四人を街に誘う
四人、肉を食らう
千夜、死因が判明
シズさんに、現代までの日本を見せる
シズさんを召喚した人が、魔王レオン・クロムウェルだと判明
シズさん、イフリートに支配権を奪われ、戦闘が開始する←イマココ
かつて、炎で全てを失った少女は世界を渡り、奇しくも炎の力を手に入れた。
少女はその力を人々を守ることに使ったが、炎は少しずつ彼女を蝕み、やがて炎を御することができなくなった。
少女の名はシズエ・イザワ。炎の上位精霊イフリートを宿し、爆炎の支配者と呼ばれた英雄だった。
シズさんが半裸の男の姿になった。アレがイフリートか…。
イフリートは右手を掲げ、上空に無数の火炎弾を作り、それを俺たちに向けて発射した。
「うぉっ!?あっぶねー…」
「センヤ!お前耐性もってないんだろ!?危ないから下がれ!」
「
ランガに乗ったリムルに言われたが、この程度なら前世でも何度か食らってきた。問題ではない。
「あっちい!!」「死んじゃう!!」「ムリムリムリでやんす!!」
…俺よかあの三人のほうがやばい気がするけど。
取り敢えず、あの三人に迫っていた火炎弾を殴り飛ばして守っておいた。
「た、助かっ…てええ!?殴り飛ばした!?」
「うっそ、貴方ほんとに人間なの…?」
「こんくらい普通!」
「普通の人は炎を殴り飛ばさないでやす!!」
守ったのにドン引きされた、酷い。
………ん?なんか増えてる。
《解。下級精霊のサラマンダーです》
成る程、召喚も出来るのか、放っといたら不味いな…、
「リムル、先にあいつら片付けんぞ!」
「分かった、水刃!!」
そう言って放った水の刃は、当たる前に蒸発してしまった。
水が効かないのか。…ん?あの女の子が放ってる氷は効いてんな…、ああ、魔法ね。
「そんじゃあ俺も…解!」
そう言って放った斬撃で、サラマンダーの数体は悲鳴を上げることもなく消え去った。
………一応、イフリートにも攻撃してみたが、あんまり効いてる様子なかったな。
《イフリートは周囲の魔素を使って燃えているため、呪力に変換できるほどの魔素が残っていなかったようです》
ふーん…、もしかして、魔素から呪力に変換するのって、結構効率悪い?
《是》
やばいな。早く呪力使えるようになんないと、魔素枯らしちゃうかも。
「あの時助けてもらった時のスキル!?遠隔でも使えるの!?」
「いよいよ、何者なのか分からなくなってきやしたね…」
「エレン!俺に向かってそれ撃ってくれないか!?」
「ええ!?…後で文句言わないでよ!」
どうやらリムルも対抗策を見つけたらしい。氷の魔法を吸収して、魔法を扱えるようになったようだ。
《
成る程、解析と複製って魔法にも利用可能なのか…、
あ!リムルが炎の中に捕らえられた!?やばい!
《告。個体名リムル=テンペストは熱変動耐性を獲得しているため、炎への耐性を持っています》
あ、そうなんだ。あいつ一人でも大丈夫そうだな…。
「何やってるんだよ!リムルの旦那が飲み込まれちまったぞ!!」
「そうでやんす、早く助けに行きやしょう!!」
「そうだよぅ!」
お、ちゃんと心配してくれるんか。
「大丈夫だよ、あの程度の炎じゃリムルには傷一つつかないし、それにお前達じゃどっちみちどうにもできないだろ?」
「「「ぐうっ」」」
…あ、ほら、リムルが炎ごと捕食しちゃった。
「ほらね?」
「「「………」」」
《……告。個体名リムル=テンペストが、炎の上位精霊イフリートを捕食しました。解析鑑定の補助を開始します》
へえ、そんな事も出来るのか。
……なんか、胃袋の中でヴェルドラの声が聞こえるな。そこまで干渉できるのかよ、魂の回廊。
「…スライムさん、ありがとう…」
あ、炎が溶けて…、中で倒れたシズさんとリムルがいる。
「…取り敢えず、一件落着かな。急いでシズさんを寝かせるぞ」
「……ああ、分かった」
………あれから一週間、シズさんは寝たきりだ。
……俺の寝床で。
何で俺の布団なんだよ!他に寝かせる場所がなかった!?じゃあしょうがねえなあ!
リムルはずっと彼女を見ていた。俺もちょくちょく見に行ってみたが、ほんとに目覚めない。
………何か、嫌な予感がするな。
《告。イフリートとの同化が彼女を延命させていたようです》
……まじかよ。
…まあ、どうせあそこで切り離さなかったとしても、何処かで限界が来て、自分の意思とは無関係に全てを焼き尽くしていたかもしれない。
………昔の俺のように。
「……スライムさん、センヤ」
!!起きたようだ。
「シズさん!?気が付いたのか」
「お。起きたのか」
「ずっと…傍にいてくれたの…?」
「…リムルはな、俺は偶に見に来た程度だ」
「そっか…嬉しい」
「待ってろ、今水を…「スライムさん、いいよ…必要ないから」え…」
リムルが水を持ってこようとしたが、シズさんがそれを止めた。
「もう何十年も前にこっちに来て、辛いことも沢山あったけどいい人達にも沢山出会えて、最期はこんな、奇跡みたいな出会いが出来た」
…………。
「心残りがないわけじゃないけど、もう十分生きたから」
シズさんの手から、生気がなくなっていく…、
「…俺に何か、出来ることはないか?心残りがあるなら、言ってくれ」
「頼めないよ、君の人生の重荷になってしまうもの…」
……呪いを残したくない、か。
「言ってくれ。あんたの呪いを。友達だろ?」
「そうだ、俺があんたの力になりたいんだ」
シズエイザワはただ、解けることのない呪いを植え付けられた、ただの女の子だった。たまたま呪いが彼女を生かし、最期はその呪いに身体を蝕まれた、それだけ、ただそれだけの。
……正直俺は、彼女……シズエ・イザワに苦手意識があった。
古い鏡を見せられているようで。自身に込められた呪いで、生きることを諦めた、あの時の事を思い出してしまいそうで。
…一つ間違えば、俺も同じ道を辿っていたかもしれない。
一人で抱えたままよりも、二人くらい味方がいたほうが幾分かマシだろう。
「シズさん、大丈夫かなぁ…」
「大丈夫だって、あの二人がついてるんだからよ」
「そうでやんすよ、リムルの旦那がくれた回復薬、すげー効き目だったじゃないすか」
「おや、これは御三方、お揃いで。皆さんもお見舞いですか?」
「ええ、リグルドさんもっすか」
「はい、シズ殿の着替えを持ってきたところです。リムル様、センヤ様、失礼しま…」
「「「「!?」」」」
……どうやら、あの三人と、リグルドが来たようだ
「「「え!?何!?裸の女の子!?誰!?」」」
三人がそう言ってくる。対するリグルドは
「リムル様、そのお姿は…」
えっ、と三人が驚く。そりゃそうだ、それが普通の反応だよ。
「この子が…リムルの旦那!?」
リムル、人間になる。
どうやら、センヤは彼女に苦手意識があったらしいです。一体何故…?
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、呪力封印、呪術封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚
呪力魔素化、呪力強化(封印)、呪力放出(封印)、呪力感知(封印)、呪力収集、呪力特性付与(封印)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など
斬撃
触れたものをイメージ通りに切り落とす。呪力も対象内
火種
周囲の魔素を利用して燃える火を生み出す。複数発動可能
─じゅじゅコラム─
千夜は幼い時、とある災害に巻き込まれています。その時に育ての親である祖父も失ってしまったそうで。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)