炭治郎と緑谷がゴンと三つ子でハンター試験   作:書けって言われたんだ

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5.走って、走って。

 「では、これよりハンター試験を開始いたします」

 

 長身の男、恐らく試験管だろう、試験の開始を宣言する。

 

 「こちらへどうぞ」 

 

 言って、男は受験者を誘導する。

 

 「さて、一応確認いたしますが、ハンター試験は大変厳しいものもあり、運が悪かったり、実力が乏しかったりするとケガしたり、死んだりします。先程のように受験生同士の争いで再起不能になる場合も多々ございます。それでも構わない――――という方のみついて来てください。」

 

 408名全員が、試験管に続いて並んだ。

 

 「承知しました。第一次試験408名 全員参加ですね。」

 

 その見事な並びっぷりにレオリオは困惑する。

 

 「当たり前の話だが、誰一人帰らねーな。ちょっとだけ期待したんだが。」

 

 そうしてる間にどんどん前の歩くスピードが速くなる。

 

 「……おかしいな」

 「やはり、進むペースが段々早くなっている!」

 

 驚いて歩くスピードを早めだした。

 

 「前の方が走り出したんだよ」

 「申し遅れましたが、私 一次試験担当のサトツと申します。これより皆様を二次試験会場へ案内いたします。」

 「二次…?ってことは一次は?」

 

 参加者の一人がサトツに聞く。

 

 「もう始まっているのでございます」

 「二次試験会場まで 私について来ること。これが一次試験でございます。場所や到着時刻はお答えできません。ただ私についてきていただきます」

 

 走り出したことで皆動きが変わる。

 

 「なるほどな……」

 「変なテストだね」

 「さしずめ持久力試験ってことか」

 「オレ、先に行ってるから。これが一次試験ってことね」

 

 キルアがスケボーを持って、スケボーを使って走り出して。

 

 「スケボーかよ。用意周到だなおい」

 「兄貴達、なんも持ってきてねーの」

 「そりゃそうだ。邪魔になるからな」

 

 そんな話をしながら、カツキと禰豆子はキルアを追いかけて。これが意外とはやい。

 

 「はっや。なんちゅースピードだよ。それにおいガキ、汚ねーぞ そりゃ反則じゃねーかオイ!!」

 「何で?」

 「何でって、おま……こりゃ持久力のテストなんだぞ」

 「違うよ、試験管はついて来いって言っただけだもんね」

 「ゴン!!てめ、どっちの味方だ!?」

 「どなるな、体力を消耗するぞ。何よりまずうるさい。テストは原則として持ち込み自由なのだよ!」

 「~~~~!」

 

 レオリオがそれぞれにキレながら、ゴン達は無視してキルア達を追いかけた。

 

 「ねぇ、そういや。君達は何歳なの。三つ子だから年一緒だよね。オレもネズコねーちゃんと双子なんだ」

 

 キルア、我慢できずに気になって話す。キルアも多少は前世絡みの関係性は勝己を通して理解している。もしゴン達と年が一緒なら、ネズコと同い年なんて知ったらゴンよりもタンジロウがびっくりするだろうかと思ったが、兄のカツキがそもそもみんなより年上だ。聞いても大丈夫だろうと、カミングアウトした。

 

 「双子なの?!似てないね!?まぁオレ達もそっか。12だよ」

 「…………ふーん(やっぱ同い年か、これ、タンジロウっていう人、聞いたらきっとショック受けるよね。でもなんか同い年が走ってるのにオレだけ走ってないのはなんかなー。ねーちゃんすら走ってるしな。)やっぱオレも走ろっと」

 

 走り出したらポツンとキルアにゲンコツが飛んできた。

 勝己だ。

 

 「おいコラ。優しいのは構わねえが年言ったれよ。俺は15、二人共12だ」

 「あ、バカ兄。それ言ったらもっとびっくりするんじゃ」

 

 炭治郎よりも出久の方がびっくりする結果になった。

 

 「うそぉかっちゃん僕より年上!?」

 「背小さいから年下だろうな思ってたら。なんかフェアじゃねぇからな」

 「禰豆子と同い年か……なんか変な感じだけど、うれしいかも」

 「私もお兄ちゃんと年が一緒なの違和感だけど、うれしいよ!」

 

 禰豆子と炭治郎の関係は相変わらず良さそうだった。

 

 「ショック受けたの緑髪の方だった…」

 「イズクだよ!よろしくね!」

 「兄貴が良くデクって言ってたから、オレもイズクのことデクって呼ぶね。なんか違和感すごくてさ」

 「おいコラ、意味分かってて言ってんのか」

 

 怒ったのは勝己だ。

 

 「だってさー。お兄さんがヒーローになった時の名前、デクってするつもりなんでしょ。さっきカツキ兄ちゃんが言ってたよ」

 「ゲ」

 「話してくれてたんだねかっちゃん」

 「うるせえ」

 「(ツンデレかよ)」

 

 実話勝己はいい奴なのではとレオリオは困惑しながら走る。

 

 「そういや、オッサンはどうなの?さすがに兄貴より年上でしょ?」

 「オッサン…!そりゃそうだがこれでもお前らと同じ10代なんだぞオレはよ!」

 「ウソォ!?」

 「あ――――!!ゴンまで……ひっで――もォ絶好な!!」

 「(離れよう)」

 

 あまりにも大きな声で叫ぶのでクラピカは腹が立ってゴン達より離れて動いた。

 

 そして、3時間後。

 

 「(およそ三時間、40kmくらいは走っただろうか。後ろではきっと何人か脱落してるんだろうか……いったいいつまで走ればいいんだ!?)」

 

 クラピカは困惑しながら走り続けた。

 

 5時間後。

 

 「(信じられね―!!もう4、5時間は走ってるはずだぜ。なんで誰ひとり脱落しねーーんだ)」

 「(念能力を使ったらフェアじゃないなと思ってみんな念能力は使ってない様子だけど、さすがに念能力者じゃない人たちから脱落していくのかな。レオリオさんとかやばそうだし、最悪おぶってく…?)大丈夫ですか、レオリオさん。」

 「…………」

 

 出久が声を掛けるが返事が帰ってこない。それぐらいレオリオは必死だった。

 

 「(なめてたぜハンター試験を。いや……本試験に集まった受験生たちをだ……!ハンター予備軍のこいつらでさえとんでもねー化け物の集まりなんだ。なめてたぜ。一万人に一人。ここにたどりつく倍率さ。三年に一人、新人が合格する確率ださそうだ。マジで…選ばれた者だけしかなれない職業か…オレみたいな凡人にゃ夢のまた夢ってか)」

 

 等々歩き出して。

 

「レオリオ!」

 

 思わずゴンが叫ぶ。

 

「ほっとけよ。遊びじゃないんだぜ、ゴン。」

 

 つめたくキルアが突き放す。

 

 「……ざけんなよ。絶対ハンターになったるんじゃ―――くそったらぁ~~~!」

 

 気合いで走り出して。荷物なんてクソくらえの勢いで走り出す。

 

 「よっと」

 

 ゴンがすかさず釣り竿でカバンを釣る。

 

 「(これやらないと兄さん黒鞭を使う勢いだったしな)」

 「ありがとう、ゴン」

 「うん。大丈夫。」

 「おー、かっこいい。後でオレにもやらせてよ」

 「スケボー貸してくれたらね」

 

 60km地点通過 脱落者いまだ0名。

 80km通過時点でようやく一人。脱落し。

 ようやく長い階段コースが始まった。

 

 「さて、ちょっとペースを上げますよ」

 

 サトツが先程よりも速度を上げて、階段を登っていく。

 

 「ここでかなりリタイヤしそうだな」

 

 受験者の一人が呟いた。

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