転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

ソウエイから報告を受ける

ドライアドのトレイニーが訪ねてくる

センヤ、過剰な呪力の使用をトレイニーに叱られる

リムル、トレイニーをなだめ、話を戻す

トレイニー、オークロードの討伐を依頼←イマココ

今見たら日間乗ってて草。ありがとうございます。


自覚と無自覚

豚頭帝(オークロード)の討伐…?」

 

リムルが不思議そうに聞き返す。

 

「ええと…、俺達がですか?」

 

「ええ、そうです」

 

ニコッと笑みを浮かべてトレイニーがそう返す。

 

「いきなり現れて随分な物言いじゃないか、樹妖精(ドライアド)のトレイニーとやら。なぜこの街へ来た?ゴブリンよりも有力な種族はいるだろう」

 

確かにな、お前らとか。

 

「…お前達の里が襲われてなかったら、行ってたんじゃないか?」

 

「…っ!!」

 

まあ、だとしてもこっちには来ていただろうけど。

 

「鋭いですね、センヤ様、まあどちらにせよ、貴方方の存在を無視することはできないのですけど」

 

俺の問いにお茶を飲みながらトレイニーさんが返す。ほらね。

 

…つーか、こっちに来た理由に俺への苦情もあるし。

 

樹人族(トレント)の集落がオークロードに狙われては、我々だけでは対抗できませんもの。ですからこうして、強き者達に助力を願いに来たのです」

 

…まあ二十万の大軍だし、協力は多いほうがいいよな。

 

ベニマル達はまだ納得してなさそうだ。

 

「オークロードがいるって事自体、俺達の中では仮定の話だったんだけど…」

 

「さっき言ってただろ、ドライアドは森の中で起きたことは何でも知ってるって」

 

…それが理由で迷惑かけちゃったし。

 

「ええ、いますよ?オークロード」

 

そう言いながら、置いてあったポテチモドキ(リムル考案)を摘む。美人だから何しても様になるな。

 

「ドライアド様がお認めに…っ」「ならば本当に誕生してしまったというのか!?」

 

周囲が騒がしくなる。…リムルが何か考えているが、正直俺の心は決まっている。

 

「…トレイニーさん、取り敢えず返事は保留に…「喜んでお受けさせて頂きます、トレイニー様!」…ておい、センヤ!?」

 

周囲が騒がしくなったが、気にしない。…リムルから念話が来たな。

 

(何安請け合いしちゃってんの!?率先して関わる気はなかったんだけど!?)

 

(うるせぇ!!俺はこの人たちに借りがあるんだ!例え俺だけでも行くぞ!!)

 

仕方ないよね、俺既にやらかしちゃってるもん。それに一応鬼人達の上司だし、行かない理由が無いよね。

 

「…まあ、センヤの返事は置いとくとして…。俺としては、街の皆を危険な目に合わせたくない。もう少し情報を整理してから答えさせてくれ」

 

「…承知しました」

 

今から行ってきてもいいけど、一応情報は聞いときたいな。

 

「……えー、という訳で会議を続ける」

 

トレイニーさん同伴で。…あ、隣に座ってきた。

 

「…依頼した側の私が言うのも何ですが、良かったのですか?安請け合いなんてしちゃって」

 

「…俺としては借りがあるんで、一人でも参戦する気ですよ。皆に危害が行かないならそれが一番ですし。それに…」

 

「それに?」

 

「俺、最強なんで」

 

そう俺が言う。美女にはカッコつけたいしね。

 

「…まあ、頼もしい♪」

 

トレイニーさんが楽しそうにそう言った。…なにやら、視線が…。

 

「……話は済んだか。センヤ」

 

……どうやら聞かれてたらしい。おいは恥ずかしか!生きておられんご!!

 

「自害します」

 

「なんでだよ!?…ふんっ」

 

ツッコみながら膝に飛び乗ってきた。あ、シオン泣きそう。

 

「……オークロードの存在が確定したのなら、一つ思い当たることがあります。ソウエイ、わたくしたちの里の跡地は調査してきましたか?」

 

「…はい」

 

そうシュナが言った。…里か、一体何が…。

 

「…その様子だと、やはり…無かったのですね?」

 

「はい…同胞のも、オークのも、ただの一つも」

 

里にあるはずだったもの…、同胞…、オークのも…、たったの一つも…?装備…いや、もともと付けてたって言ってたか。……味方の恐怖()()…すら?まさか…。

 

「……死体か?」

 

「!!……ええ、流石です。センヤ様」

 

俺の呟きにソウエイが答え、周囲がざわつく。

 

「…なる程な、二十万もの大軍が食えるだけの食糧をどうやって賄っているか気になってたんだ」

 

「奴らに兵站の概念などありはしませんからな…」

 

ベニマルとハクロウは合点がいったようだ。リムルは疑問を唱えようとしたが、直ぐにトレイニーが答えた。

 

「ユニークスキル、飢餓者(ウエルモノ)。オークロードが生まれるときに、必ず保有しているスキルです。食べた魔物の性質を自分のものとする、リムル様の捕食者と似ていますね」

 

…ふーん、なる程な…。

 

「…オークの狙いは上位種を滅ぼすことではなく、その力を奪うこと…?」

 

いや、だとしたらウバウモノとか、そういったスキルになるはず、わざわざ飢餓なんて言葉を使う必要が…。

 

「…となると、ウチも安全とは言い難いな」

 

「ああ、嵐牙狼族(テンペストウルフ)とか鬼人(キジン)とか、食いでのありそうな奴が沢山だ」

 

まあ、お前もそのうちの一人だが。

 

「…一番食いつきそうなエサを忘れてやしませんか?」

 

「「んー?」」

 

ポテチにパクつきながら、ベニマルの言葉を聞く。

 

「いるでしょ、最強の人間とスライムが」

 

…ああ、そういう。

 

「「スライム/人間なんて無視されるさ……え?」」

 

なんでこいつ自分が無関係だと思ってんの?…え、俺?俺はホラ、目視されない限り存在に気付かれることすら無いからさ…。

 

あとトレイニーさん曰く、オークロード誕生の背景に魔人の存在を確認したんだとか。…トレイニーさん、この情報でリムルを釣るつもりだったな?最初っから。

 

…あ、ポテチ食い切ってる。おかわりもってきてー。

 

「…改めて、オークロード討伐の依頼をいたします。暴風竜の加護を受け、牙狼族を下し、鬼人を庇護する貴方方なら、オークロードに遅れを取ることはないでしょう。…それに、既に一人からは言質を取っていますし」

 

顔を上げてそう微笑んできた。…リムルも、腹をくくったらしい。

 

「当然です!このお二人なら、オークロードなど敵ではありません!」

 

「まあ、やっぱり!」

 

後ろからシオンが勝手に了承した。したのは別にいいんだけど…、乗っかってる!乗っかってるって!

 

「…わかったよ。オークロードの件、俺も引き受ける。皆もそのつもりでいてくれ」

 

「…勝手に引き受けた俺が言うのも何だが、皆、付いてきてくれ」

 

『もちろんです、リムル様、センヤ様!!』

 

…さてと、幾らリムルがいるとはいえ二十万もの軍隊は骨が折れる…。

 

「…使者も来てたし、リザードマンの協力を得るのもアリだな」

 

「……でもなあ、使者があれだしなぁ…」

 

まだ言うか、貴様。

 

「……なら、トップなら安心だろ。ソウエイ」

 

「はっ!」

 

「リザードマンの族長に直接話付けてきてくれ、乱暴は無しな。出来るか?」

 

「了解しました。センヤ様」

 

即答…、デキるな、こいつ。

 

「んじゃあよろしく…、あとはリムルが」

 

それからは、リムルが軍議のように、現在分かっている部隊の駒を動かす。…多分ガビル、勝手に動くよな。調子者だし。




センヤ、安請け合いしてしまう。仕方ないね、迷惑かけちゃってるもん、既に。
俺最強だから。は、五条の口癖がうつった感じです。強さの自覚はしてますが、弱さも自覚してるので、自身への鼓舞のような感じで使ってます。

次回、リザードマンのみの回です。変更点はほぼないので、流し読みでよし。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

─じゅじゅコラム─
千夜の好みは、太さ問わず、尻や脚のラインが綺麗な人。

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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