本編再開は、もうしばらくお待ちください。
虎杖と東堂…それともう二人の中学時代の青い春(大嘘)
原作からかなり乖離しています。ごちうい。
俺にとって、交流会とは…青春だった。
一年目は、
二年目は、ブラザーとまでは行かないが、かなりの…
どれもこれも、俺の退屈を捩じ切る様な青春となって、三年目の交流会への期待を最高潮にしてくれた。
ただ…今年の一年との初会合では、これと言った物は感じなかった。いやまあ、少し話して面白そうな奴は居たには居たが。
乙骨は海外、
それを聞いた時、俺は…落胆した。
何故、どうして。
実力がある者を呼び、それらを間近で見て、体験して、実感してこそ、さらなる成長に繋がると言うのに…。
今回の
…とにかく、俺の最後の交流会は、つまらんものに終わる…そう思っていたのだ。
……その日、俺は……。
……二人の、新たな
「…ってーなお前!人の頭バカスカ蹴りやがって!!これ以上バカになったらどーすんだよ!」
そう先程気絶させた…ように思っていた男が立ち上がる。
くっく…心配するな。
「男の子はバカな位が丁度いい、と高田ちゃんも言っていた」
「誰だよ高田ちゃん、アイドル興味ねーよ」
じゃあ何でアイドルだって知ってんだよ。
「…つか!そもそも……」
「
…………は?
「つまり…女、なのか?」
「そうだよ!悪かったな男っぽくて!…舐められなくなくて、男っぽい格好してただけだよ!わりーか!!」
…ふ、ふふ…!
「いや、悪かった。そう言った趣味を揶揄ったわけじゃないんだ」
「趣味じゃねーし!!つか理由言ったでしょ!」
ふむ…と、言うことは。
「伏黒恵と同じ…か」
その呟きを聞かれたが…。
「は?伏黒?なんで伏黒が出てくんだよ」
…?なんだ、聞いてないのか?では…語るとしよう。
「あれは先日、東京校に出向いた時……」
「語るの!?」
…あれは、高田ちゃんの握手会のため、東京に寄ったときのこと…。
東京校の中庭で、一年二人に出会った。
一人は我の強そうな女、そしてもう一人…それが、
「伏黒恵…だったか」
見た瞬間、ああ、こいつはダメだなと思ったさ。線の細さがそれを物語ってた。それでも、一応聞いたさ。
「どんな女がタイプだ?」
とな。
「………?」
「ちなみに俺は…
「…………?」
こちらが先に伝えたと言うのに、そいつは的外れな疑問を呈してきた。
初対面のアンタと趣味を話し合う義理があるのか、だと。
そりゃあ当然…だって?
ふふ、違うさ。性癖で、そいつの全てが分かる。それがつまらない奴はそいつ自身もつまらん。
つまらん奴とは戦いたくは無いので、半殺しにして乙骨か
…そんな時に、奴は衝撃的な告白をしたんだよ。
「……ハァ、意味分かんねーし……」
それが…。
「そもそも、男じゃねーよ。俺」
『………は!?』
「……五条先生の意向で、成人するまでは男として育てるってことになってたんですよ。引き取られてから、今の今まで。…なんか文句ありますか」
その場にいた全員、一瞬時が止まったように感じた。
そんな中、最初に口を開いたのは……。
「…は!?伏黒テメェ!んな話聞いてねぇぞ!?」
釘崎野薔薇、一早く無量空所から抜け出せたようでな。
「あ?そりゃあ言ってねえ「言えよ!!いち早く言えよ!!」うるっせぇ!!」
「え…?伏黒君、嘘……よね…?」
「はい?……本当ですよ。真依先輩」
(嘘…!初恋だったのに…!!)
……いや待て、それはおかしい。
「
これでは姉妹と暮らしていたということに…。
いやまさか、
今まで、こんなに混乱したのは…星綺羅羅を目にした時以来だな。
「…は?あの天然バカ、気付いてねえのかよ…!」
(タオル着けてたとは言え、一応一緒に風呂入ってたんだぞ!?鈍感通り越してんだろ!気付けよ!…いや、男同士でも、タオルを着けるのが普通なのか…?)
少しばかり苛ついていたが、それも一旦隅に置いて…。
「…で、好きなタイプは?…勿論男でも、女でもいいぞ」
「まだ続いてたんですか?この問答」
当然だ。俺が聞かないと気が済まないんでな。
「というか、連れも気になってることだしな」
釘崎は困惑半分興味半分、真依はシンプルに好みの相手への恨み十割ってな感じだが…。
「おら、言えよ伏黒。私に秘密を隠してた罰だと思え」
「何だよその横暴!…まあ、強いて言うなら……」
……どうした、言えよ。
「……まず、上背があって……」
…まず?
「初印象が最悪でも、自分から進んでコミュニケーションを取ってきてくれて、暫く別の所で過ごす事になってんのに、大事な時にはすぐに来てくれて、家事が上手で、それを俺にも教えてくれて…」
……なんだか、一個人を指し示しているような…。
「勉強は出来なくても、必死に覚えようとして、俺が教えててもちゃんと聞いてくれて、やることなすことに全力だから、……応援…とかしたくなって…でも、よくはっちゃけて困惑させてくる……」
「二つ年上の…先輩…デス」
(クソ…!どっかで盗み聞きしてねえよな!?あの唐変木!)
……ふふ、
「なかなか、いい趣味をして「伏黒アンタ、夢見過ぎよ」…む」
「そんなあんたみたいな態度悪い女にとって都合の良い男、いるわけないじゃない。妄想拗らせすぎよ?」
「は?いやこれはせん…っ!!…なんでもない」
…まあ、確かに良い趣味はしてる…が、
「何故隠す?そこまで絞れるのだから、言ってしまってもいいだろう」
「んなわけ無えだろ!小っ恥ずかしい!!」
「そうよそうよ、例えこいつが女だったとしても、ムッツリスケベには変わり無いんだからそれは酷「お前はもう黙ってろ!!」
…ハァ。つまらん。
「…は?」
「確かに趣味は良いが、退屈なんだよ。お前。自分の性癖に正直になれない奴が、一人前の呪術師に大成できると思うのか?」
「お前がそれで満足してても、相手はそれでは離れていくだけだ。素直になれよ、伏黒恵」
さあ、どうだ?自身をさらけ出せよ、伏黒恵。
呪術師なら!「……それでも、いいんですよ」…………は?」
「俺とアイツが釣り合わないなんて、もうわかり切ったことです。歩幅も合わない、価値観だって、合ってるのか分からない」
「…そもそも、こんな目つき悪くて態度も悪い女なんて、見向きもされませんよ」
「アイツには…もっと、相応しい相手がいます。俺は、それを見れるだけでいい」
………その言葉を聞いて、呆れと同時に…、
涙が、頬をつたった。
退屈で、つまらない。……つまらん…が、光る物がある。
言葉では諦めを感じたが…それとも別に、
『…でも、まだ諦められない』
…人は、多面性を持ってして生まれてくる。こいつの諦めは本物、しかし、諦めきれていない部分も本物だ。
…伏黒恵は、諦めている面しか出せていない。それじゃあ本当の性癖ではない。
「…伏黒恵」
「…なんですか」
心の底の底を言い出すことができれば、もしかしたら…。
「…お前を、叩きのめす」
「…はあ!?」
期待を込めて、こいつを半殺しにすることに決めた。
その後、楽しんでいる途中にパンダ達が乱入してきたり、騒ぎを聞きつけてたまたま帰ってきていた
「…とにかく、そういうわけだ」
「……は?え?伏黒とトバセン、同棲してた…の…?」
…?まあ、中学で別の場所に行くまでは、とは言ってたが。
(え、マジ?え…?ってか、いまの話聞いてたら、絶対伏黒の男のタイプってトバセン…は?ライバル!?つかなんだよ同棲って!?俺だってちょっと泊まったくらいなのに…!!)
…色々、思う所があるようだが…。
「…そーかよ」
結局はそんな言葉に落ち着いた様だ。
…しかしそう聞くと、ふむ…。
「………?何ジロジロ見てんだよ?」
中々に高い身長、しっかりとした肉付き、そして何より…!
「あ?何脚見てんだよ」
……そういえば、聞いていなかったな。
「…一年、名前は?」
「…虎杖悠仁」
名前まで男っぽ…いや、それは今いい。
「そうか、虎杖悠仁。お前に一つ、聞きたい事がある」
「どんな男が
「…は?ナンパ?つか今なんでそんな事…」
気にするな、ただの品定めだ。
「よっくわっかんねぇけど…強いて!強いて言うなら…」
それから少し顔を赤らめ、言い淀む。
「…どうした?はっきりしろ、それでも女か」
「性別関係ねーだろ!…俺の
…さて、どう出て「料理がすっげえ美味くて、家事も全部出来て…」……ん?
「いつも喧嘩してばっかの俺なんかを心配してくれて、じいちゃんの見舞いに一緒に来てくれて、俺よりも力とか強くて、でも泳ぐのはすっごい下手で…」
……なんか、デジャブを感じ…「ちょっと見てる視点が違うけど、それでも俺と同じ人間なんだなって思えて、勉強が出来ないから、俺と一緒に勉強してくれて、偶に泊まりに行ってるのに意識してくれない、
「俺の二個上の先輩…デス」
「あーもう小っ恥ずかしい!!どっかで聞いてねーよなアイツ!!」
…アイツ殆ど同じ、しかし中身をしかと捉えている観察眼。思えば、アイツもそうだったな…。
「…どうした?」
(パイナップル頭が、急に空を見つめてる…?)
どちらか一人では成し得なかっただろう。二人が共鳴していたから、だからだろうか……。
突如、俺の脳内に…、
在りし日の、四人の思い出が蘇る
……ガチャ。
階段を登り、いつもの溜まり場…屋上に向かう。
いつも三人が先に居るが…お、今日もどうやら居るようだ。
「ほ、ほらトバセン!この娘とかどうよ!ケツもおっきくて身長もこんな…!」
この二人の付き合いは、入学からずっと同じクラスで、今でもずっと続いている。
「い、いや、いいにはいいんだけど…。何でそんなグラビアみたいなの見せてくんの?」
そして
俺とは河原で殴り合った仲だ。
「いっ!?いや、それはその…トバセンの趣味をどうにかしてケツとタッパのデカい女に「え?何?」な!何でもない!!」
「おい伏黒!これならトバセンもイチコロって言ってなかったか!?」
「お前のプレゼンの仕方がクソなだけだよ!!押し売りみてぇじゃねえか!!」
この
この中で、
…ふ、微笑ましいな。いつも通りの光景だ。
そして驚くべきは、その関係性。
(クソ!虎杖の奴、余裕のつもりかよ!…とっととくっつけよ、でないと俺が…いや!考えるn「どうした?恵」なな…な!なんでもねぇ!!」
「…そう?」
一歩引いて、
そして、それを
この三人の絡みが微笑ましいだとかなんだとか、この学校では『三人の行く末を見守り隊』なんてのが発足されてるらしい。
「よう、三人共。いつも通りお熱いな」
「よ、東堂」
「東堂!?ちがっ!俺達はそんなんじゃ…!!てか三人って…?」
「虎杖!なんでもねえよ!!…東堂さん、わかってて言ってんのか!?」
俺は、とっとと正直になれよ。といつも思っているがな。
……いや、それは俺にも言えるな。
……よし、ここは…。
「…お前ら、大事な話がある」
『…?何/何ですか?』
息もぴったりじゃねえか。
「俺…高田ちゃんに告る」
『…は!?』
俺が手本を見せることで、この二人が決心してくれれば「やめとけって!俺達慰めんのめんどいぞ!?」
「…ま、確かに東堂は落ち込むと面倒臭いな」
「そうですね。俺も野郎の落ち込む姿は見たくないです」
(千夜のはともかく)
何で振られる前提何だよ。…それと伏黒、欲望漏れてんぞ。
「逆に何でOK貰えると思ってんの?
……そう。何を隠そう、
初めて聞いた時は驚いたが、確かに実の姉が
…しかし、酷いことを言ってくれるな。知らないのか?
「かのアン・サリバンは、ヘレン・ケラーにこう説いた。『やる前に負けを考える馬鹿がいるか』と」
「それ言ったの猪木だろ」
「…ごめんなさい。私、好きな人がいるの」
…そう言って高田ちゃんは、俺の目の前でラブレターを破り捨てた。
「好きな人が、俺ってパターンは…」
「あるわけねーだろ」
「トバセンも言ってたけど、面食いだからなあのネーチャン」
「高田先輩、うちの姉貴とも仲いいですし、普通に……ね…」
…ふ、分かっているさ、高田ちゃんの好きな人が、同姓である伏黒の姉だと「ほらいくぞー」ペシッ
「ラーメン、行こうぜ」
「トバセンの奢り?」
「ゴチになります、千夜」
「いやそうだけど…俺の小遣い考えろよ?俺一人暮らしなんだからさ…」
「困った時は、俺が作りにいくからさ!」
「…虎杖だけじゃ不安なんで、俺も行きますよ」
「伏黒、俺の家事スキルしらねーの!?」
……ふっ。俺は…お前達の輝きに、救われてばかりだな。
「…そもそも伏黒、ラーメン食べ切れんの?そんな身体薄いと、完食できなよ「普通に出来るわ!!」あでぇっ!?」
…そうだ、
「…?どうした?東堂」
「……お前ほどの男なら、気が付いているだろう?」
「…………」
無言は肯定、ということだな。
「お前の周りは、不思議な因果で渦巻いていると言ってもいい。それが、お前が望んでいなくとも…だ」
「望んでいなくとも、結局はお前の人生だ。…この渦巻く因果の中、必ず…選ばねばならん時が来る」
「……その時、お前が選択を躊躇えば……」
「…全て、失う事になる」
…そうならん様に、覚悟しておけよ。……俺に出来ることは、忠告だけだ。
「………ありがとう、東堂」
「…まだ、その時は分からないし、どんな選択をするのかも…俺には分からない。…だからさ」
「おーい!二人共ー!!先行っちまうぞー!!」
「千夜につけときますね」
「もうちょっと待ってー!!…まあとにかく」
「その時、どんな決断をしても…後悔しないように、今を全力で楽しむとするさ」
………そうか。…そう、か。
地元じゃ負け知らず、か…………。
「?」
「どうやら俺達は、〝親友〟だった様だな」
「今名前聞いたばっかだよね!?」
それと親友よ。
「
ライバルは多いぞ?
「え!?何!?何の話!?」
性転換、TSタグのネタバラシっつーところかな…!
原作とは別世界なので、登場人物の性別がちょっとくらい変わってても良し!
ちなみに千夜視点だと、普通に男の子に見えてたので、占いで見てたリムルも男だと思ってましたってオチ。
いやあの、鈍感すぎません…?
死ぬ寸前でもその誤解は消えてないので、二人の思いは届くことはございやせんでした。ものがないしいなぁ!!そうは思わんかね!?
それと番外編繋がりなんですけど、一つ目の幕間と番外編に、ちょっとした加筆修正加えてます。気になる人はどうぞご覧になってやってくだしあ。
幕間にする程長くないけど、じゅじゅコラムに載せると長くなっちゃう話、どうする?
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纏めて幕間
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長くていいからじゅじゅコラム
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知らんわカス(作者の好きにしていーよ♡)