百鬼夜行、それの京都側に配属されていました。
ここだけの話、夏油傑の集めた呪霊は原作の七倍ほどに膨れ上がっています。
それは何故か?五条悟の誕生から十数年後、それとほぼ同じくらいの衝撃が呪術界に走ったから…ですかねぇ?(子供が暴発して街一つ消滅、その上で生存)(術式二つ持ち)(五条ですら把握しきれない呪力量)
故に呪霊のレベルも超底上げされてます。
五月位に、呪詛師夏油傑が宣言した新宿、京都百鬼夜行。
この時俺は海外…つっても
俺は京都側に配属された。何故かと言うと、こちらの方が呪霊の数も実力も桁違いだからである。呪霊の数はおよそ
……多すぎねえか?秤や綺羅羅、京都校の面々、それと七海さんもこちらで戦っている。禪院などの御三家も…あんまし近付きたくねーな…。
ちなみに今は、負傷した呪術師数十人を運びながら呪霊の大群を誘き寄せている。
その数数十体。多いねー。呪術師を
…よし、見えてきた!目の前には………。
「七海さん!!」
「外張君!あとは!任せて!下さい!!」
そう言って七海さんは、俺の引き付けた呪霊を祓って…つか、今黒閃連発した!?すっげ…
「ナイスっす!!」
「外張君こそ…しかし、大丈夫ですか?引き付け、怪我人の移動、住人の避難…流石に負担が大きいのでは?」
七海さんが心配してくる。大丈夫…つか、俺以外できる人いないんで。
アイヌの呪術連も強力してくれてはいるが、海外と日本では呪術のレベルが違う。力不足で怪我を負ってしまう術師も少なくないので、回復役の家入さんに運ぶのも俺の仕事だ。
確かに負担は大きい…が、頼れる人は居る。
「だからこうして頼ってるんですよ。アザッス七海さん」
「…私は大人ですので。貴方の助けになる義務がある、というだけです。感謝は必要ありません」
ありゃ、厳しい。
…っし、さっきので避難は終わった。あとは『グギャァァァァ!!』…。
「…そろそろ、あののデカブツ達を倒してきますよ」
目の先には数十体の等級の高い呪霊。…俺か東堂、それと秤か新宿にいる五条先生くらいしか…けっこういんじゃん。
「…外張君、確かに君は特級ですが、それは…」
心配いりませんよ、これでもちゃんと。
「特級としての実力はあるので」
「まっ…………………て……」
俺は既に行動を開始していた。
「……拡張術式・内界加速」
去年、蝗害呪霊との戦いにおいて、結界…つまり
(これ、体内でも同じこと出来んじゃね?)
と、同上の戦いにて実践し、拡張術式にまで昇華させた。
生物は除くと言ったが、俺本人には関係がないようで、強いて言えばこれを行なっている間は平面化した物の加速が中止されるくらい。
その効果は絶大で、ただでさえ元から高かった身体能力やら思考能力やら、さらには呪力出力などの向上など多岐に渡る。
しかしデメリットもある。それは…、
(あー、くっっっっっそ熱い!頭ぼやぼやする…、視界も…まだ動けねえな)
それによって起こる弊害は凄まじい物で、初めて使った後、三週間はまともに動くことも出来なかった。
じゃあ何故使っているのかって?対策を身に付けたからだ。
「
これは赤血操術の術式反転。その効果は、
これを体内で使えば、脳やら何やらに溜まった熱を解消することができる…が。
内界加速、こいつの性能が凄まじいせいで、血液の熱の許容量にすぐ達してしまうのだ。
熱を奪っているだけで、消しているわけではない。血液に熱が溜まり続ければ、そのうちまた体内に還元されてしまう。
……俺でなければ。
俺は特異体質で、
本来なら反転術式を介さないと生成できないものを、だ。
五条先生曰く。
「センヤの身体に入っている呪物。それね、数十年前に忌庫から盗まれた受胎九相図の七から九番だから」
らしい。んなこと急に言われてもさ……。
んで、言わば俺は半分呪霊?みたいな状況だもんで、直接作れちゃうらしい。
赤血操術ありきだから、欠損とかは反転術式必要だけどね。
えー、…これにより失血死の心配がなく、熱を吸収した血を排出し、それで百斂などを行使。
減った分をそのまま生成し、これに赫鱗躍動を使用することによる身体能力の超向上。
様々な要因により、結果的に
内界加速からの蒼鱗には、発動までのタイムラグがある。大体…三秒くらい?その時間は動けない時間ができるが…、
…時間は……まあ、0.1秒でいっか。内界加速使ってるし。
カシャ、と音が鳴り、目の前の光景が一瞬止まる。
その間に、目の前にいる奴らへの攻撃をイメージ…すると、目の前に、自身の分身のような物が現れ、、
ボジュッ!!!
それを後追いするかのように、今度は俺の身体が超高速で動き出す。
先程までいた一級相当の呪霊は消滅、それ以外の雑魚は余波で消し飛んだ。
(打撃の接触時間が短くなってくと、だんだん黒閃の発動確率上がってくな……)
「…あ、今のでここらの一級相当は祓い終わりました!特級呪霊の討祓に行きます、七海さん残りはよろしく!!」
七海さんに報告し、すぐさま行動に移す。
「まっ…!!せ……………」
……何か言おうとしているが、とてもじゃないがそれどころではない。
何せ残った特級はあと
「東堂!」
(っ!!遅かったな
今現在、東堂に合流した。
ちなみに内界加速はまだ使用しているので、本来ならスローに聞こえるはず…なのだが。
(
なぜか普通に聞こえてくる…つか、直接脳内に送っていないか?
あと一体単独で祓ったの!?すげー!
「サポートは任せた。あの呪霊は…」
(特級仮想怨霊・酒呑童子だ)
こりゃまたビッグネームで…。
特級仮想怨霊・酒呑童子。江戸時代に二回目の顕現が報告されたくらいで、それ以降全く情報がなかったんだが…、
…まさか、夏油傑が捕らえていたとは。
(常に手に持っている瓢箪から、酒を流し出している。あれが領域だろう。それを気化させ、周囲に漂わせている。恐らく効果は酒による状態異常の誘発。普通なら訳も分からず食われて終わり…だが!!)
そう、酩酊などの状態異常も蒼鱗で流せる。俺には効かないな。
つか今さらっと、常に領域使ってるって言ってた?下手すれば領域も広がり続けるかもな…。
…あんた何で普通で居られるの?…遠いから?ソッカー…。
(手下でもある小鬼も大量に召喚している。それぞれが一級相当の実力持ちだが…)
ズガガガガガガ!!!
(
俺と東堂に近付いてきた小鬼の大群は、既に消し飛ばしている。
俺が取りこぼした小鬼は、東堂が少し遠くの石と入れ替えることで、ノーダメージで倒し切ることができ…。
「つか、なんで俺のスピードについてこれんの?」
まあ、できると思ってるから一緒に戦ってるわけですが。
(そんなもの、俺と
答えになってねえなぁ!?
…まあ実際、東堂は強いし頼りになる。ただキショいし協調性がないだけで。
(…さて
ん、あれか。
パァン…!ドゴッシャア!!!!
これの事である。特級呪霊と東堂が入れ替わり、そこに俺が攻撃。
…おいおいお前ら、こんなのを奥義みたいに言ってるのか…だって?
(
あの、入ってこないで。
…まあ、そういうことだ。
「術式順転・霹靂」
その効果は、
本来、一秒間に二百四十…え?普通は二十四コマ?俺は脳が加速してるから。
…で、その二百四十コマを一コマ、正確には打撃のタイミングに収束させる。
(その結果、黒閃の判定が一回から二百四十回にまで跳ね上がる副次効果もあるな)
そう。ただこれも普通ならできるものではない。二百四十分の一秒の間に、二百四十コマ分を打ち込む作業をこなさなければいけない。
オレじゃなきゃ、つか俺でも頭がパンクしてしまう。
黒閃の発生条件の関係上、東堂はギリギリまで変われないのだが…。
それでもドンピシャで合わせられるのだから、東堂のキショさがよくわかる。
ちなみに酒呑童子に対して黒閃は十六回発生しました。オーバーキルすぎん?
(この調子でどんどん払っていくぞ、
……ああ!
……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!疲゛れ゛た゛!!
なんやかんやあり、ものの一時間ほどで討祓が完了した。
特級は四体、一級は十数体、それ以外は三千五百体ほど。さらには犠牲者も出ることは無かった。
四体以外の特級はそれぞれ、東堂と秤が単独で撃破していた。
秤…ノッてる時は俺も戦いたくはない。それくらい厄介だ。
…
「
「そうですね。貴重な人材が多く失われ、一般人の被害も計り知れない程に出る可能性もありました」
いやいやそんな、みんなが頑張ったおかげだって。
「…俺はもう東京に戻ります。それじゃ!」
「あ、待ってください!外張君!!…はあ、全く………」
「そう言うなよミスター・七海。
「だといいのですが…彼は些か、危うすぎます。
「…確かに、あいつは自分を疎かにする…が、どうでもいいと思っているわけではない。いつかきっと、その間違いに気がついてくれるさ」
「…だといいのですが」
「おーい!東堂!千夜いっちまったか?」
「秤か。ああ、先ほどな」
「マジかよ。折角一仕事終わったんだし、気晴らしにギャンブル誘おうと思ったのによ…」
「秤君、千夜君に変な事を教えるのはやめなさい」
「へーい…」
数分して、東京呪術高専校内…。
「…やあ、お疲れ。速かったね」
「そりゃあそれが売りだから…って、その…男…」
「…ああ、
…詮索はやめておこう。
「あー、それじゃあ俺は皆を「あー待って!渡したいものが!」…なんすか」
「傑が持ってた呪具、禪院家に奪われるのも癪だから。はい」
はい…って、はぁ!?
「俺に渡していいやつなのソレ!?…それにこれっ、天逆鉾じゃねえか!!壊さなくていいのかよ!!」
「いいやつも何も、君が一番信頼できる。実力でも人格でもね」
「それに…大丈夫でしょ。君が負ける様な相手なら、普通に僕にも攻撃できるだろうし」
その慢心でどれだけ…!!
「…はあ、わかりましたよ。禪院家に取られたく無いんですよね?俺も…、個人的に良くは思ってないんで。協力しますよ」
「…ありがとうね」
まったく。湿っぽい雰囲気は嫌だな嫌。
「それじゃあ乙骨達の所に…っ」
……うわぁ、感動の別れやってるぅ…。
「……もう少し待ってから行きましょうか」
「そだね」
「みんな、お疲れサマンサー!」「お、お疲れサマンサー!」
「センヤ、恥ずかしいならやらなくていいんだぞ?」
「しゃけしゃけ」
「お前そう言うキャラじゃないだろ」
「あ、あはは…千夜君もお疲れ…」
…すっごい恥ずかしい。おいバカ目隠し、これやればバカウケって言ったの一生恨むからな。
はへぇ、こんな事があったんすね。
人(?)力TAS(240コマンド猶予0.004秒)術式。
本来の投射呪法であれば東堂との相性は抜群に悪いですが、センヤの場合入れ替えしても変化のない体内を常に加速させているので、東堂とは逆に相性バツグンです。
お前もう投射呪法名乗んなや!〈by禪院家のクズ
今回判明したこと
千夜、かなりのワーカホリック
センヤのもう一つの術式は投射呪法、しかし既に本来とは別物に
赤血と投射のシナジー最高
東堂とはバツグンコンビネーション
五条、禪院家への嫌がらせの為に呪具を千夜に渡していた
ここでちょっとした術式紹介
投射呪法
ニュートラルな術式では、一秒二十四コマから二百四十コマまで増加、加速度や動きの自由度が上がったり、そもそもの区切りを一秒よりも短くできる。
…が、その分コマ打ちの猶予も短くなっていく。
この区切りの短縮を極限まで詰めたものが、術式順転・霹靂である。
術式順転・霹靂
外張千夜の使う、投射呪法の術式順転。本来一秒を丸々使って動きをトレースするが、それを一コマ分の時間でトレースしきる。
コマを打つ猶予も本来一秒ほどだが、二百四十分の一秒に短縮されてしまった。一応しらふでも発動可能ではあるが、内界加速を使用していないと相応の反動を受ける。
踏み込みで霹靂を使うと、第三宇宙速度まで加速できるよ!
拡張術式・内界加速
自身の体内という、一種の生得領域のみに範囲を狭め、視界内に数百個のコマを打つという過程を省く事に成功。
使用者の性能を格段に向上させるが、如何せんデメリットが大きすぎて、下手すれば脳が沸騰して数週間身体をまともに動かせなくなってしまう。
術式反転・蒼鱗
外張千夜の使う、赤血操術の術式反転。熱や毒等を血液に吸収させる技。
百斂の後にも発動できるし、発動した後に百斂の対象にすることもできる結構便利な技。
体内で発動する場合のみ、血の排出を数瞬でもミスすると必要な分の熱まで奪ってしまうため、内界加速を使用してからじゃないと使えない。
術式をソフト、身体をハード、脳をCPUとした場合、万全に使おうとしてもソフトの要求スペックに耐えきれていない…ので、蒼鱗と内界加速でハードとCPUの性能を底上げしているかんじ。
つまり脳と肉体が人間離れすれば、一応は霹靂や内界加速などをリスク無しで使うことも可能…かも?
この段階でこの情報を出したって事は…分かるよね?
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
-
纏めて幕間
-
長くていいからじゅじゅコラム
-
知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)