嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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君に会えてよかった

 

大量のキラーサボテン

 

プロヒーロー達は一進一退の攻防を繰り広げるその中で

 

「ピクシーボブ!力を貸してください!!」

 

飯田天哉は声を上げた

 

「え!私!?」

 

ピクシーボブが土流で捕まえていた女王サボテンは分裂してキラーサボテンに戻っている

 

「考えがあります!褒められた行動ではありませんが!!」

 

「っ!わかった!信じるよ!」

 

「野原くん!」

 

「ホイ!?」

 

「頼みがある!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「チクショォォォォ!いい加減にしろよぉぉぉ!!」

 

峰田はモギモギを投げまくる

 

しかし頭の出血もかなりのものになっていた 合宿でもここまで個性を使ったことはないほど峰田はモギモギを投げまくってなんとか時間稼ぎをしていた

 

それは他のメンバーも同じだった

 

「モギモギでサボテン同士がくっついても向かってきやがる!」

 

「足狙え足!!」

 

「もう余裕もない!!」

 

「テープ出すたびに痛みが!」

 

「拘束組が要だぞ!頑張れ!」

 

「壁となれ壁となれ!」

 

「障子!食われかけてる!」

 

「大丈夫だ!俺はでかい!飲み込まれない!」

 

全員が円状になり大量のキラーサボテンを囲む

 

だが囲むだけで精一杯で数を減らせずキラーサボテンは容赦なく食おうとしてくる

 

その状況で

 

「峰田くん!」

 

「え!?野原!!?」

 

しんのすけは峰田を抱えた

 

「飯田くんからの作戦!口をふさぐ作戦だよ!」

 

「は!?」

 

飯田から伝えられたのは数を減らせないなら攻撃手段を削る作戦

 

峰田のモギモギをキラーサボテンの口の中に放り込んで捕食出来なくする作戦だった

 

峰田の機動力では前線を駆け回り続けるのは無理だからこそのしんのすけ 峰田を抱え口の中にモギモギを入れることに集中してもらうための手だった

 

「て!結局俺の個性だよりかよ!!?俺もうだいぶ」

 

「食べるなら峰田君を食べろーーー!!!」

 

「野原ーーーー!!!!!いっていいことと悪いことがあるだろーーー!!!!!てか飯田は!!!?」

 

「ピクシーボブ運ぶからちょっと離れるって」

 

峰田を突き出すようにしんのすけはキラーサボテンに突っ込んでいく

涙を流し汗を流し血も流しその先にあるのは

 

 

【MVP】の称号、、、かもしれない

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

そこからしばらくは膠着状態が続いた

 

しかし峰田のモギモギが口を塞ぎヒーローの捕食は無い

 

それでもキラーサボテンは減らない

 

体力の限界も近い

 

 

 

誰もが目が霞むほど抗っていた時に

 

その時はきた

 

 

グルルルルルルルルル!!!!!!

 

「「「「「「「!!?」」」」」」」

 

 

それは、その鳴き声は

 

「魔獣!ピクシーボブの!?」

 

土流により作られた土の魔獣

 

女王サボテンではあまり役に立たず拘束に使っていた土流が全て魔獣になっていた

 

その魔獣がキラーサボテンに突っ込む

 

「ん?」

 

しんのすけは気付いた

 

その異臭に

 

「皆さん!離れてください!」

 

飯田がピクシーボブを抱えて戻ってきた

 

「上鳴君!!こっちに!!」

 

「俺!?」

 

「ぼくにしがみついてくれ!」

 

そして他のヒーローもその異臭に気づき始める

 

「この匂い!」

 

「そういう事か!」

 

「一体どこから!!?」

 

「わかったぞ」

 

「シャチョー!?」

 

ギャングオルカが気づく彼等の狙いを

 

 

 

 

 

「全員撤退!【燃えるぞ!!!】」

 

 

「「「「!!?」」」」

 

ギャングオルカの声に全員が距離を取る

 

そして

 

「頼む!上鳴くん!燃える前に俺が必ず君を抱えて逃げる!」

 

「信頼してっから大丈夫だぜ委員長!!」

 

上鳴が個性を使う

 

異臭のする魔獣は眼の前にいた

 

その全てが

 

 

 

 

 

ボオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

キラーサボテンを巻き込んで燃え始めた

 

「何で!?土だろ!」

 

魔獣は土、本来燃えるはずなど無い 

 

だが

 

 

 

「ガソリンだ」

 

 

 

ギャングオルカが説明する 

 

魔獣にはガソリンが染み込まれていたと

 

 

「だけどこの炎の量やばくない!?」

 

耳郎が気付いたこれでは二次被害がでてしまうと

 

「ソレも心配ない、何故なら」

 

 

 

「「「「「消火ーーーーー!!!!!」」」」」

 

 

 

 

「水の個性が大量に揃っている」

 

ーーーーーーーーーーー

 

「まさか!!?」

 

遠くで見ていたグラトンは気付いた

 

「バスのガソリンを使ったのか!!?」

 

ヒーロー達が移動に使っていたバス そのガソリンを染み込ませたのだと

 

「土は燃えないが液状のものは染み込む!クソ!」

 

水の個性で二次被害対策も万全それが余計にグラトンを苛立たせる

 

「撤退だ!すぐに黒霧を呼んで!」

 

その時

 

ゴオオオオオオオオオオオオ!!!

 

「!!?」

 

後ろから轟音が響いた

 

全速力のレシプロバースト

 

それはかつて飯田が轟を荼毘の元まで送り届けた姿と酷似していた

 

「何故ここが!!?」

 

『イレギュラー』野原しんのすけの視力がグラトンを捉えていた

 

 

 

 

「野原くん!!!」

 

飯田は背中に乗せたしんのすけに呼びかける

 

「ホイ!」

 

「俺はこれからも君が非常識な事をすれば注意し続けるだろう!しかし!君の奇怪な行動は時に場を明るくし時に人を救う一助となる!そして真剣な君の顔はヒーローそのものの顔と思う!だから!俺も良い影響を受けることが出来た!公共のバスのガソリンを使うなど今までの俺では考えつかなかった!ご迷惑がかかる行為だろうが確かにあの場のヒーロー達は救われた!だから!発想の元となった君に!伝えよう!」

 

そしてグラトンの背中を捉え

 

しんのすけは飛び降りた

 

【ストーン】を竹刀に変え狙うのは頭部ど真ん中の大上段

 

 

 

 

 

「君に会えてよかった!!!」

 

 

 

 

 

脳天ダイレクトの面が炸裂した

 

 

 

 

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