嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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真逆の存在

 

 

『謎の組織の存在により我が国は重大な被害が!』

『病院は満席で人でも足りていません!!』

『あの施設にあるデータは今後数年先の為の物だったのに』

『既に被害人数は』

『直接的な被害を受けていなくもある種経済的な被害を被った者まで数えれば既に【億】はいってますよ』

『目の前で友達が』

『大学の息子から連絡がないんです!!』

『我々は国のために全力で戦いました、しかし強すぎた』

『このままでは本当に世界が退行してしまう!』

『噂では核兵器すら奪われたという情報が』

『日本で起きた戦いが世界で起こっている』

『もはや安全な国などないのではと』

 

 

 

 

テレビは世界中で起きたテロ事件改めて20世紀計画を報じている

 

誰もが知る大国のほとんどが既に被害に遭っている

 

まるで世界が少し前の日本になったかのように

 

そして日本は、、、、、、、、

 

 

 

「テレビは世界の話ばかりやのう少し前は日本の復旧だのヴィランはまだいるだの一辺倒やったのに今は20世紀計画一辺倒や」

 

「歯がゆいよな、、流石に世界には簡単にはいけねぇ」

 

「早くあいつ等ぶっ飛ばしてぇよ!!」

 

「鉄哲は被害受けたもんね」

 

「世界中で私達と同じ思いをしてる同い年もいるってことだよね、、、、」

 

彼らはいつも通りのパトロール

 

 

だがそれは起こった

 

 

 

「きゃああああああ!!」

 

「「「!」」」

 

 

すぐにその場に駆けつけた

そしていきなり男が暴力を振るってきたという

しかしそれは、、、

 

 

 

 

町中で起こっていた

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

コンニャクローンの暴動

ニセモノ達が一斉に動き始めた

生物ではないため痛みがないそして体は柔らかく骨がないため関節技やソレを元の拘束が効かない

しかも人間そっくりなため判別も困難

 

 

しかしヒーローも負けてはいない

ニセモノ達の情報を下に既に対策は練られていた

生物かそうでないかを判断する個性を持ったヒーローの選定

コンニャクローンに有用な個性も既に対策

少しずつではあるが止めていく

しかしそれでは被害が出るため人々は一括りに集められる

コンニャククローンを暴く個性の審査を通り避難所へ次から次へと人が入っていった

 

そしてその中で

 

 

「僕は陸のアザラシです オウオウ」

 

「「「「「「キャハハハハハハ」」」」」」

 

しんのすけはきぐるみを着て子どもたちを笑わせていた

 

戦闘許可など当然下りなかった

 

しかししんのすけは自らできる事をしていた誰に教えられたわけでも任されたわけでもないそれでも誰よりも行動力を発揮して役割など関係なく動いていた

 

明るいユーモアの男だった

 

ーーーーーーーーーーー

 

「オラァ!!!」

 

グチャリという音がした後人型のコンニャクは吹き飛んだ

 

「ホントにコンニャク見てぇだ」

 

切島が人間でないなら手加減はいらないと全力で殴りつける

コンニャクローンは身体を変な方向に曲げながらツッコんでくる

 

「アシッドベール!!!」

 

そしてもっとも活躍していたのは芦戸だった

彼女の酸は打撃で止まらないコンニャクローンに最適の個性だった

芦戸も人間でないのならと本気の酸でコンニャクローンを溶かしていく

 

「ここには俺達だけだ!気張るぞ芦戸!」

 

「オウ!切島!!」

 

彼らはヒーローの笑顔を浮かべ背中合わせに蹴散らしていった

ーーーーーーーーーーーーー

 

「やっぱり人の形をしているからキツイ」

 

天喰環改めてサンイーター

植物のツルでぐるぐる巻きにして四肢を拘束

中には手足をぐちゃぐちゃにしてツッコんでくるものもいたが身体全てを包みこんで対応

既に百体以上のコンニャクローンを行動不能にしていた

 

(俺は酸は出せないだから片っ端から行動不能にするしかない情けない)

 

ネガティブに押しつぶされながらも実力者としての成果を上げていた

 

(他のみんなは大丈夫だろうか)

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「鉄哲くん!!」

 

「オラァ!!」

 

鉄哲がコンニャクローンをファットガムに放り投げ沈ませる

ファットガムは既に何体ものコンニャクローンを取り込んでクローンの足が生け花のようにファットガムのあちこちから飛び出していた

 

「そろそろどっかで吐き出さな動けんくなる!」

 

「ファットガム!ここは任せろ!!」

 

鉄哲がコンニャククローンの大群に突っ込んで殴りまくる

打撃が効かなくてもある程度四肢を潰せれば動きが鈍くなるソレを知ってか知らずか鉄哲はローラー作戦に出た

 

「しばらく頼んだで!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

(やっぱりマンホールから!?)

 

そして葉隠透改めてインビジブルガール

彼女は透明化によりコンニャクローンの大群をつけ回しどこか異変がないかを探っていた

そしてコンニャクローンが多く出入りしている場所を見つけた

 

地下に潜る

 

そして

 

 

とある壊された壁の奥にソレはあった

 

 

 

 

 

 

 

「何、、、ここ、、」

 

そこはまるで研究所だった

たくさんのキーボードが並びたくさんの機械が壁を埋め尽くしている床には何が書いてあるのか意味がわからない紙が散らばっている

 

「なにかの研究所、、、もしかしてしんちゃんが感じ取ってた!」

 

「正か〜〜い☆」

 

「!」

 

後ろから声が聴こえた 振り向くとそこには知った顔がいた

 

(しんちゃん!?)

 

だがすぐにソレを否定した

雄英そして本人から伝えられた情報からその可能性が高いと踏んだ

 

(しんちゃんを大阪にワープさせたしんちゃんのニセモノ!)

 

「声出していいよ〜バレてるし」

 

「!」

 

ニセしんちゃん改めブラックスターはニヤけながら話を続ける

 

「あなたがここにきた始めてのお客様ですだから景品を差し上げます」

 

そしてヒョイッと投げられたのは

 

(! しんちゃんの【ストーン】!!!)

 

葉隠透はソレを取ろうとしたその時

 

「今更おそいかもしれないけどね多分もう殺られてる」

 

「、、、、、、、え?」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ドオオォォォォン!!!!!

 

 

「「!!?」」

 

突然家が壊れた

 

何かが着地したのだ

 

土煙が晴れていく

 

そしてあらわになるのは巨大な身体とむき出しの筋肉そして傷のついた凶悪な笑み

 

ソレは知っている顔だった

 

友達と2度にも渡り戦いそして止めた存在

 

実物を見るのは初めてだが確かに自分達に関わっている存在

 

 

 

 

「なんで」

 

「なんでここにいんの!?」

 

切島と芦戸は驚愕に顔をひきつらせる

 

 

 

「お前ら緑谷の同級生なんだって?」

 

 

 

     血狂いマスキュラー

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺をいきなりワープさせてどのつもりだよ?」

 

「イヤ〜実は倒して欲しいやつがいて〜そしたら緑谷出久とすぐに戦わせると約束するよ」

 

「!」

 

「相手はオラと同じ顔の〜」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「アァ!」

 

「そんな!!」

 

二人の顔が今度は青くなっていく

 

「コイツもだっけか?」

 

マスキュラーは片手に何かを持っていた

 

ソレは人だった

 

見る限り目につくのは【赤黒色】つまり身体中が血まみれだった

 

顔はよく見えない

 

身体は呼吸のリズムでしか動いていない

 

力なくだらりとミノムシのように真っ直ぐだった

 

ソレは誰が見ても【死にかけ】だった

 

 

 

「しんちゃん!」

 

「嘘でしょ!イヤ!生きてるんでしょ!!」

 

野原しんのすけ

 

何故彼がこんな事になったのか、、、

 

        

        簡単だ

 

 

 

 

 

       負けたからだ

 

 

 

 

 

 

 

    自分とは真逆の存在であったが為に

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

避難所を強襲したマスキュラーはしんのすけにまず近づいた

 

そして来るのなら他の者には手を出さないといってしんのすけを誘い出した

 

始まったのはタイマン

 

しかし【相性最悪】だった

 

 

 

しんのすけ以上のフィジカルと速さそして怪力

 

何より決定的だったのはその【精神性】

 

しんのすけはヒーロー科の生徒よりメンタルは強い

 

しかしヒーロー科の生徒より常人寄りで人を傷つけるのに躊躇するソレはA組B組の優しい部類よりも躊躇してしまう

理性の問題だった

 

対してマスキュラーはその真逆人を傷つけるのを楽しむサイコパスにして最凶

 

【ストーン】のない今では勝負にすらならなかった

 

しかしマスキュラーの予想を超えてその身体は頑丈で全く死ななかった

 

元々生かして仲間の前に引きずり出すように言われていたマスキュラーは苛ついてしまい

 

ついつい破ってしまった

 

 

「こんななりで個性もないのによく死ななかったもんだぜ、俺にしては珍しく関心しちまったよ」

 

 

しんのすけを手放しゴトリという音がなる

 

 

「次はお前らの番だ」

 

そしてマスキュラーは標的を定めた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

痛い 熱い 重い 眠い キツイ

 

 

 

何があったんだっけ?

 

 

なんでこんなに苦しいんだっけ?

 

 

 

 

  いたい いたい いたい いたい いたい

 

 

 

        こんなのひどいぞ

 

          こんなの

 

 

          こんなの

 

 

 

 

          こんなの

 

 

 

 

 

       こんなの泣いちゃう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       泣いちゃう?

 

 

    そう言えば、、、あの泣いてる子達は?

 

 

しんのすけが思い出すのは避難所の子どもたち

何故今思い出すのか

ソレは泣いてたからだからほっとけなくて自分が思いつくことで笑わした

何故笑わしたのか

ソレはそのほうがいいと思ったから泣くより笑うほうがいいに決まってるから

何故そう思ったのか

ソレは笑う心地よさを知ってたからそんなところにいたから

そこはどこだったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

           そこは

 

 

 

 そこは家の中そこは家庭そこは部屋そこは食卓

 

           そこは

 

毎日声が響いていた笑い声怒鳴り声泣き声叫び声そして笑い声

 

           そこは

 

一箇所だけじゃ無かった歩いて走って目で見てまた行きたいと思って集まりたいと思って

 

 

 

     だから【守りたいと】思った

 

 

 

 

 

 

 

    ソレは野原しんのすけの強さが育まれた

 

 

    ソレは野原しんのすけの優しさが育まれた

 

 

 

         まさしく始まり

 

 

 

         まさに原点

 

 

 

 

          そして

 

 

 

 

 

        原点の別の名は

 

 

 

 

 

 

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