「ハッハーーーーー!!!やるじゃねぇか!!!」
まるで子供が遊園地に向かって走り出すようにミルコは笑って暴れまわる
アアアアアアアアアアアアアアア!!!
巨大なコアラは腕を振り回し海岸の砂と海水を巻き上げる
ここが浜辺ではなかったら尋常ではない被害になっていただろう どちらも野生をむき出しにしたビーストバトルだった
他のヒーローはあまりの激しさに立ち入ることが出来ない
というかちょっと引いていた
「躍月輪!躍半月輪!!満月乱蹴!!!」
義肢をメキメキ言わせながら技が大雨の如くコアラの身体にぶち当たり続ける
ズルッ
「あ」
そして調子に乗りすぎた
浜辺の砂に義足を滑らせてしまった
アアアアアアアアア!!!!!
ドゴオォォォン!!!
「「「「「ミルコーーーーー!!!??」」」」」
強烈な振り上げ 人によってはアッパーカットにも見える攻撃にミルコは空に打ち上げられた
だがさすがはミルコ とっさに防御 そして空の上からコアラをとらえる
「はははははははは!!!!!」
歓喜の声を上げる
そして唯一残っている片足でコアラに狙いを定める
「楽しい戦いだったぜ!!これはその礼だ!!」
高速の大回転
下へ行くたびに慣性と重力で加速していく
「喰らいやがれ!!とっさに考えた大技ーーー!!!」
それは巨体を地面へと沈める大衝撃
「大月躍落(ルナインパクト)!!!!!」
周辺に衝撃の爆風が広がった
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大空に影がかかった凄まじい速さで何かが通り過ぎた
その正体は個性でドラゴンに変身した
「リューキュウだ!!!」
空に指をさした人がいった
「下で誰かが呼んだかも?」
そしてその隣で浮かび飛んでいるのはサイドキック・波動ねじれ
「着くわよ!ねじれ!」
「うん!」
臨戦態勢を取るそして二人が見たのは
コアラに包帯を巻きまくっているミルコだった
「え?」
「治療してる?」
ーーーーーーーーーーーー
「そうかそうかお前も楽しく生きたいんだな!!」
こぁ〜〜〜
「私もいつ死んでもいいように毎日死ぬ気で息してんだ!お前もそういうが見つかるといいな!」
こぁ〜〜〜!
「ハハッ!そうだろ!!」
「リューキュウすごいよ!コアラと会話してる!!」
「嘘でしょ」
何だこの雰囲気はと誰もが思った
まるでヤンキー漫画の一コマのようなノリに周りの人間(ねじれ以外)は困惑する
大月躍落を喰らったコアラは一度沈んだがすぐに起き上がった
だがコアラはまるで服従するようにミルコに頭を下げた
ボスはお前だとでも言わんばかりに
ミルコは少し考えた後、医療班を呼び寄せてコアラを治療するようにいった
でかすぎるので包帯は自分で巻いた
医療班は割とカオスな状況に流されるままだった
ちなみに中継は今なお続いている
巨大なコアラだけでも映るのにミルコが治療するという盛り過ぎな展開に視聴者は釘付けだった
「可愛い〜♡」
ねじれは浮かんでコアラの鼻先を撫でる彼女はこの状況でもマイペースだった 只者ではなかった
リューキュウはミルコから話を聞いていた
「殴り合ってわかりあったそんだけだ」
「そ、、、そうなの、、(意味がわからない)」
「殴りあって友情が芽生えんのは女も一緒ってことだ!」
「あ、メスなんだこのコアラ」
種族を越えた友情なんて耳障りはいいが実際見ると凄いインパクトだなとリューキュウは思った
「コイツを置いとける場所を探さねぇとな」
「色々頭が痛いわ、、、、ん?」
するとリューキュウは地面の砂浜から何かが光っているのを見つけた
「何これ、、、宝石?」
手に持って確認する
それは緑色のエメラルドだった
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「ユーモアのあるオチだがやはりミルコでは万人受けしないな」
観察が終わりサーは動いた
(リューキュウがきたのは幸運だった聡い彼女なら)
サーは目的を決めリューキュウに近づくことに決めた
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「事件は収束したみたいだね、、、所でさっきの電話は?」
「それが、、またかけ直すと」
「誰からだったんだい?」
「それは、、、、、、」
「!」
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「相変わらずミルコはめちゃくちゃだな」
「そうですね」
そこは事務所の一室だった今そこには二人のヒーローがいた
「身体の経過はどうだ?エッジショット」
「万事順調ですよ先輩」
子供くらいのサイズの男がそういった
二人のヒーロー
ベストジーニストとエッジショット上位ヒーローの二人だった
エッジショットは決戦で身体が縮小してしまい半年かけて子供くらいのサイズに戻っていた
「電話どうします?」
「またかけ直すさ、、、やはりリューキュウにも話を通そう」
「オールマイトは遠慮すると思いますがねー『資金援助』なんて」
「彼の功績はそれくらいして当然さ」
彼等は知る由もないリューキュウに話を持ちかけたことでサー・ナイトアイが資金援助の事を聞きつけめんどくさいことになると
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「なるほどそうなのか」
こぁ〜〜〜
「それコイツのクソだってよ」
「、、、、、、、え」