嵐を呼ぶ!!ヒロアカイレギュラーズ!!!   作:サイセンサイ

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青く燃える魚骨

 

それはずっとユメミーワールドの中心にいた

そして自分を排除しようとするものの気配も察知した

巨体が浮遊する

それは巨大な魚の形をしていた

しかし突然燃え出した青い炎が魚を焼き尽くす

残ったのは黒焦げの骨と青い炎

だが浮遊し続けている

それは異なる2つの悪夢が合わさったバグ

 

巨大な魚は【青く燃える魚骨】へと変貌した

 

 

「何だあれ!!?」

切島が声を上げる

 

「燃えてるのに動いてる!」

緑谷も驚く

 

「皆さんでいう所の【ラスボス】というやつでしょうか?」

ネオが分析する

 

「確かに映画の怪獣だなあれは」

轟が同意する

 

「なら殺すだけだろ!行くぞ!」

「まちたまえ爆豪くん!」

「俺も行くぞ!!!」

そして【青く燃える魚骨】との戦いが始まった

 

 

空を飛べる爆豪、轟、エンデヴァーが飛んでいった

 

「私も行きます」

 

ネオが爆豪装備の再現をし爆破で空を飛ぶ

 

そして

「待ちなさい!」

「!」

 

断続的な爆破音を聞きネオが振り返ると、そこには自分と同じ事をしている八百万がいた

 

「アナタにできることは私にも出来ます!!!」

 

「そうですか私の足を引っ張らないでくださいね」

 

そして合計5人が魚骨に突撃

 

 

その時

 

魚骨が撒き散らした青い火の粉が地面に到達した瞬間 人型の炎に変わっていった

 

「僕たちはこっちを!」

 

「おう!」

 

下に残った緑谷、切島、飯田が冷を守りながら攻勢に移った

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「あれは!」

 

ホーン砲で浮かんで移動する3人の目にそれが映った

蛙吹達が戦闘する緑谷達を見つけたのだ

 

「サキサンは離れててクダサイ!」

 

「待って!私も行く!多分いったほうがいい!」

 

それは直感だったサキは自ら戦地へと飛び込む事を選んだ

 

「、、、なら私がサキちゃんを守るわ」

 

「私もデス!」

 

「ふたりとも!ありがとう!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

エンデヴァーの遠距離炎激を皮切りに爆豪のAPショット、轟の炎激、八百万とネオは爆弾を作っては投下する

 

空を飛んだ全員が魚骨を攻撃するが効果が出ている気配が無かった

 

下では緑谷達が人型の相手をしており火の粉をまき散らす魚骨を倒さなければ下での戦いも終わらないとすぐにわかった

 

その時

 

 

 

角が魚骨に体当たりをした

 

「加勢します!」

 

「「「!!?」」」

 

 

 

蛙吹チームがそこについた

 

「蛙吹!来てたのか!?」

 

「えぇ!」

 

「B組の角取さんまで!?」

 

「恐らく野原さん関係でしょうね」

 

「Watts?!八百万サンが二人!!?」

 

 

角取が二人の八百万に驚いていると隣から声が響く

 

「私なら止められるかも!」

 

サキが叫んだ周りは誰なのといいたかったが

 

 

ズズズズズズズズズズズズズズズ!!!!!

 

「!!? 魚が!?」

 

「肉が治っていく!?」

 

 

魚骨が元に戻り始めた そして動きが鈍くなる

 

(私の悪夢が元!なら私があれを相殺できるかもしれない!)

 

サキは祈るように両手を合わせる

サキは今、自分の悪夢を送り込んでバグとして生まれた魚骨の炎を相殺していた

 

経験もそうだがサキは元々が科学者同士の子どもその頭脳を使ってできる事を探り当てる

 

「動きがトロくなった!」

 

「今だ!行くぞ!」

 

合わさった総攻撃が魚骨を砕いていくが

 

 

ボオオオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

「あっつ!!!」

 

「炎を撒き散らしてやがる!」

 

「あれは!」

 

 

それはとある光景に似ていた

轟は思い出すオールマイト像の前で兄と戦ったあの時を

エンデヴァーすら焼ける炎に近づけない

そして下の人型たちも火の粉の数が多くなり続々と大群になっていく

 

「早くしねぇと下が物量で潰されるぞ!」

 

「クソが!!」

 

魚骨は高温を撒き散らし近づけるのは耐性のあるエンデヴァーと轟だけ

それ以外は浮かぶことすら出来なくなる

 

「熱!」

 

一般人のサキにはなおさらだった

 

「緑谷達のところに降りろ!」

 

そして下にエンデヴァーと轟以外が集まる

 

「俺達でやるぞ!焦凍!!!」

 

「わかってる!」

 

そして二人は突っ込んでいった

 

 

 

「うぅ!!」

 

「サキちゃん!!」

 

蛙吹はサキを見る

さっきの高温で火傷をしてしまった

 

「大丈夫!それより前を!!」

 

前には大量の人型がこちらに向かってきている

 

「レシプロバースト!」

 

「アンブレイカブル!!」

 

「SMASH!!!」

 

みんなが数を減らしているが増えるスピードの方が早い

 

「私が頑張らなきゃ!」

 

サキは再び悪夢を相殺するために両手を握りしめる

他の者も全力で抗う

しかし魚骨本体を倒さない限り終わらない

今、戦いは二人に託されている状態だった

 

 

 

「クソ!二人がかりでもだめかよ!!」

 

轟とエンデヴァーが合わさっても魚骨の火力の方が強かった

 

「すまん!俺がもう少し火力が高ければ!!」

 

「弱音はいい!攻め続けるぞ!!」

 

 

 

 

 

その時

 

ボオオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

「「!?」」

 

二人の間を【青い炎】がかすめ魚骨に当たった

 

 

 

 

「あ~あ外れちまった」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「固定マキシム機関銃です!全員離れなさい!」

 

ネオが兵器を作り他の者を一旦退避させ

 

「皆さんこれを!」

 

八百万が防火マントを作り出す

 

「ポニーテール!俺にもよこせ!!」

 

「言われなくても人数分用意しますわ!!」

 

数をある程度減らして防火対策をした状態で上の戦場へ戻る

飛べるものはそれを考えていたその時

 

 

 

 

「ヒャッハーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!

 

 

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

謎の奇声と共に銃声が響き渡り人型の数がどんどん減っていく

銃声の方を振り向いてそこにいたのは、まるで特殊部隊のようにフルフェイスと防弾チョッキを着て肩にかけたガトリングガンをぶっ放しているスピナーがいた

 

「まさか!スピナー!?」

 

「え!?ヴィラン連合の!?」

 

想定外の人物の登場

そしてその瞬間に頭をよぎるある人物の可能性

 

「お前いい大人がヒャッハーはないだろこっちまで恥ずかしい」

 

「うるせぇ!ゲーム好きの男なら一度は考えるシチュエーションだろこの状況なら!!!」

 

スピナーは目に見えてテンションが上がっていた それはガトリングガンをぶっ放しているだけではない 連合の時は利用され大した役には立てなかった しかし、今は違う好きだったゲームの知識が仲間の役に立っているそれが本当に嬉しかった

 

「ゲームをやってたから俺はあいつの役に立てる!!!」

 

 

そしてその瞬間真上から【青い炎の光り】が煌めいた

 

その煌めきを冷は知っていた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

予感はあった

 

ここが夢の中なら、収容区にいる俺と離れて捕まっているコンプレスやスピナーが一緒なら、距離を無視しているのなら

 

だが会ってどうなる?この万全な状態でどうする?

 

今さら焼こうとは思っていない

 

あったら何を話せば、、、

 

 

 

 

「ヒマなお兄さん熱いよ!もっとお客様に気を遣って!冷房機能とかないの!?轟くんみたいに!」

 

「割とシリアスに干渉に浸ってんのに話しかけんじゃねぇよ悪質クレーマー!そんで焦凍と比べんじゃねぇまた火が灯っちまったらどうすんだよ死ね!」

 

空中に青い炎を使ってしんのすけを背負った状態で飛んでいた氷叢は割と大きな声を出してキレる

 

 

前の二人を置き去りにして

 

「まさか」

 

「本当に」

 

二人は目を見開く 顔に火傷はないだが確信できる

 

目の前にいるその男は自分たちの、、

 

 

「後ろ!」

 

「「!!?」」

 

ボオオオオオオオオオオ!!!!!!!

 

魚骨が炎を噴射してきた二人はしんのすけの声でなんとか避ける

 

「少し待っとけ【事前準備】を済ませてからやるぞ」

 

「!?」

「何をするんだ!?」

 

「まぁ見とけ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「コンプレスお願い」

 

「予定通りアンタをオリジナルのところに届ければいいんだろ!」

 

コンプレスはサキの悪夢を個性で圧縮 そして走り出した

目指すはその子のオリジナルである貫庭玉サキのところ

早業を介し身軽なコンプレスだからこそ人型の大群をすり抜けてサキのところに行くことが出来た

 

そして

 

「ハイ到着!!」

 

緑谷達がいる乗り物に飛び乗った瞬間

 

「死ねぇ!!」

 

「どわっ!!!」

 

爆豪が本気で襲いかかってきた

 

「まさか長年の恨みをここではらせるとはな〜!!!!てめぇが俺を圧縮して誘拐してなんやかんやクソなことになったことを今だに思い出しては頭をかきむしる生活とはおさらばだ!!!!」

 

コンプレスに誘拐という実害を受けている爆豪は追撃を加えようとするが緑谷に止められた

 

「待ってかっちゃん!今は味方かも!」

 

「そうだ落ち着け!俺もこの世界から脱出を」

 

「関係あるか死ね!!!!!」

 

「ですよね〜!」

 

そして圧縮を解除 中からサキの悪夢が出てきた

 

「アナタ!」

 

「やっと合流出来た」

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「私をオリジナルのところに連れて行って」

 

「「ウオ!?」」

 

「お前は記憶の、、、」

 

サキの悪夢は氷叢が気絶した時に一度消えていた

 

そしてトラックの中に再び出てきた

 

ちなみにしんのすけは寝ていた

 

「多分私のオリジナルの力がいる」

 

「お前の本物ってわけか、、、で?具体的にはどうすんだよ?」

 

「ここはバグで成り立ってる世界なのだからあの子の純粋な悪夢である私が大きくなれば成り立ってる悪夢を相殺できるかも」

 

「悪夢を大きくってどうやんだよ?」

 

「私はあの子の悪夢つまりあの子のもっとも嫌な部分を知っているわ、、、そこをつつく」

 

「トラウマ掘り返して罵倒でもすんのか?」

 

「いや違う、、、前のときとは全然違う【新しい悪夢】をあの子に自覚させるの」

 

「新しい悪夢?」

 

「それは成長に伴って日に日に大きくなっていった【思春期】故の【自分の嫌な所】」

 

「待って、おじさん嫌な予感がしてんだけど」

 

「思春期って、、、つまり、、、」

 

「そうよ、あの子のことは全部知ってる、、、つまり」

 

 

 

 

 

   言葉に絶対に出せない想いを言葉にするのよ

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「というわけで誰かその子押さえといて」

 

「待って!なにする気!!?」

 

猛烈に嫌な予感がしたサキは悪夢を止めようとしたが

 

「合理的にいきましょう」

 

ネオが羽交い締めにする

 

「【あなたの重さ】を言葉にするわ」

 

「重さ!?」

 

「えっと耳塞いどいたほうがいい案件かしら、、、」

 

蛙吹が状況的にそうするべきではと言葉にするが

 

「いや、そっちのほうが力が大きくなるから絶対」

 

「だから何をする気!!?」

 

「覚悟しなさい!あなたが今なお胸に抱き続けているむき出しで裸んぼの恋心を遠慮なしに言葉にするわ!」

 

「わたし別に恋心なんて!」

 

「今なおそのレベルだからこれから苦しむことになるのよ」

 

 

 

これから始まるのは【思春期の悪夢】成長したことで募ってしまった新しい感情そして重さの証明

 

 

簡単に言えばサキが恥辱で死ぬ

 

 

 

 

 

 

 




※青く燃える魚骨のモデルはスーパーマリオギャラクシーのキングボーネです
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