赤いリコリスはまだ枯れない   作:Sora00

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書こう書こうとして寝ていたら時間だけが過ぎてました。

全ては暑いのが悪いんです。。。はい、ごめんなさい。
頭の中では想像とかイメージは常にしてるので言い訳せずにさぼらず文字にします。


楽しみにしていた方、初めて読んでいただく方お待たせしました。

今回もフローヴァに幸せに笑って過ごしてほしくて、自己満足で書きましたので温かい目で読んでいただけると幸いです。




あれから月日が流れた。不幸か幸運か俺は老いもしないし、ちょっとした怪我なら割とすぐに治るらしい。このことをフローヴァにお揃いだねと言ったら何とも言えない顔をされた。

すこしデリカシーがなかったと反省したが、フローヴァが小さい声で呟いた言葉を俺はしっかりと聞いていた。

 

「同じ時間を一緒に過ごすことができるのは、嬉しいのだけど残酷なことね」

 

フローヴァが長い時間1人苦しみ生きてきたから出た言葉なのだろうが、俺にとってはフローヴァがいるだけで苦もなにもない。

あの日、運命と言えるような摩訶不思議な日、コンサートホールでフローヴァが現れ一緒に暮らし過ごしてから時間が経ったこともありフローヴァも俺を信頼してくれてると思う。そう思いたい。

今日もフローヴァが買い物に行くからついてきてほしいと言ったから、これからフローヴァと買い物なのだが何を買うのか見当もつかない。

 

「ところで、フローヴァ買い物ってなにを買うの?」

 

じっとフローヴァが俺の顔を見つめてきて、相変わらず綺麗な顔をしているなと思いながら見つめ返しているとフローヴァがため息をつきながら飽きれたかのように綺麗な声で言葉を紡いだ。

 

「あなたが毎日、おかわりまでして沢山食べるから食料を買いに行くんじゃない」

 

そんなフローヴァの言葉に何も言えなくなってしまい、俺は苦し紛れに苦笑いで誤魔化す。

 

「なによ、その目は。まるで私が悪いとでも言いたいの?」

 

フローヴァが笑いながら言う言葉に俺も冗談でうんうんと頷いていたら、フローヴァに胸をパシッと叩かれた。

 

「ところでフローヴァ、買い物中に聞くようなことじゃないけど研究は順調?」

 

ゲームではフローヴァは村の住人を生き返らせるために残星組織に入っていろいろあったが、この世界では俺とフローヴァ2人でなんとかしようと研究している。と言っても俺はなにも思いつかないから、それなら冥府の世界でみんなが過ごせるようにするのがいいのではないかと話になった。

フローヴァもそれで納得しているが、それとは別に冥府の住人を此の世に出てこれる方法を2人で考えている。まだ先の話になるだろうが、あの鳴式の宝石を調べることが目的となっている。

今、漂泊者はどこでなにをしているのだろうか?ストーリーはどのくらい進んでるのか気になるが、まだ漂泊者と会うことが出来ていない。

 

「あなたが、難しい顔をしているの似合わないわ」

 

そんなフローヴァの声で思考を俺はやめた。冗談らしく俺はフローヴァに言葉を返した。

 

「なに?フローヴァはいつもの何も考えてない間抜けな顔がいいと?」

 

そんな俺の軽く言った冗談の言葉にフローヴァは、ふっと笑っていた。

 

「えぇ。あなたの難しい顔よりも間抜けな顔の方が好きよ」

 

「それと研究の方は順調よ、1人で考え悩むより進展があるわ。それに失敗続きの研究だったとしても今はあなたがいるもの」

 

そんなフローヴァの言葉に泣きそうになる。どれだけ時間が経っても俺は涙脆いらしい。

涙をこらえてフローヴァと並んで歩いているといつも食材を買っている店へ到着した。

 

「いらっしゃい。お二人さん今日も一緒に買い物かい?相変わらず仲が良いねぇ」

 

お店のおばちゃんがにこやかに声をかけてくれた。このお店は老夫婦の2二人で開いているんだけどフローヴァと通うようになってから世間話をするくらいには仲が良くなっている。主に話すのはフローヴァなのだけれど俺も買い物といえばこのお店だというくらいには行きつけになっている。

 

「今日はこの魚が新鮮でおすすめだよ」

 

おばちゃんがフローヴァに今日のおすすめの食材を薦めている、いつも新鮮なやつなど美味しい食材を売ってくれるからこのお店に通う一つの理由でもある。

フローヴァがおばちゃんと話しているが、フローヴァが微笑みながら話しているだけで俺も嬉しくてつい笑顔になってしまう。

 

「今日はお魚を食べましょう。あなたも魚でもいいかしら?」

 

会話が終っておばちゃんのおすすめの魚を買ったフローヴァが戻ってきた。

フローヴァは料理の腕がいいがそれはレシピ通りにやればの話である。少し、独自のアレンジで味付けなどが凄いことになっている。

俺も最初の頃は、吹き出しそうになりながら食べていたが今はもう普通に美味しく食べることができる。なんなら今フローヴァの料理以外を食べたときに、首を傾げ「なんか味変じゃない?」と言い食べている始末である。

 

「フローヴァがつくる料理ならなんでも嬉しいよ」

 

「あなたいつもそう言って沢山食べるものね……一人で全部食べる気なのかしら?」

 

確かに俺は沢山食べる方だが一人で全部食べたことはない。そんなフローヴァの言葉に苦笑いを浮かべながら2人帰路に着いた。

 

「フローヴァなにか手伝うことはある?」

 

家につき夕飯の準備に取り掛かったフローヴァへ俺が料理が得意ではないことをフローヴァも知っているから断れるんだろうと思いながらも訪ねた。

 

「大丈夫よ。あなたは休んでいて」

 

案の定断れた。すこしだけ悲しくなりながらもしょうがないなぁと昔フローヴァと台所に2人で立った思い出を思い返した。

あの日はフローヴァとも一緒に暮らすことになって間もない頃、フローヴァの手伝いをしようと気合いを入れて料理をした結果。台所への立ち入りをフローヴァの許可制になった懐かしい記憶。

炒め物を代わって炒めていたら火事になりかけたこと、野菜を切ろうとしてなぜかまな板が切れたこと。他にもなぜそんな事になるのか理解ができない事があった、そんなこともありフローヴァの許可がないと立ち入りをすることができなくなった。

そんな懐かしいと思える出来事からも、かなりの時間が経った。そんなことを考えていたらフローヴァから声がかかった。

 

「もうすぐ、完成するからテーブルを拭いてもらえる?」

 

「もう完成?はやいね」

 

テーブルの上を軽く片付けながら布巾で拭いていると、フローヴァが料理が乗っている皿を運んできた。

 

「えぇ、どっかの誰かさんがそろそろ待ちきれないかと思って、それにそんなに手間がかかる料理ではないもの」

 

テーブルの上には今日フローヴァと一緒に買いに行った魚が焼かれて並んでいた。個人的に魚の好きな食べ方はシンプルに焼いて食べるのが好きなので嬉しい。

焼き魚の隣にはサラダなどが並び、フローヴァも席に着いたので俺も席につき2人で食べ始めた。

 

「うん、この魚焼き加減も完璧で美味しいね」

 

「魚を焼くことくらい誰でもできるわ、だけどあなたはチャレンジしないで頂戴。家が燃えてしまうもの」

 

そんな事を言うフローヴァをジト目で見つめるがそんな事をお構いなしで箸を止めずに食べ続けている。俺も再び箸を動かし食べ始める。

 

「そんなに急いで食べなくても、その魚はもう泳いで逃げないわ」

 

「フローヴァは急いで食べないと、その魚は俺に食べれるかもよ?」

 

そんな冗談を言いながらフローヴァと笑いながら夕飯を食べた。片付けなどいろいろと終わらせ後は寝るだけってところでフローヴァと話をしていた。

 

「フローヴァ、明日はコンサートだったよね?」

 

「そうね。わたしは朝早くから出かけるけど、あなたはゆっくりで構わないわ」

 

なんどもフローヴァのコンサートには行っているが、フローヴァが舞台で演奏しているのは何度行ってもいいものだ。毎回のようにフローヴァのコンサートには必ずって言っても良いくらい行っている。

 

「明日もいつものように、あのチケットで入れるから特等席で聴いていて頂戴」

 

そのフローヴァの言葉に頷いた。

昔フローヴァからチケットを貰った。そのチケットは俺の為に用意してくれたようでこれがあれば無料で入場できるうえ特等席で聴ける、しかもフローヴァのコンサートなら何度でもいつまでも使えるといったフリーパスみたいな凄いものである。

長い年月このチケットを大事に大事に使っている。

 

「わたしはもう寝るわ。あなたも寝坊しないようにもう寝なさい」

 

「そうだね、明日も楽しみにしてるね。フローヴァおやすみ」

 

フローヴァが言うように寝坊するわけにはいかないし、俺も早いところ寝ないといけないからフローヴァへおやすみを言った。

 

「えぇ、おやすみなさい」

 

フローヴァからおやすみが返ってきたのを合図に俺もフローヴァお互い部屋に戻って行った。

部屋に戻った俺は明日のフローヴァの演奏楽しみだなぁと思いながら、あのチケットを再度確認し目を瞑った。

目を瞑った俺は、時間をかけることなくすぐに眠りについた。

 




ここまで読んでいただきありがとうございました。

出来るだけ早く文章にして続きを投稿しますので、楽しみにお待ちください。



暑いのでしっかり水分補給をして待っていてください!!
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