転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

センヤ達、夕飯にする

女性陣が砂糖を見つける決意

会議中にタオル一枚でミリム達が乱入

センヤ、ミリム係に

朝飯を食べてから、シュナの工房にイクゾー!←イマココ


まーた何か来たよ

トコトコトコ…

 

「…着いたな、おーいシュナー!」

 

「はい、センヤ様にミリム様。お待ちしておりました」

 

「シュナ、ワタシが来てやったぞ!早速かわいい服とやらを見せるのだ!」

 

「それでは中に…センヤ様もご一緒に」

 

「俺も?」 

 

「見てくれる人がいたほうが、着ている方も楽しめるのですよ?」

 

「そうなのだ!折角だからお前も着るか?」

 

いや、俺は別に。

 

「え、着ないのですか……?」

 

いや何でシュナは悲しそうにしてんのよ、リムルはまだしも俺は似合わんて。

 

「見るだけな、着ないよ」

 

「…わかりました、ではこちらに」

 

「うはー!いっぱいあるのだ!これ全部着てもいいのか?」

 

「いいぞー、先にシュナには許可取ってるからな。存分に楽しめ」

 

 

 

 

沢山服を着て、随分と楽しめたのか、すっかりお腹が空いているようだ。

 

「リムル街道に行くか。あそこなら飯屋もいっぱいあるぞ」

 

「リムル街道?なぜリムルの名前なのだ?」

 

「この街の名前がリムルだから、一番大きい道にもリムルの名前がつけられたんだよ。執務館…昨日夕飯食べた場所の、正面の大きい道だ」

 

「あそこか!どんな物があるのだ?」

 

「肉とかパンとか…住民達がとにかく色々作ってるから、まあ色々よ」

 

「センヤは店を出さないのか?」

 

俺?

 

「それ以外にやることがいっぱいあってな。作ったレシピはそれぞれの店に渡してるんだよ。朝作ったパンのレシピもシュナに渡したから、分かりやすいように改良してくれるぞ」

 

「なるほど…ん?」

 

お?どした…、あ?

 

「なんだ?あの四人。見たことが無いが…」

 

「そうだな、リムルやお前とも違う気配を感じるぞ。と言うかこれは…」

 

「いい街だな、魔王カリオン様が支配するに相応しい。そうは思わんか?」

 

「ご冗談を」

 

「…そうか」

 

その言葉のすぐに、変な男の手が出た。…まずい!?

 

フッ…

 

「なっ、センヤ!?」

 

「死ね…はっ!?」

 

バギィ!!

 

「センヤ様!?」

 

「誰だテメエ!急に入ってきやが「…お前」…あ?」

 

「うちの配下に、何してんだよ」

 

ゾクゥ…!

 

顔に触れている手から、常に呪力を流し続ける。呪力精神干渉による威圧だ。

 

「な…!だ、誰だ貴様!?」

 

後ろに飛び退いた。野生の勘というか、そういうので分かったんだろう。

 

「まずはお前が名乗れよ。いきなり殴っといて名乗れとは、随分な挨拶だな?」

 

「…ハッ!お前、この俺の事を…っ!?」

 

あ?何俺の後ろ見て…あ。

 

「お前、ワタシの友達に手を出したな!!」

 

「なあ!?ま、魔王ミリム…!?」

 

「ミリム待て!コイツには色々ボゴオオオオオ…!!……遅かったか」

 

死んだか?

 

「殺してはいないぞ!暴れないと約束したからな!!まったく、すぐに飛び出して殴られるとは、センヤはドジなのだ!」

 

十分暴れてるけどね…。

 

…?ミリム、何処を見て…、ん?あれは…。

 

「センヤ様、ご無事ですか!?お怪我は!?」

 

「ん、リグルドか。大した事ないよ」

 

「さ、左様で…」

 

…少しだけ周囲が騒がしくなってきたな。

 

「…おい、そこの三人」

 

『は、はい!!』

 

「この男、誰なの?」

 

「そ、それは「おーい!センヤ!!」

 

話が遮られてしまった。リムルか。

 

「一体何があった!?」

 

「…そこにいる張本人に聞けば?」

 

「ああ…、ミリムか」

 

「お、リムルか!!あやつが舐めたマネをしおったから、ワタシがお仕置きしておいたのだ!」

 

「はぁぁぁ……」

 

「ん?どうしたのだリムルよ?」

 

褒めてほしそうにしているミリムに、リムルが暴れた罰として夕食抜きを告げる。

 

「あまり叱らないでください。『殴られたセンヤ様を』助けてくれたのです…」

 

「…今、なんて?」

 

「え?ですから、殴られたセンヤ様を…」

 

「…ミリム」

 

「…なんだ?リムル」

 

「よくやった!今日はハチミツもつけるぞ!!」

 

「ほんとか!?」

 

「ああ!!」

 

どうやらミリムは夕食にありつけるどころか、デザートもついてくるらしい。よかったね。

 

「それとセンヤ」

 

はい?

 

「危険な目に遭わないように気をつけろって言ったよな?」

 

…ん?いやな予感が…。

 

「……今回はリグルドを助けるためだから許してやる。次は無いぞ?

 

………うっす。

 

 

 

 

 

場所を移し、さっきの男…フォビオとその仲間と、執務館にて話を進める。

 

「…で、何しに来たの?お前ら」

 

かなり不機嫌だな、リムル。…人間風情と言う言葉で、リムル以外も不機嫌になってしまった。

 

「いいから、ちょっと下がってて」

 

「しかし!センヤ様が「いいから」…はい」

 

ごめんねシオン。ここ暴れちゃ駄目な場所なのよ。

 

「…はっ!こんな下等な人間風情に従うのか。雑魚ばかりだと大変だな!」

 

随分と抜かしよる。この黒猫。

 

「…そう言うからには、お前の主人はかなりの大物なんだろうな」

 

「ああ?当たり前だろ。お前カリオン様を知らねえって言うのか?」

 

カリオンかぁ…。誰だ?

 

《解。ミリム・ナーヴァと同じく、十大魔王の一柱です》

 

ほーん…。

 

「では、言葉には気をつけろ。そもそも先に手を出したのはそっちだ。お前の態度次第では、今すぐ俺達は敵対関係になる」

 

お前の判断でジュラの森を敵に回すのか。と締めた。いやー、リムルさんぱねえっす。…俺の膝に乗ってることを除けば。

 

いやスライム体だからまあ良しとしよう。

 

「…ふん!俺の攻撃を避けられなかったヤツが主とは、それと同格のお前もたかが知れてるってことだ」

 

…あ゛?コイツ今何て言った?

 

「…おい、黒猫のフィギュア」

 

「黒豹牙フォビオだ!」

 

「まあ名前なんてどうでもいい。ついでにお前の勘違いも一つ直してやるよ」

 

「…は?」

 

「俺は避けられなかったんじゃなくて、()()()()()()()。お前如きじゃ俺には傷一つ付けられないからな」

 

「…あ゛あ゛!?」

 

「お前、自分が強い方だと思ってるだろ。実際その考えは間違ってないよ…お前の小さい世界じゃな」

 

「てめえ!!」

 

「俺にとってさっきの出来事は、近所の飼い猫に飛び付かれたくらいのハプニングだ。…その事を理解して、慎重に言葉を選べよ。三下」

 

「…っ!!!………………ふぅ」

 

「フォビオ様…」

 

…意外だな、ここまで煽っても挑発には乗らなかったか。相手が種族として格下の人間だから侮ってる故の余裕か?

 

(おいセンヤ、そこまで煽る必要あったか?)

 

……リムル。

 

(お前の事悪く言われたからな。俺の事はどうでもいいが、お前にも矛先向かってんだ、そりゃ怒るさ)

 

(…そうかよ)

 

「…ここへはカリオン様の命令でここに来た」

 

ここで、さっきまでパンを食べてたミリムが口を挟む。

 

「…おい、フォビオとやら!そいつらはワタシの親友(マブダチ)だ!二人を見下すような発言は許さ「ミリム、次何かしたら今度はマジ飯抜きだからな」…はい」

 

リムルの言葉に素直に従う。飯はそこまで人を動かすか。

 

「遮って済まなかったな。続けてくれ」

 

んで、カリオンとやらは俺達をスカウトするためにここに来たらしい。正確には先の戦いで生き残った方を。

 

(…つまりこれ)

 

(ああ…。ミリム以外にもいたんだな、見てたやつ)

 

うわぁ…、ミリムから凄い目で見られてる。ちょっと可哀想。

 

それからは、日を改めて連絡をすれば交渉に応じると言うことで、この場での話は済んだ。

 

…去り際、すっげえ目で見られたんだけど。ウケる。

 

……さて、

 

「ミリム、魔王カリオンについて聞きたいんだが…」

 

「幾ら二人でも駄目だぞ。お互い邪魔をしないという約束だからな!」

 

早速情報が漏れてきた。

 

「それはカリオンとだけの約束か?他の魔王も関係してるのか?」

 

「いや、それは…」

 

結構揺らぐなこれだけで。

 

「そっかー、教えてくれないのか。残念だな、センヤ」

 

「…ん?ああ。そうだな。親友(マブダチ)として、知っておきたいんだがな。ほら、何も知らずに俺達が邪魔しちゃうかもしれないし」

 

「むむむ…親友(マブダチ)…でも…」

 

…あと一押しってところか。リムル!

 

(任せろ!)

 

「そうだ!今度ミリム専用の武器を作ってやるよ。親友(マブダチ)の証としてさ」

 

「俺も、砂糖を使ったお菓子を、最初に味見させるよ。親友(マブダチ)として」

 

「本当か!?やっぱり親友(マブダチ)が一番なのだ!何でも聞くがいい!」

 

チョロゴンさん…。

 

「じゃあまずは…」

 

物で釣ってミリムから情報を聞き出すことに成功した俺達は、かなりの情報を手に入れた。

 

注釈すると、件の争いは例の魔人、ゲルミュッドが持ち込んだ案件で、ミリムを含む四名が傀儡の魔王を作ろうとしていたらしい。

 

…これ、俺達魔王の企み邪魔しちゃってない?

 

まあ、やらなきゃ森は滅んでたろうし、ええか。

 

ほーん。他の魔王も干渉してくるやも…と。今回のミリムやカリオンの様に。

 

「大丈夫です!お二方なら他の魔王など畏れるに足りません!」

 

呑気ねーシオン。

 

…ミリムと同格(かもしれない)魔王が最低でも三人は干渉して来る可能性…か。

 

「…ま、なんとかなるか」

 

「お前も随分呑気だな!?」

 

「わはははは!そうだぞリムルよ!センヤなら他の魔王にも対抗できうる力を持っている!大丈夫であろう!!」

 

お、魔王様からのお墨付きか。ありがたいね。




センヤの外見ですが、中学生くらいの見た目で、幼さはあるけど中性的ではない、ちゃんと男の子。くらいのイメージです。

男の娘をイメージしてた人スマヌ。だけどシラフで腕切り落とす男の娘はちょっと心臓に悪いので…。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

─じゅじゅコラム─
翅王は白面金毛との戦闘中に壊相と血塗が死に、記憶が頭の中に流れて来たことで使えるようになりました。

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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