嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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とどろきじごく

 

ここはどこだ!?

 

何故腕がある!?

 

何故動ける!?

 

身体が軽い!?

 

妻である冷と全く同じ事を考えながらエンデヴァーは空を飛び周りを捜索した

 

ヒーローとして培ったその観察眼で冷を見つけることが出来た

 

「冷!」

 

「あなた?」

 

 

バシャン!!!

 

「あっ」

 

エンデヴァーは湖に飛び込み冷を抱きしめた

 

自分の手で傷つけてしまった存在をもう二度と傷つけないと誓った妻を

 

冷はそれがわかった瞬間エンデヴァーを抱きしめ返した

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「ここがどこだかわからない、、とにかく服を乾かしておけいくら個性で耐性があっても濡れた服はまずい」

 

「はい」

 

そこは岩肌の近くで見つけた洞窟だった

 

エンデヴァーの個性で火を付け今は服を乾かしている

 

(震えてた、、)

 

冷はエンデヴァーが震えていたことに気付いた

 

そしてその顔が良くないことも

 

震えは寒さからではない恐らく恐怖からだ

 

からだが盤石で若い頃の姿がエンデヴァーの罪を刺激したのだろう

 

贖罪のために受け入れていた傷が消えてしまい何かがつっかえているのかもしれない

 

恐らく彼は元に戻ったその腕でまた家族を傷つけてしまうかもしれないと思っている

 

比喩でもなんでもない大罪が若い姿に戻ったことによってぶり返している

 

なにか言うべきかそれとも

 

「冷」

 

「!」

 

見張りをしていたエンデヴァーが背を向けたまま話しかけてきた

 

「俺の命に代えてもお前を守るだから、、俺と二人は辛いだろうが、、今は俺の言葉を聞いて欲しい」

 

「、、、あなた」

 

「この状況ではどうなるか全くわからない、、だから俺になにかあった時は、、子どもたちを頼む」

 

まるで死を望んでいるようなその言葉に冷は胸に詰まるものを覚え、そして、

 

少し怒った

 

「あなたは生きなきゃだめよ」 

 

「!」

 

「あの時、、病院でいったでしょ」

 

それは死にかけて病院で再会したあの瞬間

 

「子どもたちのためにも、生きなくちゃソレにあなたがこれ以上不幸になることなんて誰も望んでないわ」

 

「、、、、、、、、、」

 

「、、、、、、なにかいって」

 

「イヤ!すまん!」

 

「?」

 

何かが変だと思った

 

近づいてみては目をそらされる

 

目があったと思えばそらされる

 

たまにチラチラと感じる視線

 

 

 

視線?

 

 

そういえば

 

 

私、白の服だったっけ?

 

 

轟冷は下を向いて自分の姿を確認

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッツリ透けていた

 

 

「〜っ!〜〜っ!〜〜〜っ!!!」

 

それはもう十年以上感じていない女としての羞恥だった

 

精神が肉体に引っ張られているのかどうにもおかしい

 

イヤ、既に40代でそんな反応するほうが恥ずかしいのではと冷は手で前を隠す仕草をやめた

 

「、、なにかいってください」

 

「す、すまん」

 

「何にですか」

 

「すまん!」

 

「はっきりいって!」

 

どんどん空気がおかしくなっていく

 

冷は意地になっているのかエンデヴァーのそばを離れない

 

 

 

 

しばらくして落ち着いて

 

 

 

それでも離れなくて

 

 

 

 

 

むしろ近づいて

 

 

 

 

 

 

隣に座って

 

 

 

 

 

 

 

 

目があって

 

 

 

 

 

顔が近づい

 

「こんなこと良くないぞネオくん!!!」

 

ビックぅぅぅ!!!!!!!!

 

何故かその場で飯田の声が響いた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

エンジン付きの三輪バイクにカーゴトレーラー

 

二人の八百万が作った物だった

 

運転はネオがやっていた

 

残りはカーゴトレーラーに乗っていた

 

そしてそこは地獄と化していた

 

 

 

「、、、、ワタシナニヤッテルノ(プルプルプルプル)」

 

 

 

一番ダメージを受けているのは冷

 

見た目が若返ってもこの年で何をやっているんだという自己嫌悪と自己羞恥が現在進行系で爆発し続けている

 

真っ赤になった顔を両手で確して身体をくの字に曲げて顔を一切上げようとしない

 

その次は焦凍

 

実の両親のアレヤコレヤを聞いてしまい吐きそうになっている

今が人生で一番身体が重いとはっきりと言える

 

エンデヴァーも似たような物だった

 

二人を見つけたのはネオだった

 

そしてネオはあろうことか二人を放置して観察それを飯田に見つかり今の形になっている

 

残りの者たちも気まずさで一切会話出来なかった

 

「大変参考になりましたわありがとうございます」

 

ネオ以外は

 

「あなたはもう喋らないで!!!」

 

八百万が声を振り絞るが

 

 

 

 

 

 

「あれが『燃え上がる』という概念なのですね」

 

 

 

 

 

グハッ!!!!!!

 

 

一部の者たちが血を吐いた

 

 

「ネオーーーーーー!!!」

 

「なんですか?これも立派な下学上達でしょう」

 

「私達には早すぎますわ!!」

 

 

 

 

 

「つまりあれは汚れた大人のやる事だと?」

 

 

 

 

ゴバァ!!!!!

 

「コラーーーーーー!!!」

 

「おいネオもうやめろまじで限界だ」

 

轟がカスカスの声で注意する

 

「、、、、、、、」

 

「、、、黙ってくれたか」

 

「あの二人を自分たちに当てはめてみたんです」

 

「は?」

 

「燃〜〜〜〜〜えますねぇ」

 

「ゥァーーーーーーーー」

 

「もう殺して!私もろとも!!!」

 

轟は魂が抜け八百万は心が折れてガチ泣きした

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おいそろそろ行くぞここを出るんだろ」

 

その男は今だにプールで遊ぶしんのすけにそういった

 

「おぉ~こってり忘れてました〜」

 

しんのすけは水着から服に着替えて氷叢と名のる男とともに歩き出した

 

「具体的な目的地はあるのか?」

 

「ないよ〜まぁなんかあるでしょ」

 

「、、、、、少し聞きてぇんだけどよ」

 

「お?」

 

「お前の友達 轟の事だ」

 

それはただの興味本位だった

 

焦凍が普段どうしているのかすこしだけ気になった

 

「んん~そうですな〜オラの次くらいにはイケメンな男の子で〜」

 

「はぁ」

 

「優しくて〜かっちゃんと違って落ち着きがあるから頼りになって〜後は〜」

 

それはなんてことない話だった

 

その男はそれをただ黙々と聞いていた

 

(まぁ想像してた通りって感じか、、、)

 

「喧嘩してる途中に女の子の唇奪った時は流石に負けたと思ったぞ」

 

 

 

 

「、、、、、、、え?」

 

 

 

 

それは知る由もなかった衝撃だった

 

ていうか心の準備が出来ていなかった

 

そういえば前にあいつが来たとき様子が可笑しい時期があったような?

 

「、、、、どういう状況だったんだよ?」

 

しまったと思った

 

これでは完全な出歯亀ではないか

 

「ヒマなお兄さんもお好きね〜♡」

 

「氷叢だ」

 

「そんじゃ話しますか〜二人の愛の物語♡」

 

「身体をくねらせんな気持ちわりぃ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

このユメミーワールドは特殊な条件を持つものを吸い込む

 

【強い悪夢に連なる者たち】

 

これは轟家の焦凍、エンデヴァー、冷そして氷叢の男

 

ソレに連なる者たちは神野のメンバー

 

そして神野のメンバーは

 

【野原しんのすけの関係者】にも当てはまる

 

つまり実質【轟家】と【しんのすけ】の関係者が召喚される

 

 

 

 

 

ソレもより強い関わりがある者たちが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうなってんだよ!」

 

男は戦っていた【いつの間にか持っていた前の武器】を手に持って

 

「てかなんでいるの!?俺達死んだ!?」

 

「わからねぇよMr.!」

 

もう一人は【なくなったはずの腕を見ながら】久々にあった同士を見る

 

 

 

それは氷叢の男に連なる者たちそして今でも生存している二人  

 

 

 

 

 

 

ヴィラン連合のスピナーとMr.コンプレスだった

 

 

 

 

 

そして人型に絶賛囲まれ中だった

 

 

「俺はまだ死ねない!本を書き終えてない!!!」

 

「本!?」

 

「死柄木弔を死なせないための本だよ!」

 

「、、、そんなの書いてたんだお前」

 

死柄木と恐らく一番近くにいた存在、その関係は友達だったであろうスピナーが本

 

「読んでみてぇな」

 

コンプレスは背中合わせでその包囲を突破しようとすると

 

 

 

 

ボオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

「「!!?」」

 

それは見覚えのありすぎる【青い炎】だった

 

 

「オイオイまじかよお前らが来んのかよ」

 

男は二人に向かって歩き出す

 

二人の知る風貌ではなかったがその雰囲気に同じ人物である事を確信した

 

 

「「荼、!」」

 

「ストップだ」

 

「「むぐっ!」」

 

 

氷叢の男は二人の口を両手で塞ぐ

 

二人は高い体温に一瞬ジタバタしたが男は構わず続けた

 

「今は氷叢って名乗ってるお前らもそうしろそのほうが面倒がなくていい」

 

「「!」」

 

「ヒマなお兄さ〜ん大丈夫〜」

 

しんのすけがそこにやってきた

 

「この二人は知り合いだ!連れて行く」

 

「そうなの?オッケー」

 

「「誰!?」」

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

そこは上空だった

 

空の上から索敵を始めて暫く経つが人は見つからない

 

「ここがユメノナカなんて」

 

「実感は出来るけどスゴイわね」

 

 

 

 

 

 

【野原しんのすけ】の関係者

 

蛙吹梅雨と角取ポニー

 

 

「正直いきなりこんなところに来てどうしようかと思ってたけど」

 

「最初に出会ったのがアナタでヨカッタです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サキさん!」

 

 

 

角取の個性ホーン砲で空を進むのは三人

 

角取ポニー、蛙吹梅雨

 

そして角に座り込んでいる

ユメミーワールドの知識を持つ少女

 

 

しんのすけと同年代の少女

その顔は美少女と言ってもいいレベルであり紫がかった黒髪は長いサイドテールにしてある

服装は何故か赤いドレスを着ておりそれはかつての名残だと本人だけは気付いた

 

 

「私も良かったしんちゃんの友達に会えて」

 

 

貫庭玉サキ

 

別世界から夢を介してやってきたしんのすけの友達

 

 

 

 

 

 

 

 

今はこの世界には3チームが存在している

 

そしてその3チームが集まる中心にこの世界の核が存在する

 

この夢の世界で行われるのはある種の【ロードムービー】

 

イレギュラーがこの世界の彼らに何を残すのか

 

それはすぐにわかる事だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「、、、しんちゃんと、、、どういう関係?」

 

「!!?」

 

「サキさん?」

 

 

サキの顔は平静を装ってる風でめちゃくちゃ汗をかいている

 

 

少し会話しただけでなんとなく察してしまったから

 

 

 

 

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