センヤ、ガゼルと戦闘
センヤ、ガゼルに勝利し、邪悪ではないと認められる
ハクロウがガゼルの師匠だったことが判明
話し合いの場を設けたいとのこと
ミリム、オークロードが討伐されたことを知り、落胆←イマココ
「魔物の危険度?」
「そうだ」
ガゼルが話し出した事に、リムルが反応する。危険度って言うと…、あれか、洞窟で会った蛇がA-だとか何とか…。
「
その中でも一番下…。一級ってところか。まあ倒された時には魔王になってたし特級中堅くらいの実力になってたとは思うが。
「魔王は?」
俺が聞くと、一番上の
「手を出すなよ。特にセンヤ、お前は戦闘狂のそぶりがある」
「流石に出さんて」
リムルや配下達からも疑いの目で見られる。
出さない…よね?俺もちょっと不安になってきた。まあ出会わないのが一番なのだが、レオンって魔王にはリムルが会う気満々だしなぁ…。
─Side 魔王─
「ゲルミュッドの野郎は急ぎすぎたな。計画の言い出しっぺが出張って返り討ちに会うなんざ、世話のねえこった」
そう言ったのは、十大魔王の一人、カリオン。危険度は
「カリオンの言う通りなのだ!フレイもそう思うだろう?」
「あのねえミリム、私があなた達の計画とやらを知るわけがないでしょう?」
「む、そうか」
ミリムの問いに答えたのは、これまた魔王のフレイで、こちらも
「つーか、なんでここにいるんだ。フレイ」
「それは私が聞きたいくらいだわ、カリオン。面白いから来いってミリムに無理矢理連れてこられたのよ。私は忙しいと断ったのだけどね」
自由奔放すぎるミリムに対し、いいのかとクレイマンに問うカリオン。それに対して今更だ。と返した。
「ひとまず計画は頓挫した訳ですが…、少々軌道を修正してやれば、まだチャンスはあります。まずはこれをご覧ください」
そう言って出した水晶に、先日の戦いをゲルミュッドの視点で見せる。
「鬼人?」
「ジュラの大森林から湿地帯にかけての戦いの記録です。オークロード以外にも面白い者共が映っているでしょう?」
映されていたのは、リザードマンの娘の目の前に立つ
「おお…っ、ん?」
「ゲルミュッドが死んだせいでこれ以降の展開は不明ですが、これ程の者達が相手となると、オークロードは倒されたと見るべきでしょうね」
「もしも生き残っていた場合、彼等を餌にオークロードは魔王へと進化している…」
フレイとクレイマンが難しそうな顔で難しそうな話をしている間、ミリムは上空に佇む仮面の魔人の映像を見直していた。
「なるほどね、つまりあなた達の計画というのは、新たな魔王の擁立…といったところかしら」
「…ん?ああ、流石フレイ、ワタシ達の目論見を見事看破するとは!…もう一回…」
「呆れた、随分大胆な事を考えたものね。あの森が不可侵条約に守られている事をお忘れかしら」
「
どうだか、とフレイが呟く。カリオンはどうやら強者を取り入れたかったらしく、興味は既に水晶に映っている者達に移された。
(…まぁカリオンとミリムはそんなところでしょう。問題は飛び入りのフレイですが…来訪時から何か別のことに囚われている様子。内容によっては恩を売ることも可能でしょう)
…どうやら、クレイマンは何かしらを目論んでいる様子。…ミリムは、まだ見ている。そこにフレイが聞いてみる。
「…ねえミリム、さっきから同じところを見ているけど、そんなに気に入ったの?」
「おお、フレイか。いや実はな、この仮面の魔人の横に、
「…どういうこと?」
「ワタシの
「ただの気の所為じゃない?」
「ううむ……。よし!」
「では、今から行って生き残ったものへ挨拶に行くとするか!」
その言葉に、全員が驚く。いやだから、条約があるんだって…。そうクレイマンが言い、隠密行動で偵察して来る。と提案するが…。
「不可侵条約など、今ここで撤廃してしまえばいいではないか。今ここに魔王が四人目いるのだぞ?」
「え!?…あっ」
魔王間の条約においてその可否を決める時、提案した魔王の他、二名の魔王の賛同が必要となる。自分の意見に追従する魔王の存在は、他の魔王に対し大きく優位性を得ることになる。
…つまり、三名以上の魔王がいれば、条約を撤廃することも可能なのだ。
そもそも、あの条約はヴェルドラの封印が解けないように締結されたもので、ヴェルドラの居ない今条約を残している必要は無い、と付け加えた。
…このミリムという魔王、見た目にそぐわず頭の切れる。老獪という言葉の似合う魔王だ。
その言葉に、カリオンとフレイが賛成し、さらにクレイマンも賛成したことで、他の魔王に通達、受理された時点で各々が行動をはじめる手はずになった。新たな戦力を手に入れるための競争、とのこと。
ミリムもその競争に乗り、互いに手出し厳禁で争うことになった。
「ワタシはもう行くのだ!またな!!」
わはははは、と笑い声がもう遠くなった。あの娘、ヴェルドラ以上に暴風である。
ミリムが去った後、他二人の魔王も去ろうとした時、フレイがクレイマンに呼び止められた。何かあったら相談してくれ、とのこと。
その言葉にフレイはそっけなく返し、帰っていた。
─Side センヤ─
「二人共、俺と盟約を結ぶつもりはあるか?」
俺達はドワルゴンの人達と夕飯を食っていたところ、ガゼルさんにそう言われた。何言ってんだこのおっさん。
「二人して何言ってんだこのおっさん。みたいな顔をするんじゃない」
気付かれたか。
曰く、この街の造りをみて、ここがこれからの交易路の中心になるだろうと確信したらしい。そんな時に後ろ盾となる国があれば便利だと。
「…いいのかよ」
リムルがそう言う。そりゃそうだ。それは俺達を国と正式に認める。と言っているのと同義だ。これに対して無論だ。と返された。
「これは王として言っておる。当然だが善意の言葉ではない、双方の国に利のある話だ」
…なるほどなぁ、確かにこっちには数万の労働力がいるし、技術も申し分ない。それの売買だとか交易だとかで、十分に潤うって話か。リムルはまだ疑っているな。ガゼルさんはそれを笑い飛ばす。
「条件は取り敢えず二つだ。一つ、国家の危機に際しての相互協力。一つ、相互技術提供の確約。なに、答えは急がずともよい。よく考えるがよい」
「…いや、この話、喜んで受けようと思う」
「ああ。断る理由は無いな」
「王者に相応しき決断力だ、それでこそ俺のライバルと弟弟子だ!」
バン バン バシィ!
…ッッッでええ!!!このおっさん、強めに叩きやがった!
(ラッキーだな、センヤ)
(んだな。俺達が亜人とかから受け入れられるのは時間がかかるかとおもってたけど、まさかこんな早く「それで、お前達の国の名は何というのだ?」…え?」
ガゼルの言葉に、皆が振り返る。
……ぜんっぜん考えてなかった。そもそも国とかの段階じゃなかったし。
「そもそも、俺達は同盟の盟主ってだけで国主って訳じゃないし…」
「お二方を王と認めぬものがいたならばこのシオンが…」
「待て待て待て!」
「こらこらこら!」
危ないなあもう!
「国の王を決めるって話なら、二人で決まりだと思うぜ?力ある者に従うのは魔物の本能だが、少なくとも俺達はそれだけで配下になった訳じゃないしな」
そうベニマルが言って、皆が近付いてきた。…まずい展開だな、ここは…。
「ハイ!王が二人ってのはおかしいので、リムルが王で異論は無いです!!」
「おいコラセンヤァ!?」
仕方が無い。犠牲は二人も要らぬ。
「確かに珍しいが、前例が無いわけではない。おかしくなどないから安心して王になれ、我がライバルよ」
おいコラおっさん!?何言ってくれてんの!?
「そもそもこの森には管理者が…「いいと思いますよ?センヤ陛下」…っておい!?」
トレイニーさんめぇ…。
「ふ、ふふふ、センヤ。どこまでも付いてきてくれるって言ったよな?」
「あれそういう意味じゃ無いんですけどねぇ?」
「…異論はないようだな。ここの王は貴様ら以外いないようだ。して、国名は?」
(…どうする、センヤ。流石に何も考えてないぞ)
(王になるのはまだいいとして、なんで二人なんだよおかしいだろ…)
(まだ言ってんのかよ!?)
「…仕方ない、明日の朝までに国名を考えておけ。そして朝まで酒に付き合え」
「「考える時間くれないのかよ!?」」
なんだかんだで、宴会は朝方近くまで続いた。俺は酒を飲まなかった。
…翌日。
「え!?俺達が
ガゼルの部下に伝えられ、リムルが驚いていた。
「魔物の街とか前代未聞だろうし、当然だろ」
「…センヤさん、あんたもその一員ですよ」
…そういえば俺達、この国の王になったんだった。
「…にしても、三段階ってざっくりしすぎじゃないのか?」
「その区分だと流石にピンキリだよな」
うちでも七つは等級あったぞ。
「正確にはもう一つ上の階級があるんですがね。
「「うへぇ…」」
世界の崩壊かぁ…流石の宿儺でもそこまでは行かないし、多分特級よりも遥かに上の強さなんだろうな…。
「どんなのがいんの?」
「そうですね…。例えば、暴風竜ヴェルドラ」
あいつそうだったんだ。それと、一部の魔王が該当するらしい。あまり現実的ではないから省かれる階級でもあるんだとか。…そこも特級とは違うな。特級うじゃうじゃいたし。
「普通に生きていれば、まず会うことは無いでしょう」
「そう願いたいな」
じゃあ無理じゃん。普通に生きてないから可能性出てきたじゃん
「そう言えば、国名は出来上がったのですか?」
「まあ、一応は…」
そして、俺達は気がついていなかった。
(…あの不思議な空間。あれが何だったのか、俄然興味が湧いてきたぞ!)
まさに天災そのものが接近してきているとは。
センヤの静寂者はミリムアイでうっすら違和感を覚える程度らしい。やっぱおかしいって。
フレーバーには書いていませんが、センヤのスキルを解析しようとしても、シュナやリムル以外はレジストされます。静寂者で。
次回、多分戦闘入る。
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性
─じゅじゅコラム─
千夜は反転術式を使えますが、五条ほどの出力はないようです。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)