転生しても呪術師だった件   作:自給自足マン

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あらすじ

リムルがスカイドラゴンを倒しに行く

謎の人物からの干渉を受ける

接触するために子供達をリムルの場所まで連れて行かせる

謎の男とは因縁があるようで

謎の男、センヤの知る男とは別人らしい

男の名は羂索

いや、お通じがね…←イマココ


久し振りの気休め回…ホントだぜ?

リムルが天空竜(スカイドラゴン)を倒した時、その場にいた大商人の男、ミョルマイルを助けたんだとか。

 

お礼をしたいので高級酒処を貸切りで招待してくれるらしい。

 

よかったなーリムルー。

 

そんな訳で、俺は学校にて子供達と飯を食おうと思ったのだが…。

 

「無理言って、センヤもVIP席で食事させてもらえるようになってるから」

 

らしい。

 

…にしてもタッケーな、値段。

 

(たっかくね!?……センヤ、流石にお前でもこんな経験は(いやあるな)…あんのかよ!!)

 

五条先生に連れられて行く外食は、こんな感じの所ばっかしだったし。そのせいでテーブルマナーもマスターしちったし。

 

つか驚き過ぎでは?仮面付けてても分かるわ。

 

 

 

 

 

 

……え、何これ…シャンパンタワー?

 

(言ってみただけなんだよ。まさか本当にやるとは思わなくて…)

 

「先生達の故郷では、こういうのが流行ってるの?」

 

いやあ、流行っては無いかなぁ…。

 

先生とはリムルの事で、俺はお付きの人と思われてるらしい。

 

…あの時、羂索という男が接触してきた事は、リムル達には話していない。

 

俺個人の問題に、リムルを巻き込む訳にはいかないし。

 

ランガにも、不審な事は無かったと答える様に言い聞かせた。

 

…せっかくのお高い飯だ。嫌な事は頭から消そう。

 

(さてセンヤ、まずは何食う?)

 

んー、それじゃあ…。

 

 

 

 

 

 

「お二人共、お楽しみ頂けてますかな?」

 

ああ、お陰様でね。

 

「…ねえ、あのVIP席の仮面の子、店長がやけに腰低いけど、何者?」「自由学園の教師らしいよ、くれぐれも丁重にってお達しだ」「ミョルマイル様が子供に対してあんなに気を使うなんて…弱みでも握られているのかな?」「惚れてたりして」「それは無いんじゃない?彼氏さんいるし」

 

すっげえ丸聞こえ。悪いなぁなんか。つかお付きの人って認識じゃないんかい。

 

(なあセンヤ、今更だけどさ…何でお前と一緒にいるとカップルと勘違いされるんだ?)

 

うーん……見た目と声?

 

(やっぱりなぁ)

 

聞いといてなんだよその感想。

 

…あ、ミョルマイルさん悪いっすね。うちのが無理言っちゃって。

 

「いえいえ、お気になさらず」

 

……そういえばこの人、一度うちに来てなかったっけ?あ、お嬢さん達下がらせた。

 

「そうだ。うちの回復薬、スカイドラゴンの襲撃で随分消費しただろう?」

 

ああそうそう、うちからポーション買って行った人だ。

 

ああ、配って宣伝してもらうのね。

 

「料金は規定通りお支払いしますよ。怪我人に使うと判断したのはワシですからな」

 

ありゃ、いいんですかい?…ふぅん、リムルに投資…ねぇ。

 

「今後交易路の中心となるであろう魔国連邦(テンペスト)盟主である貴方とお近付きになれた。これが理由ではおかしいですかな?」

 

ほお、商人として信頼出来そうな男だ。他の商人とかあまり知らんけど。

 

……あ、俺の事は詮索しなかったけど…リムルが話してたのか?

 

(…あ、忘れてた)

 

じゃあ俺はリムルと親しい一般人と認識されているわけだ。…あれ?俺を前に話しててもよかったのか?

 

それにしても。

 

(飯も美味いし美人も沢山で、とてもいい店だな、センヤ!でも少しエルフが恋しい…あれ?)

 

そうっすね。たまに見せるオッサン臭い所が随分と発揮…あれ?

 

(あのエルフさんって、ドワーフの店にいたよな?)

 

たしかそんな感じが…つか、何かこっちに「ちょっと、向こうでお話しない?()()()()()()」……バレテーラ。

 

 

 

 

 

「凄いな、どうして分かったんだ?」

 

その疑問にお姉さんは、エルフの直感とだけ答えた。エルフって凄い。

 

へえ、旅人。故郷にはたまに帰ってるんかね?

 

「…センヤくん」

 

 

「『エルフの故郷に行けばエルフ美人がいっぱいいるだろうし、今度何人かスカウトして、魔国連邦(テンペスト)でも働いてもらおうかな』、なんて考えてない?」

 

考えて無いですけど!?

 

…うわっリムル冷や汗ダラッダラ…。多分言う奴間違えてますよ。

 

故郷は魔導王朝サリオンの外れの小さな村…ね。

 

……?ウルグレイシア?何それ。

 

精霊信仰が盛んな国かぁ…。精霊と言えば、丁度タイムリ(あの占いって精霊使ってたんだな…)…リムルさん。思考漏れてますよ。

 

「その占いで、隠された場所を探すことって出来るか?」

 

「え?うん。出来るけど…」

 

じゃあ一つ…いくらっすか?

 

え、タダ?それは悪い…。

 

「もし二人の国で働くことがあれば、お給料はずんでもらうから!」

 

うーん、強い人だ。

 

 

 

 

「リムル様、今度はブルムンドでお待ちしております。是非ともそちらの本店にもお越し下さい」

 

今後とも各地で宣伝たのんだぜ?

 

「…最後までセンヤのこと聞かなかったな」

 

言わなくてもいいんだよ、そゆことは。

 

「ええ、お客様を詮索するのはあまり宜しく無いので…え、良いんですか?」

 

まあ、うん。俺こいつと同じ魔国連邦(テンペスト)の盟主で、

 

「センヤ=テンペストと申します」

 

「………え゛!?」

 

ごめんね?隠してて。お詫びにお菓子あげちゃう。

 

「そ、それでは…改めて、是非本店にお越し下さい」

 

アザッス。

 

 

 

 

 

あの時、エルフのお姉さんに精霊の棲家を尋ねた俺達。だがそのお姉さんは。

 

「…って、あそこかぁ」

 

「「知ってるの!?」」

 

入口が移動してなければ…か。

 

はええ、ウルグレイシアってサリオン以外とは国交結んでないのか。そりゃた探しても見つからん。

 

十歳で精霊と契約…契約できるの?あでも宿さんといけんのか「スライムさん、センヤくん」…?

 

「どんな事情があるのか、私には分からない。二人にとって、きっととっても大切なことなんだって声色で分かる…でもね」

 

「精霊の棲家へ向かって、帰ってきた人は居ないの」

 

ウルグレイシアの国民が儀式を行う祭壇では、上位精霊は出て来ないそうで。

 

ならば、精霊の棲家に行くのは必須だ。

 

「どうしても行きたいなら、見せてあげる。でも…」

 

「…必ず帰ってきてね」

 

 

 

 

 

 

 

リムルはスライム形態に翼を生やして飛んで、俺は空を蹴って進んでいた。

 

「あれか、スフィアがやってたやつ。結局センヤも出来るんだな」

 

そりゃあね。空中で戦うことも少なくは無かったし。

 

「重力操作の調子はどうだ?」

 

「ぼちぼちってところかな。これ単体でどうこうってのはまだあんまし」

 

そうかい。…つかさ。

 

「あとどんくらい飛んでればいいの?」

 

「ざっと、あと数時間…」

 

長ぇ!?……よし、リムル、ちょっと近付いてくれね?

 

「……?いいけど……うおっ!?」

 

ガシッと掴み、胸元らへんに納める。

 

「……えっと、センヤさん…?なにして……」

 

「スピード上げよっかなって」

 

「あ、そう…つっても、どうやって?」

 

それは……。

 

「翅王」

 

そう言うと、俺の背中に……。

 

「…血の、翅?」

 

正解。

 

みてわかる通り、殆ど移動補助だ。あとは術式の効果範囲が広くなったり。

 

赤血操術に限り、東京まるまる入るくらい。

 

…これは、九相図の誰かが死んだ時に、急に頭に流れて来た物だ。便利だし結構な頻度で使ってた。

 

「センヤがすばしっこいの、地上だけだと思ってた…」

 

…ま、雷切とか見てるとそう思うのも無理は無いか。

 

「で、どんくらい速くなるの?」

 

えーと…解答者!

 

《解。平常時の数千倍です》

 

だって。

 

「……………へ?」

 

んじゃイクゾー!

 

「ちょま!?まだ心の準備がギュオオオオオ!!!うわああああ!?

 

 

 

 

数秒後。

 

…ほお、ここが精霊の棲家か。巨大な木の根元に重たそうな扉が付いている。

 

「…着い……たのか……?」

 

そうだぜー。

 

すっごい肩(?)で息をしているリムルを降ろす。

 

「まじセンヤ、ほんっとテメェ…もう少し報連相をだな…!?」

 

まあまあ、そんくらいに。

 

「やることあんだろ?さっさとやろーぜ」

 

「…釈然としないけど…まあ、わかったよ」

 

門の前にポヨポヨと移動し、そこの地面に魔法陣を書く。

 

この魔法陣は、リムルがベスターから教わった拠点移動(ワープポータル)である。

 

「…よし、完成!」

 

「んじゃ試験がてら、これで寮に帰るか」

 

「おう、もうちょい寄れよセンヤ」

 

あいあい。とりま、これを使ってイングラシアに戻……っ!?

 

「…あれぇ…?…もしかして、置いてかれた……?」

 

《…告》

 

はい?解答者さん?

 

《魔法封印の効果により、転移が正常に行われなかったようです》

 

…ハハ、ハハハハハ!!

 

「………ひっさしぶりだなあ!呪縛者(クソスキル)!!」

 

結局、一度帰ってきたリムルの影に潜って帰ることにした。

 

 

 

 

 

…ふう、焦った。

 

「驚いたぞ、まさかお前だけ取り残されるなんてな」

 

それな。…まあ当日はお前の影を経由して移動するよ。

 

コンコン

 

…ん?

 

「アリス、クロエ」

 

何故か二人が扉の前に立っていた。眠れないのか?

 

(なんてこった、まさか夜這いをこんな幼女から…)

 

なに顔赤くしてん「…先生、私達…」…?

 

「明日も…大丈夫だよね?」

 

……明日も大丈夫、か。

 

言いたいことはもちろん分かる。

 

…明日、生きているのか。

 

俺も呪力の制御を覚えるまで、いつまた爆発するか不安で寝れたもんじゃなかった。

 

人一倍心が強いと自負してる俺でもクソほど不安だったんだ。普通だったはずの子供達が、安眠出来ないのも無理もない…。

 

よし。

 

「食堂行こっか」

 

まあ、考え事して眠れなくなった時は…。

 

 

 

 

 

「…何よこれ」

 

ホットチョコミルク。チョコはミョルマイルから貰ったものだ。…作って無かったなそういえば。

 

「それに…ほれ」

 

街で作ったシュークリムル。リムルの顔を再現している。

 

(わざわざ顔付ける意味あったのか?)

 

そりゃあ、そっちの方が見栄え良いし。

 

ほれほれ一口。

 

「…わ、おいしいわねコレ!」

 

「この…顔?かわいい…」

 

…うむ、二人の顔に笑顔が戻った。子供は笑顔になるのも仕事のうちよ。

 

「…そこの三人の分もあるから、ほら出て来い」

 

「うぇ!?ばれてる…!!」

 

ほれほれ遠慮せず。…うむ、良し!

 

「飲みながらでいいから聞いてくれ。明日の課外授業だ」

 

「明日は何処へ?」

 

リムルの言葉にゲイルが聞き返す。

 

「ウルグレイシア共和国、ウルグ自然公園」

 

「ウル…え?外国ですか?」

 

そうそう、んでその目的地は…。

 

「精霊の棲家だ」




静寂者はところどころメリットありますが、流石に呪縛者邪魔しすぎじゃない?…まあ、ええやろ。

所持スキル

解答者(コタエエタモノ)
解析鑑定、思考加速、並列演算、魔力感知など

適応者(コタエエルモノ)
事象適応、身体適応、精神適応、逐次耐性取得(複数取得不可)、統合分離、逆境覚醒、栄養生成、血液生成、超速再生、超才能など

呪具十種(トッキュウジュグ)
呪具召喚、武具呪具化、武芸百般

呪縛者(シバラレルモノ)
呪力保持、魂及び肉体保持、身体能力封印、魔法封印、一部スキル封印など

天賦之肉体(フィジカルギフテッド)
硬質皮膚、高密筋肉、硬質骨格、再生力、超感覚など

呪術師(ハラウモノ)
呪力魔素化、呪力強化、呪力放出、呪力感知、各種呪術、呪力収集、呪力特性付与、呪力魔素化、呪力精神干渉など

静寂者(シズカナルモノ)
呪力隠蔽、存在隠蔽、非認識時情報取得不可など

影操術(カゲソウジュツ)
影操作、影移動、呪力影化、魔素影化、影捕食など

御厨子(オロスモノ)
斬撃(解、捌)、業火(竈)、爆発特性

接触者(フレルモノ)
精神接触、精神防御、肉体貫通、防御貫通

赤血操術(ソメルモノ)
血液操作

重力操作

召喚呪法

─じゅじゅコラム─
複数人による調伏は暫くは大人しく従いますが、一定時間で調伏が切れてしまいます。

ちなみに複数で調伏の儀を始めた時、指定範囲内で一番強い奴がターゲットになります。千夜と伏黒が調伏の儀で訓練できた一番の理由。

幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?

  • 纏めて幕間
  • 長くていいからじゅじゅコラム
  • 知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)
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