夏真っ盛りのビーチ 屋台が並び多くの人が集まりそのイベントを楽しみにしていた
海難関連の発明製作会
そしてエントリーしているものの中で異彩を放つのは
「ついに来ました本番当日!」
「イエェェェーイ」
発目明と隣りにいる少年だった
「できるだけでかい企業にスカウト!これで私の発明はまた一歩進みます!!」
「頑張ってねぇ〜」(モグモグ)
隣の少年は軽い感じでエールを贈りフランクフルトを食べていた
そして
「長かった、、、本当に長く感じたわ、、、」
何故か『ヒーロー』がその少年の更に隣りにいた
「あれって、、、リューキュウ事務所の?」
ネットニュースを見たことある者が正体に感づく
「確か警備してるの『セルキー』じゃなかった?」
そしてイベント警備のヒーローがセルキーだとパンフレットに紹介されていた
梅雨入りヒーロー・フロッピー
ことは数日前から始まった
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「野原くん!!」(バンッ)
発目明がA組寮に乗り込んできた
突然来た発目に全員が驚くなか周りを一切気にすることなくしんのすけの前に立ち
「製作会5日前からの滞在になるので明日行きます!野原くんも明日来てください!!」
発目から近くに滞在することは聞いていたが具体的な日数を聞かされておらず急遽明日行くことになったしんのすけは
「ギリギリになって決めるのは良くないぞ発目ちゃん」
といったが
((((どの口が?))))
と その場の全員が思った
「その事で少し話がある」
すると発目の後ろからパワーローダー先生がやって来た
「確認しなかった俺にも責任はあるが流石に予想外だった、、、いや、二人を見てたら気づけたかもな」
「? 何の話ですか?」
リビングに居た麗日が聞いてみると
「ホテルの部屋を野原と相部屋で使う気だった」
その瞬間空気が凍った
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「つまり発目は製作会の為にビーチ近くのホテルを取ってて5日間そこに泊まると」
「そうだ」
「調整の為に野原を呼んでいたと」
「そうだ」
「発目は野原用の部屋を取る為の費用を発明に回すために相部屋する気だったと」
「そうだ」
「そして今更新しい部屋を取ることは出来ないと」
「近くに確認したがどこもイベント関係者で満杯らしい」
「問題しか無いですね」
「全く持ってそのとおりだ」
相澤は何で俺がこいつの保護者的な感じになってんだと思いながら話を聞いていた
「離せ飯田!!今度こそ息の根を止めねぇと!!!」
「落ち着きたまえ!峰田くん!」
峰田はいつも通りだったが
「、、、、、、フゥー」(ミシミシ!!)
「梅雨ちゃん!気をしっかり!!」
蛙吹は額に手を当てて何やらミシミシと音がしていた
もういい加減にしてくれという空気が蔓延していた
「とにかく何とか泊まる場所をどうにかしねぇと、、、幸いコイツなら地面でもいいし」
「相澤先生辛辣〜」
すると
「だったらいい方法があるのさ」
「!? 校長先生!?」
そこには校長の根津がいつの間にか座っていた
「野原くんは雄英で保護している身だからねだから誰かしらの監視役が必要さ」
「しかし誰が」
「実は製作会のビーチの警備をセルキーが」
「つまりセルキー事務所に縁がある私が手伝いにいって次いでにしんちゃんを監視するんですねわかりましたすぐに準備します」
「早!!」
「理解早!!!」
そうしてセルキーの手伝いをする名目で蛙吹がしんのすけの監視役になった
しんのすけは昼は発目の調整に付き合い夜はセルキー事務所が借りている船で寝ることになった
しかし蛙吹は見逃していたそして麗日は気づいていた
(アレ?これしんちゃんと二人きりになる機会多いんじゃ)
麗日は黙っとくことを選んだ
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そして5日前・船上の上
「久しぶりだな!フロッピー!頼りにしてるぞ!」
「また一緒だねっ、、、フロッピー?」
蛙吹はセルキーの船に乗っていた急遽の事だったがフロッピーなら歓迎と快く迎えてくれた
本人の内心は快くなかったが
(今はホテルで二人、、、いやいや発明の調整をしてるだけだから)
蛙吹は必死に考えないようにした シリウスには少し違和感がバレたが特に支障はなく流石優等生だった
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そして夜
「しばらくここでぐっすりになります野原しんのすけです 所でお姉さんはみそ汁にあさり派ですかしじみ派ですか♡」
しんのすけが寝るために船に乗り込んですぐにシリウスをナンパした
メリメリメリメリメリメリ!!!!!!
「いたたたたたたたたたたほあた!!!!!」
「ちょっ!フロッピー!!?」
しんのすけは舌でぐるぐる巻きにされ
「シリウスさんも仕事中よしんちゃんの部屋はこっちだから」
抱えられ船内に連れられていった
「あれが例の監視対象か、、、軽そうだが危険な人間には見えないな」
セルキーがお仕事モードで分析する中
(フロッピーから凄い音が、、、もしかしてそういう事?)
シリウスは違和感を確信に変えた
そこは小さな物置を整理したカプセルホテル並のスペースにクッションとタオルケットを敷いただけの簡易的な部屋だった
「狭いと思うけどしんちゃんなら大丈夫よねソレじゃ私はまだ手伝いがあるから」
蛙吹は早々と立ち去ろうとすると
「いってらっしゃーい」
しんのすけは片手を上げ後ろから声をかけた
「はぁ、、、少しのことがこんなに嬉しい」
「えっと」
「!!?」
「あっ!ごめん!その、、、ほら私、耳の個性だから」
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そしてその日々は始まった
しんのすけは寝坊助で遅く起きるので大抵起こすことになった
そしてしんのすけは船から降りると
「いってきます」
船の人達にに敬礼のポーズをして船を降りた
「いってらっしゃい」
蛙吹も同じ敬礼ポーズで返していた
それが毎朝続くことになった
しんのすけは割と挨拶をしっかりする男だった
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「う〜ん右手が重いですな〜」
「補助装置の3番ですね!」
ホテルで発明の試着をしているしんのすけは今
発明品・『カエルジャンプスーツ』を着ていた
水難しようの全身装備で身体中の腱を強化し素早い動きを再現するものだった
緑谷と蛙吹のコスチュームを足したような見た目だった
ちなみに蛙吹がこれを聞いた時
『、、、発目さんがこれを?カエルを?しんちゃんと二人で?、、、よりにもよって何でカエル?私は?、、、いやいや何考えてるのよ訳が分からないわ何よカエルなら私はってどういう情緒よ』
新しい情緒だった
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時刻は夜
「梅雨ちゃんお帰り〜」
「ソレをいうならただいまでしょ?」
「そうともいう〜、、ふぁ〜」
しんのすけが再び船に乗り部屋へ向かう
「調整大変そう?」
「いきなりネジがポーンってなって天井に頭ぶつけた」
「緑谷ちゃんが似たようなことになってたみたいよ」
少し話した後しんのすけはすぐに眠りについた
「梅雨ちゃんお休み〜」
「お休みしんちゃん」
「会話が少しだけなら二人っきりも平気ね」
「おいもしかしてフロッピーって」
「しっー!聞こえますよ!」
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そこは水中の中だった
バババババババババババババババ!!!!!!
そこにはすごい速さで泳ぐしんのすけが居た
カエルジャンプスーツの性能 全身のターボで水中移動を補佐する そして酸素ボンベもついていたが
泳ぐスピードのせいで外れてしまった
「ブハ!死ぬかと思った!!」
「なるほどホースの強度の問題ですね!!」
「もうちょいオラに関心もって」
装着者がしんのすけじゃなかったら割と危なかった
発目の成長は目覚ましいが悪いところがあるとすれば被験者の野原しんのすけの頑丈をベースに考えがちな事だった
ギリのギリのギリギリまで試そうとした時は流石にマジレスした
「あれってしんちゃん?、、、今日は海で試してるのね」
「シリウスお前」
「わかってます、一緒に遊びたかったけど今回は遠慮します」
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夜
「お帰り〜」
「ただいまでしょ」
しんのすけはすぐに部屋に向かったがその後
「少しいいか?」
「お?」
セルキーが話しかけてきた
そして蛙吹の方にはシリウスが向かっていた
「明日は休み?」
「そう、船長が本番に向けて英気を養っておけって」
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(今日どうしようかしら、、)
蛙吹が朝起きると
「おはようございます」
「おはよ、、え?」
そこにはしんのすけが居た いつも寝ているしんのすけが自分より早く起きているソレに驚いた
「準備完了です!」
そして船の外には体育祭で使ったあの自転車型のサポートアイテムが合った
「お休みって聞いて発目ちゃんから借りたの今日は遊ぼう!」
「え!?でもしんちゃん発目さんの調整は」
「ほとんど終わっちゃったから『せいみつなぶぶん?』をいじるから話しかけないで欲しいみたい」
しんのすけは船を降りて自転車に乗ると
「ヘイカモン!」
「ちょっ!」
蛙吹に後ろに乗るように行った
「アザラシさんから聞いたらお土産売ってるところいっぱいあるんだって!海行ったら行こう!」
「そうだ行って来い!」
「!? 船長!!?」
蛙吹はセルキーの方を振り向いた 後ろにシリウスもいた
「せっかくだから楽しんできなよ」
「、、、、そう、、ですね」
蛙吹は着替えて後ろに座り しんのすけは走り出した
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その後は海で遊んだり食べたりしながら時を過ごした
いつの間にか二人きりで緊張することもなくなっていた
そして再び自転車に乗ってお土産の所に向かった
「誰かに買うの?」
蛙吹が後ろから質問すると
「梅雨ちゃんもお土産買いたいんでしょ?家族に」
「!」
「わかるよ お兄ちゃんお姉ちゃんコンビだから ソレにこの自転車ならたくさんお土産を運べます!」
しんのすけはドヤ顔した 蛙吹は後ろに乗っているので見えなかったが
「、、、そうなの」
後ろから手を回し力を入れ
「ありがとうしんちゃん」
何かを隠すように背に顔を埋めた
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夜
「お帰り〜」
「ただいまでしょ」
お土産を買い船に戻ってきた二人は荷物を預かってもらい
「んじゃお休み」
「えぇお休み」
いつもどおりの挨拶をしてしんのすけは眠りについた
「いつもの挨拶も今日まで、、、少し寂しいけど、、、今日のことしんちゃんは覚えててくれるかしら、、、」
私のことどう思ってるのかしら
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そして製作会当日
「本当にここで良かったの?」
しんのすけは船の甲板に居た
蛙吹はてっきり会場の近くで見るものと思っていた ロボット系はしんのすけの好きなジャンルなのでわざわざ遠くで見るとは思わなかった
「うん、ここでいい」
しんのすけはただソレだけを伝えた
「、、、、、そう」
蛙吹も警備に戻ろうとした時
「発目ちゃんのカエルジャンプスーツ オラがアイデアだしたんだぞ」
「え?」
突然話しかけられた そして
「一番頼りになるの梅雨ちゃんだから」
そういった
蛙吹は目を見開き硬直した
顔を赤くして
ソレは忘れられないひと夏の体験になった
(((((出られない)))))
船員たちは甲板に出ることが出来なくなった