っ越すか」

 

という話になり、村に帰ってすぐ、引っ越す旨を伝えた。

 

皆了承してくれたので、移動自体はスムーズに終わったのだが…

 

「…流石に木が多すぎるな、家一つも建てられやしない」

 

そう、もともと開けていた村と違い、洞窟周辺は木々にまみれていたのだ。

 

「切ったやつは建材に使うからいいんだが、流石にこの量を切り倒すには数日かかるぞ…」

 

そう職人…カイジンが言った。ふーん、問題それだけなんだ…。

 

「リムル、ここは俺に任せてくれないか?」

 

「いいのか?俺がいない間、村をまとめてくれたみたいだし、疲れてるだろ?無理しなくても…」

 

無問題(モーマンタイ)!それじゃあ皆、俺より前に出ないようにしてくれ」

 

そう言って皆をどかす。

 

「な、なあリムルの旦那。センヤっての、そんなにすごいのか?俺にはただの人間の子供しか見えないんだが…」

 

範囲は…とりあえず元の街の6倍もあればいいかな、狭かったら後から調整すればいいし。

 

「センヤは俺よりも強いぜ。そもそも、それを言ったら俺だって見た目はただのスライムだし」

 

後はその範囲木々周辺の魔素を呪力に変換して…、

 

「いや、旦那は会った瞬間に凄さを見せつけられたし…」

 

切断箇所をイメージ…、

 

「まあ、見てなよ」

 

《スキル、斬撃を使用しますが?》

 

ああ、

 

()

 

そういった瞬間、音も無く、元の村の数倍はあろうかと言う範囲の木々が次々に倒れていった。

 

「…まぁ、こんなところか。根っこは流石に管轄外だから、後で引き抜くとして…素材班!今から丸太にしていくから一箇所に集めていってくれ!」

 

「「了解しました!!」」

 

ふとカイジン達に目をやると、まさに驚愕、という感じの顔をしていた。

 

「…いやリムル、何でお前も驚いてるんだよ」

 

「…いや、ここまでの範囲は見たことがなかったから…」

 

「センヤ…いや、センヤの旦那、ナマ言ってすまなかった!」

 

「え?何のこと?」

 

ほんとにわからない。

 

「…なあ、リムルの旦那、さっきの、いったい何してたんだ?」

 

「えっと…解って言った途端に、広範囲の木々が音も無く倒れていった?」

 

「…さっぱり分からん」

 

とりあえず時短できたし、ヨシ!

 

 

 

それからは取り敢えずの拠点を作り、そこを中心にして野宿をしながら開拓をすすめた。

 

空いた時間でリムルは、新しい住民に名前を付けていた。

 

 

(ラグルド、ルグルド、ログルド…結構適当だな)

 

(そうか?リムルのセンスを真似してみたんだが…)

 

(流石にこんなに適当じゃねえよ!?)

 

いや適当だって。

 

五百名というかなり多い数ではあったが、俺があらかじめ名前を考えていたおかげもあり、かなり早く終わった。

 

そこからは人海戦術で切り株を掘り返し、平らにし、という作業を全員でやっていたので、建設に結構早く取り掛かることができ、さらには職人のおかげで生活の水準がどんどん向上していった。

 

カイジンは言わずもがな、鍛冶職人。

ドルドは装飾職人。

ガルムは皮職人。

ミルドは建築職人と、専門がそれぞれ違っていたので、それぞれにゴブリンの弟子を付けることにした。

 

建築に関しても切っていた木材が大量にあり、さらにはヴェルドラのいた洞窟から石材が取れるため、しっかりした家が既に何軒か作られている。もはや街と言っても過言ではない。

 

ちなみに最初に建てられた家は、俺とリムルのものだった。ちょっと豪華すぎん?俺とリムルが住むだけよ?と思ったが、まあ彼奴等の街だし好きにやらせようという風に話がまとまった。

 

暇になった俺達はそれぞれ別行動をしている。

 

リムルはスキルの練習、俺は街の周りの散策だ。

 

そんな時、一つの団体が目に入った。

 

彼らは四人組で、大きな蟻の魔物数匹に追われていたのだ。

 

(…あれ?あの三人、どこかで…)

 

どうやらパーティのウチの一人が、魔物の巣を刺激したらしく、激昂した魔物に追われているらしい。自業自得じゃん。

 

(しゃあない、助けに…ん?)

 

助けに行こうとした時、パーティの一人である仮面をつけた少女が剣に炎を纏わせ、その剣で魔物を切り倒した。

 

(やるじゃん)

 

そう思ったが、どうやらまだ生き残りがいたらしく、それらが少女に襲いかかった。迎撃しようとするが、何やら苦しそうにその場に倒れ込んでしまった。

 

これは助けにこうかと思った矢先、襲ってきた魔物に黒い雷が命中したのだ!

 

どうやら下手人はリムルらしく、スキルの試し撃ちで魔物に放ったらしい。

 

まあ、リムルがいるなら行かなくて……!!

もう一体いたらしく、リムルと少女に襲いかかった。

 

油断しやがって…!

 

(これが運命の人か…)

 

「!スライムさん!うしろ!!……!?」

 

「え?」

 

魔物が襲いかかろうとした一足先に、俺が魔物に触れた。

 

()

 

放った斬撃は、魔物を一片も残さず切り刻んだのだった。

 

「ふぅー…。おいこら、馬鹿リムル、何油断してんだよ」

 

「な、し、してねーよ!相手の隙をうかがってただけだ!」

 

「後ろ向きで隙をうかがう馬鹿が何処にいる!」

 

「…ふふっ。スライムさんと仲がいいのね」

 

「…ん?ああ、そうだが…君たちは、どうしてここに?」

 

…あれ?反応が…、

 

「「「はぁぁ〜〜」」」

 

「うわっどうした?」

 

「いや、精神的疲労って言うか…」

 

どうやら、長い間あの魔物に襲われていたらしい。自業自得とは言え流石に可哀想なので、ウチの街に案内することにした。

 

……と、言うわけで街に案内することに。

 

俺の自己紹介のときは、人間が魔物の味方かと変な者をみる目で見られた…なぜ…。

 

「僕は悪いスライムじゃないよ?」

 

リムルが渾身のギャグを放ったところ、例の仮面の少女にだけ受けた。どうやら彼女は日本人らしい。

 

それから、リムルと共に例の仮面の少女に呼ばれた。

 

「ねえ、スライムさん、人間さん、国は何処?」

 

…これは、前世の話か。

 

どうやらさっきの知識は、同郷のものから聞いたらしく、本人が知っているわけじゃないらしい。

 

「…一応俺と、そこのセンヤも同じ、日本出身だ」

 

「やっぱり当たってた。私と同じだ、会えてうれしいよ!」

 

仮面を外した顔は、火傷の跡が気にならないくらい綺麗な笑顔だった。




ヒーローは遅れてやってくるってね★(粉々になったジャイアントアント)
タイトルからは想像できないくらいしっとりとした終わり方。こんなのウチの転スラじゃない…!
センヤは運命を感じていませんが、少しだけ思うところがあった模様。何処か親近感を感じたのかも。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、呪力封印、呪術封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化(封印)、呪力放出(封印)、呪力感知(封印)、呪力収集、呪力特性付与(封印)

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

斬撃
触れたものをイメージ通りに切り落とす。呪力も対象内

火種
周囲の魔素を利用して燃える火を生み出す。複数発動可能

─じゅじゅコラム─
センヤはアウトドア派ではありますが、読書も趣味の一つで意外な知識を持っています。

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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