転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

43 / 84
あらすじ

センヤとリムル、数日かけてオーク十五万人に名前を付ける。

センヤ、魔王になれるらしい。

オークのうち、二千人ほどが街に住み、建築などを行うことに

ゴブリンが増える、街っぽくなってきた←イマココ

ここだけの話ですが、生得術式は肉体が成長することによって再取得可能です。転生の際に肉体が耐えきれないから封印された訳で。


何か来たわ。

やあ皆俺だ。なんとこの街、ついにお風呂が出来上がったのだ!何でも井戸から水を汲み上げて魔法によって温め、お湯にしているらしい。

 

「おお、凄い!ちゃんとお湯だ!!」

 

そうリムルが言ったのだが、ゴブタはピンと来ていない様子。水浴びしかしたことなさそうだもんね。

 

「これってもう入っていいのか?」

 

「ええ、どうせなら一緒に入りますか?センヤ様!」

 

「いや入らんて」

 

シオンが一緒に入ろうと誘ってくるが、普通にお断りする。同性ならともかく、異性じゃんね、俺等。

 

「んじゃリムル、行くか」

 

「え?」

 

え?

 

「…まさかリムル、シオン達と一緒に入ろうとしてる…?」

 

「い、いやいやそんな!ちょっと急で驚いただけだって!アハハ…はぁ…」

 

何ため息ついてんだよ。おら!行くぞ!

 

 

 

 

 

─Side ドワルゴン─

 

「王よ、暗部は何と?」

 

「…新勢力の介入により、豚頭帝(オークロード)は討伐されたと」

 

「なんですって!?一体どこの国の部隊が…」

 

「国と呼べるかはまだ分からんがな。確認できたのはホブゴブリンに牙狼族の変異種」

 

「それに、鬼人と思しき魔人が四体」

 

「鬼人!?」

 

()()()()()、例のスライムの配下と思われる…と言う報告だ」

 

「鬼人を従えるスライムだって?オークロードよりよっぽど捨て置け無いじゃないか」

 

「どうなさるおつもりですか、王よ」

 

「決まっておろう。余自ら見極めてやろうではないか、あのふてぶてしいスライムをな」

 

 

 

 

 

 

 

─Side センヤ─

 

「…えーと、君達なんでいんの?」

 

その言葉に、ガビル達が驚くが、俺もちょっと疑問に…いや、結構わかりきっているんだが。

 

あの後、反逆罪で捕らえられたガビルは、リザードマンの首領…アビルに勘当されたらしく、その足でこの街へ来たらしい。役に立つから配下にしてほしいと。

 

「…ガビル達は分かったんだが…妹さん達はなんで来たの?流石にガビルを追ってってのはありえないけど」

 

「酷いですなセンヤ様!?妹は我輩を慕って付いて「センヤ様の言う通りです。父に見聞を広めよ、と」…って妹よ!?」

 

「いえ、尊敬はしているのですが、それよりもソウエイ様に憧れて…」

 

……成る程〜。遠くにいるソウエイに生暖かい目を送る。あ、びっくりされた。

 

「…んじゃ、親衛隊の皆には俺が名付けるよ。一応ソウエイ直属の上司だし、リムル、いいよな?」

 

「ああ、んじゃ俺はガビルの部下たちに…」

 

「………」じぃぃぃ…。

 

「?なんだいガビル君。君には立派な『ガビル』と言うなが…っ!?」

 

あ、ごっそり持ってかれた。リムルは驚いてるが、名前の上書きができることを知っている俺は驚かない。

 

「びっくりしたぁ…、じゃ、じゃあ気を取り直して、皆一列に並んでくれ」

 

「こっちも頼むわ」

 

 

 

 

 

それから数日、リムルは案の定気絶して三日ほど寝ていた。俺はそれの世話。

 

リムルが起きたことを確認し、ソウエイ達の様子を見に行く。

 

「どうだ?ソウエイ」

 

「センヤ様。悪くは無いです、特にソーカは隠密に向いてる」

 

蒼華(ソーカ)とは、例の親衛隊長の子である。

 

名付けから一日経つと、蜥蜴人族(リザードマン)龍人族(ドラゴニュート)へと進化したらしい。ガビル達は特に姿は変わらなかったが…。

 

「あ、センヤ様、おはようございます!」

 

「ん、おはよ」

 

ソーカ達ソウエイに付けた者は、人形に近い姿に進化した。鱗や翼を引っ込められるようになったらしい。

 

んで、ガビル達にも仕事が与えられており、それがヒポクテ草の栽培である。魔素の濃い所でできる植物らしいので、例の洞窟にて仕事をしている。

 

…あ、リムルとガビルだ。

 

「…って、ただの雑草じゃねーか!!」

 

「ぐぼはぁ!」

 

…どうやら功を焦ってリムルに叱られているようだ。魔素の濃い所でできるってんだから、一朝一夕でできるもんじゃねえよ、気長に頑張れ。

 

数日経つが、俺とリムルは暇していた。既に住民達に仕事が全て割り振られ、俺達の仕事はほとんど無くなっていたからだ。皆優秀だと、楽でいいね。

 

暇していた俺は、リムルを置いてハクロウの所に向かって、模擬戦をしていた。俺の生前培った技術や、()()()()()()()()()()()()調()()()…(センヤ様、リムル様、緊急事態です)…ソウエイ?

 

(異常事態って?)

 

(何があったんだ、ソウエイ?)

 

(北の空に武装集団を確認しました、その数およそ五百。一直線にこちらへ向かってきます)

 

(俺も落ちてきたら向かうわ)

 

(わかりました、センヤ様)

 

(そんな悠長な!?)

 

…さて、ハクロウと向かうか。

 

「ハクロウ、ちょっと向かいたいところがあるんだけど」

 

「ホッホッホ、付いていきますぞセンヤ様。にしても、儂の奥義をいとも容易く受け止めるとは」

 

「呪具…あ、この小手のことね。これの硬度が高かったからね。受け止めてからの反撃がスムーズだったのよ」

 

「センヤ様なら、構えた瞬間に迎撃しに来るものかと」

 

「買い被りすぎ。…それに一撃目が構えを崩す目的と読めれば、二撃目が最速で来る場所を当てはめるだけ…あ、ついたよ」

 

「…そこまで簡単にいくものではないのですがね」

 

何やらリムルと鎧を着けたオッサンが話をしている。

 

「ふむ、あの男は…」

 

え?ハクロウ、あの人知って…消えた!!ってゆーか、なんかこっち見て…「そこにいるセンヤが、俺よりも強いやつだ」…え゛!?

 

 

 

 

─Side リムル─

 

(そんな悠長な!?)

 

「シオン、リグルドに避難命令を出すように伝えてくれ」

 

「はい!」

 

ソウエイからの報告を受け、俺は急いで現地に向かう。それにしても空からか。この世界では航空機は初になるかな。一体どんな…。

 

…ペガサス!?

 

んで大賢者曰く、降下を始めてるから俺達の街に降りることは確定したし。

 

統制のとれた武装集団、下手したらオークの大軍より厄介だぞ?一体何しに…

 

「リムル様!」

 

そもそも何者なんだ、あいつら…。

 

「あれ、もしかして…」

 

ん?

 

「おいおい何してるんだカイジン、早く避難してくれよ」

 

「いや、ちょっと心当たりが…」

 

何でも昔、酒の席でドワーフ王直轄の極秘部隊がいる事を聞いていて、その部隊の名が天翔騎士団(ペガサスナイト)というらしい。

 

「…っ。お久しぶりです。ガゼル王よ」

 

お、まじでいた。

 

「久しいなカイジン、それにスライム。余…いや俺を覚えているか?」

 

忘れるわけがないんだよなぁ。あの裁判は衝撃的だった。

 

カイジンが何をしに来たか聞いたところ、俺の事を見極めに来たんだとか。こうでもしないと歩けない、とのこと。

 

…おいおい、あっちもこっちも一触即発だぞ。センヤ、早く来てくれ!!

 

…いやあいつ、隠れてやがる!?俺に全部押し付ける気だ。

 

「…まずは名乗ろうか、俺の名はリムル。見ての通りスライムだが、見下すのはやめてもらおう」

 

そう言いながら俺は、人型に変わる。

 

「これでも一応、ジュラの森大同盟の盟主の片割れなんでな」

 

向こうの騎士が驚いている。そんでガゼル王が、俺が剣を持っていることに驚いていた。

 

これでもハクロウに師事しているので、それなりには剣を使える。

 

剣を見たガゼル王が、勝負をして見極めようとか言っている。森の盟主を名乗るホラ吹きに分を教えるとか何とか。

 

…ここだ!

 

「まあ待ってくれ、ガゼル王」

 

「…何だ?」

 

「俺はさっき、『盟主の片割れ』だと言ったよな?」

 

「…!?報告によると、貴様以外の主いないと聞いていたが…」

 

「それがどこの情報が何処からかは聞かないでおくけど、俺とやりたいならまずはそいつを倒してからだな。そいつは俺より強い。…それに、そっちが調べ尽くしても一切の情報が出て来ない奴だぞ?気にならないか?」

 

ガゼル王が、その言葉に反応する。

 

「…その男は、何処に?」

 

「あんた達の横の草むらにいる、あの男だよ」

 

「っ!いつの間に!?」

 

鬼人や一部を除くうちの仲間も、騎士団達も驚いている。そりゃそうだ、魂の回廊で強く繋がっている奴でも、微かにしか気配を察知できないんだ

 

「あそこにいるセンヤが、俺よりも強いやつだ」

 

「…え゛!?」

 

お、驚いてる。対話は俺がやったんだ。後は頼むぞ。




静寂者は執筆でも有効です。何なんだこのスキル。
術式です。術式は術式です。ただ今回は出てきません。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

─じゅじゅコラム─
昔は何気に荒れていた様子。今は…どうだろうね?

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。