嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

135 / 213
心奪われた乙女の心中

 

カリカリカリカリカリカリカリカリ

シャーペンを走らせる音が響く

 

「あの〜梅雨ちゃん」

 

カリカリカリカリカリカリカリカリ

ただの授業の復習、、のはずなのだが

 

「えっとあの〜」

 

「、、が」

 

「え?」

 

ペキッ

シャー芯が折れた

 

「なにがあったっていうの」

大きいとも小さいともいえない言葉が喉から出た

 

「人を助けたのはいいソレはこの高校の誰もがやってることでもなんでヒーロー志望でもないしんちゃんがヒーローより早くそんなことになるの」

 

徐々に声が大きくなる

 

「それなら、、、、、うぅん!!」

 

蛙吹梅雨はソレに気づいて全力で声を塞いだ

 

嫉妬でブーストして見開きページの迫力で長文を音読するなど自分の理性が許さなかった

 

自分はハイライトの目で怨嗟を口にするような女ではないキャラ崩壊などしてたまるかと優等生の精神と行事がメリメリと胸の黒いものを縛り付ける

その黒いものは絶賛モリモリ増殖中なのだが

 

場所は教室

自分の机でノートを書き殴る蛙吹の一挙手一投足をクラスメイトはビクつかせながら注視する

 

角取ポニーがしんのすけに抱きついて乙女の心丸出しのピンク空間にあの場にいた誰もが一瞬思考を飛ばした

誰よりも早く復活したのは蛙吹梅雨、復活した理由は音を立てた青筋

 

その後ロボットを使った授業が行われたが

 

メシャメシャのぐちゃぐちゃのぺっちゃんこになったロボットが大量生産と言うなの加圧処理されたのは仕方なかった

 

蛙吹梅雨はちゃんといつものように人を指揮しながら授業を全うした

ただしクラスメイトは言う

 

声が冷たかった

 

音の無い冷房

 

淡々を通り越した無感情

 

心を感じることが出来なくて怖かったよ〜(涙)

 

と、、、、、

 

 

授業が終わり皆が蛙吹を注目していた為に彼らはその言葉を聞いてしまった

 

 

 

 

 

足りない、、、と、、、

 

 

 

何が?とは聞けなかった

 

ナンデモかんでも我慢できてそもそも激情に振り回されることのない彼女は溜め込むものを吐き出す方法を学習していない今まで必要無かったから

 

つまり身体を動かして発散させていたなにかは、、まだ内側に残っている

 

 

「梅雨ちゃん、、、」

 

麗日は共感出来るその心中を察しそっとしておくことにしたのだが心配なものは心配だった

 

「お前ら席につけ」

 

相澤が教室に入ってきていつも通りにする

ソレに安堵してしまう者もいた

 

「予定していた通り今日は夜間演習がある」

 

夜間演習

人がいるいないに関わらずヒーローとして暗がりでも動く訓練

 

「授業形式は、、対人戦ということになる」

 

すると何故だか相澤の言葉が詰まり始めた

 

「鬼ごっこに近いな、、、いくらかのチームに分かれて自分のチーム以外を、、、拘束する形だ」

 

頭脳明晰な八百万がなにかに気づき背筋を震わせる

 

「場所は街を再現したよくあるステージだ」

 

自分以外はライバルのバトルロイヤルに近いなと思ったその時

 

「自分のチーム以外を全員拘束すればいいんですね」

 

「「「「「!!!」」」」」

 

質問したのは蛙吹 相澤はどこか気まずそうにあぁと答えた

 

「そう、、、、大変そう、、、」

 

蛙吹はそういいながらどこか気を楽にしたような声を出した

 

 

 

 

そして皆は気づいてしまった

 

つまり心に激情暴風雨が吹き荒れる蛙吹に夜の暗がりで追いかけられると

 

そして蛙吹が気を楽にしているのはまだまだたまりまくっている物を吐き出す為に身体を動かす機会に恵まれたからだと

 

 

 

 

 

簡単に言うとバフがかかった蛙吹に殺る気マンマンで狙われる そして死ぬ

 

 

 

 

 

 

救われるには蛙吹と同じチームになるしか無い

 

最後の希望を持って全員が同じ狙いを定め

 

「チームはくじで決める」

 

 

そしてブチおられた

 

 

 

相澤はこの状況を予測恐らく誰も譲らないであろう事を確信くじでパッパッと運のない生贄を決める実に合理的だった

 

 

 

 

一部は相澤を本気で恨んだ

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「しんちゃんサン、、、、」

 

かたやB組の角取ポニー

 

絶賛ポワポワ中

 

真っ当な初恋

 

純粋にうつつを抜かす女子高生

 

「ジャパニ〜ズつみなおかた、、、♡」

 

一人でトリップして一人でキャーキャーする彼女は幸せそうだった

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む!!!!!

 

脳内に浮かぶのはぺっちゃんこになったロボット

 

そしてそれと同じになる自分

 

くじの順番待ちをするA組は両手を合わせて祈っていた

 

「一番ね」

 

蛙吹はパパッと立ってパパッとくじを引いた

 

ガクリという音がなる

 

耳郎が机に頭をぶつけた

 

上鳴が天を仰いだ

 

芦戸がピンクの肌を真っ白に変えた

 

ついさっきくじを引いた峰田が膝から崩れ落ちた

 

 

 

一番以外を引いてしまった者達の末路がそれだった

 

 

「、、、、、、一番」

 

「、、、、僕もだ」

 

蛙吹と同じチームは緑谷と爆豪だった

 

 

 

何故強いお前らがよりにもよってなんだよ肉壁になれよ

 

という幻聴が聞こえた気がした

 

爆豪は緑谷と同じチームになったら先ずは悪態をつくのに今はただただ気まずそうだった

 

緑谷も似た感じだった

 

どちらも来るなら立ち向かうという姿勢を持ってた二人が寄りにもよって救われて複雑な気持ちだった

 

 

 

 

 

「今日は私が先頭に立つわ二人はサポートをお願い」

 

「「え?」」

 

 

 

 

「お願い」

 

それはA組の分岐点

頷くか頷かないかで彼らの恐怖の量が決まる

 

サポートするな前に立て梅雨ちゃんをあまり動かさない作戦を取れ取ってくれお願いします

 

という願いが二人の心に

 

 

 

「わかったよ」

「ん」

 

届いたけど無駄だった、だって二人も怖いから

 

 

((((((ちくしょう))))))

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

チュンチュン

 

「おは羊羹のバリエーション以外に多い〜」

 

しんのすけが目覚めの挨拶をした頃

 

 

 

「おはようしんちゃん」 

 

「おっおはよう梅雨ちゃん早いね〜」

 

「、、、、、」

 

「ん?」

 

「、、、、、、、鈍感」

 

蛙吹はちょっとだけ吐き出して後にした

 

ただそれだけ

 

 

 

「怖かった」

 

「死ぬかと思った」

 

「完全な狩られる側」

 

「迎撃すら許されない勢い」

 

「俺達はなにと戦ったんだ」

 

「来る、、、絶対、、来る、、、」  

 

「気をしっかり持て」

 

それは夜間に口が裂けるほど絶叫した彼らのおかげだった

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。