主人公、スライムとぶつかる
主人公、スライムを餌付けする
スライム、沈没
スライム、ドラゴンに出会う
主人公、水上を走る
主人公、スライムに合流、ドラゴンと出会う←イマココ
皆!!!ヤベェぞ!!!
この洞窟の最奥、なんとそこには!!!
ドラゴンが、いた!!!
こんなん大興奮必至だろ!!!ウッヒョー↑↑↑!生きててよかったー!
それもこれもこのスライムに付いてきた故の結果だ、やっぱり、このスライム…最高やな!
……さて、ひとしきりはしゃいだところで、横から声が聞こえてきた。
(いや、まずお前は誰なんだよ!!!)
と、横にいた謎スライムに問われたみたいだ。
…確かに、仲良くなるには相互理解が必要不可欠だ。このスライムの意見には全面的に賛成だ。賛成、なのだが…。
(こいつ今…直接脳内に……!?)
これもスキル?
《告。念話です。思念を乗せた魔素を放出し、相手に意思を届けています》
つまり、スマホを使わずにLI〇Eしてるみたいなもんなのか…、
いや、魔素がスマホの役割なのか?
(俺にもできる?)
魔素無いけど。
《魔素を放出することは不可能ですが、火種の要領で周囲の魔素に思念を伝え、それを相手との間で行うことで、擬似的にですが可能です》
よし、それまずやってみよう。
《偽・念話を使用しますか?》
ああ!
それじゃあ試しに…、
(ファミチキください…)
(うわぁ、急に脳内に話しかけてくるな!!)
理不尽だ、自分は脳内に話しかけてきたくせに。
(…てゆーか、無理して念話しなくても、普通の言葉も聞こえるから)
あ、そーなの。
「あー、テステス、聞こえるー?」
(だから聞こえてるって)
それは良かった。
(それで、まだ質問に答えてないぞ)
「えー、そんな気になる?」
(あたりめーだろ!!急に人の目の前に肉置いてきやがって、あれ何がしたかったんだよ!!)
「あーあれ?いや、調理したはいいんだけどさ、意外に量が多くて」
(……それで?)
「半分以上は食い切ったんだけど、案の定残しちゃってさ。
だからあげた」
(だからあげた。じゃねーよ!!急に肉押し付けられてびっくりしたんだからな!!)
「の割にはしっかり食ってたよね、蛇の肉」
(食わなきゃ何されるか分からなかったから、こっちも必死だったんだよ!)
心外だな、意外に失礼だぞこのスライム。
「…のう、今我すごい空気じゃない?疎外感半端ないんだけど」
「いやいや、存在感出まくりよ」
「であればいいのだが…、いや、そんなことはどうでもいい」
「なんとお前ら、異世界からの転生者か」
「…?そうだけど…」
(そうなんすよ、超大変だったんすよ!)
何でこのスライムかしこまってるの?
「ものすごく稀な生まれ方をしたな。転生者は稀に生まれてくるし、異世界人も時たまやってくるが、異世界人の転生者は我の知る限り事例は……いや、一つだけあったな」
(異世界人って、自分たち意外にもいるんですね)
「一応いるのか…、どんな奴なんだ?」
「そうだな…あれは、我が生まれて間もない頃だった。何処からか我の存在を聞きつけ、どんな存在なのか一目見ようとわざわざ来たようでな、その男は自分を異世界からの転生者だと言うのだ」
会えるかもと思ったが、ヴェルドラが生まれた頃って一体何千年前なんだ…?
「なら、会うのは難しいか…」
「いや、逆にあれには会わんほうがいいぞ、何されるかわかったものではないからな…」
と、心なしか死んだような目で遠くを見つめていた。どうやら、その男はこの竜に何かしでかしたらしい。
それが本当なら、そいつ多分大物だぞ。
「いや、そんなことはどうでもいい。それよりも、異世界人についてだな。奴らは、異世界からこの世界に渡る際に、望んだ能力を得るらしい」
あぁ、俺の解答者とかね。
……ん?
「いや、俺望んでないスキルも手に入れてんだけど」
そう、俺は呪縛者を望んでいないのである。死ぬ時に自分を縛ろうなんてする変態ではないのだ。
「あぁ、そうなのか。望む以外にも、生前の技術がスキルに昇華される事もあるようだし、それと同じ物であろう」
なるほどなあ。確かに、それなら筋が通る。
「そうだそうだ。我も貴様に、色々と聞きたいことがあったのだ。聞いていいか?」
ドラゴンから質問されるとは光栄だな。
「いいぞ、どんことい!」
「ここ数日、洞窟内の一箇所で、全ての魔素が無くなる事態が発生したのだ。ここは、我が入ってから300年ほども経つ。生物が一人二人できたところで、なくなることはないと思うのだが……。何か知っているか?」
………。
…………解答者。
《解。魔素で出来ていない肉体の生成、無理矢理作られたユニークスキルの取得、肉体から溢れ出る呪力との相殺、スキル斬撃や火種の複数回使用など、もろもろの要因により周囲の魔素を使い切った模様です》
やっぱり俺のせいかよ!!
何で魔素使ってんのに魔素でてきてねえんだよ俺の身体!!!
《転生の際に、本来の肉体からグレードダウンしたものを、魔素と生前の肉体情報を媒介に作成しました。魔素と呪力が反発し、肉体に過剰な負荷がかかる危険性があったためです》
あぁ、ここで俺の呪力が魔素に変換されたなかった伏線が回収されたわけか。
……ん?魔素取り込んだら危ないなら、あの蛇の肉も危なくね!?
やばい!吐き出さなきゃ!?
《心配無用です。体内で入ってきた魔素は、自動的に呪力に変換されます》
どうやって!?それもスキル!?
《ユニークスキル、
へーべんり………。
そのスキル体外の魔素も呪力にすんの!?ヤベェ、体内だけに限定できない!?
《可能です》
すぐやってすぐ!!
《了解しました。エクストラスキル、呪力隠蔽を獲得しました》
(…あれ?急に威圧感無くなった……)
「おい貴様、己のスキルとばかり話すでない。寂しいであろう」
「ハハハ、いやですねヴェルドラさん少し整理してただけですよ。それでですね…」
いやー焦った焦った。そこら一帯に呪詛振りまきながら歩いてたのか俺、どうりでモンスターも寄ってくるわけだ。
とりあえず俺は、解答者から教えれたことを、砕きながら説明した。
「……………」
「………お、怒った………?」
「……………ク」
「く?」
「クァーッハッハッハッハッハッハァァ!!!まさか、転生するだけで辺りの魔素を使い切るとは貴様、なかなかの大物だなぁ!!クァーハッハッハァ!!」
ビリビリビリィ………ッ!!!
どうやらヴェルドラは痛く気に入ったらしく、俺の話を聞いた途端に大笑いしたのだった
「怒ってないのか?」
「怒るわけがあるか!魔素を使い切るだけでなく、自分の力に制限をかけられるとは!!い、いかん。腹が捩れそうだ………w」
………まあ、怒ってないならまあいいか。
どうにもこの竜、かなり気のいいやつらしい。俺たちの話も聞いてくれるし。
「いやはや、笑わせてもらった。ここ数百年で一番愉快な出来事であるなぁ!!」
「……そっすか」
「…して、貴様らはこれからどうするのだ?我としては、もう少し残っていっても構わんのだが……」
……どうやらこの竜は、かなりの間一人(一竜?)だったらしい。
…………確かにひとりぼっちは寂しいし、それを何百年も続けていたら、話し相手にも飢えるよな。
(いや、外に出て他の日本人でも探しに行こうかと…)
「え」
そんな声が横から聞こえた。
こいつ、マジかよ……。(戦慄)
「こんな寂しそうにしてる竜を放っておいて、外に出ようって言うのかよ!!人の心は何処にやった!!」
「な!わ、我は別に、寂しくなんてないんだからね!!」
(じゃあ、お前一人でここにいればいいじゃないか。お前も気にならないのか?外がどうなっているのか……)
グッ、それは………!!
「そ、そうか…、二人とも行ってしまうのか………」
スゲェ寂しそう!!やっぱり置いていけねえって!なんとかできねえか?
(急にグイグイ来るな……。ええっと…ヴェルドラさんはここから出れないのか…?)
「うむ。300年前に勇者に封印されて以来このままよ」
勇者!勇者なんかもいるのか…。
魔王とかもいるのかな?
《現在は、10体の魔王が存在します》
いたわ…、つーか多すぎん?多くて4人とかじゃないの?
曰く、ヴェルドラがうっかり街を焼き払ってしまった時に、自分を封印するために現れたらしい。
ユニークスキルである絶対切断であらゆる障害を切り払い、
無限牢獄でヴェルドラを見事封印したんだとか
(………見惚れてて負けた訳じゃないよな)
「そ、そんなわけがないであろう!!」
それは俺もちょっと思った。
このドラゴン、勇者の話をしてる時、やけに容姿について話してきたのだ。
まあ威厳とかあるし、見惚れてて負けましたとかいえないしな。分かるぜ、その気持ち。
「ええい!生ぬるい目で見てくるな!!………とにかく、これで我がここから出れない理由がわかったであろう…して、何をしているのだ、そんなにゴンゴン叩いて」
…なるほどなぁ、こりゃ確かに頑丈だ。解答者も解析不能とか言ってるし。
「前世ならワンチャンあっ(………よし)…?」
ん?
(ヴェルドラ、俺と友達になろう!!)
んん!?
「な!す、スライムの分際で暴風竜である我と友達にだと!?」
「……嫌なのか?」
「誰も嫌だとは言っておらんだろうが!!」
ツンデレドラゴンめ。
(じゃあ、どうする?)
「そうじゃなぁ…、どうしてもと言うなら…」
(どうしても、だ。決まりだな!嫌なら絶交だ、二度と来ない!)
お、意外に押しが強いな、ちょっと意外。
「ちょっ!」
おっ、食いついた。
「仕方ないな、どうしてもと言うなら、我が友達になってやろう!」
そう言ってスライムと竜はお互いの爪と指(?)を合わせて、友好の証とした。
いやはや、友情って素晴らしい!
「……で、貴様はどうするのだ?」
ん?俺?
「どうしてもと言うなら、貴様とも友達になってやってもいいぞ…?」
んなモジモジ言われても…。
「…そうだな。俺も、どうしても友達になりたいんだが、いいか?」
「う、うむ!仕方がないので、我が、貴様と友達になってやろう。ありがたく思うがいい!!」
「イエー!」
チョロゴンさん……。
さて、
「この封印ってどうする」
「ん?」
(まあ、このままってわけにもいかんしな、なんとかできるかな…)
「待て待て、このスライムいまなんといった?この封印を?どうにかすると?」
「いや、友達を放っていくわけ無いだろ、薄情かよ」
スライムが暫く考えているので、俺が変わりに答えておく
(………無限牢獄の内と外から解析すれば出られるかもってさ)
なんか思いついたらしい
「しかし、我のスキルは我と共に封印されて使えぬぞ」
(ヴェルドラは情報だけ寄越してくれればいい。解析は俺の大賢者がやるらしいから)
「それには時間がかかろう。お前らは早くここを出発して同胞の物に会いたいのだろう?」
(そこで提案だ)
ん?
(ヴェルドラ、俺の腹の中に来ないか?)
!?
「ク…」
「ククク…」
「クァーーッハッハッハッハァ!!そこの人間もそうだが、異世界人は愉快な者が多いらしいな!!面白い!ぜひやってくれ!お前に我の全てを委ねる!!」
うぉっ!すっげえでけえ笑い声!!
こりゃ大層気に入られたな。
にしてもふむ、大賢者…、俺の解答者と同じようなスキルか?
だとすれば………解答者!
《何でしょう》
無限牢獄の解析って手伝えるか?
《解。可能です》
なるほど
「なあスライム」
(?なんだ急に)
「その解析、手伝えるらしい。手伝ってみてもいいか?」
(ああ、人手は多いほどいいからな!)
「先ほどまでやけに怖がっていったのに、すんなりと仲良くなってしまったわ」
「友達の友達は友達って言うだろ?俺たちはもはや超親友よ」
(お前がゆーな!!………そんじゃあ食うけど、いいのか?そんなすんなり信じて)
それは少し思ったが、こいつ竜だぞ、そんな考えなしじゃないでしょ
「無論だ。ここで貴様らの帰りを待つよりも、貴様らと一緒に無限牢獄を破る方が面白そうだ」
…面白そう、か
「確かに面白いのが一番だな!」
「貴様、分かる口だな?」
当然よ!
(そんじゃ今度こそ食うぞ「ああ、その前に」…?)
?
「貴様らに名をやろう。お前らも、我と共通の名を考えよ。同格と言うことを魂に刻むのだ」
…名前、それに同格…か。この世界では名前が大きな意味を持つらしい。
うちの世界でも、名前にはそれ相応の、こう生きてほしい、こういう風な人間になってほしい、といった思いが名前にこもることがあった。
ここでも同じような事が起こるのだろうか。
……ていうか、俺に名前って付けられるの?
魔素とかないけど
《一応、可能です》
おお、
《名前が魂と強く結びついており、全てを書き換えることはできないので、苗字、名前、あるいはその両方を名前に入れる必要があります》
なるほど、じゃあ俺に考えてくれた名前は無駄になっちゃうのか
「なあヴェルドラ」
「どうかしたのか?」
俺は魂に名前が強く結びついていること、名前を全て書き換えることはできないことを伝えた。
「なんと、そんなことが起きることもあるのか。だが安心するがいい、名前を付け加えるだけでも、十分に効果を発揮するゆえ、元の名前を名乗っても特に異常は出ないであろう」
「そっか、せっかく考えてくれたのに悪いな」
「気にするな!その程度のことで、我らの友情に陰りが入ることは無いゆえな!!」
うーん、良かった。…そういえば、スライムの方は名前が決まったのかな?
(暴風竜…暴風…。嵐、ストーム、テンペスト……。
!テンペストってのはどうだ?)
どうやら決まったらしい。速いな、俺何もしてないぞ。
「素晴らしい響きだ!これから我の名はヴェルドラ=テンペストだ!そして貴様には…」
どうやら気に入ったらしい、ヴェルドラ=テンペスト…うん、わかりやすくていいな。そして、スライムの方は…
「リムルの名を授ける!これから貴様はリムル=テンペストを名乗るがいい!!」
おお、リムル!いい名前だな。
「よろしくな、リムル」
(こちらこそよろしく。えーっとお前は…)
「この男は前世の名から名前を取ろうと思う。まずは貴様、前世の名を述べよ」
そうだったな、にしても久々に名乗るから、少しだけ緊張してしまう。
「そうだったな。んじゃあ改めて、俺の名は…」
「
「…改めて、よろしく頼む」
「では、貴様の名は…センヤだ!これからはセンヤ=テンペストを名乗るがいい!!」
かなり駆け抜けて、自分比較では多めに書けた印象
はい、ついに名前が出てきました。そして改名しました…。
5話目でようやく名前の出る主人公がいるってマジ?しかもスライムのほうが早く名付けされるとか、これもうどっちが主人公か分かんねえな。
ちなみに名前が原作から取っていないのは、術式等のネタバレ阻止です。名前が思いつかなかったわけじゃないよ、ホントダヨ()
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、呪力封印、呪術封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚
呪力魔素化、呪力強化(封印)、呪力放出(封印)、呪力感知(封印)、呪力収集、呪力特性付与(封印)
呪術師として生きた外張千夜の技術がユニークスキルに昇華したもの。しかし、呪縛者の影響により、無自覚に周囲の魔素を呪いに変え、振りまくだけの怪物になっていた。魔物が襲ってきたり、リムルがおびえていたのはこれのせい。
やっぱ呪縛者ってクソっすね
斬撃
触れたものをイメージ通りに切り落とす
火種
周囲の魔素を利用して燃える火を生み出す。複数発動可能
─じゅじゅコラム─
親の名前は出せませんが、原作キャラと関わりがあるようです。その相手とは一体……?
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)