「異形の妖怪ぃ?」
「そうなのよ。最近、人里に化け物が現れて大変なのよぉ」
「ふむ、ガイアメモリが流通しているのかな?」
「はぁ?……よく考えたら風都以外でも見かけたような……」
「調べる必要がありそうだ」
__博麗神社__
「怪しげな道具を持った参拝客、ですか?」
高麗野 あうん、と言う少女に話を聞きに行ってみた。
「うーん、射命丸さんなら知っているかもですね」
「しゃめいまる……どんな人だい?」
「私ですよ、わ・た・し!」
「ん?」
「どうも!清く正しい「文々。新聞」の射命丸 文です!」
振り返ると、黒い翼を生やした少女?が立っていた。
「名字だったか」
「ほへ?」
「ああいや、なんでもねぇ。それより、「ガイアメモリ」ってやつ、知らねぇか?あれがあると__」
「あら、これのことかしら」
『ヴァンパイア!』
「っ!?」
「レミリアさん!?」
「ふふ、いいわね、この「がいあめもり」とやらは」
コウモリのような翼の生えた少女が、ガイアメモリで「ヴァンパイアドーパント」に変身してしまった。
「ガキが使っていいもんじゃねぇぜ、そいつは。フィリップ」
「ああ、やろう」
ダブルドライバーを装着し、それぞれのメモリを取り出す。
『サイクロン』
『ジョーカー』
「「変身!」」
「2人も、それを?」
「え!?フィリップさん!?」
フィリップがメモリをベルトにセットすると、翔太郎の方に転送されてフィリップの体が倒れる。
「よっと」
「ナイスです、射命丸さん」
その体を、射命丸がキャッチする。
『サイクロン!× ジョーカー!』
翔太郎が両のメモリを装填し、バックルを展開すると、変身音と共に、風都のライダー、「仮面ライダーW」へと変身する。
「「さあ、お前の罪を数えろ!」」
「咲夜」
「はい、お嬢様」
ヴァンパイアドーパントが合図すると、銀髪メイドがフィリップを抱えていた。
「え!?え!?」
「いつの間に……!」
「どゆこと!?」
『僕の体だ!返したまえ!』
右半身のフィリップが怒鳴るが、
「あら、嫌に決まっているじゃない」
「咲夜は下がっていなさい」
「はい、お嬢様」
逃げられる。
「チッ、フィリップ」
『……ファングで抵抗するしかないね』
__紅魔館前__
「あら美鈴、今日は珍しく起きているのね」
「こっ、このが可愛くて、寝れませんよ」
「確かに可愛いわね」
『ぎゃう?』
ぴょんぴょんと跳ねているのは、恐竜のようなデザインの白くて小さい__ファングメモリだった。
『!?ギャウ!ギャウ!』
「あらあらどうしたの〜?」
ガブっ
「〜〜〜〜〜っ!?」
『グルルルル……』
捕えられているフィリップを認識した途端、咲夜に噛み付く。
『ファング』
「ちょっ!?」
そして自ら変形して、メモリモードになってフィリップのベルトに入る。
__博麗神社__
「こいつ硬いな」
『ファングが反応してるね』
「まじか……」
「あらあら!よそ見している暇はないわよ!」
「レミリア!?何よその姿!」
博麗の巫女が帰ってきて、レミリアの声で話す異形に驚く。
「あら、霊夢じゃない。どうしたのよ」
「その姿……何よ」
「ガイアメモリ、よ」
「霊夢さぁん……助けてぇ」
「コイツァヤベェな、手伝ってく……れ……ウォッ!?」
突然、ドーパントとダブルに弾幕が飛んでくる。
「おいこっちじゃねぇ!」
「妖怪退治は私の仕事!大人しくやられなさい!」
『僕たちは妖怪じゃないよ!?』
「あら、全然効いてないわよ?」
「くっ……」
どうやら仮面ライダーも妖怪と考えたようだ。
「あぁもう、さっさとずらかるぞ!」
『ジョーカー! マキシマムドライブ!』
「『ジョーカーエクストリーム!』」
「いやァァァァァァァァァァ!?」
ダブルの必殺技を受けて、レミリアからメモリが飛び出た。
「さて、仕事は終わりだ」
「あああああああ!灼けるっ!灼けるぅぅぅぅぅっ!」
「えぇ……」
『僕の体を返してもらおうか』
「ふぅ……ふぅ……ふふ、紅魔館にあるわ」
「紅魔館〜?」
「私が連れて行きますよ」
『すまないね』
「ちょっと!逃げる気!?」
「妖怪じゃないんだよこっちは」
抱えられて、紅魔館へ飛んでいく。ついでにファングジョーカーに変身する。
「あれ!?翔太郎さん!?」
抱えていた仮面ライダーが気絶した翔太郎に変わったのを見て、驚いて危うく落としそうになった。
__紅魔館__
『ファング!× ジョーカー!』
「え!?」
『「さあ、お前の罪を数えろ!」』