ドラゴンボール -アフターアース-   作:モンスターどんぐり

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第二十話です!

閲覧ありがとうございます!
更新が全然出来ない…。もっと進めたい…。
スピード仕上げで多分誤字脱字が多いかも…、ニュアンスで理解してください!笑



制御不能

7つの球が互いに共鳴し合い、鈍く光を帯びている。

 

雷鳴と共に空は闇に包まれ、辺りは怪しげな雰囲気に飲み込まれた。

 

 

 

『ドラゴンボールを揃えし者よ。さぁ願いを言え、どんな願いでもひとつだけ叶えてやろう。』

 

 

姿を現した神龍がカルゴに問いかける。

 

しかしカルゴは気付いていた。今まさにここに接近して来る小さな虫ケラの存在を。

カルゴにとっては取るに足らない虫ケラだが、どんな小さな不安要素もあってはならない。

 

「フン!虫ケラ風情がこの俺に楯突くか。先に排除してやっても構わんが、一抹の不安もあってはならん。さぁドラゴンよ、俺の肉体を200年分若返らせろッ!!」

 

病気を治す事は出来ない。

それは既に知っている。であれば叶える願いはひとつ。

200年分の若返り。病気の根本的な解決にはならないが、発症前には戻る。

 

戦闘力に関しても、大幅にダウンしてはいるがこの地球上において脅威である事に変わりない。

かつて潜在能力を解放した事で飛躍的なパワーアップを果たしているが、それ以前にも300年という長い期間の中でただ何もせずに時間を費やしたわけでは無く、ひたすら鍛錬を続けていた。

100年程の時間を掛け、戦闘力の頭打ちのところまで到達し、ナメック星人としては過去に見ない程の強さを手に入れていた為に潜在能力の解放という道を選んだ。

200年の若返りはまさに全盛期の状態なのである。

 

 

 

『願いは叶えてやった。ではさらばだ。』

 

抑揚の無い、冷めた物言いで神龍は再び一年の眠りにつく。

 

 

「フハハ…!!!フハハハハハッ!!!素晴らしい!!これで病に怯えることも無い!!腰痛も解消されている!…ムッ!?ホルンのヤツ…死におったか。愚か者めが。まぁいい…ホルンを殺したヤツもここに向かって来ているようだ。この素晴らしい肉体の性能を試すいい機会だ!!フハハハッ!!」

 

 

願いを叶え終えたところで、ようやくロータスがカルゴの元に辿り着いた。

ほんの数分前までの様子と違い、見るからに若返っている姿を目視し、間に合わなかった事を悟る。

 

「間に合わなかった…!クソッ!けどやるからにはやってやる!!!」

「ウォーミングアップで死なないでくれよ?」

 

小さな戦士は目一杯気を高め、腕組みをしたままのカルゴに飛び掛かる。

 

顔、胴、全ての急所に確実な打撃を打ち続けるが、どれも決定打になる筈もなく無意味にただスタミナを消費していく。

 

「小僧、息が上がって来ているぞ?パンチとはこう打つのだ。」

 

ゆったりとしたモーションから、鋭いパンチをロータスの鳩尾に突き刺さす。

当然ロータスの目には捉える事はできず、気が付けば腹に強烈な痛みと衝撃に襲われ、その衝撃の強さに体が宙を舞う。

 

たったの一撃で、しかも軽いジャブ程の打撃に意識が飛びそうになり、情けなくも受け身を取る事も叶わず、力無く地面へと衝突した。

 

「ゴホッ!!ガハッ!!ハァハァ…!」

 

-----だ、ダメだ…。勝てない…。クソぉ…こうなったらアレを…アレをやるしかない。未だ未完成の技だけど…。

 

「そうだ、立ち上がれ。あの程度の攻撃で死ぬなんて事は無いよなぁ?」

 

よろよろと立ち上がったロータスは後ろに跳躍して深く息を吸い込み、肺の中に新鮮な空気を送る。

深い一呼吸を終えたところで目を瞑り、脳内にイメージを浮かばせる。

 

『満月』のイメージを。

 

ブルーツ波も無ければ、尻尾も無い。

サイヤ人のDNAに刻み込まれている大猿変身へのトリガーを引くイメージを、より鮮明に。

 

 

「ん?」

 

 

「ハアァァァァ…!!!ググッ…、ガアァァァァ…!!!」

 

-----ま、マズい…やっぱり失敗するかも…!!い、意識が…!!

 

 

-----な、何だ!?ロータスの気が、どんどん膨れ上がっている!?

 

ロータスの異変は、高速で接近するピッコロにも伝わった。

 

 

カルゴはロータスの気の膨張に当然気が付いているが、絶対的な自信がその好奇心をくすぐり、手出しせずに傍観している。

一方ロータスは自分の理性を手放さまいと、懸命に意識を保つ。

 

しかしそれは杞憂に終わった。

 

 

「うッ!!ガアァァァァァァ!!!」

 

大猿のパワーを変身せずに落とし込む。

精神と時の部屋で18号らと密かに特訓していた秘策。

通常の大猿化よりも更に爆発的なパワーアップが期待出来るが、理性を保つ事が出来ない。

そして致命的なのがその持続時間と、変身解除後の負荷ダメージ。

まさに諸刃の剣のこの技は、最後の切り札として、18号にもここぞの時にしか使うな。と念を押されている。

 

超サイヤ人を彷彿とさせる髪の毛の逆立ちと、大猿の如く白目を剥いて唸り声を上げ、その小さな体からでも凄まじい威圧感を醸し出す。

 

「ムッ…。何だ?いい面構えじゃないか。さぁ来い。」

「グルルル…。ウギャアァァァァァ!!!」

 

咆哮とも取れる声を上げたロータスはカルゴの視界から完全に消えた。

一瞬驚いたと同時に、顔面にとてつもない痛みが襲う。

小さな拳はカルゴの鼻の骨を粉砕し、先程とは比べ物にならない速さと重みの打撃が、全身の急所を的確に捉える。

 

「ゴアッ!?な、何!?この俺が見えていないだとッ!?ウガッ!!?」

 

それでもまだロータスの攻撃の手は止まらず、確実にダメージを蓄積させて行く。

その後も凄まじい打撃の嵐を食らい続けたカルゴは、ダメ押しで側頭部に18号仕込みの稲妻の様な速さの蹴りを食らい、吹き飛ばされ軽い脳震盪を起こして立ち上がずにいる。

 

「なん…だとッ!?このパワーはなんだ!?」

 

頭を2、3度振るい、ボヤけた視界の照準を正常に戻す。

しかし元に戻ったカルゴの目にはロータスの姿は映っていない。

 

すでにロータスは、カルゴの頭上数十メートルの高さのところで両手を地上に向けて巨大な気の塊を作り終えている。

真上から放たれる異様な気配を察知し、見上げたカルゴの目には、禍々しいオーラを放ちながらスパークを発生させる紫色の巨大な気の塊が自分に向かって接近している事に気が付く。

 

「バカめ!!この星ごと消す気かッ!!!」

 

回避する余裕すらも無いカルゴは気弾を押し返さんと両手を突き出す。

凄まじい圧力と重みで、踏ん張っていた地面はズズズ、と音を立てながら削られる。

支えている腕もその圧倒的なパワーにブルブルと震え、手のひらからは焼け焦げた様な臭いが立ち込め出す。

 

「グゥゥゥ…!!このガキィ!!ガアァァァァ!!!」

 

戦闘力の出力を上げ、全身の筋肉が膨れ上がり青筋が立つ。

一歩、二歩と前に進みながら押し返し、踏み込んだ地面を抉る。

 

獣と化したロータスも、押し負けないようにと更に力を込めて歯を食いしばっているが、大量の汗をかき鼻血が垂れ出している様は、誰の目から見ても限界が近い事は明らかである。

 

「ひゅー…ひゅー…。ガハッ…!!」

 

吐き出す空気は、狭まった気道を通り笛のような音を出している。

 

 

「うおぉぉ!!!そろそろ限界が近いようだな!!!明らかに生体エネルギーが減って来ているぞ!!このまま押し切らせてもらうッ!!」

 

勝負はついた、と言わんばかりに更に戦闘力の出力を上げたカルゴは、腕だけの力でロータスに弾き返そうとバレーボールのトスの要領で両肘を畳んだ。

 

「グハハハ!!!さぁゲーム終了だ!!!自分のエネルギーに飲まれて消えろ!!!…何ィィ!!?」

 

両肘を伸ばそうとした瞬間。

 

両足の踏ん張りが効かなくなる。

と言うよりも両足の感覚が消え、下半身の力を完全に失い、巨大な気弾の圧力を腕だけでは支えきれない。

 

-----な、何だとッ!!か、微かだが聞こえていた…。本当に微かにだったが間違いなく俺の耳には聞こえていたッ!!クソったれめ!!一抹の不安要素はやはり取り除いておくべきだった!!!

 

気弾に飲み込まれる刹那、全身を焼かれながら横目に見えたのは円盤状のエネルギー。

 

-----こ、この技は…!!ち、チクショー!!!




デンデです。

お久しぶりです!
投稿者は今凄い残業ばかりらしいです!かわいそう!
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