渋谷で死んだ!
転生した!
スキルを聞いて絶望←イマココ
今回はタイトルそのままです。
「…この草、苦いな。お茶にできっかな…?」
《ヒポクテ草のお茶は、この世界には存在しません》
ほなやめとくか……。
スキルについて解答者に聞いてから暫く途方にくれていたが、切り替えて洞窟内を進むことに。
途中小腹を満たすために、そこら辺に生えている草(ヒポクテ草というらしい)をモシャモシャと口に含みながら暫く進んでいた。
少しだけ分かったことがある。
この世界において、本来ならスキルは魔素によって動くらしい。
しかし、俺の身体には魔素が存在しないため、普通ならスキルは使えないんだとか。
では何故いまスキルが動いているのかというと、解答者曰く、
《この空間は魔素が非常に多く、近辺の魔素を使うだけで十分動作可能なためです》
とのこと。
つまり、この洞窟を出たら、暫くの間スキルは使えなくなる可能性がある。
じゃあ呪縛者のデメリットも消えるのかというと、そうではないらしく、何でもすでに魂に深く刻まれているため、魔素がなくても常に縛り続けるのだとか。
何処まで嫌がらせするつもりだよ、このクソスキルは。
一応、《全ての封印が解かれると、スキルの稼働は停止いたします》とのことで。
ただ、封印を解除する条件が一切分からない。何しろってんだよ。
………それにしても、
(本当に何もない、本当に進んでいるのかも分からないし、何もなさすぎて少し怖いな)
この洞窟から出るのが封印解除の条件とか?
《わかりませんが、試す価値はあるかと》
ほへー…。
そんなことを考えながら進んでいたところ、
キシャァァァッ!!!!
「…!?今の鳴き声は!?」
《接近してきます。注意して下さい》
と、解答者から言われた直ぐに、前方から大きな影が迫ってきた。
その正体は、
「………蛇?」
巨大な蛇で、俺の体躯の4倍はあろうかというほどの大きさ。
見たことあんなーこんなの。恵の大蛇。
《解析完了。種族名テンペストサーペント。全身が硬質の鱗で覆われており、尻尾を使ったはたきや、毒の霧を吐いて攻撃してきます。恐らくこの個体は、この洞窟で長い間生きてきた個体でしょう》
テンペストサーペント…、御大層な名前だが、それに見合う強さを持っているらしい。……いや、何で急に?
《恐らく、僅かに漏れ出ている呪力に引き寄れられたのかと》
俺のせいじゃん。確かに俺は使えないし干渉もできないので、漏れてても違和感はな……てゆーか呪力漏れてるの?ヤバない?呪霊湧かない?
《魔素と呪力で相殺しているため、周囲への影響はありません。肉体に関しても、出ていく量と溜まる量が均衡しているため、燃料切れの可能もゼロです》
…なるほど、そういうことならまあいい。
とりあえず今は…。
……様子見ってとこか。いまだ動かずに注視してくる。
「そろそろ体が鈍ってきたところだ。それに、食料がよく分からん草だけってのも味気なかったしな」
俺は戦闘態勢に変わる。この世界初の戦闘だ。
次の瞬間、蛇の口から何が吐き出された。
「危な…っと、と」
さっきまで立っていた地面は、まるで熱湯を投げ込まれた氷の様に、みるみる溶けていった。
「これが毒か、目の前にいるのは危なそうだな」
今の俺じゃあほんとに危ない。
そう考えながら、蛇を中心に走り回っていた。今現在は攻撃の手段を考えているところだ。
(後方や側面からの攻撃…無理だな、鱗に阻まれる可能性がある。腹の方が比較的に柔らかそうだ、あそこしか無いな。だが毒がある。バカ正直に正面から行けば、一瞬で毒の餌食だ。ここは…)
俺は一度その場に留まる。それを好機と見たか、蛇はまた毒を吐いてくる…が、これを俺はまた躱す。
横に避け、また蛇が毒を吐くのを待っていた。
自分の武器を見切られ、腹が立ったのか怒り心頭のご様子。
また毒を吐く段階に入った。
(………!ここだっ!!)
毒を吐かれるよりも一瞬速く、俺は斜め前方に避ける。少し服が溶けたが、毒霧を避けつつ、蛇に近付くことに成功。
「食らえっ!」
そう言いながら、俺は飛び上がり、蹴りを一発お見舞いしようとした…が。
スカッ
「………は?」
空中で、間抜けな格好で止まっている獲物をやすやす見逃すほど、野生は甘くなかった。なんまんだぶ。
「しま…ぐっ!?」
尻尾のはたきによる強力な一撃を食らってしまった。腕で受け止めたとはいえ、呪力を纏っていない身体などそこまで硬くはない。
骨はやられているかと思っていた。
「いてて…あれ?」
その考えは杞憂に終わった。
(何で怪我一つ負ってないんだ?さすがにここまで硬かったとは思えんが…)
《告。ユニークスキル、
????どんなスキルだ?
いや、名前はしってるぜ?前世でも聞いたことあるし。
《基本的に肉体の強化です。硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚を所持しています》
ほーん…俺の身体能力を素体に…って感じかな?超感覚は、恐らく目の…んなこたどうでもいっか。
呪縛者の身体能力封印と打ち消しあってるのか?
《是。防御力に関しては、生前よりも確実に向上しています》
なるほどなるほど。
つまり、負けることはないと…
こういった蛇とは前世で何回もやり合ってきた(恵のだけど)
《解。毒に関しては不明な点がありますが、それ以外は決定打にはなり得ないかと》
「……それなら話は早ぇ」
…俺は、前世の身体に慣れすぎてしまった。
毒が服に掛かったのも、前世なら絶対に無かった。前世の実力に胡座をかいていたツケだ。
今俺は、この身体に慣れていない。仕方が無い。だって中一くらいの肉体なんだもん。
……ならば、
「おい、クソ蛇」
今度は小細工無しの一直線。
ガスッッ!!
毒に関しても、既に見切ったので当たることは無いだろう。
負けないのであれば、どんな相手でもただの仮想的だ。
恐れる必要はない。
もう、目の前の敵は敵ではない
「
ドォォン………!!
「そう簡単に壊れるなよ」
目の前の
最初から(最初からじゃない)
この主人公、元特級術師なだけあって結構イカれています。
身体能力封印は相殺、呪術封印を受けて、呪力強化がなくても大蛇を吹き飛ばすだけの実力はある模様。
あとこの蛇、リムルが倒したのとは別個体です。
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など、基本的には大賢者と同じ
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、呪力封印、呪術封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚
縛りといえばこれ。
呪縛者のスキルの中だけでは釣り合いが取れていなかったのは、このスキルが原因である。攻撃に関しては呪縛者と相殺されているが、こと防御面では、かなりのアドバンテージとなっている
─じゅじゅコラム─
主人公の両親は小さい頃にはすでに亡くなっており、伏黒同様五条に面倒をみてもらっていた
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)