ドラゴンボール -アフターアース-   作:モンスターどんぐり

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第十話です!

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汗と青筋

 

 

 

-----す、凄い空気だ…!それに…お、重い…!!重力が違うだけで、こんなに負荷が…!これが精神と時の部屋…。想像していた以上にキツい…、これを半年間も…。

 

 

「なるほど…。確かにここで半年間過ごすってのは中々骨が折れそうだね…。けどそうも言ってられないよ。早速だけどロータス、今のアンタの実力を見せてごらん!」

 

 

18号は、この空間に唯一存在する建物から外に出て、無が広がる空間を眺めながらロータスに向けて発するが、返答が無い。

不思議に思い後ろを振り返ると両手両膝を付き、四つん這いの状態で息をするのも苦しそうなロータスの姿がそこにあった。

 

 

「…まずはこの環境に慣れる所から始めるとしよう。なんだかんだアタシも余裕では無いからね。3日だ、3日で慣れな。ロータス。」

 

18号の一言により3日間の通常生活が始まる事になったが、ロータスはおろかデンデすらも普通に過ごすのは過酷な様子で、すぐに床に腰を下ろした。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

一方外界ではピッコロと17号も戦闘の勘を取り戻す為、戦闘訓練を開始しようとしていた。

 

 

「こうやってお前と向き合うのもあの時以来だな。見たところ鍛錬は怠っていないようだが、あの時のように邪魔者はいない。とことんやろうじゃないか。言っておくがここにはお前を修理する者もいなければ、もちろんスペアパーツも無い。」

「いつも18号とばかりだったから久しぶりに違う相手で楽しみだ。アンタも歳を取ったとは言え簡単には行かなさそうだ。」

 

 

 

強気な姿勢のピッコロとは対照的に、17号は余裕すら感じられる態度を取る。それもそのはずで人造人間の体力は無限、破壊でもされない限り永久に動き続ける。

かたや歳を重ね、戦いから長く離れた存在。だが、そうは言ってもピッコロも歴戦の猛者である事に変わりはない為に17号は決して油断はしていない。

 

そして無限の体力というハンデと、神殿という場所を考慮し17号がとある提案をする。

 

「アンタのプライドを傷付けるつもりはないが、ハッキリ言って持久戦になれば俺の勝ちは明白だ。俺はフェアじゃない戦いは好きじゃない。それにここは神聖な場所なんだろ?前にアンタが島を丸ごと消し去ったみたいに、ここを消し去る訳にもいかない。だったら簡単なルールを設けようじゃないか。」

 

チッ。と舌打ちをしたが、正直なところ体力的に差があるのも事実で提案に乗る事にした。

 

制限時間は30分、舞空術の使用は認めるが、気功波の類は禁止、時間内により多くのダウンを取った方が勝ち。

 

「人間達のしているエンターテイメントのようだな。まぁ良かろう。」

 

 

ピッコロは最初からフルパワーで行く気で重いターバンとマントを抜いだ。ドスンと鈍い音と共に神殿の綺麗なタイルがひび割れ、カケラが散る。

静寂に包まれた中、ダンデの生唾を飲み込むゴクリと言う音が始めの合図になった。

 

音速を超える超スピードでお互いが一気に間合いを詰め17号の拳が先にピッコロの頬を貫く。

間髪入れずもう一方の拳でボディブローを鳩尾に入れるが、後ろに二歩三歩とよろめいただけで、口から垂れる紫色の血液を拭い余裕の表情を見せた。

 

決して避けられなかった訳では無いが、敢えてダメージを貰って相手の力量を計る。

想定内のスピードとダメージでピッコロは口角を上げ「今度はこっちの番だ。」と言いたげに再度構えを取る。

 

 

「相変わらずタフな野朗だな。」

 

雄叫びと共に瞬時に気を高め、オーラを纏ったピッコロの体は、全身の筋肉が大きく膨れ上がった。

気を感じ取る事の出来ない17号ですら、素肌に感じるピリピリとした感覚で目の前の相手がどれほどの脅威かがわかる。

 

パンチとはこう打つのだ、と言わんばかりの打撃の嵐が17号の全身を襲う。巨大な肉体から繰り出されているとは思えないスピードと、重みのある拳はいとも簡単に17号の膝を着かせた。

 

「これでワンダウンだ。どうした?降参するか?ぐうぅッ…!!?」

 

17号もすぐさま起き上がり、起き上がった勢いのまま跳躍し空中で錐揉み回転しながらピッコロのこめかみに蹴りを見舞う。

頭部を蹴られたピッコロは数十メートル先まで吹き飛ばされ、ヤシの木を折りながら神殿の床をバウンドし地面にひれ伏した。

 

 

 

「油断だな、それは。こちらもワンダウンいただいたぞ。しかし重たい一撃だな、自分の血なんて随分と久しぶりに見た。」

「フハハ!!流石だな17号、あの時よりも格段に強くなっている!この俺が久しぶりに楽しくなってきた!」

 

この会話を最後に二人は更に戦闘を激化させた。あちこちで肉体がぶつかり合う嫌な音と、その衝撃波で揺れるヤシの木がその激しさを物語っている。

 

お互いに取って30分間というのはほんの一瞬の出来事に過ぎない。

ちょうど30分が経過した頃に戦いの衝撃波でダンデの鼻風呂が割れ、パチンと言う音で目を覚ましたダンデが慌てて終了の合図をした。

 

「やっぱり30分というのが妥当な時間だったみたいだな。お年寄りはあまり無茶するもんじゃない。肩でも貸してやろうか?」

「はぁ…はぁ…。フッ、バカにしやがって…。しっかり俺のプライドを傷付けやがる。」

 

「冗談さ」と笑い、ピッコロの肩をポンっと軽く叩き、ダンデが用意していたタオルと水を手渡した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

そして精神と時の部屋では既に2週間程が経過し、ロータスも大粒の汗を滴らせている。慣れては来たもののやはりまだ本調子では無い。

 

 

 

「どうしたんだい?天下無敵のサイヤ人様もこぉ〜んな過酷な状況じゃ、アタシに触れる事すら出来ないってのかい?それともアタシが300歳を越えた婆さんだから遠慮してるってのかい?」

 

18号の安い挑発にまんまと引っ掛かるロータスは、歯からギリッと音を出し拳に力を入れる。

 

 

「くッ…くそッ!!ズルいぞ大人のクセにッ!!このペチャパイババア!!!」

 

 

 

その時だった。

ブチンっと音が聞こえたかのような錯覚がデンデとロータスを襲った。

 

 

デンデが青ざめ、立ち上がる。ガタッという音と共に座っていた椅子が立ち上がった勢いで後ろに倒れた。生物には本能という目には見えない不思議なチカラがある。その本能がいち早くデンデに危険信号を発し「これはヤバい。」とボソッと言葉が漏れる。

 

みるみるうちに18号のこめかみには特大の青筋が立ち、鋭い瞳はいつもよりもその凄味を増した。

この先何が起こったのか説明するまでも無いが、簡単に言えばロータスは白い地面に空いた小さなクレーターの中で横向きの状態で気を失っている。後、少しばかりの記憶を失った。

 

 

 

 

そしてこれは後日デンデが語っていた事だが

 

-----僕はよく顔色が悪いって言われるんですが、地球人から見たら確かにそうですよね。だって緑色なんですもん!ハハハ。けどあの日は違いますね、完全に青ざめました。笑えますよね、本当に血の気が引いて青くなってたんですよ僕。え?ロータスですか?いや、ロータスは真っ赤でしたよ、ハハハ。思わず叫んじゃいましたよ「救急車ー!!」ってねハハハ

 

 

 

 




ロータスです!

何ですかこの話は、知りませんよ!
後から神様に聞いてみますね…。
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