カリュブディス討伐までの日常を三つほど抜粋して。
これ出た時に転スラ日記要素入ると思います。(タグに)
─夏と言えば─
海…では無く、森の中にある湖である。
「センヤー、着替えたかー?」
着替えたー…んだけどさ。
「リムル…何でそんな恰好なん?」
上下一体の横縞模様の水着って…、
「これ以外女物しかくれなかったんだよ!!」
そりゃあ可哀想な…
「つか、お前もラッシュガードで上半身隠してんじゃん。なんでだよ」
んー、…他の奴もいないし、いっか。
「ほら、こんな感じなんだよ」
「うわぁっ!?傷だらけ…こりゃ人には見せられないな」
宿儺との戦いで出来た傷とかその他諸々、転生した時一緒にな…。
「そゆことだから、あんま見てて気持ちいいもんでも無いだろ?」
「いや、これはこれで…ん゛っん゛!なんでもない」
「二人共、なにしてんすかー?皆もう出てきてますよー?」
あいよー!…んじゃ行くか。
「センヤ様、リムル様!お待ちしており…って!何ですかその水着!?」
なんでこっちを着ないのか、と女物の水着を…あれマジだったんだ。
「センヤ様もですよ!なんで上隠してるのですか!ガルム殿とドルド殿が作った水着は!?」
下のはそれだよ。上のは…
「韋駄羽織をちょちょいとね」
(呪具…だっけ?そんな自由度高いもんなのか?)
呪具のほうはそこまで、影で少し形を変えてるんだよ。
「せっかくセンヤ様の裸体を存分に眺められると思ったのに…」
おいコラ。
…にしても、シオンの渡そうとした水着…。
「すっごい布面積ちっせえな」
「そうだよ!そもそもなんで女物なんだよ!」
「リムル様の魅力を一番引き出せるのが、この水着だと二人がねちっこく語っておりました!」
あの二人…職人だな。
「なら間をとってシオンさんが着るのはどうっす!?あの二人もうかばれるってもんっすよ!!」
いや流石に…ねえ?
「シオンだと色々はみ出してヤバいだろ」
そうそう、サイズが違「おっぱいの無い人は黙っててください!」ブッフォ!?…失敬。ゴブタは二人によって遥か遠くに吹き飛ばされていった。
…やっぱあいつ勇者だろ。
「…ところでセンヤ様、何か言うことは無いのですか?」
いうこと?
「女性の水着を見たのですよ!?何かこう…言う事があるんじゃないですか!?」
……ああ、そゆこと。
「シオン、シュナ。似合ってるよ。どっちも可愛い」
「「ぬ゜っっっ!!!」」
変な声出しながら倒れちゃった…。
「…センヤ、あんま軽率に褒めるなよ。最悪死人がでる」
なんでぇ…。
(俺には無いのか…)
さてさて、準備運動も終わらせたし…。
「砂の城でも作るか」
「なんでだよ!?」
「ホッホッホ。お若いのに何を言っておられるのですじゃセンヤ様」
ハクロウ。そういうお前は遊ばんのか?
「老いぼれには、冷たい水はちと過酷でしてな」
ジジイ臭いこと言っちゃって。…お、でっかい魚。
「……センヤ様、一狩り行くと致しますぞ。リムル様、夕食をお楽しみに!」
「そうだな…せっかく来たんだし体は動かしとくか!」
「あれ食えんのか…?」
さて、飛び出して行け湖の彼方…ゴブファッ!?
「アババババババババ!!?」
韋駄羽織で浮力ガガガガガ
『せ…センヤ(様)ぁぁぁぁ!?』
……ふう、ひでー目にあった。
「まさか、センヤが金槌だったなんてな…」
「ちょっとしたお茶目な部分だろ?」
「おま、マジもう少し気を付けろ…つか、センヤ水の上歩けんだろ!?」
ちょい気ぃ抜けてたな。
「…で、なんで膝枕されてんの?」
「応急処置してから、近くに寝かせられる場所なくて…」
そっすか。…回復したし向こう行くか。
シオンがスイカを粉微塵にしたので、次は俺の番だ。
「センヤ様!右です右!」
「行き過ぎっすよ!左左!」
「上上下下左右左右BA!!」
コナミコマンド言ったやつ誰…いやリムルか。
「…
『スキル使った!?』
…おらここぉ!!
「…よし、合ってた!」
「綺麗に切り分けたな…」
「センヤ様、ズルッよズル!」
「流石はセンヤ様!」
うん、うめぇ。
「にしてもでかすぎねえか?この湖」
「まるで海だな」
それなー。…シュナ、海見たことないのか?
「凄いでかいぜ?多分ジュラの大森林よりもな」
「しょっぱいぜそれに」
(そういえば海の呪霊…無いな)
「リムル様とけちゃいますね」
「機会があれば皆で行きたいよなー」
それも面白そうだな…、
「「え、俺(リムル)って塩ダメなの?」」
「あ、はい。スイカにはお塩ですけど、気を付けて下さいね?」
…ふう。
「ついに…完成…!!」
「でっっっっか!!!」
先程から進めていた砂の城作り、ついに完成した。
「五人位入れるんじゃねーか…?」
フッフッフ。俺はとことん趣向を凝らす性格なんだ。
「ほら見ろよ、両開きの扉も作ったんd「お二人共、勝手な行動は困りますね」…あ゛」
「と、トレイニーさん…」
「例え友好的であろうと、あなた方はA級超えの強大な魔物。それが固まって行動しているのは、他の種族から見たら大変な事なんですよ」
「他の種族の脅威である以上、森の管理者として黙って見過ごすわけにはいきません」
…本音は?
「私を除け者にしようとしても、そうはいきませんよ♪」
「…いや、そっちはいいんだけど、トレイニーさん」
「なんでしょう、リムル様?」
「あの、後ろ…」
「え…?あ゛っ゛!?」
……砂の城が、トレイニーさんの現れる時の風で、壊れてしまった…。
「せ、センヤ?大丈夫か?」
「センヤ様…」
「すみません!!すみません!!すみません!!すみません!!」
…るか。
「え?」
「次はもっと頑丈に作るか…」
《告。精神適応の発動を感知しました》
「そんなショックだったの!?」
途中シオンが料理を手伝いそうになるハプニングを俺とリムルで解決し、飯も食ったしそろそろ寝る時間…。
「だったのに、なんで俺酒に付き合ってるの……?」
「まあまあセンヤ様、そうおっしゃらずに。…あ、リムル様も、ささ」
「お、ありがとうトレイニーさん。センヤも酒飲めればなあ…」
残念ながら、俺は肉体年齢の関係で酒飲めないのだ。
「未成年飲酒禁止法は遵守しねぇとな」
『みせ…?』
(センヤ、伝わらねえよ)
「…それにしても、
森の管理人がお酌してる状況ウケるよね。
「ハクロウも『ジュラ』に行ったら?気楽に笑えるいい店だぞ」
そうリムルが笑いながら言う。
「確かに皆さん、毎日よくお笑いになりますね。…ただ」
?
「…街は今、多くの勢力に注目されています。この先、『明日も笑える』とはならないかもしれませんよ?」
………。
「…そんときゃ、明後日倍笑うよ」
そいつぁいいな。
─出会いの季節…?─
今日の朝食は米、大豆からこの前試作した味噌で作った味噌汁、鶏の魔物の卵を使った目玉焼き、ゴブタと釣った魚の塩焼き。今日はこれを食べたらもうやるべきことは無い。
「いただきます」
ごちそうさま。
ゴロゴロゴロゴロ…。
あー、暇だあ…、
「リムルー…、リムルー?」
あいつ出かけてんのか…よし。
「センヤ様、何処かに手掛けるのですか?」
シオンか。
「ああ、ちょっと暇なったからな…あ、付いてこなくていいよ」
「そっ、そうですか…」
落ち込んじゃったよ。いや別に、嫌なわけじゃないよ?
「では、お気をつけてください」
あいよー。
街から出て、森を歩き回ること数十分。
ふんふふーん…お?
ポヨンポヨンとはねる、水色のスライム…リムル?
「あいや、これは…!」
野生のスライムが、あらわれた!
「へー!こんな感じなのか…!喋るスライムしか見たことないから新鮮…あ、怖がってる…のかな?呪力しまっとこ」
さて、触り心地は…、
ポヨンッ
おお…おお…!!
「リムルとも似て非なるポヨポヨ具合…カー◯ィかな?」
これはなかなか…、おお。こんな沈むのか…。
「いやー、これはいいもんだ!…あ、何食べるんだろう」
《解。スライムに主食はありません。その環境にある物体を消化して、魔素に変換し活動しています》
へえ、そんな感じなんだ…、
…こいつ持ち帰るか。
ポヨポヨ、ポヨポヨ…。
「あらセンヤ様、一体何を持っているのですか?」
お、トレイニーさん。野生のスライム見つけたから持って帰ってきたんだよ。
「…はい?野生のスライム?」
そうそう、何で不思議そうなの。
「ええと…、何故持ち帰ったので?」
なんでってそりゃ…、
「触ってて気持ちいいから…」
「な、なるほど…」
じゃーねー。
「……リムル様に報告した方が、よろしいのでしょうか…」
家に帰ってからも、俺とスライムの戯れは続く。
「センヤ様、麦茶をお持ちいたしました…っ!?ええと、そのスライムは…?」
シュナが麦茶を持って来た。大麦…に似た穀物の栽培に成功したので、試しに作った麦茶がこれまた美味いの何の。シュナに渡して街の店とかで飲めるように広げたのだ。
…え?このスライム?だから持ち帰って…、
「い、いけませんセンヤ様!そんな事をしたら…」
なによさっきから皆して。俺が何かやばいことをしたかのように。
…あ、喉(?)乾いた?ほれほれ、飲むがいい。
「あの、あまりリムル様の前で見せる事はないように、とだけ。それでは……」
え?リムルの前で?何で?
「まあいいや。ほれ、クラッカー食う?」
お、食べた。最初の頃のリムル思い出すなぁ…。
うーん…スライム、青い、ぷよぷよ…ポヨポヨ…カー◯ィ…。
「あおもち!お前今日からあおもちな!」
よろしくあおもち!
「…ふぁぁ。そろそろ昼か…」
飯食うかな。あおもちも来るか?…うし。
「うぃーシュナー、飯食いに来たぞー」
「あ、センヤさ…連れてきたんですね…」
そうそう、あおもち連れてきた。一緒でもいい?
「ええ、よろしいのですけど…え?あおもち?そのスライムの名前ですか?」
そうそうあおもち、可愛いでしょ?
「なんて事を…!!こんな所をリムル様に見られたら!!…っ!?」
え?なんでリムルが「…なあ、センヤ。その手に持ってるの、何?」…お、噂をすれば。
「リムルか。紹介しよう、あおもちだ!どうだほら可愛いだろう?」
ほらほらどうよこのぼでー。もちもちポヨポヨで「……でいいだろ」…へ?
「そいつじゃなくて、俺でも良いだろ!!!」
…へ?
「フンッ!!」
…あ!あおもち!!
「没収します」
なにゆえ!?
「こいつは俺が持っておくからな!こいつじゃなくて俺触ってろよ!!」
あおもちだよ!っつーか、ええ?さわられたいの?
「変な事を言うな」
「…す、スライムは触られると気持ちいいんだよ!!」
じゃあ俺じゃなくてもいいし、第一解答者にそんな事《…告。事実です》…え?嘘《事実です》…あい。
「…まあわかったよ。ただあおもちもずっと拘束されんのはアレだし、街の中歩かせてもいい?」
「…まあ、それならいいぞ」
よっしゃ。あおもち、この街の中なら自由に動いていいからな?俺の名前書いたプレート引っ提げとこ。
この後リムルに膝に座られながら飯食べたし、寝る前にリムルの分身体を渡された。「俺がいない時はこれ触ってろよ。あおもちじゃないからな?」だとさ。
いみわかんにゃい…。
─混浴の秋?─
魔王ミリム・ナーヴァが街に住み着いてからはや数日…、本日は収穫祭があった。
トレイニーさんの乱入やら、シオンとミリムの芋掘り対決やら、ガビル達の稲刈りやら…。
色々あったがそれも済み、今はリムルとミリムに夕飯を作っている。
「ほれ、試作品いっぱい作ったからくってみなされ」
「いただきます!」
「いただきます!なのだ!」
いただきます。……うん、いいなこれ。
「やっぱセンヤの飯うめえ…」
「ワタシもそう思うのだ」
(前世で…呪術師?ってのやってたってのは聞いたが、他にも何かやってたのか?)
いや何も。強いて言うなら「ジュジュツシ?なんなのだそれは?」…!?
「聞こえてんのか?」
「リムルのだけな!!ワタシの耳は
なんそれ怖み。
「…まあ、ここに来る前にやってた仕事だよ」
「仕事なのか!それは楽しかったのか?」
…楽しかったか、か…。
「…正直言って、全然楽しくなかったな、毎度毎度死にかけてたし」
「そ、そうなのか…。じゃあ、なんで続けてたのだ?」
うーん…やりがいはあったからかな。
「ヤリガイ?それは楽しいよりも優先することなのか?」
そんなことはない。俺はそういった生き方しかできなかったので、やりがいを感じるしかなかっただけだ。
「結局騙し騙し続けてたに過ぎなかったのかもな」
「…じゃあ、嫌な記憶しか無いのか?」
うーん…そんなことは無いな。
「面白い奴は集まってたし、仕事以外の時は充実してた。その料理もそんときの趣味の一環だよ」
舌の肥えた五条先生が食べられる物を作るには、こんだけの成長が必要だったのだ。
…ほんとに、楽しい人生だったよ。
「…センヤ、寂しそうなのだ」
「センヤ、大丈夫か…?」
…ん?ああ。ちょっと昔思い出しただけだよ。
「…センヤも、ちょっと化け物染みてるけどちゃんと人間なんだな」
今すっごい悪口言った?
「言ってねえよ。ただ…ちょっと安心しただけさ」
「ワハハ!センヤにはワタシ達がいるだろう?寂しがることは無いぞ!」
…嬉しいね。
飯を食べ、いざ風呂に行こうとした所…。
「センヤ!この前の約束を果たす時なのだ!」
は?約束?なんのよ。
「今度一緒に風呂に入ると言ったであろう?」
…ヴェ!?
「いやいや、了承してねえって!!そもそも男女で風呂に入っちゃいけないの!!」
「何故なのだ?リムルはたまに入っているぞ?」
リムル!?おまっ、お前のせいで!!
(いやいや!?違うんだって!ミリムに無理矢理連れられて…!!)
ほなしゃあないか…。
「…リムルはまた別なんだよ。男でも女でもないし」
「おい!」
自認男らしいけど。
「む?だが、シュナとシオンは大丈夫だと言っていたぞ?」
あいつら!!
「その二人がどう言おうが、俺がダメっつったらダメなの!」
(なんだセンヤ、恥ずかしいのか?お前なら別に恥ずかしがるような身体でもないんじゃ…)
傷だらけだっつってんでしょ!?そもそも俺ぁそういったのに耐性無いの!!
(適応者でなんとでもなるんじゃないか〜?)
茶化しおって…!
「…とにかく駄目だぞ。わかったな?」
「むむぅ…。よし!今回は諦めるが、次は絶対に入るのだぞ!!」
いや無理…もう聞いねえわ。
…お菓子でも作って気を紛らわせるか。
「お菓子作るのか?俺も「リムル、今回は駄目」…え゛」
男湯にて。
「「ふううううう…」」
リムルとシンクロする。
現在は男湯にて入浴中。俺達以外はすでに入っているのか、誰かが入ってくる気配もない。
「……にしてもさ」
そうリムルが話しかけてくる。なんだ?
「センヤって、本当に未成年なんだよな?傷だらけだし筋肉凄いし」
そうだし、今の身体は…、
「大体十四歳の時くらいの身体だな」
「今時の中学生って、こんなに筋肉質だっけ…」
そう言って俺の身体をあちこち触る。
「うわ、すご。腹筋かっっった…胸すごぉ…」
………。
「腕ちょっと持ち上げて…おっも…ぶっといなぁ…手ぇゴツゴツして…」
「ちょっと傷さわっていい?」
別にいいけど…
「おお…ちょっとザラッと…」
…あのさ、
「……?」
「なんかすっごい恥ずかしいんすけど」
さっきっからベタベタベタベタ。あんたねぇ、同性でもそんな触るやついねぇ…恵は興味津々に触ってたな。
「…恵って誰だよ。女か?」
いや、後輩の…
「…ふぅん」
リムルはそう言って俺の背後に回り「えいっ」ぺとっ…なにしてっ!?
「うわー…、俺の身体とすっごい違う…身長は俺よりちょいデカいくらいなのに…すっご…」
さっきよかエスカレートしてません!?俺恥ずかしいって言ったよね!?
「センヤが恥ずかしがってんのちょっとこうh」なにいってんだ!?
「正気に戻りなさい!!」
そう言ってリムルの頭をはたく。
「あでっ!……………!?おれ!なにして…!!?」
そう言って急に顔を赤らめて…だからさ、
「まず離れろや!!」
「わっ!ごめ!!ちょ!?熱いから出るわ!!」
バタバタバタ…ズデッ!……ガラガラ、ピシャ!
………なんか精神攻撃でも受けてたんかね。
「…落ち着いて風呂入ろ「センヤー何か大きな音がしたが、大丈夫なのかー?」…っ!?」
女湯からミリムが聞いて…っ!
「顔どころか身体出して来るんじゃねえ!!大丈夫だから!」
「…むぅ、わかったのだ」
…はぁ、油断も隙もない。
ここでセンヤが折れると、そりゃあもうドログチョよドログチョ。
「千夜、ちょっと体触っていいか?」
「……急にどうした恵。まさか、そっちのけが「違う!」
「…俺は鍛えてもあまり筋肉付かなくてな。イメージするために触りたいってだけだ」
「そっすか。いいぜ別に」
「ありがとう。…うわっ、かった。おも」
ニギニギ、ニギニギ…
「…もういいか?」
「……、っ!!あ、ああ。ありがとう…」
こんなかんじ。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)