ドラゴンボール -アフターアース-   作:モンスターどんぐり

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第六話です!

閲覧ありがとうございます!
感想、評価いただけるように読み応えのある文章を目指します!

今回から少年期?の始まりです!
あと、盆休みで更新が滞りそうです…


少年期
親心


ピッコロがロータスを神殿に連れてきて、はや5年という月日が流れた。

 

今日も地球は平和である。

 

孫悟空は地球へ着いた時、かなりの暴れん坊だったという話を聞いていた事もあり、ピッコロはそれなりの覚悟をしていたが、ロータスはとても穏やかでどちらかと言えば悟飯に近い性格であった。

しかしやはりサイヤ人の血なのか、「戦いは嫌い、怖い」という感情はないらしく悟飯のときよりも多少強引な事ができる。

 

当初2歳頃までは神殿で稽古していたが、成長スピードが異様に早く、ここではもう狭いと判断し下界に降りる決断をしたピッコロは、かつて悟飯が一人で半年間過ごした場所に拠点を移していた。

 

 

「ロータス、お前はもう5歳になる。ここはかつて俺の弟子が一人で半年間過ごした場所だと前に話したな?これからお前にもここで半年間一人で過ごしてもらう。」

 

「ピッコロさん、でも僕…一人じゃ何も出来ないよ…ご飯はどうするの?神様に会いたいよ…」

 

「心配するな。デンデはいつもお前を見守っている。それと、これはお前へのちょっとしたプレゼントだ。」

 

ボロボロになっていたロータスの衣服は、ピッコロの魔法のような力で一瞬にして紫色の胴着に変わり、「もうひとつあるぞ。」と『如意棒』を手渡した。そう、かつて孫悟空が使用していたあの如意棒を。

 

「うわぁ!やっぱり凄いねピッコロさんは!この棒もありがとう!これってあのカリン様のところから刺さってたやつだよね?」

 

「あぁそうだ。カリンには少しばかりぐちぐち言われたがな。お前の好きなように使うといい。じゃあな、半年間生き残っていたらもう一度デンデに会わせてやる。」

 

フッ。と笑いピッコロは飛び立ち一瞬にして遥か彼方へ行ってしまった。

 

 

普通の5歳児とは掛け離れた能力を持っているとは言え、されど5歳児。何をしていいかもわからず巨大な岩にもたれかかって過ごしていたところ、気が付けば丸一日経ち太陽は既に沈もうとしている。

 

「ダメだぁ、お腹空いちゃったよ。何か食べ物探さなきゃ…。」

 

腹が減っては戦は出来ぬ。活動すらも怪しくなってきたロータスは何とか重い腰を上げ、如意棒を杖代わりに歩みを進め始めた。一応サバイバル術のような事はデンデからは教わっているし、少しだけなら気も扱える為に火を起こす事くらいなら容易い。問題は食事だ。何を食べたらいいのかわからない。

しかしいつまでもそうも言っていられない。

ロータスは手当たり次第持ち上げられそうな岩をひっくり返していたところ、大きなトカゲを見つけた。

 

ロータスの存在に気が付いたトカゲは自分のセーフティゾーン(相手から逃げられるギリギリの距離)まで距離を取った。

 

 

「あっ!トカゲ君!君大きいね、それに何だか顔もピッコロさんに似てる!ふふふ。」

 

神殿にいるデンデが吹き出し、ピッコロが舌打ちをしたのを彼は知る由も無い。

 

如意棒の使い方は、前にカリン様の所に遊びに行った時に聞いた事がある。

トカゲとの距離はおよそ5メートル、完全に射程圏内に捉えている。と言っても如意棒の伸びる距離はほぼ無限に近いが。

 

鞘にしまわれた如意棒をゆっくりと取り出し両手で握り、腰を落として低い構えを取り、ヂリヂリと間合いを詰める。

いくら如意棒の射程内と言っても、遠ければ遠いほどに精密性が落ちる。

 

 

「伸びろ如意棒ぉぉ!!」

先に静寂を切り裂いたのはロータス。

餅をつく様に勢いよく如意棒を叩きつけるが、相手はさすがの野生動物。危険予知は並大抵のものじゃない。

その大きさに似つかわしくないスピードで如意棒を躱し、逆にトカゲも反撃態勢に入り、あっという間に詰められ鋭い爪をロータスの顔目掛けて振り下ろす。

 

ズバァ!!と風を切る音と、ガチン!!と金属音のような音が広い荒野に響き渡る。

如意棒で巨大な爪を防いだ後に、もう一度如意棒を伸ばし地面スレスレの所を薙ぎ払う。

予想外の動きと、真上にジャンプ出来ないトカゲはいとも簡単にひっくり返り、再び如意棒で叩きつけると今度は見事クリーンヒットしトカゲは白目を剥いて、舌をだらんと出した。

 

 

-----やりましたよ!!ピッコロさん!!凄いですね!

 

-----ふんっ!これくらいは出来て当然だ。

 

「やった!トカゲ君ごめんね!」と、軽い気持ちのロータスと、「こんなにソワソワしたのは初めてですね、ピッコロさん!」と、まるで子を見守る親のような気持ちのデンデとピッコロであった。実はトカゲの反撃を防いだ時につい手に力が入ってしまったピッコロだったが、それはもちろん黙っていた。

 

 

デンデから教わった生き物の捌き方をしようと試みるロータスは、とりあえずは絞めた。が、その後の手順は全部忘れた。

 

「ま、いっか!とりあえず焼けばok、ok!」

 

適当な枯れ木を集めて来て、小さな気弾を放って火を起こし、ロータス特製バーベキューコンロを手際よく完成させた。

 

口から木の棒を突き刺したトカゲを橋のように置き、焼け上がるのを三角座りで待っていたロータスだったが、次第に眠くなってしまいついにはそのまま眠ってしまった。

 

-----ピッコロさん!!焦げちゃいますよ!!何してるんですか!早く行ってあげて下さい!!!

 

-----なっ!?それじゃあ試練の意味がないだろうが!失敗を繰り返して-----早くしてください!!知ってますよ?悟飯さんにはリンゴをあげたのを!!とにかく早く行ってあげて下さい!!

 

溜め息混じりに振り返りピッコロは飛び立ったが、とてつもないスピードだった為「なんだかんだピッコロさんも心配なんだな。」と嬉しそうなデンデであった。




界王じゃ!

特に言う事は無いんだけど、著者は感想くれたら嬉しいみたいじゃ!

じゃあ次回も読んでくれよ!
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