あらすじ
ブルムンドとの国交を結ぶため、ベルヤードと話し合いを
これ、結構不利なところも…まあ、良し!
ブルムンド王との会談が終わり、隠していたカードをベルヤードに実演販売
ジーギスの片脚を直し、ハイポーションを売る手はずに←イマココ
─Side ???─
「…は?あのスライム、ブルムンドにおるやと?」
「そうだね。正確にはブルムンドいたから、今日くらいにはこっちにでも来るんじゃないかな」
「よりによって西方聖教会の活動圏内に入るなんて…自殺願望でもあるんか?」
「ははっ、いい発想だね」
「…まあ、それはお前も変わらへんか」
「それはどうでもいいことさ。…そうだ、いい機会だし西方聖教会に潜入してきてくれないかい?あの国、きな臭すぎて一周回っておもしろいからね」
「はっ!そないな事で使いっ走りにすんなや。…ま、ええわ。
「覚悟しときいや」
「………ほな」
パタン…
「よく言うよ、死に体の分際で。それにしても……覚悟、か」
「さて、どんな味だったかな」
─Side センヤ─
ジュラの大森林周辺に点在する、人間の国家で形成された評議会である。
元々はジュラの大森林に生息する魔物へ対抗するための組織として設立されたが、今となってはそれ以外の…例えば国家間での調停なども担う大組織になっているらしい。
要するに国を動かすお偉いさんの集まり…か。
「評議会の裁定にはギルドも従うしかないんで、あっしらにも無関係な存在じゃないんでやすよ」
ほうほう、その中心国家がイングラシア…ね。ヨーロッパみたい。
「あそこは都会ですから、二人もびっくりすると思いますよ?」
お、エレンが見えてきたと言うので窓から覗くと…、
「…でけえな」
「最初の感想がそれか…」
(シズさんについて何とかないのかよ?)
そこはお前がね…。
…さて、関門には着いたが…。
「Bランク冒険者!?この小さい子供二人が!?」
またかぁ…。
仕方が無い、見た目に関しては幼いし俺は空っぽ、リムルは仮面を付けてて正体が分からんのだ。
「いいからさっさと確認してくれ」
「後ろの人待たせちゃうからさ」
「し、失礼しました!!」
「可愛い声なのにオッサン口調とは勿体ない…」
「あの子供、ああいうのがタイプなのかなぁ」
「きこえるぞ!バカ!!」
色々言われてて草。やーい、名探偵コ◯ン。
「うるせえな、お前も性癖勘違いされてるぞ?いいのかよ」
しかし…確かに声が高すぎるので、男と言うにはちょっと…、ねえ?
「これからは声変わり前の子ってことにしておくか」
いいなそれ。こころは常に少年…うおっ!
「すっげ!建築物が高いぞ!」
「ガラス!あれガラスじゃねえか!?」
ゲームでしか見たことが無い…いや今までもそうだけど。
「あらあら、お上りさんかしら」
「可愛いわねぇ、カップルかしら?」
違います。
にしてもこの感じ、ひっさしぶり…いや、
俺の知ってる都会って、常に濃い呪力漂ってたからここまでクリーンな都会は初めてだな…。
いまさらだが、呪力を感じないと色々と見えるものがある。見えすぎてただけってのもあるが。
「治安も良さそうだな」
そうだな…って、リムル。
「また買い食いか?」
「また女だと思われてサービスされた…センヤも、ほら」
さんきゅ、…んまい。
うーん、高い建物か。森は残したいから無闇に土地は広げたくないし、考えとくか。
「ここは全員が同じ格好してるな」
あ確かに。ブルムンドは傭兵だったしね。
「彼らは西方聖教会所属の騎士でやすね」
教会!そんなのもあるのか…。
宗教…人の歴史と常に共にある物だ。危険から遠ざけたり、一致団結させたり、後世に色々と伝えたり…。
…おいリムル、関係無いみたいな顔してるが、俺達にも身近なものなんだぞ?
(例えば?)
例えばアイドルが好きで、ファンクラブに入会するやついるだろ?
(いるけど、何か関係が?)
ファンクラブが宗教だ。
(色々と不味いぞ今の時代!!)
いやまじまじ、会費はお布施だし、ライブツアーは神からの言葉だし。
あれが原因の呪霊も各地で発生するもんで、常に駆け回った。懐かしい。
アイドルのアンチとかいるだろ?それを晒し上げる奴も。
(いるけど)
魔女と魔女狩りだ。
(ちげーよ!!お前もう黙れ!!)
念話だから話してないすけどね。
まあとにかく、人と宗教の繋がりが強固な物ということは伝わったかと。
…それに、最近の住民がリムルに向ける目も、宗教みたいな目になることあるしな。
俺達は守護者で国主なので、強ち間違いでもないのが怖い所。
念話で俺がボケてる間、エレン達が西方聖教会について色々教えてくれた。
へえ、唯一神ルミナスを崇めるルミナス教…。
ほお、教会は魔物を目の敵にねぇ。
ふうん、聖騎士団の団長の名前…ヒナタ・サカグチ…
ヒナタ・サカグチ!?日本人が騎士団トップかぁ。
シズさんと関係あるのかねぇ?
…そんなこんなで俺達は、今日泊まる宿に着いた。
「んじゃ、男子三人女子二人の部屋割りだな」
「ん?何言ってるんだセンヤ?」
へ?
「お前は俺とエレンと同室だろ?」
…………!?
い…いやいや、はあ!?なんでそんな…エレン!エレンは嫌だよな!?男が一緒とか「センヤさんなら別にいいよぉ」えぇ…?
「お前は目を話すと変な所行くからな。イングラシアにいる間はずっと俺と同室だ。…それに、俺の親友なんだから当然だろ」
「…まあ、センヤさんなら間違っても間違いは起こらないだろう」
「センヤさんでやすからね、あっしらはこれで」
おい二人共!?俺を見殺しにする気か!?
「別にミリムとも寝てたんだし、いいだろ?」
それは、ミリム妹みたいだったし…いやいなかったけども。
『センヤー!一緒に寝るのだ!』『お腹が空いたのだ!何か作るがいい!』『センヤ!一緒にお風呂に入るのだ!』『ワハハー!センヤー!』etcetc…
…ねえ?
「……意義を却下します」
ちょっと納得してたよね!?
…まあこんなに嫌がっているのは、女子に耐性がなさ過ぎて…ではなく。
「そうだそうだ。もしコレが無くなったらまた取りに来てやるから、いつでも予定を開けておけよ?」
これから旅だっつってんでしょ?
「お前に拒否権があるとでも?」
ないですよ分かってますよ。
…そんな訳で、森を抜けてる途中はトイレだとか獲物取ってくるだとか、皆が寝静まったあとに…とか何かと理由を付けて渡していた。
ブルムンドでも一応渡せていたのだが…。
「センヤ、夜中何処に行ってるんだ?」
「い、いやぁ…ちょっとトイレに…」
「………?いつもはそんなに行かないだろ?」
何故俺のトイレ事情を把握している!?
「…センヤ」
はっ、はい!
「本当に何も隠してないんだよな?」
「誰かに会ってるとかじゃないよな?」
「危険な目にも遭ってないよな?」
「トイレだったよな。俺も付いていこ「いやいいから!」…ああそう。…んじゃ、本当に隠してないんだな?」
はい。(嘘)
…まあ、怪しまれてしまったわけで。
イングラシアに到着してすぐ、いつも通り視線を感じていたのだが、流石に人間の国の中なので先延ばしにして、今から渡しに…、
という訳でこんなに嫌がっているのだ。
「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」
まあさっき適当に言い訳して、どうにかタイミングを作った訳だが。
お、門が開いた。
「…おい、俺は待たせるな、と言った筈だが?」
「しょうがないだろ、こっちも予定があるんだよ。…つか、消費早すぎないか?あの量だと三週間くらいは持つはずだったけど」
「そんなもの一瞬で無くなったぞ」
あんた一気に渡してんだろ!?
「…今度から少しずつ渡してくれよ。暫く時間作れそうにないから」
「おいおい、俺に命令する気か?」
「すぐ無くなって部下氷漬けにされてもいいってなら、別にいいけど」
「…まあ、考えてやる」
やり。…まあ、時間を作れないのは本当なので…。
「いつもの量の数倍は渡しておくから、計画的に渡せよ?」
「おいおい、これだけあれば三日は「計 画 的 に な?」…チッ」
釘は刺したので、あとは知らん。
取り敢えず部屋に戻ってきたが…。
「ベッドが二つしか無い…って?」
「そうだけど、文句あるか?」
ホテルに?いやないけど。
「…で?どっちで寝るんだ?」
…?
「私と寝てもいいわよぅ?」
なーにいってんだこいつら。
「エレンとリムルが同じベッドで、俺が一つだ」
「はあ?なんで…」
お前のわがままでこんな事になったんだから、そんくらいは…。
…え?お前が危なっかしいのが悪い?かえすことばもございません。
「センヤさん!いつもリムルさんと寝てるんでしょぉ?」
…まあ、そうだけど。
「なら今日くらい、私と寝ても大丈夫よねぇ?」
いやいやそういう訳には…っ!?
「…………………」
すっげえ不機嫌オーラ出して…。
「リムルさん、私が寝ることになっても嫉妬しないっていってたわよね?」
「……べつに、しっとしてないし」
……ハァ。しょうがない。
「エレン、ごめんだけどリムルと寝るわ」
「そうねぇ。流石にね…」
「……そっかー!センヤ俺と寝るのか!!ベッド独り占め出来なくて残念だなー!!」
…ほんとにおもってるんですかねぇ。
「なあなあエレン」「なあに?リムルさん」「センヤがどっちのベッドで寝るか勝負しないか?」「いいわよぉ?センヤさんが私と寝るって言っても嫉妬しないでね?」「ば!しねーよ!?」
こんな感じです。
センヤ、結構危ない橋渡ってますね…。
さて、ギィ・クリムゾンは無事に少しずつ渡す事が出来るのか!?
所持スキル
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通
血液操作
重力操作
召喚呪法
─じゅじゅコラム─
中学のバレンタインは毎年相当数貰っていたらしい。
それを律儀に全部手作りで返していたら、技術が異次元レベルまで上がったようで。
男子やそのへんの生徒にも試作品のお菓子を渡していたら、同性なのに恋に落ちる事が複数件…。
一部インタビュー抜粋。
「千夜くんのお菓子とっても美味しいの!バレンタインに渡してると貰える量が多くなるから、お菓子目的で義理チョコを毎年渡してる子も多いんだよ!ま、まあ私は本命だけど…」
「…俺、女の子だったかもしんねぇ…」「おいお前、正気か!?」「いやでも、あの料理を毎日作ってくれるイケメンとか、女だったとしてもそうそういないし…」「…もしかして千夜、『アリ』…なのか?」「それは『アリ』だ」「誰だ今の!?」「お前ら救いようが無ぇ!!」
「渡してない私達にも、試作品って言ってくれるんだよね、千夜君。…正直、あれで僕モテませんって顔に出すのは無理があると思うの」
「千夜が卒業した次の年から、先輩から話を聞いた一年が膝から崩れ落ちるなんてこともあったな」
「教師陣でも、アイツは問題に上がっててな。お菓子の持ち込みを禁止する案もあったんだが、一部教師と殆どの生徒から反対意見が出てきたんだよ。…生徒はともかく、教師が買収されてどうするよ」
「…トバセン?ホワイトデーの時以外でも、ちょくちょく食べさせて貰ったことあるよ?あれからという物、市販のでは満足できなくて…でも、次の年からは、トバセンいなくなっちゃったからさ。教えて貰ったレシピで作って、自分で食べる事が多くなったんだ」
「…貰ったチョコ?ちゃんと全部消費してるけど…ほら、俺の術式って結構頭使うからさ。それと術式で永久に保存効くし。…まあ、高専に入ってからはあまり作ったり貰ったりしてないから、そろそろ残りが少なくなってるんですけどね」
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)