炭治郎と緑谷がゴンと三つ子でハンター試験   作:書けって言われたんだ

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8. 第二次試験

 

第二次試験会場、到着。

 

「出久兄さんとカツキさんなんとか間に合ったんだね」

「おう」

「まぁね。ゴン、大丈夫だったかい」

 

 勝己と出久がそれぞれゴンに返事して。

 ゴンもみんな無事だったので満足そうだ。

 

「うん!みんな助けてくれたし大丈夫!」

 

会場であろう建物の中からすごい音が聞こえてくるが扉は一向に開く気配がない。試験は12時からの看板があるのが救いか。

 

「それにしてもすごい音だね」

「全然出てくる気配無いし、待つしかないみたい」

 

 そして正午になって。扉が開いた。

 

「どお?おなかはだいぶすいてきた?」

「聞いてのとおり もーペコペコだよ。」

「そんなわけで二次試験は料理よ!!美食ハンターのあたし達二人を満足させる食事を用意してちょうだい」

「料理!?」

 

 二次試験は巨大な大男ブハラとメンチという女性ハンターだ。

 メンチが課題が料理だと言うと、ゴン達は逆にほっとした。

 ずっと戦闘続きで疲れていたのもあるが、料理ならそこまで過激なことにはならないだろうと思ったのである。

 

「まずはオレの指定する料理を作ってもらい」

「そこで合格した者だけがあたしの指定する料理を作れるってわけよ」

「つまりあたし達二人が“おいしい”と言えば、晴れて二次試験合格!!試験はあたし達が満足になった時点で終了よ」

 

 その内容に、一気に受験者の数が減るなと思ったゴン達であるが、試験に挑むだけだと前向きであった。

 

「オレのメニューは豚の丸焼き!!オレの大好物」

「森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!」

 

 豚の丸焼き、と聞いてやったーと安心するゴン達。

 

「まった。ここってビスカの森だよね」

 

 炭治郎が、豚を探そうとするゴン達を止める。

 

「うん。そうってサトツさんが言ってたよ。あっ。炭治郎兄さんがまったって言うことは」

「ビスカの森に生息する豚は一匹だけなんだ。しかもかなり凶暴な豚で人間も食べるって聞いたことがあるよ」

「え」

「弱点は頭だよ。強い衝撃を与えることができるなら特別な技を使わなくても倒せると思うから」

 

 ほら。と、炭治郎がさっそく豚―――グレイトスタンプを見つけて来て手本を見せる。

 峰打ちだけでも十分な威力を見せ、豚はあっという間に絶命した。

 

「すげえ!サンキューなタンジロウ!」

「本当にタンジロウは人喰いの化け物に関して博識なんだな」

 レオリオとクラピカがそれぞれ炭治郎に礼を言って。

「もう覚えることがたくさんでさ。でも覚えといて損しないなって沢山勉強したんだ」

「間違いないな」

 

 それを見ていた他の受験者達も炭治郎に続いて、次々に豚の丸焼きを作っていく。

 

 ブハラ、驚きながらも食べていく。

 それを見たメンチも素直に感想を述べる。

 

 「あらま、大漁だこと。豚のことを知ってる受験者が居たのね。(え、何。受験者の中に鬼殺隊の人間が居るの。じゃあこのエリアはそもそも得意かもしれないわね。それに、食べてみたいわ。鬼殺隊と言えば、やっぱあの料理が得意よね)」

 

 鬼殺隊と言えばと良くない方に期待をふくらませるメンチ。

 ヒソカから殺気をあてられて機嫌が悪いと言うのもあるが、なら美味しい料理を食べて機嫌を直そうとメンチなりに思うところがあったのである。

 

「(受験者同士で念能力者同士の戦闘があったってさっき報告があがったけど、今年は本当に豊作ね。裏ハンター試験に既に合格してるって、なにそれって感じだけど)」

 

 そうして、ブハラがお腹いっぱいになったところでブハラの試験は終了した。

 豚の丸焼き70頭。皆、その食べっぷりにドン引きしていた。

 今回は完全に早い者勝ちだった。

 

 「他にも豚とってきた奴いたけど、さすがにアレ以上は食べれねえか」

 勝己が素直に感想を述べて。出久がそりゃそうだよと話す。

 「最初に答え言っちゃったもんね。あとはスピード勝負になるよそりゃ」

 「まぁ、合格できたらなんでもいいわ」

 「無茶苦茶な試験内容じゃなかったらいいね、次は」

 

 出久がそう話していると、メンチが次の試験内容を話した。

 

「あたしは、ブハラと違ってカラ党よ!!審査もキビシクいくわよー」

「二次試験後半あたしのメニューはスシよ!!」

 

「(これ絶対アレじゃん。炭治郎兄さんの料理が食べたいからスシって言った奴じゃん)」

 

 出久が話すとゴンが確かにと納得する。

 

「(なんかそんな気がするね。ヒソカからの殺気すごいし、うわ。機嫌悪そう)」

「(ええ、寿司かぁ。メンチさん、どんなのが好きなんだろう)」

 

 炭治郎が「え、そうなの?」と言った反応を見せる。

 気付いてないのと言いつつ出久がメンチに対して呆れた評価をする。

 

 「(というか、寿司って僕らにかなり有利だけど他の受験者はきっとわかんないよね)」

「(ハンゾーって奴は分かってそうだけどな。明らかに忍者だしあいつ。つーか生で食える魚居るのかよこのエリア)」

 

 勝己が炭治郎に聞くと、炭治郎もさすがにわからないと困ったふうに話した。

 

「(それがわかんないんだよ。魚は基本的に焼いて食べた方が安全だし。釣りに関しては俺よりもやっぱゴンの方が得意だと思うよ)」

「(危険かどうかは僕の危機感知で見極めるしかないね)」

「(よーし、じゃあ釣りに行くか)」

「おいおい、何ヒソヒソ話してんだよ。ヒントをくれよ」

 

 でかけようとするゴン達を他所に、レオリオがヒントをくれと言うので勝己がしゃーないなと話す。

 

「魚釣りに行くぞ。寿司と言えば魚釣ってさばくんだよ」

「魚ァ!?」

「声がでけえ!」

 

 レオリオが叫んだことで、他の受験生も魚がヒントだと分かり釣りに行く。

 

 「さばく、さばくとは……」

 

 初めての単語に困惑するクラピカ。

 キルアが勝己に聞く。

 

「やっぱり兄貴知ってんの。食ったことあるの?」

「おう。さっき見たら醤油もあったし。生物いけるならうまいと思うぞ(そういや、こっちに来てからしばらく刺し身とか食ってねえな。余った奴でなんか作るか)」

「へえ。兄貴作ってよ食べたい」

「魚釣ってきたら捌いてやるよ」

「マジ!?約束だからな」

 

 しゃーねーな等いいながらそんな約束をする勝己とキルアだった。

 

「(ボクも食べたいんだけど)」

「(兄貴もかよ!!わかったからその圧やめろ。まずくても文句言うなよ)」

 

 影でこそこそイルミともやり取りしていた。

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