最初は意味がわからなかった
何故 自分が、生きているのか
だから予知を使った
その瞬間自我が蝕まれた
強烈な声が頭に響いた 手足が糸に引っ張られるような感覚
自分が人形になってしまうと感覚で気付いた瞬間予知を取りやめた
予知はもう使えない 最初にそれを知ってしまった
そして定期的に声は響く自分を操ろうとする声の主は予知の力をよっぽど使いたいらしい
もし予知の力を悪が手に入れてしまったら
そう考えた瞬間 首筋に手を当てていた
自分は死人 今更もう一度死んだ所で同じ 迷惑になるくらいならと
だが考えは一変した 手に入れたパソコンで見てしまったのだ
無個性のままオール・フォー・ワンと戦うオールマイトを
そして平和の象徴の如き緑谷出久を
嬉しかった
オールマイトが死なないでくれた未来が実現したのだから
死ぬのは取りやめ
どうせなら死人の立場を利用して声の主を
おそらく【巨悪】であろう存在と戦おうと
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「平和の象徴は今なお多くの人々に」
サーはアーマードオールマイトの動画を既に四桁見ていた
今の彼はサラリーマンのような風貌ではなくパーカーを被り髪もボサボサでいかにも路地裏にいそうな服装だった
情報収集の為の合理的行動だった
「この風貌、、オールマイトには見せられないな」
正直会いたいめっちゃ会いたいオール・フォー・ワン戦の感想をハチャメチャに言いたい
しかし鋼(本人的には)の意思でそれを自重する
サーは予知を使えば乗っ取られる
だから彼の武器は鍛え上げた肉体と今までの経験そしてプロファイリング 彼の積み上げたものは予知を抜きにしても凄まじいものがあった
「私は所詮死人、今までやれなかった方法であなたの役にたってみせるよオールマイト」
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「ん?」
職員室 オールマイトは何かを感じた
「、、、、、、、気のせいか、、、」
Iアイランドが日本海付近に停止したことで比較的にメリッサと会う機会が増えた
アーマード三体分 どれだけ時間がかかるかわからないがそれに取り掛かってもらっている
ただ問題は
「資金か、、、もう大分使ってもらったしな」
さすがのオールマイトも通帳を気にし始めた
そんな時だった
一つの電話がかかってきた
「ハイ、、、オールマイトに?」
「?」
「あ!あなたは!!?」
電話に出たものは驚いていた 相手の正体に
「オールマイト!緊急の連絡が!」
その時
『番組の途中ですが臨時ニュースです!』
テレビからそんな声が響いた
何かあったのではと全員がテレビを注視する
その内容は
『ミルコが!巨大コアラと戦っています!!』
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遡ること少し前
「巨大な物体が接近中!」
「直に姿を現わします!」
「また海から!?Iアイランドの事件が起きたばかりなのに!」
「今度は何だよ!」
海上警備の司令室でそんな声が上がる
「ヒーローをできる限り集結させましたが何が出るか!」
「きます!」
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アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
「えぇ~!!!!!」
「なにこれ、、、」
「コアラ!!?」
海上から姿を現わしたのは
巨大なコアラだった
「個性で変身してるとか!?」
「いや!本物の動物っぽいぞ!」
どんな対処をするべきか悩んでいると
「あれは本物の獣だ!私の勘がそう言ってる!」
「「「「!」」」」
後ろから大声を上げ飛んできたのは
四肢のうち3つが機械仕掛けのヒーロー
ラビットヒーロー・ミルコ
「いいねぇ〜!!!久々に歯ごたえの有りそうな相手だ!」
ミルコは笑いながら突っ込んでいく
「決戦から半年近く!雑魚ばかりで物足りなかったんだよ!」
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「騒ぎを聞きつけてやってきてみれば、、、」
警察が現場を封鎖する中民衆に紛れて彼はいた
「巨大なコアラ、、、、ユーモアはあるがどうなるか」
サー・ナイトアイは観察を始めた