転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

リムルとセンヤ、教師になる

生徒達は溢れんばかりのパワーを振り回していて、聞く耳を持たない

センヤが生徒達を打ち負かし、少しだけ話を聞いてくれるように

ケンヤの悲痛な叫びに、リムルが諭す

俺達が絶対に助けてやる


一時ご帰宅!

「まあ!なんて愛らしい形のお菓子でしょう!」

 

俺とリムルは一度街に帰った。その時に、リムルもお土産を持ってきたらしく、それがこの…、

 

「これがシューク()()()というお菓子なのですね!」

 

そうそう、もうそれでいいよ。

 

「センヤ様、この味を我が街でも再現できないものでしょうか…?」

 

シュークリームを?結構難易度高いぜ?

 

「…ま、一応試作してみるから、味見宜しく」

 

「センヤ様の手料理!!」「久し振りの…!!」

 

「あれ、センヤ様。いつの間に帰ってきたのですか?」

 

ベニマルか。ちょっと影移動でね。リムルも一緒に。

 

「あ、リムルさん、センヤさん!」「これはこれは、お出迎えもできずに」「お二人共、お帰りなさいませ!!」

 

ワイワイガヤガヤ…。

 

…だんだん騒がしくなってきてしまった。俺はお菓子作ってくるから対応よろ。

 

「おう。…俺にもくれるよな?」

 

おう。

 

 

 

 

 

や、ゴブイチ、皆も久しいね。

 

…お手伝い?いやいいよ、リムルも来てるから、そっちに行ってきな。

 

じゃーねー。

 

…さて、これから、大量にシュークリームやら他にも大量に作る。

 

……とは言ったが、もちろん全部が街の皆の…というわけではない。

 

子供達への土産だったり、まだ見ぬお相手へのお土産だったり…、

 

それに、

 

「わざわざ作ってる途端に来る必要はあったのか?ギィさんや」

 

「仕方が無いだろう。無くなってしまったのだからな」

 

…あのさぁ、

 

「流石にスパン短すぎねえか?そんな大食らいなのかよ、その同居人は」

 

「はあ?誰が一人だと言った。配下達にも食わせているに決まっているだろう」

 

…はぁ?

 

「あの時言ってたのはその同居人一人だった筈だが…?」

 

「記憶に無いな。そら、早く渡せ」

 

……ハァ。

 

「流石に多すぎ。こっちも無限に出せるわけじゃねえんだ。これからはその同居人にのみ渡すようにしてくれ」

 

つかそもそも、そのつもりで渡していたんだから、これは報告していないこいつが悪い。

 

「…チッ。考えておこう」

 

クソが。

 

食べてもらえるのはありがたいが、無償で渡している以上こちらの事情もわかってもらいたい。

 

「…とりあえず渡すが、計画的に、一人に絞って渡せよ?分かったな?」

 

「…はあ、分かったよ。こっちとしても、また氷漬けにされるのはたまったもんじゃない」

 

そりゃそうだ。

 

「…私達の分は無い。ということでよろしいでしょうか?」

 

…ん?扉の向こうから…。

 

「おい、ミザリー。勝手な発言をするな」

 

「申し訳ございません、ギィ様。どうしても気になったものでして」

 

…どうやらギィの配下の、ミザリーと言う女性が話しかけてきた。

 

こちらも中々の実力者で…ギィ程では無いが、戦いたくは無い。

 

…あ、君の分は無いのかって?

 

そうそう、そうだ。そもそもの話、配下全員分を俺が作るっていうのが…。

 

「…なあ、ミザリーさんとやら」

 

「何でしょう」

 

you、お菓子作り覚えない?

 

「…よろしいのですか?」

 

全然、なんなら負担が減ると思うし…最初からこうすりゃよかったな。

 

「同居人とやらはともかく、配下の分くらいはそっちで作ってほしい。手順は教えるし、材料も…砂糖とか、格安で売ろう。どうだ?」

 

「もう一人増えてもよろしいですか?」

 

いいぜ、連れてきな。

 

 

 

 

 

それから、ミザリーと、連れてこられたレインとやら、それと作ってるとこを眺めてたギィに数種類のレシピを教え込んだ。

 

ほらそこ、量が違う、弱火の数分は強火の数秒じゃないぞ。

 

変なアレンジは厳禁だからな?辛いものが食べたいからって混ぜ込むなよ?

 

おいコラギィ!!つまみ食いしてんじゃねえ!!

 

 

 

 

 

「…はい、今日はここまで。作ったの持ち帰っていいから」

 

これ以上時間を使ってしまったら、リムル達に怪しまれる。また機会があれば教えることにしよう。

 

「ミザリー、理解できた?私は全部覚えたよ」

 

「一朝一夕でマスターできるものじゃないわね。…一つは覚えられたけど…」

 

「見てるだけの俺にも怒鳴ってきやがった。クソ度胸か?」

 

つまみ食いしてたやろがい。

 

…ああそれと、

 

「今回教えたお菓子の原材料はとりあえず持っていけ。今回は料金は要らないし、これだけありゃ二…三カ月は持つだろうから、計画的に作ること」

 

「…まあ、いいでしょう」

 

「今回は世話になったし、これまでのこともあるから無礼は許してあげる」

 

「おいおい、砂糖こんなにあるじゃねえか。…ちゃんとまけろよ?」

 

そんな事を言いながら、三人は去っていった。

 

日が落ちかけている。とっととリムル達の所に行こう。

 

「おお、セン…やぁ!?……何?その量のお菓子…」

 

あいつらとは別に試作品作りすぎちゃって…。

 

 

 

 

 

ふーん、上位精霊との融合が短命を解決する鍵…。

 

パンダと同じ…いや全然違うか。近いと言うのであれば、むしろ俺の方が近い。

 

…精霊の棲家?一体なにそれ。

 

精霊女王ねぇ…。当代とは接点…ないのか。残念。

 

…結構話し込んだな。そろそろ帰…シオン?お菓子見つめてどうした?

 

いっぱい食べると無くなるって…いや、

 

「リムルのとは別に俺も持ってきてるし、リムルもまだ持ってるから気にすんなよな」

 

「ほ、本当ですか!?」

 

「では私も…あ、センヤ様のお菓子も食べてもよろしいのですか?」

 

「待った!トレイニー殿は既に四つ食べているだろう!!」

 

ベニマル…。

 

(ここまで喜ばれると買ってきた甲斐がある…センヤもこんな気持ちなのか?)

 

ん?まあ曲がりなりにもあいつ(ギィ)らにも食べてもらえるのは嬉しいし、そんな感じかな。

 

(あの店はセンヤクラスで絶品だからな)

 

あの店、とは。リムルがグラマスに会っている間に、俺が向かっていた店だ。

 

ユウキとやらがお茶請けにだしたお菓子もそこから取り寄せているものらしい。

 

俺なんて教えるのも烏滸がましいほど未熟だよ。…そう考えるとミザリー達には悪いことをした。プロに教えて欲しかったろうに。

 

 

 

 

 

数日後…。

 

「店長!例のわんこと子供が来ましたよ!」

 

「おう、今日は弁当をな」

 

という訳でヨシダさんの店に、ランガと共に来た。

 

二回目はリムルと共に行ったので結構驚かれたもんだ。

 

砂糖の交易も滞りなく行えるように話してくれたので、ここで買えるお菓子も家庭的な値段に落ち着いた。

 

「センヤ殿。子供たちとリムル殿に宜しく頼むぞ」

 

はいよ、ヨシダさん。…し、ランガ戻るか。

 

わふっ!(承知した、センヤ様!)

 

とりあえず俺が持って…え?ランガが持つ?さてさて、綺麗に届けることは出来るのか…。

 

 

 

 

 

「あーあ、振り回しちゃだめって言っただろ?」

 

「面目ない…」

 

駄目でした。

 

「つかセンヤもいたんだし、センヤに持たせればよかったんじゃ…」

 

「センヤ様のお手を煩わせる訳には…!」

 

らしい。それに、部下に仕事を割り振らんとね。

 

ちなみに今日は野外授業だ。基本的には戦闘訓練。

 

「くぁー!運動後の飯うめー!!」

 

そりゃ良かった。運動することでも魔素は発散することが出来るので、焼け石に水かも知れんが模擬戦を行なっている。

 

…え?あの武器また使いたいって?模擬戦で使える訳ないじゃん危険すぎて。ありゃ俺かリムルが相手だから出しただけだよ。

 

「大体先生達強すぎんだろ!」「そうよそうよ!女の子には手加減してよー!」

 

んなこと言われてもねぇ。魔素の発散が目的なわけでして。

 

「ねえねえ、先生達と勇者様なら、誰が一番強いかな」

 

「そんなの、勇者様に決まっているじゃないの」

 

「私は先生達の方が好き!」

 

これって好き嫌いの問題なん?…つか、勇者様?

 

(ヴェルドラが勇者に封印されたって言ってたけど…)

 

絶対に別人じゃね?

 

魔王も何人かいるんだし、勇者が多くても不思議じゃあない。

 

「こんなのがマサユキ様に勝てる訳ないじゃん!」

 

リムルを指差しながらそう発言する。俺は?

 

「先生はよくわからないから」

 

んだそれ。…つか、マサユキ?

 

「それが名前なのか?」

 

「二人共勇者様を知らないのか!?」

 

「とっても強いんですよ!」「金髪でね、すごくかっこいいんだから!」

 

金髪なのか。つか、勇者って名乗ったらやばいとか何とかミリムが言ってた気が。

 

それを名乗るって事は、本当に勇者「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」…なぬっ!?

 

「「ドラゴン!?」」

 

ありゃあ一体…、

 

《解。天空竜(スカイドラゴン)です。脅威度は災厄級(カラミティ)暴風大妖渦(カリュブディス)と同じランク帯の上位龍族(アークドラゴン)です》

 

ズガァァァァ!!!

 

上空から雷を落としまくっているスカイドラゴンは、どうやら王都に入ろうとした人を襲っているようだ。

 

「先生ぇ…、あの人達死んじゃうの?」

 

クロエが不安そうにそう聞いてくる。

 

…しゃあない、ここは「ランガ、センヤ。生徒たちを頼む」…リムル?

 

リムルは、既に翼を広げていた。

 

「…フッ。クロエ、安心しな。死にはしないよ」

 

だって、あいつ(リムル)が行くんだからな。




こいつ、何回も魔王が来たからちょっと慣れて来やがった…。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

接触者(フレルモノ)
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

重力操作

召喚呪法

─じゅじゅコラム─
センヤが生まれる時に起きた事は、母、父(メロンパン)→母(メロンパン)、父(死亡)。

母、千夜が腹にいる間に、くすねていた特級呪物(受胎九相図七、八、九番)を千夜に混ぜる。その他色々試行錯誤を繰り返して、特異体質が二つ発現。(周囲の呪力の収集)(呪力の容量無限)

産んだあとにすぐに虎杖香織に移動、それから例の事件まで不干渉。って感じ。

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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