「フゥ~」
そこは平野の訓練ステージ
岩が多く障害物が多い場所だった(瀬呂と峰田がミッドナイトと戦ったところ)
そこにはしんのすけが立っており目の前には巨大なロボットがいた
入試に使われた仮想ヴィランの強化版だった
「第七沈々丸」
しんのすけは【ストーン】に命じるその名を
そして現れたのは巨大な太刀
身長の2倍はあるであろう長さと常人なら持つことすら出来ない重量を持っていた
『クタバレニンゲン』
ロボットがしんのすけに向かって拳のパーツを繰り出す
カキンという音を立ててしんのすけは太刀で弾き返した
今度は拳のラッシュが飛んでくるが刀を斜めにして受け流す
そしてそのまましんのすけは前に進み足元を狙う
踏ん張りが利かなかったのか装甲に火花が散っただけでかすり傷しかつかない
ロボットは回転してしんのすけから距離を取る
今度はしんのすけが攻める番だった
右に左に面を繰り出す ただの面でも太刀の一撃一撃はロボットの巨体を揺らすほどの重さを秘めていた
人間のガードだったら重さに耐えきれず倒れていただろう
しかし相手は鉄の体、軋みはするが効果はない
両手の振りのタイミングを合わせロボットは太刀を弾き返す
長い分弾かれた反動は大きかった
そこをすかさず拳で狙われたがしんのすけは太刀を手放して、でんぐり返しで攻撃を避ける
そしてそのまま回転し続け太刀を回収
立ち上がり両手でしっかり太刀を握った瞬間低姿勢でロボットに突っ込む
拳が当然狙ったがそれよりも早くしんのすけはロボットの足の隙間にスライディング
重量の太刀を持ちながらのスライディングができるのもしんのすけだからだった
そしてロボットの後ろを取る
ロボットがこちらを向く前に大上段の構えを取り力を貯める
そして勝負は決まった
「チャレンジらー『メン』!!!」
巨大な音を立ててロボットの頭から太刀が叩き込まれる
頭から胸元にかけて刃が届いており後半分で真っ二つだった
『イミ、、ワ、カン、、ナイ、、、、』
スボリと音を立てて刃を引き抜くそして太刀はいつの間にか普通サイズの刀になっていた
チャキっという音を立てて鞘にしまいしんのすけは剣道の礼をした
ーーーーーーーーーーーーー
『やっほ〜☆新武器の第七沈々丸どうだった〜♡』
上空で撮影しているカメラドローンに向かってピースサインを送る
強者の風格を微塵も感じさせない今のしんのすけに画面越しの皆は
「ガチの殺陣をやらせては見たが、、、」
「さっきまでかっこよかったのに、、、、」
「やっぱすげぇわしんちゃん」
「喋らないと雰囲気でるな〜」
「あんな長いのブオンブオン振り回せねぇよ」
「今後の参考にできるのは努力しだいですね」
「もったいねぇ〜!!!なんでこんなやつにあんな才能が〜〜!!!」
対人相手では理性的ブレーキがかかってしまうしんのすけの本気を見るために今回の戦いは企画された
「身軽なしんちゃんの持ち味を活かすのは比較的コンパクトな刀があってると思ってたけど体幹の強さと創意工夫で巨大な武器を操っていたいざとなったら武器を手放せる度胸もそうだけどそもそも刀は刀ってだけで重量があるつまり握力も凄いんだ唇で人を捕まえておける力があるんだからそれも不思議じゃないアクロバティックは軽ければいいわけじゃないのかしんちゃんは身体強化の個性持ちじゃないから軽さこそが自由な動きの要だと思ってたけど要所要所で見える身体の柔らかさが衝撃を地面に逃がして」
「デクくんみんないっちゃったよ」
「え!!?」
ーーーーーーーーーーーー
「ほらほら梅雨ちゃん一番乗り!」
葉隠が蛙吹の背中を押すいつも通りのハイテンションで
「落ち着いて透ちゃん」
蛙吹梅雨夏休みでの体験を得てある程度の耐性が付くくらいには成長した少女 茶化されても冷静だった
「しんちゃん来たよ〜〜!!!」
しんのすけが手を振り近づいて来るこちらも手を振りながら迎えようとしたその時
顔を赤くした少女がしんのすけの前にバビュンと現れた
「え?」
「「「「「「「え?」」」」」」」
そしてしんのすけはハグをされた
コスチューム越しでもわかる恵まれた恵体が押し付けられる
「お?」
「スバラシイチャンバラでした」
抱きついた相手は角取ポニー
外国式の挨拶をしんのすけにぶちかました
いつもの声のトーンではなかった静かで優しく
いつもの声が太陽のピカピカなら今の声は月明かりのホワァーとした声だった
「ん?」
「ん?」
「んん!?」
「んんん~!!?」
A組は知る由もない傷つき泣いている女の子に欲しい言葉を投げかけあろうことか自分のなけなしの力を信じてくれたというロイヤルストレートフラッシュが巻き起こっていたとは
「サムライです!」
両手を握りブォンブォンと振り回している 一見いつものテンションだが明らかに女の顔をしていた
「イェーイありがと〜〜☆」
しんのすけ(爆弾)は何も気づかない
「え?」
「おい」
「待て待て」
「これは!」
「だめだろこれは」
「終わった」
「なんかしらんけど終わった」
蛙吹梅雨は比較的前にいた
(((((前を見れない!!!!)))))
後ろにいるその他大勢は顔を全力でうつむかせた