他校にバラ撒かれたトリガー・ボムは全て暴発する前に回収
雄英高校を襲ったクニエダは肉塊にされ確保
怪獣クリラも倒された
花の軍隊は今だ交戦中だが他校の問題が片付いた以上 教師陣も戻って来る
ロボットは倒された
あとは中の人間と花の軍隊を止めれば全て終わる
そう終わる
それはジャスティス・ラブの最も憎む概念だった
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「全ては私の計算通りだ」
「今ツッコむ余裕ないから!!」
生徒たちはロボットの中から首謀者と思われる人間を確保
そして花の軍隊に全力を注いでいた
今ジャスティス・ラブは塩崎の茨で拘束されている
ぶりぶりざえもんは発目明と一緒に救出?された
ちなみに発目明は試作の為に装甲をはぐのに夢中である
「あとは花の怪獣だけだ!行くぞぉぉぉぉ!!!」
皆が花の軍隊に向かっていく
だが間が悪かった
ジャスティスから目を離してしまった
ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ!!!!!
「「「「「!?」」」」」
生徒たちが目を見開く
それはワープゲート
あらかじめ上司であるジャスティスから指示されていた
そして命令のままに白雲朧は【瓶】を投げた
その瞬間ジャスティスは妄執でドクンと肉体を覚醒させ【瓶】を噛み砕いた
それはマスキュラーが飲んだ【動物化ドリンクDX】
「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
肉体がバキバキと膨らんでいく 茨が力尽くで引き千切られ解放される
「モオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
皮膚がぶ厚く変わっていくそして筋肉が肥大していき頭からはツノが生えていく
それはDXであるためにただでさえ力強いのに普通を超えた巨体を有する
もはや怪獣と同じだった
バッファロー(巨大)
それがジャスティスが変化した姿
ジャスティスは覚醒した直後に走り出した
そして
ワープゲートに向かっていく
(クソが!態勢を立て直す!黒霧に飛び込んで撤退だ!俺はまだ終わらない!俺は主役だ!永遠だ!!)
奴は敗北など認めはしないそんなことありえないと本気で思っているからだ
その意思と自尊心は褒められるレベルだったが奴はその使い方を間違えた
そこに魅力などないそこに正義などないそこにカッコよさなどない
そしてこの世界ではなおさらだった
何故ならこの世界には
主役も脇役も超越したヒーロー達がいるから
「!」
ジャスティスの危機感知が発動した
迫りくるのはテープ
「クソ!避けられた!!」
セロファンのテープをジャンプして避ける
だが
ピタァァァ!!!!
「なに!?」
バッファローの後ろ足がなにかに止められた
「逃げんじゃねえ!!!」
グレープジュースのモギモギ
彼らはB組からもたらされた情報から【危機感知】の事を想定していた
危機感知をどう対応するか
簡単だ 対応を出来ないほどの速さで対応すればいい
それを可能にするのはチームワークによる連携
【ヴィランに何もさせるな】という言葉を有言実行するその姿は既に学生の域を越えている
「あの目!!爆豪っぽいな!!」
バチバチバチバチバチバチ!!!
チャージズマの電撃
「流石に爆豪に悪いよ!!」
PINKYのアシッドマン
「頭を狙え!!」
シュガーマンのシュガーラッシュ
「言われなくても俺拳!!!」
リアルスティールの俺拳
ヴィランが巨大バッファローになるという異常事態に即座に反応して対策する
今のジャスティスは戦車以上の馬力と巨体を持っているにもかかわらず一方的にやられていく
何故ならここは雄英高校だから
パワー系や巨大化型の対応など授業で習うことだからだ
たとえ危機感知がなったとしてもそれからはもう抜け出せない
それはまさしく【嵐】のごとく止まらない
(あと少し!あと少し進めばワープゲートに!!)
ジャスティスは総攻撃を受けながら飛び込もうとした
(ここだ!!)
そしてワープゲートへジャンプした瞬間
ワープゲートの裏から二人が顔を挟むように出てきた
「ここに飛び込むとわかってたから!」
「準備してたんだよ!!」
B組の二人がバトルフィストとファントムシーフが最後を飾る
大拳をコピーしたファントムシーフはタイミングをあわせてそれをぶち込む
顔の両側からの衝撃は逃げ場がなくダイレクトに脳に叩き込まれる
「「双大拳!!!!!」」
ドオォォォォォォォォォン!!!!!!!
バッファローの顔が巨大化した4つの手に挟まれた
「か!」
その衝撃は周囲に風を吹かせるほどでジャスティスはそれをダイレクトに味わった
「お前には聞きたいことがある」
「今だに目が覚めないブラド先生のためにもな!」
まだだ!
俺は諦めない!
俺は主役!
目も脳も回るそれでも今だ自分を疑わない
だがそれすら【もう消える】
パキィン
「!?」
「え!」
「何だ!?」
ジャスティスの身体にヒビが入った
奴は元々 培養心臓の力で召喚された
度重なるダメージでその身体は限界を超えた
トゥワイスの分身がダメージを受けたら消えるように
ジャスティスもまた分身に過ぎなかった
「バカな!!!!!」
パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ!!!!!
ヒビが身体中に広がっていく
足の先端から砕け散り消えていく
ジャスティスの頭に浮かぶのは前の自分が最後に見た最悪の光景
その三文字が自分を終わらせる
「俺は、、、主役、、、だった、、、のに、、、こんなの!、、、間違って!、、、、まだ、、おわり、、たな、、、い、、」
パキイイイイイイィィィィィィィン!!!!!!
「身体が、、、、、消えた?砕けた?」
【ろくぼす】の一角が消えた
そしてヴィラン達は身構える ヒーロー達も身構える
これからの戦いに向けて更に動き出す
おわり は はじまりなのだから
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ふむ
私の出番も終わりか、、、
まったく散々だった、、、
いや別に死ぬわけじゃないぞ!
もとに戻るだけだ
だが
そうか
お前が眠っている間あいつ等を守るために私を呼んだのだな
まったく人使いが荒いやつだ、、、
まぁ私は救いのヒーローなのだから仕方ないが
ちゃんとお助け料を要求する
お助け料1おくまん円 キャッシュレスも可
「あれ?ぶりぶりざえもん?」
そしてそこに落ちていたのは【ストーン】だった
そして眠っている彼らの手がピクンと震えた