転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

ブルムンド王国に到着、暫く自由行動。

恋人じゃねえよ?

ギルドに登録しにいくぞー 

君達にはまだ早いんじゃないかな…?

とにかく試験かいし!犬!ゴブリン!レッサーデーモン!

だから恋人じゃねえって

フューズさん、お怒りで登場←イマココ


ブルムンドとの国交樹立だってさ

「ったく…、ブルムンドまでお連れしたら、まず俺の所に連れてこいと言ったのに…」

 

あのあと、フューズさんがその場を抑めて、今三人はお叱りを受けている。

 

まぁまぁその辺で、結果的に身分証手に入りそうだし…え?言ってくれればBランクまで取り立てた?

 

………。

 

「三人全員、そのまま正座してろ」

 

『センヤさん!?』

 

まあ、楽しかったことは楽しかったけど。

 

それからは俺達もフューズさんと真面目なお話。

 

…まあ確かに、俺達はブルムンドとは国交を結んではない。そんな状態で俺達が多くの魔物の主だと知られたら…。

 

「考えたくもないな。サーセン、自重します」

 

「……………」

 

フューズさんが黙ってしまった。…え、怒ってる?

 

「実は、お二人の到着を知ったブルムンド王が、極秘会談を希望されています。イングラシアへ急ぐとのことですが…」

 

…ん?

 

(リムル、いい機会じゃあないか?)

 

(そうだな!二国目の承認が得られるチャンス!)

 

「ぜひお願いしたい」

 

ふむふむ、三日後か。その間宿でも…え?手配する?悪いね。

 

 

 

 

 

 

 

「…っ゛あ゛〜!疲れた!」

 

「そうだなー、センヤが変に張り切るから」

 

結局必要なかったしね。…ま、今の実力測れたからヨシ!

 

フューズさんに用意してもらった宿で、今はリムルとゆっくりしている。

 

「飯も食ったし、後は風呂…あ、無かった」

 

「そりゃそうだろ…」

 

かなしい。

 

「…つかセンヤ、あの時なんかスキル獲得してなかった?」

 

……ん?ああ接触者(フレルモノ)のこと?

 

「まあ端的に言えば魂への直接攻撃……で、前世の云々らしいぜ?解答者曰く」

 

厳密には接触が可能になったってだけで、それ以外の効果は目立たないものだ。

 

洗脳とかも元から効かない質だし。

 

「ほら、例えば俺が今、リムルを叩いてみると…」

 

ぺちっ

 

「あでっ!?…え、嘘!痛覚無効は!?」

 

防御貫通だっかな。これで耐性だとかを無視してるらしい。

 

「これと似たような呪具はあるし、そもそも呪力で攻撃できるしで、あんまし使いようは無さそうなスキルだよな…」

 

「これと似たような呪具…やっぱお前の前世、相当やばかっただろ。もう少しくらい話してくれてもいいんじゃないか?」

 

…ま、そこは別にどうでもいいことだからさ。

 

「…センヤ。俺達、親友…なんだよな?」

 

まあ、そうっすけど。

 

「親友ってんならさ、やっぱ隠し事とか無い方が良いんじゃないか?」

 

ふむ、一理あるな。…ただ。

 

「まあ…俺の前世結構荒んでたからさ。あんまし人に話したくないんだよ」

 

だからすまんね。

 

「ふーん…ま、いいよ。いつか話してくれるのを待つさ」

 

いやだから話す様な事はないって「お休みー」って、最後まで聞けよ。

 

 

 

 

 

 

─Side リムル─

 

…ハァ。今日も聞けなかったな…。

 

結構な頻度でセンヤの過去について聞こうとしているが、なかなか話してはくれない。

 

…信頼されてないのかな…。そりゃあ、センヤと比べたら俺なんて弱いだろうが、それでも心配なもんは心配なんだ。

 

少しでもセンヤについて知って、支えたいんだけど…。

 

……つか、今日風呂入ってないからか、センヤの匂いが濃いな。

 

……今目の前には、既に寝入っているセンヤが………。

 

「おーい…、センヤー…?」

 

…返事はないな。センヤはちゃんと人間なので、しっかりとした睡眠が必要なのだ。スライムである自分とは違って。

 

………ギュッ

 

…うん、あったかい。最近外も暖かくなってきたので、少しだけ寝汗も…………。

 

………………。

 

………スンスン

 

安心する匂…ハッ!?俺何やってんだ!?

 

いかんいかん。いくら近くにいるからって、無断で胸元を嗅ぐのはダメだろ。

 

…センヤはこれでも起きない。どんだけ図太いんだよコイツ。

 

…流石に、俺も眠くなってきたな。

 

「…お休み、センヤ」

 

 

 

 

 

 

─Side センヤ─

 

翌日。

 

(…って、何やってんだ俺ーっ!?さっ!流石にセンヤにバレたか…?いや、コイツだし気付いてもない…それはそれで腹立つな)

 

青褪めたり動揺したりちょっと怒ったり…。

 

なんか朝から百面相してるリムルはほっといて、朝食を食べて、今は…。

 

「お初にお目にかかります、魔物の国の主様。私はブルムンドの大臣のベルヤード、どうかお見知り置きを」

 

と言うことで大臣と会うことに。

 

こりゃ丁寧にどうも、魔国連邦(テンペスト)の国主です。

 

またお硬い人との話し合い…え?いつも通りでいい?なーんだ。

 

色々な取り決めはベルヤードと行い、明後日の会談でそれを元に話し合うらしい。

 

「聞きましたよセンヤ様。何でもレッサーデーモンを素手で倒したとか」

 

ははは、忘れて?…無理?そっかー…。

 

「時間は有限です。早速始めましょう」

 

うーす。…開国の条件は二つ、相互安全保障と相互通行許可。

 

通行許可に関しては、こことの間に既に街道を作り出している。スムーズに進むだろうが…。

 

問題は一つ目、相互安全保障。

 

これはつまり、どちらかの危機に相互に助け合おうというもので…、

 

ギルド…つまりさっきの連中への補助を行うわけだ。俺達の方からは。

 

こちらも一応助けられることはあるにはあるが…。

 

オークロード出現!ミリム襲来!カリュブディス襲来!…それとギィ・クリムゾン襲来。

 

こんな感じで多分微塵も戦力にならん。それは別に良いのだが…、

 

俺達の行う安全保障はそれだけではない。

 

基本的に今世で人間との関わりが少なかったので、リムルは忘れているかもしれないが。

 

()()()()()()()()()()()

 

どこの世界でもそれは変わらん。前世より結構物騒なこの世界では、より苛烈な序列争いが繰り広げられるだろう。

 

これを了承した場合、俺達はブルムンドの味方として戦争の戦力になるわけだが…。

 

(もう一つがかなり美味しいし、反故にする訳には行かないしなぁ…)

 

…理解してるんだかしてないんだかわからんな。

 

「分かった。簡易寮と武具を整備出来る施設を用意しよう」

 

…多分、武器とかの提供だけだと思ってる?

 

言っといた方が良かったかね?

 

あとまた相互通行許可、さらに人が増えて税収も見込める。ここは纏めるのがうまいリムルに任せとこう。

 

最終的にはベルヤードが折れてくれた。…多分相互安全保障が本命だったな。

 

「我々にとっては相互安全保障が最優先です。先ほどはあなた達が折れてくださった。今度はこちらの番だ」

 

…嘘と本音が三七ってとこかな。

 

もちろんこちらにも利益があるので、俺としても全然問題はない。

 

…つか、魔王クラスの人間の脅威って何よ。勇者?

 

まあそして、ベルヤードとの話し合いもつつがなく終わった。

 

「…センヤ、ほとんど俺が話してたけど、お前は何かないのかな?」

 

ん?…まあ、黙っておこう。ナニモナイヨー。

 

 

 

二日後。

 

俺とリムルは馬車に乗り、王城に着く。…うわ、リムルすっげえ緊張。

 

ただそれも始まってすぐのことで、俺やリムルは何も言わずに、ベルヤードの言葉に国王が頷くだけで話は終わっていた。

 

(女王美人じゃね?)

 

そだねー。

 

「今後とも宜しく頼みますぞ、センヤ殿、リムル殿」

 

はいこちらこそ「東の帝国が攻めてきた場合にも、協力のほど宜しくお願いしますぞ?」…やっぱし。

 

(ええ…え?)

 

やはりリムルは気がついていなかったようで。美味いこと丸められてしまった。

 

「いやセンヤ!気が付いてたなら言えよ!?」

 

「つってもなあ、国一つが攻めてくるくらいならよくある話だろ?」

 

戦争によって生まれた呪霊もいるくらいだし。…あれはキモかった。人肉で固められた戦車みたいな。

 

戦争が日常の国ではあんな感じで見えてるのかねぇ。

 

あーあ、リムルが落ち込んじゃったよ。

 

「センヤ様はお気付きになられていたのに、なぜ黙っていたのですか?」

 

俺?

 

「どっちみち俺達の国も襲われる可能性があるんだ。隣国の一つや二つ、被害が行かないとは限らないだろ?」

 

もとから守るつもりではあったから、対して気にしてはきないのだ。

 

「…センヤ様、あなたは随分とお優しい。いつか足を掬われてしまいますぞ」

 

「そうだぞセンヤ。お前が厳しく言ってくれれば…」

 

おいおい、俺のせいかよ。

 

ま、今度からは騙されないようにな。ベルヤードの手腕は見事なものだったし。…それに、

 

(俺達のカードはこれだけじゃないだろ?)

 

(…それもそうだな、今度は俺達が一泡吹かせてやる)

 

 

 

また翌日。

 

俺達は再度、ベルヤードの家に向かっていた。…ジーギスを連れて。

 

「おい小僧。なぜ俺なんかを男爵の所に連れて行く?」

 

まあまあ、必要なんすよ。アンタにも十分利益あっから。

 

…あ、着いたな。

 

「ベルヤードさん、一つお願いがあって」

 

聞いてくれる?やったー。

 

「すみません男爵、お邪魔しています…」

 

「ジーギス」

 

何故ここにって?そりゃあ、

 

「実演販売のためにな」

 

「ああ、ジーギスさん。これを」

 

リムルが渡した小瓶を、怪しみながらも全て飲む。

 

「リムル殿、これは?」

 

「ああ、完全回復薬(フルポーション)

 

「フルポーション?そんなバカな…え?」

 

ベルヤードは、ブルムンドですら製造できないフルポーション、それをリムルが持ってきた事を信じていない様子。

 

「だからこその実演販売よ」

 

カランッ

 

ジーギスの付けていた義足は外れ、無かった筈の右脚が生えてきた。

 

『…え』

 

『ええええええ!?』

 

「そんな馬鹿な!?」

 

部位再生級(リジェネレーションクラス)!?」

 

…まあ、実際売るのは上位回復薬(ハイポーション)までだ。

 

ベルヤードさんは実際に見てしまった。ならばハイポーションを継続して入手できるこの商談、こちらが多少有利であっても受けるしかないだろう。

 

一泡吹かせられてよかったすね。

 

(念の為センヤに大量に持たせときたいのに、よりにもよってセンヤには使えないから…)

 

しゃあないやん、それは。




基本外交はセンヤは口出ししていません。そもそも国交を開いた時点でセンヤ自身は甘々なので、逆に不利になるのが分かってるからね。

自己評価ができる男…。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

接触者(フレルモノ)
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

重力操作

召喚呪法

─じゅじゅコラム─

「ねえねえトバセン、何で一人暮らししてんの?」

「へー、社会勉強…中学生で?すっげえ大人!!かっけえ!」

「…でも勉強はあんまし…ひへっ!?ほっぺひっぱらにゃいへ!」

「イチチ…そういえばトバセンって、高校もここらへんのに通うの?」

「出戻りかぁ…じゃあ同じとこに行くのは無理かぁ…トバセン出身東京だもんね」

「…え?じいちゃんの見舞い?あるけど…付いてくる!?」

「いやいや、そんな出来たじいちゃんじゃないし!頑固だから気分悪くするからさ!いいっていいって!」

「…いつも仲良くしてくれる礼…ハァ、トバセンケッコー強情よね。わかったよ、今から花買うから、一緒に行こ」

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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