残響と青春と楽団の協奏   作:イズモ様 カワ(・∀・)イイ!!

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どうせ誰も見てないやろ


そこまでクソゲー言われるとやってみたくなる

モノレールを降り先生はその足でゲーム開発部の元へと歩き出す。学園都市の名の通り、一学園の規模をキヴォトスの規模感でも逸脱したその都市は少し歩くだけでも青い光と白く反射するビル群にそれに似合わぬ緑がビルから生え美しい色彩を描いている。この街は比較的最近にできた都市らしくそれ故新しい小規模な部活が多く集まると言う事らしい、恐らくゲーム開発部もその一つなのだろう

 

 

"にしても!、制御されているとはいえここまで精巧なロボットは恐怖すら感じるね"

 

 

そして何よりこの都市を代表する事がアニマトロニクスの研究である

 

 

「そうでしょうね、この都市は元々自然と都市の調和をと言うコンセプトで建てられたそうで、とある生徒がその草案を詰めに詰め最終的にビルから草が、場所によっては人工の滝まで作る事になったそうなんです、おかげで都市開発部はかなりのデスマーチを代償に金、人共に大変潤ったそうなこの都市はほとんど姉さんによって建てられたようなものですよ」

 

 

そう横にひょっこりと顔を覗かせる、真っ白の髪をはためかせる170cmを有に超える生徒が口をだしてくる

 

 

"アンジュ改めて案内と護衛ありがとうね"

 

 

それに対し先生は改めて感謝を述べ歩き出す、何を隠そうアンジェリカの所属する部活であるC+Oの事務所はこの都市にあるのである、メタ的に言うならばこの都市自体半分ぐらいアルガリアの趣味とアンジェリカの為に建てられたような都市であるやはりシスコンを拗らせた天才はやることが違う、シスコンを拗らせて無くても横領で都市建てる女が居るからな、

 

 

"アルガリア?だっけは都市開発部に所属していたの?何だか今のイメージからだと随分違うけれど"

 

 

「あっいえ!別に姉さんが都市開発部にいたわけじゃないんですよ、姉さんは元々ミレニアムのセミナーに所属していて、その時に都市開発部の草案を詰めて作らせたんです。」

 

 

そう、実はアルガリアはセミナーの生徒でもあったんですね、いやセミナー(生徒会)から指名手配出すなよそれでええんかミレニアム、実はアルガリアが抜けなければ、3代校ではなくミレニアムが天下取った疑惑があるんですよ奥さん、奥さん誰やねんミレニアムオオフトモモ?閑話休題アンジェリカの衝撃の告白にアンジェリカはさらに言葉を連ねる

 

 

「何でも、姉さんはアニマトロニクスに力を入れていて1年生の時から研究していたらしいんですよね、最終的には人間と見分けの付かない完全なヒューマノイドの完成まで漕ぎ着けていましたし。そのついでで新たな医療手段や重力操作技術の確立等々異次元の天才てはあったんですが…」

 

 

そこで息詰まる、まぁ無理もないそんな天才が人が行っては行けない方向に転がりそこでも天賦の才を遺憾無く奮っているのだから

 

 

"アルガリアは都市研究にも興味が有ったのかな?"

 

 

アンジェリカの語りに対し先生はそう言葉をこぼす、アンジェリカの話は確かに指名手配犯の話ではあるがしかし、その中には確かに感謝や懐かしさ、何より心配する心がにじみ出ていたまるで命の恩人に大切な家族に思いを馳せる様に、その中から先生はアルガリアの人間性を人柄を垣間見た。

 

 

「ん~~どうなんでしょう?確かに姉さんの好きな事?

音楽と…ぐらいしか知りませんね」

 

 

そんなこんなで歩いていると、目的地であるゲーム開発部のある建物までやってきた、すると…

 

 

「うわァァァ下の人避けてぇぇぇ!!」

 

 

しかしアンジェリカはさすがに上から大きな物が降ってきては見逃さないすぐさまメイスを上に振り抜きそこにあったのプライステーションを粉々にするしかし 

 

 

"ブベ"

 

 

その破片は振り抜かれたメイスの勢いを乗せ先生の頭に直撃した、瞬間、先生の視界は見事なまでに真っ白になった。比喩でも何でもない。本当に白かった。先生にとってそれは光が弾けたようにも見えたし、単純に脳が一瞬処理を放棄しただけのようにも見えた。

 

どちらにせよ結果は同じである。ミレニアム製の機械の破片が、人間の頭部へ高速で叩き込まれたのだ。普通ならただでは済まない。いや実際、ただでは済んでいない。そもそも考えてほしい。あの落下してきたゲーム機――どう見ても家庭用ゲーム機の形をしていたが、素材はどう考えても普通ではない。ミレニアムの工業製品である。つまり軽くても強化プラスチックほどの強度はある可能性が高い。それを上から落としたらどうなるか。答えは単純だ。頭に当たれば、人は普通に倒れる。先生も例外ではなかった。

 

 

意識が遠のく直前、アンジュの慌てた声が聞こえた気がした。

 

 

「あっ、すいません!先生〜!先〜!

 

 

そして先生は気絶した

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

 

 

 

 

しばらくして。

先生の意識はゆっくりと浮上し始めた。

ただし目が覚めるより先に、耳が仕事を始めてしまった。

そしてそれは、あまりにも騒がしい状況だった。

 

 

画面に映る『GAME OVER』の文字。

「はぁ!?」

 

 

ゲーム画面を見ていた生徒の一人が、盛大に声を上げた。

明らかに納得していない声である。

 

 

「スーあの、指示通りにBボタンを押したら何で死にやがったんでしょうか?」

 

 

その生徒が、怒りを押し込み疑問を口にする。

だが怒りより、純粋に理解できないが勝っただけだろうか?

 

 

「エッコワ、ふ、ふっ……先輩?引っかかったね!ここは指示通りじゃなくてAボタンを押さなきゃいけないの!ただの普通のゲームじゃ面白くないからね!」

 

 

三人目の声は完全に悪戯が成功した子供のものだった。

つまり今行われているのは――

ゲームである。しかも普通のゲームではない。

説明と違う操作をさせる、いわゆるトラップゲームだ。

確かに面白いと言えば面白いが、

作る側の倫理はかなり怪しい。

 

 

「…さっきの説明中の何処かに何かヒントとかありましたか?」

 

 

「え?あるわけないじゃん、作ってないもん」

 

 

あまりにも潔い回答だった。

先生は、ゲーム開発部がミレニアム内で「道楽部」と言われる理由が、ほんの数秒で理解できてしまった。

 

 

「モモイ?表に出なさい全治2週間で勘弁してあげます」

 

 

空気が一瞬冷えた。

声のトーンが明らかに変わったからだ。

 

 

「ヒエ、オネエサン許して」

 

 

「オネエサン許さないヨ」

 

 

……どう考えても二週間では済まない流れである。

そしてこのやり取りのすぐ近くで、当の先生本人はまだ床に転がったままだった。そろそろ起きた方が良いだろう。

そう判断したのか、先生はゆっくりと目を開いた。

 

 

"ん?ここは?"

 

 

天井が視界に入る。

白い天井、蛍光灯の光。

どうやら屋内である。

そしてすぐに、数人の生徒の顔が視界に入った。

 

 

「おや?先生良いところで起きましたね!今からこのチビのたたきが出来るところです」

 

 

「それ絶対2週間ですまないよね?!」

 

 

"取り敢えず落ち着いて、アンジュ何があったの?"

 

 

先生はゆっくりと上体を起こした。

周囲にはモニター、ゲーム機、配線、

そしてよく分からない機材が大量に置かれている。

ミレニアムの研究室と言うより、

どちらかと言えば巨大なゲームオタクの秘密基地のような空間だった。 状況整理は後だ。まずは何が起きたのかを確認する必要がある。

 

一先ず先生はアンジュの話を聞くことにした




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