世界最高峰の刑務所はタルタロスの強化版のような設備だった
地下深くに第一級の危険ヴィランが収監され基本地上に出ることはない
もし誰かがヴィランを狙うなら多くの障害を乗り越えなければならない 警備も看守も一流、戦闘経験豊富な者たちが待ち構える
しかし彼らもまた、強い存在
飛行船が刑務所の真上を飛ぶ
空中に怪しげな飛行物体がアレばすぐさま迎撃されるが今は状況が状況
空中に怪しげを通り越した巨大生物
ホオォォォォォォ!!!!!
怪獣の進撃より一足先に刑務所に到着した飛行できる怪獣達
ラドンおんせん・スタンダードな羽を持つ怪獣
2960・フクロウ型の怪獣
ポチタマタロミケ・犬と猫の頭を持つ首が4つのドラゴン型の怪獣(メッチャ奇形)
そんな存在が空中に現れれば飛行船を後回しにしてそちらを対処してしまうのは仕方なかった
そうこうしているうちに彼等は飛び降りる
全員パラシュートをしておらずそんなもの邪魔だと言わんばかりだった
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ピピッ
システムが開けられ重要な扉が開けられる
「バカな!何故開いた!」
「プロテクトは!?パスワードは!?」
「一部の人間しか知らないはずだ!」
「情報が漏れた!?」
情報など一欠片も漏れてはいなかった
ただ頭を読むという反則を持つものが変装して潜入しているだけだった
「安心しろお前らは誰一人情報を漏らしていないさただ俺がいただけだ」
【ろくぼす】の一人 発勁のヘクソン
ただすれ違うだけで重要情報を抜き取ってしまう彼は運送職員に紛れて潜入 裏切り者を疑われる早さであらゆるシステムを解除 機械仕掛けの防犯を無力化
「来たか」
ヘクソンはモニタールームを格闘で瞬時に制圧
カメラを使って上空を映す
映り込むのは人外も混じった『4人』
最初に降りてきたのは全身を黒尽くめで顔を隠した
「いっちばーーん!!」
ただの人にしか見えないのにパラシュート無しで地面に着陸したその男
【ろくぼす】人外 ブラックスター(怪獣隊長)
着陸する前から銃を持った警備隊に囲まれるが発砲音とともに踊りだす
銃弾をアクロバティックに避けるという神業をやりながら逃走を図る
「人を集めなきゃねぇ〜」
人の注目を集めながら
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「ミサイルを使っても構わん!!先ずは怪物を排除しろ!」
「怪物三体をロックオン!!」
「え!四体では!?」
「は!?三体だろ!!?」
モニターの標準を改めて見るたしかに怪物は4体
一匹増えていた
いや一人が変化していた
黒い竜に
その瞬間地上へ急降下 地面に激突
土煙が舞い現れたのは竜ではなく人の姿
「「フッフッフフッフッフ」」
その男は白と黒の半々な顔が特徴の男 そして何故か声が二重に聞こえる
6人の中で二人しかいない人外の一人
「「お初にお目にかかる私が新たな支配者だ」」
【ろくぼす】人外 アセ・ダク・ダーク
ダークはいつの間にか持っていた剣を使って発砲してきた弾を弾く
その横でまた誰かが落ちてきた
「いいねぇいいねぇやばいってなるねぇ〜このシチュエーション」
【ろくぼす】・変速のヒエール・ジョコマン
「まだ試作段階だけど新しいアーマード試しちゃう」
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「監獄のロックを全てかけろ!」
「万が一にも地下に行かせるな!」
看守達は再びシステムにプロテクトをかけて地下への道を封鎖する
そして一部の者が違和感に気づく
(大雑把過ぎないか?囚人の解放が目的なら何故ここまで派手にやる?)
怪獣の進撃も刑務所に突撃してきた者たちの差し金だと気づくが解放が目的ならもっと隠密な行動、もしくはオール・フォー・ワンのように脳無を大量に使っての襲撃をするはずしかしどちらにも当てはまらない
(まさか囚人に協力者が!?一切外の情報を遮断していたはず!)
彼らもまさか【夢の中】で接触されたとは考えつかなかった
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地上の揺れにより夢の中で接触を受けていたヴィラン達は一斉に
暴れなかった
彼らが集中したのは、、、、、、
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「ミサイル発射!」
空の怪獣に向かってミサイルが発射された
撃墜を狙ったその砲撃は
ギュルギュルギュルギュルギュル!!!
黒い何かに絡め取られた
「何だあれは!!?」
「空飛ぶ怪獣の背中に誰かがいます!!!」
飛び降りた最後の一人は地上ではなく怪獣の背中に着陸
そして自らの個性でミサイルを絡め取り
「沈めーーーーー!!!!!」
下へぶん投げた 仲間などお構いなしの所業にヘクソンもブラックスターもヒエールもダークも顔をしかめるが全員が対処した
ミサイルは地上の刑務所で爆発 看守と囚人達は吹き飛んだ
「はははははははは!!!やっぱ爆発ってのはいいなぁ〜!!!」
その男は今までの多くのものを助け人々を包んできた個性を破壊のために使った
派手な衣装に特徴的なのはその頭 巨大な球体が目に付く
アフロと呼ばれるその頭は男のトレードマーク
その力、、俺達がもらうぜ
ドクターに個性の譲渡を頼んだ最初のヴィラン
「強くてカッコいい男の爆誕だぜ」
【ろくぼす】・黒鞭のパラダイスキング
「あちゃ〜メッチャ吹き飛んじゃったよ、、、まぁどうせすぐ集まるか」
ブラックスターは再びやって来る足跡に向かって走り出した
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「地下へを鉄の扉70枚重ねで封鎖!」
「迎撃マシンガンをリロード完了!」
「地下への道ごとの爆破!完了しました!」
「よし!」
刑務所のシステム管理室はこう思った
最悪の状況・世界レベルのヴィラン達の脱獄はこれで防いだと
彼らが地下への道を踏み入れる前から既に侵入の道は0に潰した
そう思った
だが彼等は見当違いをしていた
ろくぼすの目的は刑務所に侵入してヴィランを解放することではなく
【生き残った強いやつだけを連れていく】事なのだと
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!
「! 地震!?いや地響き!!?」
彼等は空に注目しすぎたのだ
怪獣達の進撃で揺れに大雑把になっていた
だから気づかなかった
ヴィランの本命は地下にいたのだと
「先輩!ヴィランたちが!」
「!!?」
モニター越しに映る地下に隔離してあるヴィラン達は
身体を守る【防御態勢】をとっていた
「まさか!」
気付いたときには手遅れだった
ド
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
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「!!?」
それは海岸で怪獣達を相手にしているヒーローだった
「何だあれは!怪物よりでかい!」
後ろを振り向いた先にいたのは
怪獣達の何倍もデカイ巨体
全身が赤色で丸みをおびておりとにかくデカイ
両手がドリルになっており地下から現れたのだろう
それはかつて【モグラロボット】と呼ばれた存在
その巨体が地上に出れば【地下施設ごとひっくり返る】
道を爆破しようが鉄の扉を重ねようが丸ごとひっくり返ってしまえば何の意味もない
殆どのものは生きてはいない
地下施設が丸ごとひっくり返れば必ず誰かが潰される
しかしそこにいるのは世界最悪レベルのヴィラン
しぶとく生きることに特化した悪党
だから【生き残った強いやつをだけを連れていく】だった
そしてその【モグラロボット】を操るのは
「派手な花火だろうまるで俺を称える祝福のな」
その男は一見すればただの人だった しかし彼の腰には鞭がかけられ服装もまるで荒野のガンマンを彷彿とさせる
自画自賛の怪物であるその男の名は
「主役はこの俺だ」
【ろくぼす】・危機感知のジャスティス・ラブ
かつてやつは別のロボットを操っていたがあらゆる因果がめぐり果てしなく前より強力なロボットにやつは乗っていた
看守も囚人も全てがひっくり返された土塊に潰された
もし生きているものがいるとすればそれは防御態勢をとって備えていた実力のある強いヴィラン達
間もなく彼らが土塊をかき分け地上に自らの手で這い出てくる
瓦礫の山とかした刑務所でその上に立つのはラスボス達
巨大すぎるモグラロボットの周りには既に報道のヘリコプターが大量に群がっている
「そんじゃやりますか〜【宣戦布告】」
「我らの計画を世界に伝える」
「はぁ~歴史に顔と名前が残っちゃうな〜」
始まるのは世界を揺るがす中継
遠くにいる彼らにも届くその衝撃
ラスボス達はただワクワクしていた
「「「「「「待っていろ野原しんのすけ」」」」」」