そこは彼女が借りてる部屋の一室だった
コーヒーを出されオールマイトはしばらく部屋の主であるメリッサ・シールドの話を聞いていた
「あの戦いは本国でも大きな影響を与えたわ、でもおじさまが死んでしまうんじゃと本気で思ってしまった、、、ソレだけすごい戦いだった」
それはオール・フォー・ワンとの戦い遠い場所で映像を見ていたメリッサはどうなるのかと思いモニターにかじりついていた事を話した
「確かに、、、ギリギリの連続だった、、、でも君もその一端を、、勝利の一端を担ったんだよ」
メリッサが開発した『アーマード』あれがなければあの結末は無かったとオールマイトは説明する
オールマイトが私財全てを投げ擲って作られた『アーマード』はそれだけの働きをしたのだ
「おじさまから費用をあんなに送ってもらった以上、私の今持ってる全ての技術を詰め込んだつもりよ、、、でもオール・フォー・ワンは強かった、、、もっと役に立てるとおもったけど、、、まだまだみたいね」
メリッサはアーマードがすぐに壊れてしまったことに自責の念を抱いていた 自分の未熟を恥じていたのだ
「だから次はもっとすごいものを作ってくれ」
「!」
「今日はその話をしにここに来た」
オールマイトがここに来た理由それは未来のとあるヒーローのため
「緑谷少年のアーマードを頼みたい!そして、、、」
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話は少し遡る
雄英高校職員室
「少しいいかなオールマイト」
「パワーローダー先生?」
あまり接点がないパワーローダーからの呼びかけに首を傾げるオールマイトだったが、それは自分にとっても大事な事だった
「野原しんのすけが発目にデータを取らせまくってることは知ってるだろ?」
「あぁ知ってるよ、彼はその身体能力でサポート科の役に立っている」
「役に立つなんてものじゃないんだよ」
「?」
オールマイトはどういう意味なのかわからなかった
そしてパワーローダーは説明する
「アイツのデータはあんたとオール・フォー・ワンの戦闘データに匹敵するかもしれない」
「!?」
「ほぼ無個性の身体データなんてたかが知れてたが奴は別だ、、あんたのアーマードのことにも影響を与える可能性がある」
「何!?」
「オール・フォー・ワンとの戦闘データと野原しんのすけの身体データが合わされば、、例えば数年後完成する物が大幅に短縮され短期間で実用できるかもしれない」
「つまり、、、緑谷少年のアーマードも!」
「あぁそういうことだ」
前々から野原しんのすけがアーマードを使ったら自分よりも使いこなせるのではと思っていたオールマイトはそれが間違いではないと確信した
「まるで『飛び火』だな」
そして唐突にパワーローダーがつぶやいた
「飛び火?」
「あぁ飛び火、、強い炎が火の粉を撒き散らし他のものに燃え移る、、、野原しんのすけがまさにそれだ」
「、、、、緑谷少年の運命に火をつけた」
緑谷出久は直に残り火も失い無個性になる そしてヒーローの世界からゆっくりと遠ざかるはずだった
しかし、野原しんのすけが放つ火の粉が緑谷の残り火を別の炎に変え燃え上がらせる
そしてその炎は緑谷だけではない
元の世界とは違う『イレギュラーの力』が続々と皆に宿っている
まさしく『ひとりはみんなのために』だった
「やはり彼にもアーマードを着てもらうべきだ!それは彼の為だけではなくみんなの力にもなる!」
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「緑谷くんの他にもう一つのアーマード」
「そうだ、彼なら我々より凄いことができるかもしれない!」
そしてオールマイトがタブレットで野原しんのすけの身体データをメリッサに見せる
そのデータは見る人によっては数年の働きに見合う価値があった
「行ける!コレほどのデータがあれば!」
メリッサは目を輝かせるそして確信する 次の発明は革新的な物になると
「個性が進化するように技術も進化するだけど彼のおかげでそれが加速する」
もしかしたら野原少年は緑谷少年の背中を押すために我々の前に現れたのかもしれない
もしかしたらこの世界の人々の歩みを進ませるためにこの世界に降り立ったのかもしれない
そう思ってしまうほどの『イレギュラー』だった
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そしてそんな彼は
回らない寿司を食べていた
「えっと〜マグロ・うに・アワビ・いくら〜後ハンバーグのヤツあったら頂戴〜」
「そのラインナップで最後にハンバーグって」
回らない寿司のカウンターでしんのすけの横に座るのは『人の姿に戻っている』ホークスだった
「急な呼び出しで悪いね〜」
「いえいえお構いなく〜、、あっ伊勢海老頼むの忘れてた」
「手加減なしでお構いしないね〜」
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「さて、色々言いたいことはあるけど、、、その荷物なに?」
ホークスはしんのすけが持ってきた荷物
まるで雄英生がヒーローコスチュームを持ち歩く時に持つケースにそっくりな荷物に興味をそそられた
「あぁこれ?発目ちゃんが外に出る前にデータとってて下さいって渡されちゃって」
「ハハッモテモテだね〜、、、所でコイツに見覚えない?」(ピラッ)
「ン?」
それは一部のものしか知らない写真だった
「とある場所で偶然撮影されたものなんだけど、、、どうもコイツ大物っぽくてね」
その写真に写っていたのは
「、、、、名前忘れたけど変なので襲ってきたやつ」
「変なの?」
「なんかこう、、、、操縦ロボットみたいなのに乗ってた」
それは朧気な記憶だったが個性的な見た目のため覚えていた
目玉が印象的なボディそして丸鋸と槍が腕になっているナニかを
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「雄英高校B組です!!お見知りおきを〜!!!」
Iアイランドに降り立った物間は全力でアピールしていた
中には映像で物間を見たと言う人もいた
「アピールは順調!やはりB組が圧倒的!!」
「静かに観光しろよ」
拳藤がいつもどおりたしなめていると
「やぁやぁ日本人かい?」
「「?」」
とある人が話しかけてきた
その人は特徴的な格好をしていた
まず背がとても高い
全身黒ずくめでまるで忍者のような格好をしており
顔は布で覆われその布にはカラフルな目玉が描かれていた
「僕は歴史マニアでね〜忍者も大好きなのさ」
「雄英高校B組の物間です!どうぞよろしく!」
「おやおや面白いね君」
「いきなり大声で失礼だろ、、すいません」
「いやいや、、、所でオールマイトが来てるって聞いたんだけど君たちに言えば会えたりするのかな?」
「あぁ~それなら知り合いのところにいってていつ戻ってくるかも」
(なんだオールマイト狙いか)
「、、、、知り合いねぇ」
そして男は去っていった
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そして部屋に戻った男は顔布を取り
スケプティックロボの準備をはじめた
「この世界の『アーマード』が欲しくてここに来たけど面白いからやっぱり遊んじゃお」
男はロボにハッキングを命じる
そして
「制御室は直接乗り込むに限るねぇ〜」
デトネラット社の闇サポートアイテムを身に着けはじめた
「闇のデトネラット社アイテムそして光のメリッサ作アーマード、2つのデータが揃えばそれは最強だよね〜」
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数時間後
ガコォォォン!!!!
「「「「「!?」」」」」
Iアイランド全体が振動する
学術研究都市は全体が動く
しかしよっぽどの事がない限り陸には近づかない
しかし今、、、、、
Iアイランドは
日本に向かってその全体を動かしていた