センヤの前世を知らない人たちから見たら、彼はどんな風に映っているのか。
ちょっと書き辛かったのはナイショ。
「俺、最強だから」
そう俺の親友…センヤが言い切った。
俺達は現在、オーガの襲撃に遭っていた。どうやら、彼等の里を襲撃した奴と俺の特徴が似ており、勘違いしてるようだ。
聞く耳を持たないので、仕方なく俺が出ようとしたところ……、
センヤが間に入って、さっきの言葉を吐いた。
…そうゆーの、さらっと言うのやめてほしいわ。
…あ、戦闘が始まった。
「まずは一人目」
センヤはそう言い放ち、後ろに居た大男を殴り飛ばし、前方の紫髪のでっかい女の子を気絶させ、自身の影で両者捕縛した。
…いやいや、なにそれ!?俺知らないんだけど?大男に限っては、もはや影届いてないじゃん!
その後に向かってきた青髪の攻撃を容易く受け止め、投げ飛ばす。さっき奪ったこん棒を振り回してなにをやって…!?
《解。青髪のオーガの使う、捕縛糸のようです》
俺の硬糸と似たようなもんか…。いや、何で気付いてんの?魔力感知全開の俺でも分からなかったよ?
「魔力感知は?使っているとは思わないの?」
「ホッホッホ、惚けるでない。罠に一瞬で勘付いたではないか。あれは魔力感知でどうこうできるものではない、おぬし自身の判断であろう」
どうやら、生来の感覚で分かっていたようだ。
……いやいや、あの老人もそうだけど、なんでわかるんだよ?
意味が分からん。
…取り敢えず、これ以上やるとエスカレートしそうだし、割って入るか…。
「…なあ、そろそろいいんじゃないか?俺の誤解を解くとか「いいんだよ、忘れて」……ええ?」
何いってんだコイツ。いやいや、まずは俺の誤解を解けよ、その後なら幾らでもいいからさ。
「それと、話している間に一瞬で移動した老人の技術も、もう少し見てみたいしな」
え!?
あ、本当だ!!なんかもう後ろにいる!ってゆーかもう刀抜いてんじゃねーか!?
やばい、もう間に合わ…「そう、普通ならね」……は!?
センヤがそういった途端、老人の刀身は粉になってしまった。
……いやいや、どーゆう原理!?全っ然理解できなかったんだけど!?大賢者!!
《…告。あの行動には解答者が関与していないため、一切の情報が解析できませんでした。解答者からの情報共有をお待ち下さい…》
………ええぇ…。
つまりセンヤは、あれを自分の脳だけで完結させてるってことだ。いったいどうやって…
「御三家秘伝・落花の情」
……は?御三家?落花生?大賢者。
《告。解答不能。見つかりませんでした》
……つまり、あいつの前世の技術か…。
え?何?呪力?じゃなくてスキルで反撃してる?しかもオートで?
??????
《??????》
大賢者も困惑してしまった。しかたない
……あ!センヤが炎の中に!?
……いや、大丈夫そうだな。イフリートの炎を殴り飛ばしてたし。
「…悪いな」
ほら、やっぱり出てきた。今回もただの自力で…「
いや?ええ?いまかくとく??なにいってだこいつ。
俺もオーガと同じく奇跡を疑ったが、どうやらユニークスキルである適応者の効果によるものらしい。
一度に複数の耐性を所持できないが。攻撃に合わせた耐性を逐次獲得するんだとか。
…いやもう、アホかと、バカかと。そんな無茶苦茶が許されて良い訳……「だから…解」…!?
ズバァッ!ドサッ。
そう音を立てて、センヤの片腕が切り落ちていた。
……なにやってんだぁぁぁ!?
「なにを…している…!!!?」
それな!!!!
「切断無効を獲得した」
ごめん、意味が分からない!!!
え、なんでわざわざ片腕を切り落としてまでそんな事……!?うわっ、腕がすぐ生えてきた!?気持ち悪!!!
「お前の得意でやろう」
どうやら、フェアな戦いを望んで、熱変動無効を解いたらしい。
…いやまあ、筋は通ってるけどさ……。
そして、センヤも技をを発動した。
「『
発せられた炎は、先ほどオーガの出した炎とは比較にならない程の熱量を孕んでいた。
…しかし、やけに小さいな…大賢者!
《……解答者が関与していないため、憶測になりますが、おそらくはあの火力を完璧に制御しきっているだけかと》
どうやらセンヤは、あの炎を完璧に操っていたらしい。
……いやいや、結界とかで周囲の被害を抑えるならわかるが、え?それもなしに制御してるの?
「…化け物め」
それな
「失礼だな…ほんとに失礼だな」
いや事実じゃん。ここにいるやつ、俺を含めてお前を普通だと思ってないからな?
オーガは覚悟を決めたらしく、ほぼ自殺覚悟で仲間を逃がそうとしていた。
「これは俺の戦いだ」
……なんだ、かっこいいな。
「…マシになったじゃん。見直したよ」
「ふん、抜かせ」
そう言い返し、最後のぶつかり合いが起きる…かに思われたが。
「…お待ち下さいお兄様!!」
なんと、ピンク髪のオーガが間に入ってきたのだった。
…これには正直センヤも驚いていた。まあ、後ろでただ守られていたわけではないことはわかっていたようだが…。
《告。個体名センヤが魔法の発動を常に警戒していたため、戦闘中は状況把握に徹していたようです》
…え、じゃあなに。センヤってあの巫女さんの警戒をしながら、全員を相手取ってたってこと?
《………是》
まじか…、センヤのこと、少しは分かってきたと思ったんだが、まだまだ分からないことだらけみたいだな。
あ、巫女さんの主張が終わったみたいだな。
「…そうだぞ。よく考えろよ、この姫様がどちらを庇おうとしているのか。なあ若様?」
そう援護射撃をいれる。
…取り敢えず、こっちの話を聞いてくれるみたいだ。センヤもそれを感じたようで、手で御していた炎を握りつぶし…!?
いや、どうやって…ああ、熱変動無効の再取得…できんの!?
一回取得すればそれ以降は取得が早くなる感じなのかな…?
「……結局、お前達何者なんだ?」
そうオーガが問いただす。センヤは影の拘束をときながら、質問に答えた。
「俺?俺はただの人間だけど…」
「「「いや、それはない」」」
いやまじで。あれだけの無法を犯しといて、今さら人間面とか、一周回って人間に失礼だわ。
それからは俺の正体を明かしたり、仮面を見せたりで、どうやらあちら側も敵ではないことを理解してくれたようで、謝罪をしてきた。
これで、一件落着だ。
「……いやー、しっかし、久しぶりに頭使って戦ったから、腹減ったわ」
センヤがそんな事を抜かす。お前、いつもはなにも考えずに攻撃してたのか。一回頭の中見てみたいわ。
「…そうだな、そろそろ飯の時間か、…お前らも来るか?」
俺はオーガ達にそう声を掛ける。
オーガは負い目があるらしいが、そんなの煽り散らかしたセンヤがいるこっちが気にすることじゃない。むしろこっちが申し訳ない気分だ。
「それに、多いほうが楽しいぜ」
センヤがそういったことで、オーガ達も納得したらしい。
取り敢えず、皆で帰路についた。
道中聞いたんだが、どうやらオーガ達の中には、名持ちがいないらしい。
…これはいい機会だな。
はい、こんな感じになりました。
ある程度見慣れたリムルでもこうなるんだから、そりゃ皆困惑しっぱなしよ。
リムル、何やら思いついたようで…?
ちなみにですが、呪力によって動作しているスキルには威圧効果は無い…つまり、斬撃には威圧効果は無く、斬撃を通すために使用されている呪力にのみ威圧効果があります。この設定が活かされることはあるのか…!?
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化など
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化など
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性
─じゅじゅコラム─
実は千夜、魂への攻撃をできます。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)