時間を空けて、一年の姉妹交流戦です。
「はい!着いたよ〜京都校!」
五条先生がそう言うと、俺と後四人も校舎に入っていく。
二人は同級生、秤金次と星綺羅羅。
秤はヤンキーのような見た目で、星は女性の様な格好をした男だ。
もう二人は二つ上の先輩だ。どっちも男。
…つまり、俺達は六人全員男ということだ。むさ苦しい。いや一名女っぽいのもいるが。
ちなみに、夜蛾学長は先に向かって打ち合わせをしている。
「いや〜今年は優秀な人材が入ってくれて、ホントに助かったよ〜。去年まではボロ負けだったからね〜俺ら」
「ボロ負けじゃない、惜敗だ!…それはそれとして、優秀な一年が入ってくれた事は本当だが」
「おいおいセンパイ、ちょっと褒め過ぎやしないか?」
「そうだよセンパイ。金ちゃん調子に乗っちゃうよ?」
「乗っていいんじゃねえの?」
「君たち、ちょっと気が抜けすぎだよ!今年はしっかりと勝ってもらうからね!」
『はーい!/うーっす』
それぞれが返事をする。…そういえば、
「交流戦って何するんだ?具体的に」
「お、千夜いい質問だね〜」
「交流戦は二日に分かれて行われる。一日目が団体戦で、二日目が個人戦だ。まあ例年、決まった事をやるだけなんだがな」
「二日目はまあ分かりますけど、団体戦って?」
「模擬戦場を使った呪霊討伐数を競う、その名も…」
「その名も?」
「チキチキ呪霊討伐猛レース」
「名付けが俗!」
「命名は僕でーす!」
そう言って五条先生が自分を指差す。だと思ったよ。
「…お?どうやら出迎えが来たらしいぜ」
秤がそう言うので、振り向いてみると…。
「おいおい、俺はこんな奴らと戦うためだけにわざわざ学校に来たのかよ。高田ちゃんの番組がおわっちまうぜ…ん?」
一人目は、パイナップル頭の巨漢。
「そう言うな、東堂」
二人目は、和服を着た細目の男。
「……はあ、何で私、こいつらと同じ学年なのかしら…」
三人目は、金髪で小柄なツインテールの…女の子?
「…む?ちょっと!何でそこで疑問形なのよ!?何処からどう見ても可愛い女の子でしょう!?」
いやでも…。
「何処からどう見ても女の子な男がいるらしいんですよ」
「なぁぁにぃぃ!?」
お、乗ってくれた。
「ほらこの人」
「星綺羅羅で〜す。ヨロシク」
それと、恐らく先輩の三人と、老人と女の人。
「ほう、貴様が例の…」
老人の方が俺の事を睨んでくる。……そっか、俺一応有名人なのか…。
「…サインとかいります?」
「ブッフォ!?」
「…いらぬ」
え?でも俺有名人で特級術師よ?もしかしたら高値が付くかも…。それでも?そんなー。
「せ、千夜ww初対面でサインってwね?言ったでしょww歌姫w面白い子がいるってwww」
「…確かに愉快な子だけど、多分そういう意味で言ったんじゃないでしょ」
どうやらあの人は五条先生の知り合いらしい。…苦労してんだろうなぁ…。
「おい、そこの」
「…?」
何やら、パイナップル頭が話しかけてきた。何か様?
「お前、好きなタイプは何だ?」
「…え、ポ◯モン?なら水タイプだけど」
「ゲラゲラゲラwww」
「……違う、女のタイプだ。ポケ◯ンじゃない」
どうやら違ったらしい。…んー、好みのタイプかぁ…。
「尻とか脚のラインが綺麗な子はタイプかなぁ」
「…そうか。自己紹介を忘れていたな。俺の名は東堂葵、好きなタイプは…」
「好きなタイプは…?」
「
「そっか、俺の名前は外張千夜。ヨロシク」
右手を出してきたので、それを握って握手する。よろしくね。
「…なあ西宮。私の目にはいま、信じられない物が見えているのだが…」
「……私も信じられないわよ。何で東堂君と意気投合してるの…」
…何か言われてるけど、どうしたん君。
「あの二人は?」
「ああ?ふん…。自分の性癖に素直になれん、つまらん者共だ。性癖とはつまり、心の表れ!土壇場になって性癖にすら素直に無れんものが、呪術師として大成する筈はない!だから、奴らはつまらんのだ」
…なるほど、開口一番性癖を聞いてくるのは、こいつなりのコミュニケーションと言うことか。
「…じゃあ、俺からも一つ聞いていい?」
「…なんだ?」
「もしかして…アイドルとか好き?」
「っ!?…よく分かったな。何故そう思った?」
「握手する時に腰を低くして、即座に手を出した。あれは握手会の時に一秒でも長く、丁寧に推しと接していたいドルオタの特徴と一致する。更には身だしなみ。香水も使っているし、スキンケアだって欠かしてない…最初は彼女かと思ったけど、この世界に踏み込んだ時点で、それは捨てているだろう。だからアイドルだと推理したってワケ。それと…」
「…?」
「さっき、高田ちゃん、って言ってただろ?このあとの高田ちゃんの番組と言えばお昼からの散歩番組…」
「…っ!?まさかお前も…!?」
「ああ…あの番組はよく見ていてな。それで高田ちゃんについては知ってたって訳よ」
「…ふっ、外張千夜…いや、
「…?そりゃあ、どうも…?」
「…二日目の個人戦、楽しみにしているぞ」
「……ああ!」
そう言って東堂は去っていった。このあと団体戦じゃなかったっけ?さき
「…済まなかったな、うちの東堂が迷惑を掛けた」
「君、もう少し嫌がることを知った方がいいよ?」
そう言って残りの二人と、三人の先輩も去って「外張千夜」…?
細目の男が話し掛けてきた。なんだ?
「先に言っておこう。私はお前が嫌いだ」
!?
「…個人戦、もし当たったら完膚なきまでに叩きつぶす」
…そう言って、本当に去っていった。
「…あ、東堂しか名前聞けて無いわ」
「いや最初に気にするとこそこかよ」
秤にツッコまれる。
「宣戦布告されただけだぞ?」
「あの細目が可哀想だな」
「…さてと!京都校の皆との挨拶も済んだことだし、皆も団体戦の作戦会議を初めてて!僕は会場設営の方に行くからー」
「まてや五条ゴラァ!…千夜君、うちの子が迷惑かけたわね」
「あ、いえいえお気になさらず…ええと」
「庵歌姫よ」
「歌姫先生、こっちも全員勝つ気でいるので、宣戦布告は受けて立ちますよ」
「…君、五条に育てられたのよね?」
「なぜそれを!?」
「あいつが自慢してるのよ…、どんなゲテモノが出てくるかと思えば、素直な子で安心したわ」
「ありがとうございます」
「それじゃあね。…東堂君には気を付けてね」
そう言って歌姫先生も去っていった。
…どゆこと?
次は二年生かなぁ…。
千夜は五条のせいで、五条みたいな馬鹿だと思われています。
判明した事
三年に二人の先輩がいる
千夜は水タイプが好き
千夜は尻や脚が綺麗な人が好み
千夜と東堂は波長があってしまう
加茂は千夜が嫌いらしい
歌姫は千夜の事をヤバいヤツだと思っていた
幕間、番外編でやってほしいみたいなことあったら、感想に書いていってくれませんかね…?
もし出てきたら、書き溜めしてるところが終わったら掲載します。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)