転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

グラマスに会えるのはリムルのみ

仕方ないので街を歩くと、お菓子屋が目に付く

センヤをスパイと誤認

センヤ、お菓子を食べる。お土産も買う

帰還すると、リムルから教師になる旨を伝えられる←イマココ

…昨日付けた性転換タグ?はて、なんのことやら…


あー、なんな懐かしい

「何かあったら連絡してくださいよ」

 

「センヤさんの料理が食べられないなんて、考えたくもないでやすね…」

 

「まあそう言うなよ。また会ったら作ってやるからさ」 

 

「寂しかったら呼んでよねぇ!」

 

エレンにリムルと共に抱きつかれる。苦しいって。

 

 

 

 

 

 

…さて、何で教師になるのかと言うと、グランドマスター…、ユウキ・カグラザカに頼まれたから。とのことで。

 

あの会談のとき、出てきたのは案の定元日本人。シズさんを捕食した事を伝えたら襲いかかってきたが、色々あって仲良くなったとのこと。

 

そこでシズさんの心残り…五人の子供達の事を聞いたら、なんと全員が余命一、二年ほどしかないらしい。

 

幼い身体ではスキルが手に入らず、体内に大量の魔素が残り…。

 

その内に孕んでいるエネルギーが、幼い体を蝕んでいるようだ。

 

シズさんの時にちょっと苦手意識あったの、やっぱり昔の俺と状況似てたからか。内側から力が暴発。

 

そしてそれが起きずに体内蝕んでいる子供達。

 

…そういえば俺は、取り込んだ魔素と…変換するはずだった呪力が衝突して、元々あった呪力の方を取ったんだっけか。

 

…あれ?魔素取り込んで無いけど、俺ってどうやってスキルの獲得を…?

 

《解。魔素は取り込んでいます。スキルは、呪力に変換した魔素によって、無理矢理獲得しました》

 

…世界の言葉さん、無茶苦茶やってるな。

 

うーん、考えれば考えるほど、俺とリムル…特に俺の異質さが……。ま、それはいいとして、だ。

 

彼彼女らに何かを教えるのは、シズさんの後釜になるという事。畏れ多いもんで、なかなか後任が見つからなかったらしい。

 

そこでリムルの事を信用したユウキが、リムルに教師になってくれと頼んだんだとか…。

 

……で、

 

「何で俺もなんだ?」 

 

「ああ、その時にセンヤの事を伝えたら、『ぜひその人も教師に』ってユウキが」

 

ふぅん…、リムル位俺に近ければ、静寂者の効果は薄くなるみたいだ。

 

「という訳でお前と俺は引き続き同じ部屋だ。何か文句あるか?」

 

あっても聞き入れんでしょう。…お、部屋に着い…、

 

「…あれ、ベットが一つだな。なんでだ?」

 

「サ、サア?ナンデダローナー?」

 

やったなコイツ。いや何故…?

 

…お、久し振りにスライムになったな。はあー、落ち着く。

 

「…にしても、教師かぁ」

 

「なんだセンヤ、嫌なのか?」

 

あいにく、教えられるほど頭が良いわけじゃあねえんだわ。

 

「解答者もあるし、そこについては大丈夫だろ。…変な知識はあるのに、勉強はできねえんだな」

 

ちゃんと学校行けたのなんて、中学三年くらいしかなかったし、その後は殆ど実働だったからな…。

 

……ま、すぐに教師として動くわけじゃない。暫くはイングラシアを見て回れるようだ。

 

「まずは図書館に行こう。…何か手掛かりがあるかもしれない」

 

手掛かり…子供達の延命について?見つかるかね…。

 

 

 

 

 

 

それと、魔物と人間の力の序列だが、魔物の方が強いらしい。

 

そりゃそうか。ミリムやらヴェルドラやら、下手すりゃ一人で国を消せる奴らがうじゃうじゃ…、俺ってちゃんと人間だなって、安心できるくらいにはヤベーのが彷徨いてる。

 

「人間って、基本はスキルを持たないらしいんだよ。だから異世界から召喚して、強力なスキルを持った人間…『勇者』を召喚しているんだとさ」

 

へぇ…、そういえばギドのあれも技術(アーツ)であってスキルでは無かったな。

 

《告。魔法書の網羅が完了しました》

 

考え事しながらでも作業できるとか、解答者様々だな。

 

…しかし俺が魔法を習得した所で、使える訳では無いのである。

 

召喚魔法は俺の記憶…召喚系の術式である、十種影法術という見本がいたので、適応が行えた訳だ。

 

でも何かを呼び出せる訳では無い。なんで?

 

魔法覚えるために来たわけじゃないし、肝心の延命の方法は分からずじまいだった。

 

「……あの子達、凄い勢いで本を取って戻してを繰り返してたけど…」「本当にあれで内容把握してるのかしらねぇ…」

 

 

 

 

 

 

 

学園の寮にて…。

 

『ふゔゔゔゔ…』

 

リムルとシンクロ。いやー、長旅の疲れが取れるってもんだ。

 

ユウキとやらが、気を利かせて個室の風呂場を作ってくれた…らしい。

 

ひっさびさのお湯。ユウキさんには感謝やね。

 

リムルの背後で俺が座ってる感じだ。リムルの後頭部が目に映る。

 

「森にいた時は、センヤ水浴びしてたよな」

 

そりゃあ、普通の人間だし、臭いとかも…。

 

「そういえばリムルはそんな臭くなるとかなんなかったよな」

 

スン

 

「ひゃっ!?……なに急に匂い嗅いでんだよ!変態!!」

 

ゴスッ!

 

アデっ!?…頭突きされてしまった。

 

えー、そんな怒ることかよ。

 

「一緒に風呂に入っておいて、そこはダメなのかよ?」

 

「そりゃあ、色々と準備ってもんが…ゴニョゴニョ……」

 

準備されて嗅ぐもんでもないんだけどね…。

 

「…そろそろ出るか。ほら、邪魔だからさっさと出ろや」

 

「……あいよ」

 

んでそんな不服そうなんだよ。

 

 

 

「あーこら、ちゃんと乾かしなさいよ」

 

「スライムだから水吸収できるんだよ」

 

はへー便利。

 

「……センヤってさ」

 

なによ。

 

「結構裸族?」

 

んー…。まあ家にいる時はパンイチか裸…かな。

 

「他人がいる時は流石に着てるぜ?」

 

「そ、そうか……」

 

(俺、他人じゃ無いのか、それは嬉し…つかデカん゛っん゛ん!!」

 

うわ!?急に大声出すなよな…。

 

「な、なんでもナイデス……」

 

 

 

 

 

 

翌日…。

 

「いや、理事長の紹介ですので信用したいのは山々ですが、あの子達の面倒は難しいですよ?まして君達も子供じゃないですか…」

 

大丈夫、見た目より年とってるので。…?お前は本当に未成年だろって?キニスルナッ!

 

ついたようだ…が、引き戸に黒板消し……こりゃまた古典的な。

 

どうするよ。…ギリギリで避ける?うーん、これだけならそれでいいんだが…、

 

(ものは試しだ!俺の後に続けよ!)

 

そう言って勢いよく扉を開けたリムルは…

 

「ちぃーっす、今日から君達の担任に……「どぉりゃぁぁぁぁ!!」…」

 

ふむ、剣に炎を纏わせて…シズさんのファンボーイかな?リムルはそれを容易く躱す。

 

「剣ちゃんかっけー!!」「それ必殺技だろ?ついに完成したか!」

 

(…え、なにこれ?)

 

そりゃあ余命少しの子供達よ。…恐らく、身に余るほどのパワーを使いたくて仕方が無いのだろう。

 

見事に学級崩壊を果たしている。

 

あー、懐かしい。俺の教師五条先生(バカ目隠し)だったから、秩序なんてあってないようなもんだったな。

 

えーっと…さっき切りかかったのが、ケン「詰めが甘いわね、避けられてるじゃないの!」

 

あっちがアリ「うるせーよ!次は当てるし!!」………。

 

(おいおい、敵意剥き出しじゃねえか!?)

 

……まあ、こんなもんであろう。

 

(まずは挨拶だな。ビシッとしろよ?リムル先生)

 

(お前もな!?) 

 

 

 

 

 

 

「…えー、先生の名前はリムル=テンペストだ。んでこっちのが…」

 

「センヤ=テンペストだ。これからお前達の先生になる。ヨロシクネ。…次は君達の番だが、呼ばれたら返事をするように」

 

えー、アリス・ロンド。「…はぁい」

 

ゲイル・ギブスン。「…はい」

 

クロエ・オベール。「はい…」

 

リョウタ・セキグチ。「は、はい!」

 

ケンヤ・ミサキ…ケンヤ・ミサキくん?

 

「ほらほら、返事しなくちゃ」

 

「お…おーぼーだ…!」

 

ふむ、一体どうしたと言うのかね?

 

「先生の奥の手がどうかしたか?」

 

今現在、でっかい狼…ランガに、ケンヤが頭をガジガジとされている。

 

「ただの甘噛みだろ?可愛いもんだ」

 

「こんなのおーぼーだ!!ちょっと強い犬を従えてるからって、卑怯だぞ!!」

 

はは、たしかに。

 

「初日に先生を斬りつけるのは横暴とは言わないのか?」

 

その言葉にケンヤは言い淀む。

 

…ふむ?シズさんなら平気で躱せた、とな。

 

「…一理あるな」

 

「そうだな…よし、予定変更!今からテストする!」

 

えー、じゃない。ほらほらいくぞー!

 

 

 

 

 

「え、何?何処のクラス?」「ほら例の…」「新任の先生?どっちも子供じゃん」

 

結構騒がしいな……上級生かな?

 

え、ふむふむ。何をするか、か…。ゲイルくんいい質問だ。

 

「模擬戦だよ。俺とリムル、どっちとやりたい?」

 

これもだいたい前世での流れだ。

 

俺や綺羅羅はともかく、秤は一度五条先生にボコボコにされて、以降はある程度言う事を聞くようになった実績がある。

 

「信頼を得るのは難しそうだしな。シズさんに劣らないとこ見せないと」

 

ピリ…

 

…この子達の中で、シズさんがどれだけ大きいのか分かるほどに、空気が締め付けられる。

 

……で、どっちと、誰がやる?

 

「…後悔しても、遅いですよ!」

 

ボウッ!!

 

まずはゲイルくん。大きな魔弾を俺達に向かって発射した。

 

二人同時に?贅沢だねー。

 

「センヤ」

 

おっけー。

 

呪具十種(トッキュウジュグ)、天逆鉾」

 

サンッ…!

 

魔弾も無力化出来たんかコレ。…これならミリムの竜星拡散爆(ドラゴ・バスター)もワンチャン…あるかなぁ?

 

「……は?」

 

「魔力弾、かなりの威力だったな」

 

「当たればな」

 

「何ですかそれ!汚い!!」

 

ほかの子達からも非難轟々。ウケる。

 

……にしても、汚いとは失礼な、これも立派な俺の力だぞ?

 

「……まあ確かに、俺の武器は強力すぎる…ので」

 

呪具十種(トッキュウジュグ)、鈍骨、雷切、釈魂刀、万里之鎖、遊雲、八咫鏡、韋駄羽織、無窮」

 

『……っ!?』

 

俺は呪具十種にて出せる、()()()()()()()を曝け出す。

 

「これで対等だ。どんな武器でも使っていいぜ?」

 

(おいセンヤ…流石に危ないんじゃないか?つかこの服、いつもお前が着てるやつ…?)

 

それとは別ね。…まあ安心なさい。安全装置(セーフティ)も付けてある。

 

例を挙げると、無窮。つがえたものを複製する効果があるんだが、その複製効果を劣化させて、消費エネルギーを格段に抑えてる。

 

ほかの呪具とか複製させちゃうと、下手したら命落としちゃうからね。

 

「じゃ、じゃあ、この小手の…」

 

「リョウタ!乗っかるな!!」

 

「そうよそうよ!危ないじゃないの!!」

 

ふむふむ、お目が高い。しかしサイズが合わないので…、

 

「ちょい貸して、…よし!」

 

この呪具らは、俺のユニークスキルでもあるので、ちょっと形を変えるくらいなら屁でもない。

 

「わっ、サイズピッタリ…」

 

ほれ、どっちとやる?

 

「そ、それじゃあ、センヤ…先生で…」

 

うし、来「ぐぁぁぁぁ!!」…狂戦士化……か?

 

パワーとスピードはピカイチ…だが。

 

フッ…ドゴォォオ!!

 

ほんとにピカイチだな。

 

「戦闘中に理性を失うのはいただけんな。もっと考えて力を使うように」

 

「は、はい…」

 

狂化暴走によって溢れた力を鈍骨が吸収したことで、リョウタは理性を取り戻した。

 

「り、リョウタってあんなにパワーあったっけ…?」「そんな訳ないじゃない!!あんな変なのを付けたからよ!!」

 

「ていうか、それを腹で受け止めるセンヤもセンヤだな」

 

はい、鈍骨返してね。…ありがと。

 

「これは鈍骨といって、内外からの衝撃や負荷を吸収、任意で放出するんだ。さっきリョウタが出したパワーも、放出が上乗せされたんだな」

 

((あ、説明するんだ…))

 

このように武器選びにも慎重にならないといけないんですねー。

 

はい次の人ー。

 

「…なら、次は俺が!」「ちょっとケンヤ!!」

 

ケンヤは雷切を取り、俺に向かってくる。…あれ、全員俺じゃね?この流れ。

 

(お前が挑発的な態度取るからじゃないのか?)

 

それはお前もじゃん…。

 

「さっきはリムル…先生に避けられたが!あんたには食らわせてやる!!」

 

いい気合だな!よし、来ビュッ!!…でじゃびゅ…。

 

「なっ…!?」

 

ケンヤは自分の速さに驚いたのか、それともそれを避けた俺に驚いたのか。とにかく一度動きを止める。

 

「剣ちゃん、あんな速かったっけ…!?」「あの変な……剣?が何かしたんじゃないかしら?」「リムル先生もだけど、それよりも意味が分からないよアッチは…」

 

雷切を使っているからってのもあるが、中々の速度…。

 

ギュンッ!ボボボボッ!!

 

ふむ…こりゃ、なかなか良い。大成するだろうなー。

 

そらそら、そのまま攻撃を続けろー?…ちょっとマンネリ化してきたな。

 

「…えー、いまケンヤくんが使っている武器は…」

 

「いや、今説明するんですか!?」「うわ、剣ちゃん涙目に…」

 

「舐めやがってぇ!!」

 

うむ、いい太刀筋。超高速の剣戟と共に複数の火炎弾…操作がイマイチな事を除けばかなりの戦闘センスだ。

 

パァン!

 

「!?」

 

「はい、おしまい」

 

ぺしぃ!

 

「ヘブゥ!?」

 

切りかかってきたケンヤを驚かせて動きを止め、額にデコピンをかます。

 

「…次、私」

 

ふむ、今度はクロエ・オベールくん…あれ?

 

「武器使わなくていいの?」

 

いやまあ使う使わんは勝手だけど。

 

そう聞くと小さく頷き…んで、絵本を掲げて…。

 

「…流れる水よ(ウォーター)我が敵を捕らえよ(ジェイル)

 

あら、魔法か。ワンチャンシナジーがあるのは八咫鏡くらいだな。ある意味武器選びをちゃんと出来ていたのか。

 

ザバァ!

 

俺の周りに水の檻が完成…ふむ、内部に回転する水の刃か。

 

「…降参しないとバラバラになっちゃうよ?」

 

結構怖い事言うね君?…うし、

 

「いいぜ?そのまま攻撃を続けなさいな」

 

「ばっかじゃないの!?」「あの人死ぬんじゃねえか!?」「クロエ!ストップストップ!!」

 

「ダイジョブだって、センヤだし。…たぶん」

 

「確証無いなら止めてくださいよ!?」

 

「…じゃあ、えい」

 

檻が急速に縮み、刃が俺を切り刻む…訳もなく。

 

ギ…ギギ…!

 

「…あ、あれ?なんで…」

 

まあ、普通に耐えられますよね。俺の皮膚を通らなかった水の刃は、耐えきれずに自壊していった。

 

「…操作も悪く無かったな。いい腕だったぜ?」

 

これからも精進するように。そう言って頭にポンと…。

 

リムル、なにそんな変態を見る目で見てんだよ。

 

(…ミリムの時も思ったけど、もしかしてセンヤロリコ(ちげーよ!!!)……ほんとかぁ?)

 

「…先生?まだ撫でるの…?」

 

…んお?悪い…つか今先生って言った?よっしゃあ!!

 

(…もう少し、撫でて欲しかった……)

 

…失礼、気を取り直して…。

 

「あんた達、情けないわねぇ!!ここは私のお人形で…っ!?」

 

ふむ、アリスの出したぬいぐるみには、謎の焦げ跡が…、

 

「もーっ!アンタがボカスカ火ばっかり使うからっ!!」

 

そう言ってケンヤにポカポカと。ぬいぐるみを出した所を見るに、恐らくはアレを操って攻撃する…夜蛾学長と同じタイプかな?

 

にしても可哀想に、ほれ貸してみ。針と糸…ねえわ、リムルえもん出してー。

 

(誰が青狸じゃ!)

 

色は似てるね、色は。

 

「スイスイスイ…と、ほれ直った」

 

制服の補修なども自身で行っていたので、裁縫にはそれなりの自信がある。幸い綺麗に直って喜んでくれた。

 

「…で、それ使うの?勿体なくない?」

 

「………むぅ…」

 

やる気はないようだが、アリスはまだ納得はしていないようで…、

 

……ん?クロエ、その仮面はシズさんのか、って?

 

リムル…というか、付けている仮面に意識が向けられる。

 

「……ああ。この仮面と共に、お前達も託されたと思っている」

 

そゆこと。

 

クロエがリムルの事を信じても良いと…俺は?

 

「先生は、まだちょっとよく分からない……」

 

そっか…。

 

「シズさんの後に来た先生はおもちゃとかくれたけど…僕達と話そうとはしなかった」

 

リョウタがそう言う。俺のあれっておもちゃ判定?そっか…。

 

ゲイルも、今までの人達とは違うと感じてくれたようで。…流石にこっちは…俺も入ってた、よかった…。

 

ゲイルの言葉を聞きアリスも納得してくれたようだ。

 

……どうだ?ケンヤも……。

 

…なんっか言いたそうだな。待ってよ。

 

「…シズ先生だって、俺達を見捨てていったじゃないか」

 

「今更新しい先生が来たからって何だって言うんだよ、俺達もうすぐ死んじゃうんだぞ!!」

 

ふむ……確かに、この子達から見たら、彼女が見捨てた様に見える。

 

のであろうが…、

 

「二つだ」

 

「…え?」

 

そうリムルが言うと、ケンヤは不思議そうにする。

 

「シズさんは、お前達を見捨てた訳じゃない。彼女の最後の旅はお前達のためだったんだよ」

 

そう、この子達を見て、俺とリムルも彼女の旅の理由が分かった。

 

彼女…シズエ・イザワも、この子達と同じく子供の姿で召喚された。

 

なら何故、彼女はあれだけ長く生きながらえたのだろう。

 

その理由として思い当たるのは、身の内にあるエネルギーを安定させた人物がいたから。

 

魔王レオン・クロムウェル。そいつの真意がどうあれ、命を救った方法を聞き出すつもりだったのだ。

 

そしてもう一つ、それは…

 

「お前達が、もうすぐ死ぬって所だ」

 

「安心しろ、シズさんのやり残したことは俺達が継いだ。だからお前達は、俺とセンヤを信じて良い子になれよ?」

 

少しだけ安心したのか、子供達が涙を浮かべる。

 

……そう、絶対だ。

 

「絶対に助けてやる」

 

「ああ、必ずな」




千夜は、五条に拾われた時と今回の事を重ね合わせているようで。

まだ生きている以上諦めることはないと思っています。

リムルが言わなくても付いて来たと思いますよ。若人の青春を奪うのは、何人たりともゆるされない。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

接触者(フレルモノ)
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

重力操作

召喚呪法

─じゅじゅコラム─
特級呪具、韋駄羽織。空への恐れから、()()()()()()()()()()生まれた天狗の特級呪霊を、自然呪霊サークル結成前に祓った際に、天狗の呪いがこもった呪具…というか千夜の高専制服。

基礎速度向上だったり、物理法則を一部無視できたりする。

その性質上、常時着用は不可能。

これを着ていなければ極ノ番を放てなかったが、翅王を習得したことでその問題は解決。しかし便利なので着ている。

転生後は、普段着ている制服とは別に呪具十種(トッキュウジュグ)の中に格納されている。

世界中で発生した空の呪霊が、天狗の姿であった理由は不明。

一説では、日本の()()()()()()が、各国の空への恐れのイメージを塗りつぶした、とか。

…あれ?日本を覆っている大結界は…?

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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